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2010年6月の2件の記事

2010年6月 8日 (火)

ビトルボマセラティ用のメータークラスターキットが出来ました。

はい、こんにちは!

 今日は、全国のビトルボ乗りが等しく悩んできた、メータークラスター変形問題に終止符を打つ(大げさな!)画期的な製品を御紹介いたします。

Photo 典型的に変形した、ビトルボ系マセラティのメータークラスター。保管状態が悪いと新車から3年程度から変形が始まっていましたが、さすがに車齢20年にもなりますと、どんなに保管状況に気を遣っていても、問答無用でこの通りです。

Photo_2表皮の皮革部を剥がすと、中の樹脂製ベースはご覧のように陥没したり、フチが反り上がったりしています。黄色い部分は劣化したウレタンフォームです。

Photo_3 横から陥没部を拡大してみたところ。この形状まで変形がすすむと、もはや修復は事実上不可能でした。

Photo_4 そこで、試行錯誤の上、完成したのが、このFRP抜き型。型屋さんには、たいへんにホネを折ってこしらえて頂いた、珠玉の技術の結晶です。

Photo_5 その雌雄を合わせるとこんな感じ。複雑微妙なオリジナル形状の再現にチカラを注ぎました。

Photo_6 型から抜いて、表面仕上げを施したプロトタイプ。形状評価は一発OK!

Photo_7あっちにもこっちにも抜けてる3次元構成のクラスターを再現することに成功いたしました。

Photo_8 そしてコレが試作量産仕様。やはり、美麗な表面処理まで施されておりますが、コストダウンのためには、今後省くべきところかもしれませんね。

Photo_9 これに、オリジナルから剥いだ表皮をそのまま使って復元するか、新たに皮革部を新製するかは、ヒトにより悩ましいところです。

Photo_10 個々のマセラティのダッシュボードの変形具合に合わせた調整も必要です。造形にあたっては、最大公約数となるよう心がけましたが、表皮を張り込む際に詰め物などで調整する必要も出てきます。

 形状的に対象となるであろう車種は以下の通りです(車種によって取り付け加工方法が異なりますので、組み立てと取り付けには知識と根性(笑)が必要です)。

・ビトルボ4ドア系、スパイダー系

・222シリーズとその派生モデル全車

・430シリーズとその派生モデル全車

・カリフ・シャマル・スパイダーザガート全車

・228全車

・ギブリ(ガンディーニ)全車

 お問い合わせは岡本長兄まで。必ず御電話でお願い申しあげます。

2010年6月 4日 (金)

フェラーリ456イタリアの内覧会にイッてきましたヨ

 えー、マセラティにイッてみよう!のタイトルを持つ、このブログにこのネタは如何なものかとは思いますが、フェラーリ様の新型が出ましたので、向学のためにコーンズさん主催の内覧会にイッてきました。

 例によって「シンデレラは乗っていくクルマも、着ていくお洋服もない状態」のワタシ。
慣れないブレザーなど羽織り、お酒もビミョーに振舞われることが招待状にも見受けられたため、光が丘から都営大江戸線に40分ゆられて赤羽橋へ。いざ。

 駅に着いて気付く、「デジカメ忘れたー」。で、携帯のおまけカメラでの撮影となりましたので、ダメダメ写真ですが、ソコはご容赦を。

Photo

かの有名な、東京は、芝にそびえ立つ、御存じコーンズハウス。お馬さんの本邦における総本山ですね。赤羽橋の駅から徒歩(電車なもんで:トホホ)10分。

Photo_2

本日の主役はコレ!4500CCで8気筒、だから「458」。コレは、本来の「非12気筒フェラーリのネーミング法則」に戻したものですね、きっと。

Photo_3

ベールを被った、フェラーリ新世代の基幹モデル。ツインクラッチF1&前進7段ミッション。ウデのあるドライバーが全力で走らせる430スクーデリアと同等のタイムをフツーのヒトが叩きだせるという「魔法の足」がついてるそうです。「コンフォタブル性能」を極めたフェラーリであるとコーンズの営業マネージャーさんは云っておりました。これなら、ワタシでも乗りこなせるかも・・・。

Photo_4

サイドビューのシルエットに期待も高まります。丸っこいルーフは往年のフェラーリ330P3とかP4を連想させますね。なんてハナシをしつつ・・・コーンズ営業氏に価格を聞いたら「諸経費込みで3,000万円で、ちょっとおつり」と、いつもの笑顔で返されました(税込車両本体価格:¥28,300,000也)。・・・20年後かなあ(年金暮らしでは、ちょっと)。

Photo_5

で、ベールを脱ぐ瞬間。おいおい、いつの間にこんなにヒトだかりが・・・。

Photo_6

全体図の写真が撮れないので、エンジンだけどうにか。「押すなってばー」

Photo_7

1階の458イタリアにぜんぜん近寄れないので、2階に上がってこちらも本日おめみえ、12気筒の新世代旗艦モデル「フェラーリ599GTO」(税込車両本体価格:¥35,600,000也、こちらは40年後か)

Photo_8

で、その599のエンジン。こんなところに我がマセラティの「伝統芸能」が生かされております。超絶結晶塗装だらけの偉容を見よ!(旧くなったら、我々の出番?)それにしてもF1マシンのインダクションポッドを思わせる、このエアーインテークマニフォールドはド迫力ですね。

Photo_9

おまけ:コーンズさんでは、こういったモノも取り扱っております・・・って、モノホンのフェラーリF1(2001年モデルだそうです)!「商談中」の張り紙がしてあってこういうのを「浮き世離れ」というのだな、と、ひとり感慨にふけるのであった。

 おそらく、今日ココに呼ばれた人々の中でもっとも新車のフェラーリとは縁遠いように思ったワタシ。ああ、ホンカクテキスポーツカーにも乗ってみたいものではある、と思いました。

 そうそう、フェラーリジャパンに続いて、マセラティジャパンもインポーターとして本邦市場に参入してくるもんで、今後の旧いマセラティに関する部品供給問題などについても色々とおハナシを伺ってまいりました。旧いマセラティやフェラーリをお持ちのお客様にも、いつまでも安心して乗り続けて頂けますよう、これからも尽力してまいりますよ。

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