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2011年3月25日 (金)

だからもう、アナログ&アナクロ思考で行こうって!

 大震災発生から、二週間が経ちました。皆さんも、まだまだ「落ちつく」と云った感じからは程遠い生活を日々送られていることと拝察申し上げます。くれぐれもお体は御自愛ください。

 この14日間で、非常にプリミティブな、すでに世の中から消え失せようとしかかってたものが、見直されました。「非充電式乾電池」「プロパンガス」「公衆電話」「非ファンヒーターの石油ストーブ」・・・そして「上水道の飲料水」と「井戸水」。一方、もはや誰も「エコ」と云わなくなってる。今こそ本当に「本物のエコ」を目指すべき時なのに・・・。

 ココ数年、各電力会社は「オール電化」などと云って、なんでもかんでも電気に頼る生活を奨励し、その機器の販売を推進してきました。で、原発が動かなくなると「計画停電」。こんな時、オール電化住宅では、非常に暮しにくいものになりますよね。

 水道が仮に断水した場合、若しくは汚染が進んだ場合も、井戸水は汲めそうな気がしますが、電気モーターポンプでの汲み上げが普通になっちゃってますから、停電すると汲めないわけですよね。アナクロ式「手漕ぎポンプ」であれば大丈夫なのに。

 この期に及んで、「充電式乾電池」も大量に売れてるらしいです。「だから、停電になると、充電出来ないのよ?今は緊急用に買ってるんぢゃないのか、乾電池」と云いたい気もしますが、それでエコ考えてマスと云うならば「噴飯もの」です。もう、ボケ切ってますね、日本人。

 被災地域は都市ガス化が進んでなかったのが幸いして、プロパンガスは使えてるみたいですね。電気が無いと結局使えない石油ファンヒーターよりも、ムカシの「ブルーフレーム」式ストーブが即戦力になってるわけですが、その残存数は極めて少ないと思われます。

 色々な「選択肢」を残しておくというコトが「リスクマネージメント」には必要だと考えます。なんでも、云われるまま時流に流されて、「一つの方向にしか」向いていかない国民性は、日本人の特徴で武器でもありますが、根本的な欠点のひとつでもありますね。

 デジタル化や省力化は、人間の「少しでも楽をしたい」との欲求から生れ出てきたものですから、当然「雇用の機会」も減少させていきます。一方、少子高齢化も進みますから、「現在の勤労者」人口が相対的に少なくなっていくことを勘案すれば、一見合理的にも見えます。しかしながら、「現在の勤労者」がムカシより「稼げる(平たく云えば、会社や組織が合理化の結果として稼いだ分のひとりあたりの分け前がムカシより増える)」という大前提が、いつの間にかホッタラカシにされ、一部の稼ぎ頭のヒトビト以外は、みんなで貧しくなってるように思います。

 今後は、放射線被災地域が大きくクローズアップされていくでしょう。そもそも第一次産業の比率が大きい地域ですから、今回の被災により、さらに収縮してしまうでしょうね。しかしながら、我が国の懸案であった、異常に低い食糧自給率を大きく上げていくキッカケにも、やりようによっては出来ると思います。「100年の計」を考えることが出来る偉大な政治家が必要ですけど(嗚呼!)。

 今後東北や北関東地域から移住する人々も増加し、全国の人口移動が激しくなるかもしれませんし、エネルギー問題もホントに根底から考えていく必要性がありますよね。

 今まで、目を背けていた事、捨て置いていた事に真正面からブツかって行く気概を全国民が持って欲しいと思います。ワタシが常日頃半ば冗談ごかしに云っている「アニメや特撮物によるジャパンクール、観光立国化」も真剣に論ずるべきだと思います。

 旧いもの、「ゆっくり、ゆったりとしたもの」には、やはり癒しの効果はあると信じます。隙のない合理化は、人間を追い詰めていきます。少なくともワタシは、「不要不急品」と世間から目される「マセラティ」を一人でも多くの方々にご紹介することによって(それらが持つホスピタリティーにより)、人間が魂を込めたモノに触れ合う喜びと誇りを、日々のモチベーションアップの源泉にして頂きたい、ひいては、そのパワーが大きく結実し、国の行く末がよりよいものになって欲しいと願っています。

 「心を忘れた科学には、しあわせ求める夢が無い」と今は亡き作詞家の阿久悠さんが、40年近くも前のアニメ「ミクロイドS(手塚治虫原作)」主題歌において、示唆しておられます。今現在がまさにそれ。皆が携帯電話やパソコンを持つようになって、一見豊かに見えますが、40年前と比べて本当にシアワセの度合い(まあ、測りようがないですけど)が良い方向に進んでいるのかと、もうずいぶん前から自問しています。

 柄にも無く、真面目なカタいハナシで肩がコリましたね。すみません。明日も頑張ろう!

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コメント

ふむふむ、マセラティは癒される特にビトルボは癒される。まぁ、実際乗ったり所有したことがない方々には俄かに想像し難いかもしれません。
自動車趣味の一つの極みと思えます。数千万超の高級車やヒストリックカーもいいでしょうが同じような満足感が格安で得られます。性能、数値を至上とする方々とか「イバリ」重視な向きにはちょっと無理かもしれませんがね。

ところで「仁仁」のCMが突如なくなりましたね~。(悲)
代わりにだんだんへそまがりの私にはなんだか「イヤ~な雰囲気」のCMが増えてきました。
当初からいずれこうなるとは思いましたが…あくまで私個人の感覚で「ひとりじゃない」とか「みんなが一つに」みたいのがテレビの芸能人、スポーツ選手などから発せられるとなんかダメなんです。ごもっともで大切な事とは思いますが…すみません。

私も今日の今日まで知らなかったんですが
藤波心さんという中学生のアイドルの方があるそうです.
そのブログでの発言がなかなか立派でネット上でも話題になってます.
http://ameblo.jp/cocoro2008/
ディテールは別として,言いたいことを言ってくれてる.立派だわ

自分自身はこれから何が出来るのか
引き続き暗中模索ですが,
MDがお膳立てして下さる「夢」が幸せの素です.
引き続きよろしくお願いします.

