こんばんは、今日もネリマは比較的に穏やかな一日でした。いつもこんなだといいんだけれど・・・。
(昨日の続きです)
実はワタシ、中学校に入るまでは「マセラティ」とか「ランボルギーニ」なんていう銘柄はまったく知りませんでした。近所(とはいっても自転車で片道30分圏内)には、プラモデルを売っているお店が5~6件はありましたでしょうか、どこもそれぞれ品ぞろえに独特の癖があり、昨日「おぐ」さんがハマっていたと仰る、1/700ウオーターラインシリーズ(ワタシも17隻くらいは作りました。なぜか航空母艦「飛龍」がお気に入りでした。ああ、重巡洋艦愛宕なんてのもあったよな。アオ○マが担当してるヤツはどれもヒドくて(&艦底色がまっかっかでヤダ:笑)、兄弟艦のハズなのに、このデキの違いはナニ?って感じだったのが印象的でした。現在は革新的に金型技術が向上しているみたいですけど:ああスッカリ余談)を始めとする「船モノ」が得意な店や、昨日の練馬駅前の店は、バンダイ1/48電撃機甲師団シリーズが超充実の上、同じくバンダイの1/20カーモデルシリーズ、マスコミシリーズと、なぜか「ヤマト」や「ガン○ム」出現以前の「バンダイもの」が得意。一方、仰ぎ見る存在、タミヤ1/12F1群が全ぞろいする店、忘れちゃならない1/35ミリタリーミニチュアシリーズ(タミヤ)に命を賭けてる店(こういう店には、「松戸のS」さんが云う「ハンブロール」や「モノグラムカラー」なんかの「洋モノ塗料」があっていつも売れ残ってたりします:笑。)など、まあかなり充実していたと思います。
・・・タミヤが悪いんだよな、きっと。マセラティもランボルギーニも無かったもん当時は。で、フェラーリとかポルシェは古くから1/12巨大シリーズにあったんです。ロードカーじゃないけど。だから知ってました。おまけに、ローラとかブラバムとかマクラーレンなんかはヘンに知ってるわけです。もちろんロータスも。
スーパーカーブームの時も、タミヤさんはなんか「斜に構えた」姿勢で、ミョーに気合の入ったスーパーディティールキット「ポルシェ934」なんか造りやがって、「ミウラ造れっての!その自慢のスーパー金型技術で!」と心の中で何度叫んだコトでありましょうか。
今もムカシもそうなんですが、ワタシ基本的に「ストラダーレ(公道用車)」か「プロトタイプレーシングカー」が好きなので、当時で云うグループ4とかグループ5(俗にシルエットフォーミュラ)とかの、公道用モデルのカタチにオバフェン・エアロ・シャコタン・極太タイヤっつうヤツらはダメでした。だって、アレ「族」じゃん(笑)。だから、「イオタ」は興味無し。断然ミウラ!
そういやタミヤは、スーパーカーブームも最後になって、1/24シリーズでカウンタックを御丁寧にLP400と500の両方出しましたが、全体的な雰囲気やフォルムの掴み方、ギミックなどすべての点で「東京マルイ」が既に出してたカウンタックの後塵を拝していたように思います。マルイのは、夢があったよなあ、あのドアの開閉ギミックは素晴らしい。経年で、ホイールがドロドロになるのは勘弁して欲しいが。
ああっ!ここは、ホ○ージャパンの「懐かしスーパーカープラモ列伝」じゃなくて、「マセラティでイッてみよう!」ですからね、くれぐれも。で、当時までに発売されていた、マセラティロードカーのプラモデルをワタシが知る限り以下に記します。強プレミア品になってるものはたぶん無いと思われますので、ご興味のある方はネット検索でもしてみては如何でしょう。また、ワタシの知らないモデルがありましたらコメントしてくださいね。
まずは、代表選手のマセラティボーラ
1/24ニチモ(よりによってUS仕様でデキもいまさん) 1/28日東(サーキットの○シリーズ廉価版の方) イマイのノンスケール駄菓子屋キット ・・・ほんとにこんなのしか無いの?
