やっぱ、マセラティにはお祈りが大切(笑)
こんばんは、皆の衆(笑)。
もー、最近コメントの毒気が強すぎて、一般のお客さんには理解不能なトラブルねた書くのは「ホンのちょっと」にして(笑)。お願い、頼むよー。まっ、ぜーんぶ実話なんですけどね(爆笑)。
このブログを見て、「いつの日にかマセラティを」と思っているアナタ!決して「ヒカ」ないでください。マセラティには、オーナーの祈りが通じますから。
現に、昨日の「松戸のS」さんのコメント、「河口湖でパーコレーション(正式にはフューエルベイパーロック現象の発生)」のオチは、「でも、結局自走して帰って来れた」んですよ。そこ書いてくれなきゃ(泣)。
ダメだ、ダメだとくさしていると、マセラティはどういうわけか云うことを聞かなくなります。
先日は、3200GTに、やはり上記の「松戸のS」さんの症状と似た症状が頻発するクルマがありまして、継続車検のついでにシュートしようということになり、東京の南のはずれから、北のはずれ(練馬)の当店まで、「真夏の、東京の、渋滞」を潜り抜けて「自走」で乗ってきて頂きました。「きょう、どうです?」とワタシ。「うーん、なんでもない(症状出てない)」とお客さん。「じゃ、お預かりして様子見てみます。じゃーねー。」とお客さんが帰って、「さあ、置き場に回送するか」とスターターを回したら、もう、うんともすんとも掛からない(笑泣)。しかし、我々にとってこれは、トラブルシュートの大チャンス。症状が出たり引っ込んだりするヤツのシュートが一番大変なんです。こうやって、ハッキリと「ぶっ壊れて」くれている方が原因探求がしやすいモノ。
30分くらい、シュートして、2個あるフューエルポンプがどうも「両方」お逝きになってる様子。「2個同時にぶっ壊れるコト」はあんまり考えられないんだよなあ、と思いつつも、とりあえず、辺りは夜のとばりも降りてきて真っ暗に。置き場への回送は諦めましたが、なんとか、店の中には仕舞わないといけない。「えー、押すのー?(泣)」と怨嗟の声が上がります。いや、重いのよホント、3200GT。で、ワタシが室内に乗り込みまして、メータークラスターを撫でながら、「いやー、アンタ今日は良く頑張ってここまで来てくれたねえ。このお客さんホントいいヒトだもんね、よくやった。でもね、オレたちも愛してるからさあ、お願いだから、一分でも30秒だけでもいいから、エンジン掛かってちょ。おぢさん達、もう、クタクタだから。ホント頼むよー。」と儀式を終えて、セル一閃。「がるるるるー」と一発始動。もう全員で爆笑しました。ホントカワイイヤツ。
もう、なんつーか、「間」がいい。笑いのツボを抑えてる。昨今のつまらんお笑い芸人など足もとにも及ばぬオモシロサ&人間味(笑)。なにせ、さっきまでは何やっても掛からなかったんですから。おかげで、長い間悩まされた出たり引っ込んだりするトラブルもようやく真犯人を特定でき、解消。クルマに愛情ある、持ち主のお客さん自身の観察眼(トラブル発生時の状況説明のおハナシがマトを得ているので、原因の推測にたいへん役立つ)と、マセラティの「一発芸」と我々のネバリが三位一体となって、結果を出すコトが出来ました。お客さんは大変寛容で、ウチのポカも笑って許してくれました。それも、マセラティを愛するゆえのコトと理解して、気を引き締めていこうと思いました。有難うございます。
ついでに、もう一題。
これは、一昨日のハナシ。関西からわざわざマセラティをご覧になりたいと、あるカップルが来店されまして、ワタシの運転で、マセラティの試乗をして頂きました。すっかり堪能して頂いた上、来年あたりに本気で考えてくださるとの由。「じゃ、お気をつけてー!」と送り出し、「雨も降りそうだし、クルマ仕舞おうか」と弟が乗り込み「セル一閃」。「かっつん」。もいちど「かっつん」。「ぎょえー、セルしぼーしたあ(泣)」これは、スターターモーター内部で磁石が落っこちた時の典型的症状。こんどは、押しました。兄弟三人で仲良く。いやはや、マセラティはヤッてくれます。でも、試乗の時には、なんの兆候も無かったんですから、もう、何と云ったらよいものやら。「とりあえずスゴイぞ、マセラティ!」とホメておきましょうネ。
祈りましょう!やっぱ、みんなで(笑)。
今日は、とことん毒気がツヨかったな。
でも、マセラティは断然面白いですよ。
(フォローになってるんだろか)
人気Blogランキング
右のどっかにある(笑)
スイッチを押していって
くださいね。お願い!