スレ違い(?)ですが松戸のSさんご教示多謝です.
今度試してみます!

私が住宅の設計をする場合、よほどクライアントがこうしたい、という方針がなければ、熱源は分散しておくことをお勧めしています。

現在の一般的な生活の有様に対しては、それぞれを使うほうがまだ合理的と思いますし、インフラ頼みのエネルギー供給の場合のリスク管理としてもそのほうがよいのでは、という考えによります。

ちなみに昭和一桁世代の私の母は、灯油やらプロパンやら(そもそも都市インフラを信頼していない)米やらの生活必需品は、万が一のとき(体験的にはそれは先の戦争なのでしょうが)に備えて多少高くても近所の馴染みのお店から配達してもらうようにしておいたほうがよい、との持論を貫いていますが、こうした人間関係の構築もまた万が一のときのためのライフラインの確保のひとつと云えるかと思います。


10年ほど前に、日経の記者をしている友人に、バブル崩壊後の経済がいつになったら「回復」するのか、訊いたことがあります。「今が低調な状態なのではなくて、今の状態が普通だと思ったほうがよい」、というのが彼の答えでした。

個人的にはもうちょっと景気がよくなって欲しいとは思いますが、お金がないとシアワセになれない、というのも確かにいかがなものかなと思うと、今あるもの今もっているもののなかにシアワセを見出しながら、でもその場所で留まることなくちょっとずつその先に向けてずりずりと前進していく、という基本姿勢をやはりとるしかないかなと考えた次第です。

それはまた自分にとってのシアワセとは何かを(テレビや新聞に教えてもらうのでなく)、いつも自分で考え続けるということなわけですが。

プリ○スとプリ○マとを比べてさあどちらを選ぶ?というように。

(場所柄を弁えず、長々とすみません。ついスイッチが。)

ランチアもいいですが、ぼくはプリマスにします(笑) 426Hemiを積んだバラクーダなんか最高です。(違いますね、すいません)
ぼくも震災のあと、友人と将来家を建てるなら災害時のバックアップを考えたものにしたいねという話をしました。うちのガスコンロは数年前に入れ替え、普段の使用では着火しやすなり喜んでいました。しかし、主電源をONにしないとガスが出ないものなので、停電中はガスも使えなくなってしまい、結局オール電化と変わらないという。。。(泣)
また、仙台から帰ってきた友人は、今回の地震で初めて隣の住人と会話した、と言っていました。いざとなったらお互い助け合えるのでしょうが、本来は日頃からそうあるべきなんだなと思いました。
原発の事故も起きてしまい今後発電方法については議論になるでしょうが、こればかりは関係者の利害ではなく、真剣に今後のエネルギー源について見直して欲しいです。

↑↑↑↑クルマに「イバり」なんて要素、要らないですよね。いや、そもそもそんなもんじゃ無かったハズ。金持ちがいて、「オレのクルマは、かくあるべし」というモノを造らせて、ソレに乗ってると、周りの下々が勝手に「いいなあ、カッチョいいなあ、素敵だなあ、ああいうのに乗れるように頑張ろう」と思う。自由資本主義の国では、それでいいのではないかと。なんかのテレビ番組で観たのですが、北米に住む、名家の出の日本人の御老人(80歳以上だったかと思う)が、フェラーリ250LMを公道用仕立てにして、すべてのメンテナンスを御自分でヤリながら、普通に日常の足にしているのです。外装なんかは結構ボロボロです。しかしながら、これは、ホンッとうにカッチョいいと思いました。ワタシには永遠に無理だろうけど。でも、ひがみはしません。少しでもその境地に近づけるように日々を送らせて頂いていますから。「松戸のS」さんをはじめ、皆さんに感謝いたします。

↑↑↑藤波心さんのブログ、早速読みました。そして、感動しました。14歳?ウソだろと思います。今の原発や国のエネルギー政策をここまでわかりやすく喝破した文章は、大人には決して書けないものです。けれど、批判する「上から目線」の大人たちのコメントもまた多く、自分が矢面にたったことがない人間たちの弱さや卑怯さもまた、露呈されています。「必要悪」という言葉の持つまやかしに翻弄され続けていくのはヤメないといけないように思いました。


↑↑「今あるもの今もっているもののなかにシアワセを見出しながら、でもその場所で留まることなくちょっとずつその先に向けてずりずりと前進していく、という基本姿勢」に大いに共鳴いたします。結構、「喜び」はその辺に転がってるモンですよね。


↑ちなみに、ウチのお客さんには、「バラクーダ・クーダ」御持ちの方がいるんですよ。
 
 そういえば、ガス器具も電気仕掛けになっているものが多いですよね。ワタシが子供の頃は、風呂場の浴槽の横に「バランス釜」という「ガス風呂焚き器」が置いてあり、ガスを予め「しゅーーー(笑)」と出しておき、そこにマッチを摺って恐る恐る近づけて引火→着火させるという、とっても「洗練された(笑泣)」ものでした。小さい子供には到底無理。でも、大人が常にキッチリと管理できる体制が自動的に備わっていましたね。そして、その一連の所作をちゃんと出来るようになるということにある種の達成感とか、「少しオトナに近づいた自分」を感じることが出来ました。

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