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2008年8月28日 (木)

ガンディーニのクアトロポルテ(その15:エンジンの⑤)

はい、お待たせしました!今日の授業(笑)は、
冷却系のキモ⑤:ラジエターサブタンク(品質極悪、超低寿命、但し価格は低廉)
のハナシですね。・・・って、こんな、うすーいネタでいったい何行書けっていうのかしら(笑)。

まず、エボ未満クアトロポルテについている、デ・トマソビトルボ由来の、このサブタンク、スグ膨らみます!歪みます!しまいにゃ割れます!(笑泣)
対処法は唯一つ、こまめな新品交換。コレに尽きます。但し、前回書きました様に、ここダケを「攻撃」するのは、却って逆効果になってしまう恐れもあるため、現在、冷却系統の整備履歴が怪しい、エボ未満クアトロポルテをお持ちの方は、このブログ見たからといって、スグに交換しなくて結構ですヨ。毎日始動時にサブタンクの冷却水量をチェックの上、水道の水を足してください(飲料用ミネラルウオーターは不可)。LLC濃度が薄くなってきた場合は、ホームセンターでも容易に手に入る、「トヨタ純正キャッスルLLC(緑)」で充分ですから、これをタマに足してください。ラジエターの水がかなり減るのは、サブタンク以外の要素(ヘッドガスケットがイッてるとか、ヒーターホースが漏ってるとか、ヒーターコアがダメとか)が考えられますので、ちゃんと直しましょう。スゴくカネ掛かりますけど。
間違っても、ホームセンターで売ってる「水漏れ防止剤」のたぐいは使わないよう。取り返しのつかないコトになり得ます。

さて、当店では、このサブタンクが4期に分かれているコトを確認いたしております。

①:オリジナルビトルボについていた新品時に乳白色のもの。この時期のものは結構長持ちした。

②:リターンホースの継手部の位置が変更になり、それに伴い、リターンホースも(L型)と称する形状のものに変更する必要が生じた。この②時期がクアトロポルテ前期型時期に相当すると思われる。

③:材質変更になり、新品時の成型色が半透明に。明らかに「ポリ系」の素材にみえる。見た目も安っぽい。出現当初、「これで、寿命がさらに延びるのか?」と半信半疑で期待をしたが、期待通りに「やっぱダメ(笑)」。ぜんぜん持たなくなっちゃった。これが、クアトロポルテ後期型あたりの時期。この時期に供給されていた補修用パ−ツとしてのサブタンクもこの時期のもの。だから全部ダメ。「マセラティ原理主義者(笑)」の我々としては、しょうがないけど。この時期のサブタンクには「苦い思い出」が数多くあるので、あんまり思い出したくない(泣笑)。

④:で、(対策っつーか、なんつーか)もとの材質に戻ったと。でも心なしか①②の時期のモノよりも全体的に肉が薄い気がする。現在、市場に流通している殆どのクアトロポルテは、数次のサブタンク交換を経てきているので、大概この④が付いている。

サブタンクを見切るタイミング→まずドレーンホースを見よ!

当店では、納車時整備において、すべてのサブタンクとキャップ、そしてキャップの根元に付くサブタンクドレーンホースを真っ透明な新品に交換してお納めしております。それには意味があるんです。ひとつはエンジンルームの美観(アホ:笑)のため。もうひとつは、サブタンクの注入口部が異常変形していないかどうかの判断を、シロウトさんにも容易に出来るようにするためなんです。この透明なホースを経由して、たびたびドレーン口から(オーバーヒート状態ではないのに)噴出したLLCが流出し、右フロントフェンダーのフェンダーライナー裏を通って地上に垂れているマシンは、この透明ホース内にLLC独特の鮮やかな緑色を呈しますので、「あっ、こりゃタンクダメだわ」とすぐに分かるという寸法です。ウチのお客さん方、知ってた(納車時には一通りご説明しているんですが、みんな忘れてるよなあ:笑)?
なんで、当店では、こんなに神経質に冷却系統に拘っているのかというと、これがマセラティの「イタ車にしては管理しやすい低めの水温」の「元締め」だからです。マセラティを知ってる同業者諸兄もここの重要性は認識してるハズ。

小学生の理科の問題。

問い「水は何度で沸騰するでしょう?」
答え「100℃」

ですね。

「じゃ、どうして自動車エンジンの水温は、100℃を超えても容易には沸騰しないのでしょう。」
これは、高校物理の問題かな。よーわからん、ワタシはコレでも文科系(笑)。

「エチレングリコール水溶液だから沸点が水とは違う(上がる)」正解の一部ですね。
「水は加圧することにより、沸点があがる(100℃で吹かなくなる)」これが正解の続き。

これで、冷却系統の管理がいかに重要か、お分かりになって頂けたと思います。

今日の授業はここまで!キーンコーンカーンコーン。
「きりーつ」「礼!!」お疲れ様でした。
(で、あしたにつづくと。)

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コメント

LLCの話なんか納車の時、聞いたっけかな〜?
コーフンしてて覚えてないだけか?

LLC大噴出は、かつてALFA ROMEO某車種でやらかしました〜。
右折専用車線の先頭でボンネット隙間から凄い蒸気が…
電動ファンの故障が原因でしたが、
夏場はファンが止まってから、大噴火まではあっという間です。
みるみる水温計が上昇、赤ランプが点くと緊張は頂点に…
ボンネット内はバスクリンのお湯をぶちまけた状態です。

隣のバイクの人が恐ろしがってました〜。
爆発でもするかと思ったようです。

デポ製マセラティではこの辺は安心できます。
が、自分でもチェックしませう。

いままで3台納車してもらったが、こんな話は聞いてない!!・・・と思うよ。いや、こんな面白い話ならおぼえていると思うんだけど。実に面白い。

水漏れ防止剤を使うと、どうして取り返しのつかないことになるのか教えてください。いえ、僕は使ってません、本当に。

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