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2008年8月 1日 (金)

クアトロポルテと暮らしてみませんか〜ガンディーニの疾駆するオブジェ(その3)


GBCbf001.jpg(前号からのつづき)
はあ、ようやく「本題」に近づいてきたぞー(笑)。先程の「コーチビルダー」。これのイタリア版を「カロッツェリア」といいます。カーオーディオシリーズの商品名としておなじみ(これの新発売時のコマーシャルにはベルトーネ(後述)ストラトス・ゼロが出てまして、まだ新番組だった頃のカーグラTVの幕間によく流れてました、って余談ばっかし!)ですね。本来のカロッツェリアとは、主に「シンデレラの馬車」を造っていた人達が(魔法使いのばーさんのことじゃないぞ、念のため)、富裕層のための自動車を造るにあたって、エンジンとシャーシは自動車専業メーカーのものを流用した上で、ボディのデザインと架装・儀装を施し、製品化していく業者の事です。イタリアだけでもピニンファリーナ、ベルトーネ、ツーリング、ミケロッティ、ザガート・・・、挙げれば古今大小さまざまなカロッツェリアが存在しました(もちろん現在でも)。
斯くの如きカロッツェリアのデザイン部門には、美術・工業・工芸に秀でた世界屈指の実力をもつデザイナー達が切磋琢磨しながらひしめき合っております。1970年代、こういった実力派デザイナーがもっとも輝いていた時期、「マルチェロ・ガンディーニ」は名門ベルトーネ社の「チーフデザイナー」でした。その頃の代表作と云えば、名にし負うランボルギーニカウンタックLP400、ランチアストラトスHF、マセラティカムシン・・・。どうです、これらのクルマ。実性能や実用性は、この際、脇に置いといて(笑)、その圧倒的な存在感・塊(オブジェ)としての際立った造形美は現在までそれを超える物が無い、天上天下唯我独尊な第一級のデザインと云えましょう。
対して、「クルマの実性能や実用性を脇に置いとかない派(笑)」のイタリア代表選手としては、あまりにも高名な「ジョルジェット・ジウジアーロ」の存在も忘れてはなりません。ジウジアーロは60年代にベルトーネ社のチーフを務め、70年代に入ってからは、自身のデザインスタジオ「イタルデザイン」を開設、早速手がけたマセラティボーラ&メラクではミッドエンジン車らしからぬ居住性を与えながらエキゾチックスーパースポーツに不可欠な「押し出し」さえ品格を損なわずに実現。初代VWゴルフでは、フォルクスワーゲン社の当時の悲願「ビートル(VWタイプ1:カブト虫)の後継車」開発にその天才ぶりを遺憾なく発揮。世界にゴルフ旋風を巻き起こし、西ドイツ(当時)のVW本社は、ようやくカブト虫の製造をやめることができました(それまでの後継車候補は、皆商業的には失敗作だったんですから、そりゃーもう、大変な功績ですね)。
話をガンディーニに戻しましょう。時代は下り、ガンディーニのデザイン工房に、マセラティ社から依頼がはいります。お題は「ビトルボ系のブラッシュアップ」。80年代に突入してすぐにデビューした「ビトルボ」。デザインテイストは明らかに70年代後半の「ボクシー(箱型)」なものでした。これらのプラットフォームと基本構造を全部生かしたまま、90年代を全部乗り切れるものにして欲しいとの、なんともマセラティ社らしい(笑)勝手極まるご注文。ガンディーニが「やって見せましょう!」といったかどうか、とにかくもそのプロジェクトの帰結が「シャマル」そして「ギブリ(Ⅱ)」はたまた当項の主役「クアトロポルテⅣ)」なんです。そのシゴトぶりたるや見事と云う他はありません。「シャマル」は「ギブリへの一里塚」的な色合いが濃く、実験車的な妖しさがなんともソソります。「ギブリ」は、ボディのインナーパネルや足回りなどを、まだ流用していたせいで、そこかしこに「222(ビトルボ系2ドア車)」の香りが見え隠れこそしておりましたが、どうして、どうして。それは我々「マセラティ漬け(笑)」のヒトたちだけが分かるのであって、素人目には「222とギブリ」、全く別物にしかみえませんね。ブリスターフェンダーの効果的な使用法の、顕著な(そして稀有な)デザイン上の成功例を一気に2例も見せてくれました。さすが天才!
(次号へとつづくのであった。)
shamal12.jpg

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コメント

しかしイタリアにはキラ星の如き天才デザイナーが
ひしめいてますな。
みんな違うんだよね〜。不思議と…。

「ガンディーニ」は彼らの中でも最も彫刻的、建築物的造形が
色濃くて、私的には最もイタリア度が高い。
ピニン・ファリーナはもっと洗練(巧く言えない)されてるし、
ベルトーネは、なんだか宇宙船っぽい(笑)
まぁ時代にもよりますが、とりあえずみんな凄い。

更に続編に期待。

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