インタンクフューエルポンプやら、タンクのハナシの続き
というわけで、9月に突入しても相変わらず猛暑は続いておりますが、それにちなんだ前回8月25日付けブログの続きです。インタンクフューエルポンプの崩壊の仕方について、前回は写真を交えておハナシ申しあげました。外付けタイプのフューエルポンプにしても、ガソリンタンク内がサビたり異物が混入したりしていますと、新品にいくら交換しても、異音が出たり、モノ持ちが悪かったりということが特に旧いクルマではありがちです。どんなクルマにもストレーナー(フィルター)は当然付いているわけですが、まあ、タンク内のケアはおいそれと出来ませんものね、いよいよどうしようもない場合はガソリンタンクをアッセンブリー交換するのが根本的な療法となります。本当に微細な不純物は、燃料噴射装置のインジェクター(最終噴射ノズル)をも詰まらせる場合がありますから、これも厄介ですね。最近では、燃料系統内部を洗浄する添加剤の類も良いモノが出てきている様で、いろいろと、メーカーの営業さんが、当店にもプレゼンしにまいりますが、まあ、やっぱり「有機溶剤」の類なんだろうと思うと、前回のような経年で内部崩壊してしまうような部材にどの程度影響力を及ぼすのかを検証してみないと、手バナシでの使用はためらわれるところです。旧いクルマを長く安心して乗れるように、これからも色々と試していきたいとは思っておりますが、とりあえず、ガソリンスタンドや通販などで奨める「評価が確定していない添加剤」には、イタ旧車ユーザー諸氏は安易に手を出さぬ様、心がけるべきでしょう。でも、悩ましいなあ。