皆さんにご相談を・・・(その3)
はい、こんにちは!
この「ご相談ネタシリーズ」、皆さんが真摯に受け止めてくださって貴重なご意見を次々と繰り出してくださるので、本当に有難いと思っております。ここのところ、晴れ間はすべて作業に没頭しておりますので、なかなか更新できませんが、皆さんが支えていてくださってホントに心から感謝いたしております。
では、さっそくイッってみましょう。
「glyco」さん
「地方の潜在的購買希望層の取り込み強化案」は、大変に具体的で、当店でもすぐに取り組めそうな「作戦」です。お気づきのように、従来から、このラインも現実にヤッてはきているのですが、「打ち込み」が足りないといまさらながらに反省をいたしました。「通販」「ロードサービス&陸送システム」「納車後のフォローアップ」「物理的な距離はともかく心情的な距離を縮めること」などなど、素晴らしいキーワードを賜りました。「中古車という商品」には一台一台品質が違うという特性がありまして、(特に、マセラティやフェラーリなどのイタリア製少量生産車の場合)「いかに標準化」するかが、実際に現車をご覧に入れずにご購入頂くための必須要素となります。「(高次元なレベルでの)標準化」には、多大なコストとテマが掛かりますので、それを上乗せした車輌価格を地方ユーザーさんにお認め頂けるかどうかがカギなんですが、そのあたりのご意見も頂ければ幸甚です。そのためにも、「標準化」が容易な車種を一部取り入れたいと思っているのですが・・・。
「mrtiremanyari」さん(初登場)
有難いご意見を有難うございました。ウチのお店の現状では、「女性用パウダールーム」なんて「夢のまた夢(笑)」です。誕生日にお花をお送りするのは、名案かもしれませんね。考えてみようっと。一度当店にお見えになってくださいね。歓迎いたします。
「松戸のS」さん
ワタシの考える「究極のエコカー」って、やっぱり「軽自動車」になっちゃうんだよなあ、色んな意味で。結局「見得」と「実用」のせめぎあいをなんとかするしかないんだろうなあ。ワタシにはハイブリッド車がエコカーだとは到底思えない。全地球的規模で見た場合、ギモンな点が多すぎるものな。この件はそのうち、「炎上(笑)」覚悟で当ブログでやりたいと思っっております。
「ひこうき班長」さん
ううー、「ボトルネック」はね・・・。
今や当店では、ある程度のコストと時間を頂ければ、技術的には「見た目がバッチリで、しばらく壊れないマセラティやフェラーリ」を造りだすことはまったく可能なんです。但し、新品部品価格は高騰の一方であるにも関わらず、(現在一般的にお認め頂いている)車輌価格は下落の一途なので、ここは非常に苦慮すべきところです。旧いクルマのレストアは「量産製造業」の如くに合理的な生産システムや、自動機械による合理化、安い賃金のパート従業員による工賃削減などといった、「コストダウン」に馴染みにくい業種でして、熟練作業者による「マンパワー」だけが頼りですから、工賃、時間ともに掛からざるを得ません。
「作業の中身」も「ルーティン化」しにくい。でも、旧いクルマしか愛せないヒトがいるならば、誰かがやるしかないんだけどなあ。さらに「ブレーンストーミング」します。有難うね。
「kkmustang」さん
免許が取れるのを待ってますよ!「人生バラ色」だね!コメント有難う。
「うっくん」さん
地方在住のお客さんにも「苦労」をさせないように頑張ります。何か「ご希望」や「名案」があれば引き続きご伝授頂ければと思います。有難うございました。
「Ryo」さん
ビトルボ系の良さを再認識する昨今です。これから、「四角いマセラティ」は当ブログでもフューチャーしていきますんで宜しくお願い申し上げます。
「だんちょ」さん
地方でも、「イタ旧車道」楽しいでしょ?取材に間に合うといいですね。有難うございました。
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コメント
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マセラティ以外での取り扱い車種として、単なる希望ですが
ランチアなどはどんなもんでしょう?
デルタEVOとか8.32じゃなく、V6のテーマやらカッパ、リブラあたり。
イプシロンあたりもあってもいいか…。
アルカンタラの内装はデポの得意とするところだし。
バリッとしたテーマなどはナカナカの佇まいを見せますが、
標準化するにはマセラティと変わんないか?(もっとダメ?)
