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« 今週(8/30〜9/5)の、コメンテーター諸兄におくる感謝と伝言 | トップページ | ガンディーニのクアトロポルテ(その24:エンジンの⑭) »

2008年9月 6日 (土)

ガンディーニのクアトロポルテ(その23:エンジンの⑬)

(本日二回目の投稿)
まーね、ホントは昨日も、戦後の「川崎」がこしらえた「オートバイ」方面にも、興味深い「機構」をもってるモノがあるんで、その辺だけでも「10日は、こなせる」くらいのハナシがあったんですけど、やめときます(グスン:泣)。ヒコーキ話の方は「日産」で締めなんですけど、昨日お話した、「ハ40」発動機と「異母兄弟」とも云える「熱田(アツタ)」エンジンを造った愛知飛行機(のちの愛知機械工業:戦後はジャイアント三輪トラックや軽自動車コニーの製造で有名。昭和40年代に日産自動車に吸収された。)のハナシは、一昨日のコメントにて「ひこうき班長」さんが、非常にまとまりのある文章で分かりやすく説明して下さってますので、省略します。また、「日産」は、「プリンス自動車工業」も吸収しており、これは「旧中島飛行機」の一派なんですが、スバルの内容と重複しますので、戦時中のハナシは、さらっと、流します。で、その後の歴史も、「プリンス スカイライン」と検索すれば、それこそ、モーイヤと言うほど「プリンスおたく」は居ますんで(笑)、そちらにまかせます。ワタシ、スカGとか、あんまり好みではないもんで(いや、書いていいならこのネタだけで軽く5日はもつんだが)。でもね、自動車エンジン技術的には、この「プリンス」の説明はキチンとしておきたいと思うのですが、みんな、聞く気ある?(笑)

マセラティに乗るくらいの「変態さん」たちは、これくらいは覚えておいてもいい、「S20型エンジン」。何?知ってる?それはそれでヨシ。
知らないヒトは、覚えておいてください。機械として素晴らしいし、美しい。
およそ、エンジンルーム内の景観には無頓着としかアイサツのしようがない、古今の国産車の中にあって、このマシン(まさに、ザ・マシン)だけは別格。
ただなあ、搭載されたクルマ(ロードカー)の方がねえ。
・ハコスカGT−Rセダン→2ドアハードトップ
・ケンメリGT−R2ドアハードトップ
・フェアレディZ(初代)432
・フェアレディZ(同)432R
ま、フェアレディZはキライじゃないけど、ボディは北米日産のものだし、格調低いジャガーEタイプとか、軽〜いフェラーリ275GTBといった感じだもんなあ。ケンメリ&ハコスカはワタシの中では、もう論外といった(とはいえ、ムカシ我が家のおやじは、ハコスカは3台も乗り継いだので、愛着もあるにはあるんだけれども)感じで、ヒコーキ屋さん上がりのヒトたちが考えるこの時代のクルマのデザインは、どうしてこうなっちゃうんだろー、と、率直に云っときます。だいたい、内装の匂いがもうダメでした(こどもの頃)。
で、「S20」のハナシ。当時の国産車では、まず、「直列6気筒」だけでも、「スペシャル」なものでした。それに、ツインカムヘッドがついて、おまけに気筒あたり4バルブの合計24バルブ、キャブもさすがにウエーバー(この先祖モデル、プリンススカイラインGT−Bには、ウエーバーついてた、これ未装備のGT−Aの30万円高!当時の価格で)は奢れなかったけれど、三国ソレックス3連装、タコ足エキゾースト、カムカバーの結晶塗装(マセラティエンジンでお馴染みの縮れ塗装デス)、と見せる要素が満点。
欠点は難しすぎて、メンテ出来なかったこと。メーカー出荷時にすでに完調なものはほとんど無かったのではと思われます。

「カーグラのフルテスト信望者」で「人呼んで、原理主義者(笑)」のワタシは、村山の試験場でたびたび行なわれるゼロヨンや最高速チャレンジの結果を見て、「やっぱ、今回もダメだわ」とタメ息をついてたもんです。いっつも、なんやかんやと理由があって、ロクな数字が出てこない。いかに完全な状態が難しいマシンであるかが偲ばれます。「音」はいいんですけどねえ(笑)。「プリンス大森SCのチューンナップキット」で武装すれば・・・。とかいうのは、ワタシの耳には入りません。「原理主義者」だから(笑)。

