ガンディーニのクアトロポルテ・スペシャル (エンジン降ろし&整備を追って:その1)
こんばんは!お久しぶりです(笑)。昨日はもう、溶剤で手がメロメロだったので、ブログはゴメンなさいしてしまいました。意思のヨワいボク(笑)。
にもかかわらず、たくさんのコメントを賜り、本当に有難い思いでイッパイです。
で、本日は午後より、雨模様になるとの予報がでていたので、モンテカルロとシャマル2号は急遽、場所移動&仕舞い込みをしてしまったため、内装写真を撮り損なってしまいました。ですから、今日のブログには、先日予告したモンテのダッシュ組みあがり内装写真&シャマル2号のダッシュ乗っかり写真が出せません。天候回復後に撮影の上、アップしますので、ごめんなさい。
そこで、そんな皆さんのお気持ちに応えるべく、クアトロポルテエボルツオーネV8のエンジン降ろし整備について順を追ってレポートします。作業は本日のお昼前から始めました。では、どうぞ。
きょうは、午後から雨の予報だったので、午前中になんとかモンテくんとシャマル2号を春日町に移送し、モンディアルをピットからヨコに移動。エボ8先生をリフトに載せました。お待たせいたしました。
さっそく、作業のゴング(カーン!)、速攻リフトアップ。まず、すべてのホイールを降ろし(重いんダナ、コレが:泣)た後、エキゾーストの中間パイプからはずして行きます。錆びてないといいのですが・・・。
・・・やっぱ、サビてるわ(笑)。おっと、出ましたサンダー攻撃だあー!豪快に火花を散らしております!
ターボの後ろのマニホールド部は錆びてるのが御約束。3本のうち、2本が豪快にネジ切れました。これで、バーナー炙りの刑(ネジを赤めて取リ除く伝統技法:笑)が決定(泣)。早くも暗雲が垂れ込めています(笑)。
はずしたエキゾーストセットがこちら。ずいぶんと大きなものであることがお分かりになると思います。
で、ここから暫くの間はなぜか足回りの分解に移行。こちらはフロントのブレーキキャリパー&ローターをはずし、メカニカアッティバアームを丸ごとはずし終わったところ。
続いて、こちらはリアのキャリパー&ローターをはずしたところ。もちろん、フロントもリアもブレーキフルードは抜けていきます。
一旦リフトを下げ、今度は、いよいよエンジンルーム内部を分解攻撃です。エアクリーナーなどの吸入系統や冷却系等の配管を、これまた豪快かつ繊細にはずしていきます。
・・・そうすると、当然のように、LLCはミドリの血しぶき(笑)をあげ、豪快に噴出!下部へ滴り落ちます。
固定金具をすべてはずし、ラジエターを気合でおろします。「トーっ!」腰にクルぜ。
こちらが、はずしたラジエター本体。V6までのビトルボ用とは違い、天地方向の寸法が詰まり、その分、2重層構造にしてあるのが分かります。ひらたく云えば、ヨコにながーいのを、パックリとふたつに折りたたんであるようなモンです、ハイ。・・・これも、ぶっ壊れたらタカそーだなあ(笑泣)。
ラジエターをはずすと、その下部にある、エンジン&オートマオイルクーラーが、よく見えてきます。これも、取り付け具をはずして・・・。
これが、はずしたオイルクーラーユニット。V6用のとはまったく互換性がありません。よせばいいのに、エンジンオイルクーラーとオートマオイルクーラーをわざわざ溶接して一体ものにしてある。どっちかが壊れたら、どっちも買わされるっていう、地獄設計です(笑)。
で、ようやく、見えるエアコンコンデンサ。でも、これが、イマ風なんだよなあ。きっと。取り付け方がスッキリとしてるもんなあ。V6までのは、あとからあとから追加していったのが、まる分かりだったから(笑)。んが、このコンデンサ逝った場合、フロントバンパーはずしです、たぶん。こちら(写真の位置はエンジンルーム側デス)からじゃ配管できないもん、ぜったい。
ラジエターサブタンクもはずします。「トーっ!(もう、いいって:笑)」
で、その下を見ますれば・・・、おー、イグナイターがこんなところに!タンクから冷却水(熱湯ですな)が漏れたら、きっと面白いコトになってしまいそう。これが、フェラーリの云う「改良」です(笑)。いいのか?これで。
さあ、きょうの大ラスは、インジェクションユニット降ろし!前にイジってたヤツがボルトの六角穴をズボらしてナメてやがった!ちゃんと、いい工具使えよなあ(泣)。この工程は企業秘密とさせて頂きます(笑)。で、おろした直後の状態がコレ。
・・・あしたも、頑張るぞ!「オー!!」
つづく。
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コメント
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す、す、スゲー! これを何時間でこなしたんですか??化物!怪物くんですな!なんかブログからあの、元気一杯の気合い入れまくり作業が目の裏に浮かびますよ! ポルテは最高! 僕大好き。ポルテもこんな御店で治療を受けてさぞかし気持ち良いだろうなぁ。。さて、ここで、名古屋弁チョコッと講座。凄い!の三段活用。
凄い!は、どえりゃ〜。 本当に凄い!は、もえりゃ〜!。で、最上級の部類には、どえりゃげにゃ〜!と、成ります。どえりゃ〜!もえりゃ〜!どえらげにゃ!に、成ります。悪しからず!
投稿: 蝉夫 | 2008年10月23日 (木) 23時46分
本日はオートメカニック誌を髣髴とさせます。
フェラーリの改良は凄いぞ(笑)
よくよく考えたらフェラーリがマセラティを改良するなんて、
火に油を注ぐようなもんで、新たな問題点も増えてたりしそう。
でもF1で勝つんだよな〜。○ヨタはなかなか勝てないのに…
ま、ここが面白くかつ小気味いいところでもあります。
やはり恐るべしフェラーリ。
投稿: 松戸のS | 2008年10月24日 (金) 00時16分
WRCのピットクルーのようだ
「マセラティや旧いフェラーリとの激闘日々」・・・
激闘してるのが伝わってきます。
投稿: Ryo | 2008年10月24日 (金) 19時19分
これだけの作業を写真を撮りながらやるのは
大変だったでしょう。
頭が下がります。
投稿: super76 | 2008年10月24日 (金) 22時32分
毎日のようにやってるとはいえ、凄い、凄すぎる。これをほぼ全車あの布陣でやってしまうなんて、やっぱ馬鹿だ・・・
投稿: りゅたろう | 2008年10月27日 (月) 13時34分