« ガンディーニのクアトロポルテ(その28:エンジンの⑱) | トップページ | それでもオカルト(笑)は、信じちゃいけませんヨ。 »
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
« ガンディーニのクアトロポルテ(その28:エンジンの⑱) | トップページ | それでもオカルト(笑)は、信じちゃいけませんヨ。 »
ビトルボを購入する時に、「真夏の渋滞には気をつけてくださいね。パーコレーション起こして停まっちゃうかも知れません。あ、走ってれば大丈夫ですよ」と、告げられたため、ちょっとした渋滞でもドキドキしちゃいますが、幸いにもビトルボが動かなくなった事はありません。
暖まるまでエンジンの回転が非常に心もとないですし、始動時もセルがキュルキュルと10回程度、音を立てないと火が入らないのは不安でもあり、愉快でもあり。とにかく、機械を動かしてるんだな〜、と実感します。しかも、むっちりの茶革シートに座りながら。これってとても変だ。クルマとしたら本当におかしなコンセプトだ。笑える。楽しい。しかも素敵。
投稿: Ryo | 2008年9月17日 (水) 20時49分
いやはや、マセですねぇ!この話。マセにトラブルが無くなったら俺は愛せるかなぁ。。。トラブルが出たとたん僕の顔は綻び、ニャ〜! マセはこうでなくっちゃ!! そら来た! 高速で止まった時も、どうしよう!の前に独りでニヤニヤしてましたから。だから可愛い! 気を使い労って乗らせて頂く。これが僕の持つ車に対する感情。乗り捨てなんて絶対無理ですよ!もうマセにハマって10年以上。他の車に乗り換えても必ず頭の中に有り比べるのはマセ。親戚一同俺をバカ扱いするけど全く気にならない。彼らはマセの素晴らしさを一生涯味合わずに送ることでしょうが、僕は体が味わってる。これは大きい差だと思う。なんて言うか、作り手と、乗り手が車を通して会話出来る。こんな車はそんなに有りません。アメリカからマセラティが、撤退する少し前にキャンペーンを張った。その時のキャッチフレーズが、 You only live once. Do it in your Maserati と 言うものでした。正にイタリア人の心を捉えた良いキャッチフレーズ!! メチャクチャ共感しまくりでしたわ。。シャマルとポルテの二台体制。頑張って愛すぞ〜! マセラティ!!
投稿: 蝉夫 | 2008年9月17日 (水) 20時50分
このたびはたびたびお手数をおかけしましたが、岡本三兄弟の執念のトラブルシュートにより、例のオイニーツイキー(笑)の件も一段落。
これからの季節、気持ちよく走れそうです。
これに懲りずにぜひまたお世話してくださいね!頼りにしてます。
投稿: ナデナデされながらの口説きに弱い3200GT | 2008年9月17日 (水) 21時36分
祈り、愛撫、囁き。これを恥ずかしげもなくやれる事こそマセラッティへの道第一歩です。マセラッティを買おうかな、と考えているあなた、言えないんならハンドルにキスくらい出来ないと・・・あっ、舐めちゃだめ、舐めちゃ。
投稿: りゅたろう | 2008年9月18日 (木) 01時12分
そうです。
自走で全く何事も無く帰りました!すっかり結果を書き忘れましたね。失礼!