で、このあと暫くの間、各メーカーは、米国議員発案の「マスキー法案(自動車の排気ガス成分の浄化を期限と具体的達成目標付きで推進する義務をメーカーに課する内容の法案)」が議会で通っちゃったモンで、コレをなんとか、クリアしなくちゃならなくなって、この時点より、全世界の自動車メーカーは右往左往するんです。これ達成しないと、巨大な北米市場を失うわけですから、メーカーは大から小にいたるまで、死活問題を抱えたも同然。まったく、今現在の「CO2削減推進問題」とおんなじムーブメントというべきで、歴史は繰り返しとるなーと思いますが、「京都議定書問題」を見るまでもなく、今度は合衆国(現政府:次の大統領選挙の結果コロッとかわるかもしれませんが)が及び腰なのは、米国メーカーのエコカー技術が遅れをとってたりなど、いろいろと事情があるんで大変なんでしょうけれども、身勝手なモンです。
お若い方は知らないと思いますが、「ジジイども(笑)」の皆さーん覚えてますかー。
48年規制、50年規制、51年規制、このおかげで、どれだけのマシンのキバが抜かれて「ぜーんぜん走らん」ものになったコトでしょう。「キャタライザー(触媒)」というものが、エキゾーストの途中に設けられているのはコレが発端なんですよ。
で、例のフルテストでヤルわけです。国産車のも。で、なにしろ「絶望的な数字」を毎回見せられるわけです(中学生のワタシに)。だってさー、2000CC級の国産GTカーたちが、最高速160Km/hに届かなかったりするし、ゼロヨン18秒台なら「速いほう」といった有様だったんですから。で、唯一何とかなりそうだったのが、「マツダコスモAP」というわけで、ロータリーエンジン信望者になりかけたことも(知られざる過去)ありました。中学校の文化祭では、模型同好会を急遽発足させ、コスモのプラモ作って展示した(笑)。「オトナになったら乗るんだ、色はねー、サンライズレッドかサンダーイエローだな」とか、夢想の日々を送ってましたよ。そのまま、イッてたら、「ロータリー大魔王」になってたカモしれませんね。
そこに・・・、かの「スーパーカーブーム」が降って湧いたように降臨(笑)。ワタシャ「天才バカボン」以外にマンガって読んだことなかったんですが、初めてマンガ単行本、買いに行きましたよ「サーキットのむすめ(笑)」。いやー、ハマりました。毎週自転車漕いで「世田谷環状8号線詣で」。テレビを付ければ、「サンすたああー!すうぱあかあー、これっくしょんー、せぶんセぶん!!」の歌声(松崎しげるか串田アキラかヒデゆうきと思われる)も高らかに、画面よりこちらに向かって爆走してくる、オレンジ色のLP400カウンタック他数台のスーパーカー。次の日からは、練馬平和台のスーパー「シヅオカヤ(今はダイエー傘下になっちゃってる)」に日参、サンスターの歯磨き、買いマクりました(当時のスーパーカー小僧あこがれのイベント「スーパーカーコレクション77(セブンセブン)」は、サンスター歯磨製品一本に一枚ついてくる、スーパーカーカードのアタリ券がないと参加できなかったため、みんな買いまくりのハズシまくり(笑)。人生中あんなに歯を磨きまくったのは、あの時だけだったな、思えば(今や虫歯だらけ:笑)。
その後、中学の卒業文集だったかに、「ぼくの生きがい」と題して、スーパーカーに賭けるアツい一文をよせ、紆余曲折を得て現在にいたる、と。
そう考えると、「スカGたち」は、そのエンジンの素晴らしさ、かっこよさと、廃ガス規制時のなさけなさで、思春期のワタシの心情を熟成するもとにはなったとは、いえるでしょう。おかげでマセラティ&イタ旧車屋になれたもんね。

あれ、このコーナー「スーパーカーと私」だったっけ(笑)?
つづく。

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コメント

最多コメント賞はモンディアルtカブリオレ、一台進呈!
ぱちぱち。
なんてのはダメ??
残値設定ローンでもいいです。(笑)欲しーなー。

ここはやはりマセラティネタに戻って失地回復を!

マツダ党だった私には、マスキー法案は思いで深い出来事でした。
しかし、ロータリーここまで続くとは!
そういえば、ロータリーターボ(特にFD期)とビトルボの踏み始めの
フィーリングが似てるかも。

 今回はちょうど私が免許取り立ての頃の話で懐かしいですね。

箱スカ、ケンメリのGT−Rはエンブレムだけで(今のレクサス野郎みたいな)、本物は少なかったような気がします。ソレックス3連キャブのダルマセリカなんかも流行ってましたね。

あの忌々しい NAPS エンジン(Nissan Anti Pollution System だったっけ) の非力さに比較して、初代サバンナ、ルーチェ、コスモのロータリー車はとにかく速かったです。

ザガート・スパイダーに乗ってますが、これらのロータリー車と乗り比べてみたら結構おもしろいでしょうね。

ついでに戦中・戦後ネタ、私も大変興味があり勉強になります。
今後も楽しみにしてます!

私が始めて自分のお金で買った車は、コスモスポーツL10A、初期型でした。よく走るし、お尻のすぐ後ろにタイヤがあって、なんだか凄く面白かった。でも一年の1/3は工場に入ってた。ショックだったのは、フェラーリィ(365BB)を追いかけたら白煙を噴きまくり、ファンのプロペラが3枚吹き飛んだことです。その後工場に行き、なかなか帰ってきませんでした。この時の恨みが、その後私を944Turboに走らせました。栄光のルマンでもフェラーリィを負かすのはポルシェですから。あれは速かった。そして絶大な信頼性(特にブレーキ)がありました。でもね、ちっとも面白くなかった。好きになれませんでした。933Turboにもちょこっと乗りました。写真が一枚も残ってません。928に乗ってた女と付き合ったこともあります。二股かけられました。・・・ドイツ車は好きじゃありません。大嫌いだ!エンジンルームの眺めがつまんない。色気も何もあったもんじゃない。つまんなさは日本車以上じゃないかと思います。気合を入れるとナチになるドイツ車に、スーパーカーなど生まれるはずもありません。フェラーリィ様の美しさには平伏すのみです。無論、マセラッティ様のかっこ良さと悪さの境目のような、思わず不安になってしまう美しさなど微塵もありません。そうそう、L10Aにウエーバーをつけてましたが、その眺めはなかなか良かったです。ソレックスは・・・なんかダサいって感じがしてました。あくまで主観です。それ以外の理由はないですが、かっこよくない。どうであろうと、ウエーバーじゃないと。222のイグニッションをウエーバーに変えたいくらいです。原理主義者は許してくれそうにありませんが。

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