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2009年1月21日 (水)

ガンディーニのクアトロポルテ(その37:フロントサスペンションやらフロント足回りの話)

ううっ、今日はホンっとにさむい!
ちょっと、チビってしまいました(笑)。止められないのよねえ、近頃(泣)。あー、トシにはかなわないわ。

本日はガンディーニのクアトロポルテ、フロントサスペンション周りのおハナシ。
フロントサスの旧くなってきた場合の「キモ」はサス上部に付いてるスラストベアリングのブッシュ劣化による「ガタ発生」まあ、ゴム類は経年で逝っちゃいますから、これはしょうがない。特記しておきたいのは、主にエボ前、後期型V8に多い、フロントサスの「底付き」による、操舵中のタイヤ←→フロントフェンダー間の接触&フェンダー破損。多くの場合は、サスダンパーの上部にある、ストッパーブッシュ(たぶんエラストマー製)の風化(ポロポロ状態)に起因している様子。同時にサスからは、いささかズレた話になりますが、フロント足回りを構成する要素の一つに「ピットマンアーム」というのがあるんですが、その
摺動部分がサビて動きが悪くなったり、「ピットマンアームブッシュ」がガタついていたりするものは、いくらアライメントを調整しても毎回狂います。初代ビトルボ以来の「秘技、タイロッドエンドごわれ(笑)」も当然のごとく健在なので、ガンディーニのクアトロポルテやギブリの中古車において、フロントの足回りをすべてシャキっとさせるのは、通常では、至難と云えましょう。「ビトルボ系のハンドリングが悪い伝説」はこういった辺りから聞こえてくる様になったもので、キッチリ造れば、まっすぐ走るし、爽やかに操舵できるようになります。

足回りの造り込み方手順(当店秘伝のタレ:笑)
①ホイールをすべてはずし、長い年月の間に付着したブレーキダストを完膚なきまでに落としきる。もちろん、見えないホイール裏側のスミズミまでおとす。
②ホイール各部に貼られた「ウエイト」をすべて剥がす。両面テープ部分などの接着剤も完全に除去する。
③ホイールの専門家に依頼し、各部の歪み、凹み、キズをチェックの上、肉盛り成型を施す。
④ホイール外観をオリジナルに忠実に、磨き及び塗装仕上げを施す。
⑤新品のタイヤを組み、コンピューターバランサーにてバランス取りを行い、最小限のバランスウエイトを出来るだけ裏側の見えない位置に貼る。空気圧は規定値より、若干多めに。空気注入バルブ部分は、往々にして劣化しているので、この時点で交換しておくとよい。
⑥車輌をリフトアップし、ホイールを一旦組み付け、タイヤごとゆすってみる。タイロッドエンドのガタつき具合や、ハブベアリングのガタはある程度この作業の中で、発見、部品交換などを行なっていく。
⑦一旦試運転に供し、足回りのガタ、異音、ステアリングの操舵感、直進性についての感触を得る。
⑧以上、問題が無ければ、最終のアライメントを出す(マセラティの場合、コンピューターテスターが絶対とは限らない。そのサジ加減は経験とセンスが要求される)。

もちろん、上記工程の中で、不良箇所を発見するコトも珍しくはないので(笑)、途中に各不良部品の随時交換作業が入ります。

当店にてご購入されなかった方々で、足回りに不快感がある方は、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
222系などの旧いビトルボ系モデルも手順はほとんど同様です。

昨日のリアサスの話の中でも出てきましたが、自重の重いガンディーニクアトロポルテは、フロントの足回り各部の劣化が、例えば、同じ4ドアの430などと較べても、進んでいるように思えてなりません。
当店以外のルートでお求めの場合は、足回りのチェックは「試乗絶対」で、ぜひご励行ください。

次回に続く。

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あと、ヒト息なんだけどなあ(笑)。

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コメント

うーん、タダでこんな事言っちゃっていいの?ってな感じ。

って事は、デポ製マセラティは基本的にはこの辺を押さえて出来てると…
こりゃ価値がある。こんなことよそでやってます?
少しはあるかもわからんが…
マイクロ・デポの美点はこういうレベルの事を熟知してる人が
同時に販売員(笑)兼メカでもある事!

・・・ですねえ。好きじゃなきゃ出来ませんよ。しかし、この好奇心とこだわりが教養なのです。そう言えばビトルボを購入して驚いた事は20年前のターボ車とは思えぬ大排気量NAのようなレスポンスの良さ!カタログ値以上に加速が伸びる気持ち良さは凄い。実用性など度外視しても感性を激しく震わせる造りはマセラティならではですね。

いつもご苦労様です。
⑧の『・・・そのサジ加減は経験とセンスが要求される』 
が本当の秘伝のタレの部分ですね。
この部分は設計理念や製造工程、はたまた時代背景まで理解でき、
さらには経験とセンスも持ち合わせないと当時の味付けの再現は
できないのではと考えます。
マイクロ・デポの皆さんは歌もうまいがそういったあらゆる切口で
物事を捉えられる技量が卓越しているからこそ 低価格で心打つ
MASERATIが創れるのではないかと思います。
情熱と理論をあわせ持つマイクロ・デポさんには頭がさがります。
いつも本当にありがとうございます!!!

あ、僕のEVOIIもピットマンアーム新しいのに付け替えましたよ。そーしたら結構シャキッとしました。 しかし、部品が高い。。。滅茶苦茶高い。。。なんで、何で、なんで〜?の世界ですね、全く。 フロントサスは絶好調。切り替えも完璧! これで又ポルテに惚れ直しちゃったです。。。こりゃ止まらない。。

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