う〜ん、当時は祈りが足りなかったかも…。
次回からはネプチューン様にお祈りを捧げようっと。
私、一時、精神(想念)が物質に与える影響、と言うのを真面目に
最先端物理学の本や密教系の本を読んで研究してました。
皆さんがおっしゃる祈りも、まんざら冗談とも言えないのです。
その成果を自らが活かせなかった〜。
投稿: 松戸のS | 2008年9月18日 (木) 01時22分
そう。祈ればちゃんと5気筒エンジン状態も6気筒に戻る。。
投稿: masepon | 2008年9月18日 (木) 10時36分
いつもご苦労様です。
MASERATIは本当に面白いと思います。
エンジン始動時の音、振動、ドアを閉める時の音や重厚感、
低速走行、高速走行、加速時など走行中のあらゆる場面で
さまざまな特性や顔を覗かせてくれます。
しかもすごくかっちょいーです!!
本当の意味でのグランツーリスモだからなのでしょうか
飽きさせないソースがたっぷりしみこんでいるようで
いつも新しい発見があり楽しく顔が緩んできます。
その反面、補助機器類やちょっとした電装品などの品質の悪さ
はご存知の通りだと思いますが、その昔、今の価値で何千万
相当の本当のグランツーリスモを手がけてきたメーカーが
五百万から一千万程度の車作りを急遽することになれば
おのずと無理が出るのは仕方の無いことだと考えます。
悪い評判もあることは事実かもしれませんが、もっと本質を見て
頂ければそれも理解できるのかもしれません。
ですがその反面、愛をもって接すればその本物の香りを
五感?で感ずることはすぐにできます。
これからご購入を考えていらっしゃる中で悪い事も知りながら、
でもやっぱりここが好き とか ここがかっこいいから気になる、
忘れられない、寝る前に必ずカタログや本の記事を何回も
読んでしまう。 トイレでも読んでしまう。
友達とあってもその話しかしない。
それでは飽き足らず毎日嫁さんにマインドコントロールいや
違ったMASERATIの良さを昏々と話してしまう。
等の症状がおありであればすぐにマイクロ・デポさんの門を
くぐりもっと広く深い話を聞き実車をみて下さい。
もう舞い上がってしまいますヨ!
私は一般的なサラリーマンですが維持費も何とかなっています。
マイクロ・デポさんを含めたMASRETIとの付き合いは人生
の良いスパイスであり良い思い出になるはです。
愛と憎を含め惚れ込む価値はあるとおもいます!!
ホント楽しいですヨ。
投稿: ひこうき班長 | 2008年9月18日 (木) 12時18分
学生時代に白の内装に木目のマニュアルのシフトノブの222を始めて見た時、なんと趣味の悪い成金趣味のカローラもどきだろうと思ったことが思い出されます。通学路だったため毎日内装を覗いて見るうちに、その思いはこんなに高級感のある質のあるぬくもりは何だろうに替わっていきました。そして95年にクアトロポルテが出た時には、このマセラティを将来手に入れようと心に誓いました。それからは雑誌にあるマセラティの記事を読みあさり、敷居の高いディーラーで試乗とカタログ集めに精を出し、ネットでマセラティの検索をする毎日。そんななかマイクロデポのページにたどり着き、いったい今まで何回アクセスしたか分からないほど見てきました。ここにはマセラティを愛している自分の琴線に触れる何かがある、と感じました。そしてこのブログも空白だった長い期間、ああ今日もブログが更新されてない...と毎日毎日覗きながら残念に思っていました。そしてようやく昨年、念願のデポルテを手に入れることができ、うれしい限りです。95年から今まで一度もこの車を凌駕するほどの魅力のある車はなく、そして今後もないであろうと思います。(とはいってもトヨタ2000GTとかミウラとか993とか嫌いじゃないです。現行のマセラティは僕の求めていたものと違います。)デポに関する心配事といえば経営者が目上の方なので自分の生涯にわたって車の面倒を見ていただけるのかどうかということです。定年がある??後継者を育てる??今のまま頑張って欲しいです。
投稿: うっくん | 2008年9月18日 (木) 14時03分