「土日祝日ETCで高速道路どこまでも1,000円セール」の旅(その10)
一夜明けて翌日の4月29日は、折角だからと、雲仙を上っていわゆるメインの「温泉街」へ。子供の頃、何度か来た事がありましたが、大人になった今みると、この街、意外と小さかったのね。
これが、有名は雲仙の「地獄」です。関東のヒトにわかり易く云えば、箱根の大涌谷みたいなもん。ここの「硫黄臭」は独特で、ああ、雲仙に来たんだなあと、感慨も一入です。子供の頃に長期滞在した雲仙は、まさに「ぼくの夏休み(ゲーム)」状態で、楽しくも良い思い出ばかりです。その頃可愛がってくれた親戚もその大半が、もはやこの世におりません。初めて墓参りにも行ってきました。
温泉街をあとにして、雲仙岳の通称「仁田(にた)峠」へ。これは例の、「噴火」の爪あとです。この噴火の風評被害で、ずいぶん長い間、雲仙の温泉街はワリを食ったらしいです。ここら辺の地域は温泉地区からは、かなり離れています。ちょうど、軽井沢と「鬼押し出し」のある北軽井沢みたいなもんです。それにしても、大きな被害を生んだ自然の脅威ではありました。
フェリーには、無数のカモメだか、ウミネコだかが、餌をもらいに群がってきます。ダイナミックな写真が撮れました。
福岡県上陸に漕ぎつけたワタシたちは、子供の頃、久留米に住んでたヨメさんが、ムカシからワタシに言い聞かせる、「柳川のせいろ蒸しって、おいしかったのよ。」との言葉を信じて、その「ウナギ料理」を求めて、一路柳川へ。今日も平日だから、シタ道ばかり。意外と遠いぞ、柳川。
ようやく、「水郷」柳川の独特の佇まいの街が見えてきました。倉敷(岡山)とか、佐原(千葉)に似た感じです。
これが、その「ウナギのせいろ蒸し」で有名なお店だそうです。さっそく中に。
ほんで、これが「せいろ蒸し」。なんでも、ウチの家内が久留米に住んでた頃、同級生のお医者さんのムスメの家に遊びに行くと、「出前(!)」で、ここの「せいろ蒸し」が遊びに来ている子供全員に毎回振舞われていたそうです。なんとまあ、贅沢なこと!「お重の中ではウナギ層(笑)が2段になってた」という証言だったのですが、我々に供されたのは、「1段タイプ」でした。ちなみに、「並」を注文しました。ぢゃ、子供の頃の「2段積みタイプ」、あれは特上だったんだ、と得心。いよいよ嗚呼!でも、ボリューム的には、「一段」で充分ウマイ!一旦炭火で焼いたウナギをさらにご飯に乗っけて蒸しているので、柔らかくも香ばしく、これは、わざわざ行った価値がありました。お奨めできます。
続く
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