で、エコ・カーの話ですが、後にお題になりそうですので、
深くは突っ込みません。
提案しといてナンですが、私もハイブリッドやらはマクロ的には
現状、経済性、温暖化対策には余り寄与するところは無いと考えます。
次々、新車のハイブリッド出し買い替えを煽って行く、
生産の為の総エネルギーで考えれば…。
投稿: 松戸のS | 2009年3月14日 (土) 17時37分
松戸のSさんの御意見に賛成です。そのあたりのランチア興味あります。あとテシスも。
投稿: うっくん | 2009年3月14日 (土) 21時05分
奇怪ながら破綻のないデザインのイプシロン。
先代イプシロンの最終限定エレファンティーロッソのネロはいい!
クロスした5MTは非力ながら楽しい。
現行イプシロン ならばMOMOデザイン。
前者は男性に後者は女性に、免疫付いたらビトルボにステップアップ。
これ以上仕事増やすわけにはいかないので現行イプシロンにウエート置くと良いのでは?
あの〜お忙しいところ大変申し訳ないのですが・・・
純正マニホールドカバーは、純正EXマニホールドにしか付かないようで・・・・純正EXマニホールド残ってますか?
投稿: だんちょ | 2009年3月14日 (土) 21時54分
ランチアいいですね!
最近のランチアはビドルボ時代のマセラティにその妖しさの方向が近づいているような気がします。
正規ディーラーってありましたっけ?ガレイタのも確か並行だったような・・・パーツ供給と整備費用考えるとデポ仕上げをしたら小型車の価格ってキビシイですよね。
でもボルドーとクリームのツートーンのイプシロンいいなぁ。
投稿: テツヲタ | 2009年3月14日 (土) 23時39分
車両価格に関してはそれこそ受け止める側のレベルの問題になってくるでしょうね。
外車歴も、マセラティに関する予備知識もまったくない「初心者」にとっては、92年式・走行7万Kmの車の価格が100万超えるというのはにわかに信じがたいかもしれません。国産だったら新車が買えちゃいますもんね。
しかし、ビトルボマセラティに興味を示す人々はそのあたりのレベルは概ねクリアしてるんじゃないかと思います。
「(高次元なレベルでの)標準化」にかかるコストに関しては絶対なる自信を持って頂いていいのではないかと考えます。整備のレベルからすると安すぎるくらいです。
整備費については、費やす時間単位で請求するスタイルのショップもあるのですが、それで計算するとデポさんの車はほとんど新車時の価格に匹敵するんじゃないかな?
それほど時間に関しては自己を犠牲にしてますもんね。
他店には決して真似できないレベルの車を造ることができる所以ですね。
まあこのあたりはHP、ならびにこのブログをみれば簡単に理解できることなので現状で十分かと思います。
もうひとつ、維持に対する先行きへの不安を払拭するために、豊富なパーツ供給体制もプッシュしといていいんじゃないかな?
人口は多く、顧客数はある程度見込めるけど車庫事情等いろんな点で自家用車の維持に苦心する大都市圏(とくに首都圏)。
その反面、地方はなんでもあり!
東京の駐車場1台分で車3台分はおろか、ワンルームくらい借りることができてしまう!