続いてマセラティメラク
1/24グンゼ(シャープな造形) 1/24クラウン(超三流メーカーだけど、なぜかこのキットはチカラ入ってる。でもコレが決定版とは・・・とほほ) でやっぱりイマイ駄菓子屋80円もの(ランダムに混ぜたアソートパックで4個300円売りもしてました)
旗艦、マセラティカムシン
1/32クラウン(造形はコレもなかなかよいのですが、スケールがコレじゃねー)
で、なぜかマセラティブーメラン
1/24アオシマ(なんかものスゴイ成形色だったように思う)で、イマイの80円モノ
以上はスーパーカーブームもたけなわの1977年から78年あたりに発売されたモノと思われますが、60年代には、1/24マセラティミストラル(ニチモ プロコンシリーズ:数年前に、Kさんよりお預かりしているものが、当店に展示してありますが、気付くヒトはまあいまい:笑:ところで、Kさんギブリは元気ですかあ)
さてさて、マセラティがスーパーカーブームの渦中ですら、如何にゾンザイに扱われていたかが、お分かりになって頂けたと思います。ですから、手持ちの愛車はランボルギーニやら、フェラーリやらに偏っていかざるを得ないのですが、そこに降ってわいたのが、「プラモ屋主催のカーレース大会」というヤツで、しまいにゃ全国大会もやったと思います。まあ、のちの「ミニ4駆ブーム」のさきがけとも云えるムーブメントでした。
昨日おハナシした、「ミョーにプラモに詳しいおやぢ」が始めた店でも、早速近所の公園にて賑々しく定期開催の運びとなり、本番当日に向けて各人愛車のチューンナップに余念がありません。参加できるレースには2種類があり、A:とにかく一直線にスタートダッシュさせ、ゴールに一番に飛び込んだヤツが勝ちのトーナメント戦とB:Aのコースに割りばしを折ったヤツがばらまいてあるという、云わば悪路ラリー風演出のものという単純明快なものでありました。アペンディックスJに相当する参加レギュレーションは、「おじさんの店で買ったクルマ」であれば、いかなる無法チューンも許されるという弱肉強食の世界。「地獄の沙汰もカネ次第(笑)」というわけで、カネのある高校生軍団(くるんじゃねーよ、いい歳こいて:笑)は、どでかい強力マブチモーターと山ほどの単一電池が搭載できるという理由で、皆一様に「マルイ ポルシェRSR マルティーニ仕様」で襲いかかってきます。賞品がなにせ、そのプラモ屋の商品券だったため、結構気合いが入るんです。くうー、おやぢ、コドモ心分かってるねえ。
ワタシ、Aの「直線番長レース」はハナからあきらめました(笑)。だって、可能性0だもん。そこでBの「ラリー」。ラリーと云えば、そう、ランチアストラトスと、こうくるわけです。選んだのは、日東1/24のストラトス、昨日の話に出た「ムナーリ仕様」がベース。モーターはオリジナルのマブチFA130モーター。一番小型軽量で安いヤツですね。それに重量配分をとことん考え抜いて単三電池を4本搭載。初陣はラリー部門の参加車も少ないので、結構イケまして、堂々の2位入賞で商品券をゲット!で、その商品券で同じストラトスをもう一台おかわりし、今度はストラダーレ風に黄色く塗装し、内装はなんとか、あのジャージ地の雰囲気が出んモノかと、メリヤスのシャツを切ったやつを車内に張り込みまくり、ブルーに染色(おいおい、軽量化は?)。で、電池は単三2本に減らし、ほとんどノーマルに。・・・で、またも2位に(喜)。おまけに、おやぢの気まぐれで、急遽「コンクールデレガンス」にあたる賞までその場で発案され、それも我がストラトスの頭上に。人生の中で嬉しいコトはそうそう覚えてないもんなんだそうですが、これだけ鮮明に覚えてるのはよっぽど嬉しかったんでしょうね。
(どこまで続くのやら:みんなーついてきてるかあー)
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