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2005年7月の2件の記事

2005年7月 7日 (木)

画竜点睛?

昨日ウインドーレギュレーターを闘ってたクアトロポルテなんですが、ようやく作業が終了してドアの内張りもキレイにしつらえて、さあ、準備万端、あとは外装の仕上げだけと思っておりましたら、ドアを閉めてタイマーが切れても室内灯がボンヤリと点きっ放しになる症状が・・・。あーあ、配線図が出てきちゃったヨと思ったら、絡んでるリレー系統がダッシュボードのメータークラスターの裏に一つ。ドアの中のドア灯&室内灯を制御するマイクロスイッチあたりもアヤシイ。トランクルームの中のヒューズボックスにもなんかある。そもそも当の後部室内灯のハーネスがすんごく短くて(専門用語では、「配線の余長が短い」という)なんとか引っ張り出せないかなあ。あ、Cピラーの内張りはずそ!などなどの種々のご要望により(泣笑)またまた、ぜーんぶバラしましたよ、ホントにもう!うー、拷問だ、まさしく、こりゃ。昔、どっかの国で捕虜に朝から晩まで地面に穴を掘らせて、さんざん掘れたなと思うとこんどはそれを埋めろと命じる拷問があったと何かの本で読んだことがありましたが、これは、肉体的な責め苦よりも、精神的にマイるそうです。その労働になんの意味もないから達成感もなく、来る日も来る日も同じシゴト。コイツは効きますヨ(泣)。それを思えば、我々はまだ楽。もうかんないけど、毎日襲い来る万難を一つづつ脱して納車に1ミリでも近付ければ「達成感」だけは毎日味わえるもんな。で、昨日のうちに室内灯問題も無事解決!今日は写真のように仕上がりつつあるクルマのヘッドライトをはずしてレンズの裏表や本体をキレイに仕上げてます。クアトロポルテやギブリなどのヘッドライトレンズはメルセデスのように簡単にバラせる構造にはなってません(例によって:笑)。クリップはなんとなくハマってるダケ。本体とレンズの接合は、シリコンシーラントをゴッテリ塗りこんでとめてあります。そのシーラントをレンズを割らないように取り除くのは、まさに至難の業。ウチでは「ルーティン」ですけどね(泣)。お相撲でいう蹲踞(そんきょ)の姿勢(ヒラたくいうとウ○コずわり:あー、お下品!)で、片側2〜3時間かけてシーラーをホジくりだします。ああ、コシが痛てえ!ヒザが伸びねえ!でも、ここは本当の戦場とは違って、家に帰れば「今日の達成感」を肴にビール(ホントはその他の雑酒②だけど:笑)も待ってる。有難いことではありませんか。ともあれ、お待たせしました。納車のメド立ちましたヨ!
エンジンはこの通り
あれ?目ん玉は?
ライトレンズを洗ってるんだ、これが

2005年7月 6日 (水)

イタリア人って・・・

うー、ホントにご無沙汰いたしております。御約束の毎日投稿はすっかり反故にされ・・・。多くは申し上げますまい、ごめん!(笑)さて、闘いの日々は続いておりますが、現在戦闘中(笑)のネタをば。クアトロポルテ、週末に納めるべきクルマなのですが、一昨日壊れました、リアウインドーレギュレーターが(しかも左右ともに:泣)。樹脂のアウターチューブが折れてます(1枚目の写真)。せっかく美麗に取り付けていたドア内張りもまたまた外されて、アッセンブリー交換です。例によって、材質選定、設計、ともに間違っている模様(笑)。チューブを眺めると、そこには「POM」の文字が・・・。「ポリアセタール樹脂」、「エンジニアリングプラスチック」です。こいつらは「熱可塑性(ある程度の高温で固まる性質)」の樹脂である上に油脂や溶剤にも侵されにくい特性があるので、それがアダとなって、「溶着」や「接着」が不可能です。だから、本体まるごと「ポイッ!(泣)」。モーターもレールもピンピンしてるのに。あー、もったいな!エコもへったくれもありませんね。エンプラ(エンジニアリングプラスチックの略称)のパーツ設計は、最高レベルの金型技術や成型時の品質管理が必要で(まあ、日本やドイツでは膨大なマンパワーとデーターベースにあるノウハウを駆使して普通にやってますが)、2番目の写真にある新品を3番目の写真にあるように押し縮めて取り付けさせる設計をしているようではイケませんな。これじゃ「樹脂の降伏点」を越えてる。「壊れるように作ってある」というシロモノ。分かっているのに、またそれを苦労して取り付ける我々、嗚呼!
で、こんなふうに・・・
大文字のN
小文字のn

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