故に、一人で複数のマセラティを保有し楽しむことが可能・・・
ふーん、地方っていいなぁ。案外宝の山かも・・・(笑)
「標準化」が容易な車種・・・というのは裏を返せば全国に流通しやすい車種とも言えるでしょうね。そう考えると皆さんプッシュしておられる現行ランチアなどは極めて妥当ですね。全国にディーラー網が整備されておらず、イプシロンなどは女性に人気がありますし。
投稿: glyco | 2009年3月15日 (日) 00時39分
『ネオ旧車のよろこび(イタリア車篇)』の続編をupすれば、
運気は上昇する!!(無責任発言・笑)
雪国でフィアットバルケッタをファーストカーにし、稀少車・変態車を求めて首都圏散策を目論んでいる26歳男性より
投稿: 木ノ下 | 2009年3月15日 (日) 10時19分
何故、四角いビトルボなのか?これは私にも謎です。元々、セダンに興味は薄く、四角い車両で子供の頃、好きだったのはティーガーI(タイガー戦車)ぐらいでした。最近のランチアの外装デザインは難解ですな〜。ただ、誌面で見る限り内装は凄く良い。デドラやテーマまでは素直に好きだったのに...こりゃ、「ネオ旧車のよろこび」第3弾に期待だな〜。
投稿: Ryo | 2009年3月15日 (日) 10時24分
いつもほんとうにご苦労様です。
社長がおっしゃられるごとくマイクロ・デポ様のような芸術的な
修復師の仕事には標準化はやはり難しい課題が多いと考えます。
標準化で目指すところの一番のゴールはどこをお考えでしょうか。
顧客数の増加、キャッシュフローの確保、ボトルネックの大きい
部門の縮小、将来のゴールのための準備、等のゴールでしょうか。
燕雀いずくんぞ鴻鵠の志を知らんやで私のようなものが口を
挟むのは大変失礼なのでしょうがあえて進言申し上げます。
キャッシュフロー確保やボトルネック排除的な要素で標準化を狙う
場合は世の中で流通量の多い市場を考慮する必要があると考えます。
希少性の高い商品を扱うところに流通量の少ない商品を扱うことは
先に述べたゴールであれば目的を達成しにくいと考えます。
圧倒的に流通量の多い商品は日本車であり、外車で言えばベンツ、
BMWなどであり流通量が多いイコール部品供給、部品価格など
も世間で受け入れられる範囲のものが多いと考えます。
結果、キャッシュフローやボトルネックの低減にも貢献し易いです。
但し、標準化し易い物と売れる物とは必ずしも一致しないのも周知
の通りでございます。
逆に流通量の少ない商品は量産効果に寄与されないコストが部品に
のせられます(高級車の部品が高い理由の一つ)。
コストが高い場合にはQCDのDの部分(納期)に関しても問題が
起こる可能性が高いと言えます(既にご経験済みと存じます)。
企業にとってキャッシュフローの確保はとても大事です。
その確保をするための標準化であれば現在ある部門とは対極にする
というのも一つの案ではと考えます。
燕雀ゆえにどこにゴールを設定していらっしゃるのかは知る由も無い
ですが、おっしゃられる通り標準化と特殊化とでは生産に対する
課題が大きく異なる点があり、そのための設備課題やコスト課題
を考えると本当に頭が痛くなります。
長々とほんとすみません。 どうか私の勘違いによる独り言と
捉えて下さいます様お願い申し上げます。
こっから先は独り言ではありません。
『ガンバレ!! マイクロ・デポ!!』
(こんだけ書いて本文1行って ばかですね あたしゃ すみません)
投稿: ひこうき班長 | 2009年3月16日 (月) 12時24分
いやいや。思いの他、概ねご賛同のご意見が多いランチア。
さすが病気サイト。(笑)
デルタインテグラーレエヴォリューションとかテーマ8.32とか
ましてやストラトスなんてややこしいのは、とりあえずはずして、
普通に乗れるもの達がいいですな。
私はテージスもイケルくちですが…
難点は光岡の車と間違われないか?と言うのがあります。(笑)
日産クルーのボディをベースとした光岡「帝示須」とか?
続いて思いつきました。
マイクロ・デポの忍耐と技術力を持ってこそ扱える車種イギリス編。
TVRです。
デポ製キミーラ・クラブマンなんてのは乗ってみたい〜!
デポ製タスカン、考えただけでシビレマス。
でもFRPだし、もっと面倒か〜?
投稿: 松戸のS | 2009年3月18日 (水) 10時21分
いずこも同じなので言い訳にはならないのですが、激しい年度末進行にかまけて、前回コメントへの丁寧なお返事に反応できず、すみませんでした。
車種を増やす件、ランチア、個人的には大賛成です。
フィアットに買われる前の車種とまでは言いませんが、ベータガンマ世代(クーペも良いけどベルリーナも)が安心して乗れたら…。
でもY10(今でも好きです…)のことを思うと、それらの信頼性を確保するのは相当難儀であろう事は想像に難くありませんが…。
あと個人的好み全開の意見としては、アルファなら147GTA、ルノーならクリオRS、フォードはフィエスタ・フォーカスのRSとST、オペルはコルサOPC等といった車が顔を揃える「ホットハッチ」屋さんか、逆にひたすらのんびり走るのが楽しいほのぼのした実用車(イプシロンとかY10とかアッピアとか…?)が集まっているのもよろしいかと思います。
投稿: おぐ | 2009年3月24日 (火) 19時04分