ついぞ見たことも無い、たいへんな単位
いやー、毎日毎日テレビやラジオのスピーカーより、「マイクロシーベルト、マイクロなんとか」と聞くたびに、なんだかワタシがよばれているようで思わずテレビの画面に向かって返事をしそうになっておりましたが、今日の朝早く聞いたヤツはスゴイですね。「1万テラベクレル ぱあ、あわあー」ですって。最近の高性能パソコンやブルーレイ高級機では、ハードディスク容量の単位として幾らかは馴染みのある「テラ」ですが、「1万テラ」って「10ペタ」ですよね。で、「10ペタ」って、日本語でいう「1京(けい)」ってヤツですよね。「1京ベクレル/h」・・・なんすか、ソレ?「10,000,000,000,000,000」→アラビア数字にしたら、心なしかアタマがイタくなってきた(笑)。「一、十、百、千、万、億、兆、京」→漢数字にしたら、もっと意味不明(泣)。
皆さんは「武田邦彦」という大学教授の先生を御存知でしょうか。ここのところ、地上波キー局のテレビ番組にもようやく出て来るようになりました。
武田邦彦先生のブログhttp://takedanet.com/
この方は、数年前に「地球温暖化」に関して大勢を占める一般論に異議を唱え、ほとんど「電波系」とか「トンデモ」などの蔑称まで受けている先生です。ワタシも著作を読んだことがありますが、確かに一般論からはかけ離れた、ものすごく「エクストリーム」な内容でした。しかしながら、ほとんどすべての項目で、ワタシが漠然と考えていた通りの「解」があって、非常にスッキリとしたものです。このヒトの主張は「理系の脳」のヒトよりも、「文系の脳」のヒトに合うと、ネット書き込みなどでは揶揄されているようですが、ワタシは広範囲の分野に亘り「むりやりにでも整合性」を得ようとする強引さには、むしろ清々しささえ感じましたし、身の回りに当てはめていくとむしろ合点がいくことが多いです。まあ、興味があれば、こういった「環境問題関連書籍」もお読みください。
きょうは、そちらのハナシにはあらず。実はこの武田先生が、ホントは環境問題の専門家(コレは自称)では無く、「本物の」原子力の専門家であったというところを、このたびの震災に関連して色々と情報を探る中ではじめて知るに至りました。
まずは、上記の先生のブログを御存じなかった方は一読することをお薦めいたします。権威に屈せず、思想的に右でも左でもなく、まっすぐに一本気なところが気にいりました。但し、先生は目が良く見えてないらしく、脱字と変換ミスが多い(御本人も率直に認めておられます。この辺もかえって人柄を感じられて好印象ですが)。
放射線や、現在の福島を始めとする原発事故問題など、非常に参考になる記事で一杯です。政府や役所、電力会社のいい加減で無責任な数値発表より、極めて実用的で、タメになると思います。ユーチューブなどで、検索を掛けると御用学者とのテレビ番組での対決シーンなども見ることが出来ました。判断は皆さんにお任せいたします。
http://www.youtube.com/watch?v=keNKJtrgfmw
http://www.youtube.com/watch?v=90c8KrUzsJk&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=HEMNbhLvZD0&feature=related
この混迷の時、これからどうすればよいかと考えるための、参考資料のひとつにしてみては如何でしょうか。
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コメント
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テラって、もう考えもつかない単位ですね。新聞を読んだら、とんでもない数字で驚愕。それでも「もう原発はやめる」とは言えない、日本の実情があるのだろうか(考えればあるよね、これだけ電気使ってれば)。とりあえず先日の選挙では停止派に入れときました。
武田先生は「割り箸やめてもなんにもならない」の先生かな?、今日帰ったらブログ見よっと。
投稿: 一松 | 2011年4月13日 (水) 07時43分
すげー、死ぬまでに京なんて単位の何かに遭遇するとは思いませんでした。
殆ど想像上の単位に近い。いわゆる仏教で言う、”劫=1辺1由旬(=4.7km)の岩を百年に一度天女の羽衣で払って、岩が摩滅して消滅してしまうだけの時間。”
位に縁が無いと思ってた。そういえば、”縁”も仏教用語か…。
しかしどうですかねこの余震いったい。ちょっと慣れっこになってる自分が怖い。
投稿: 松戸のS | 2011年4月13日 (水) 12時37分
昨晩仕事で遅かった為、先程ブログを拝見しました。
本武田先生は初めて知りましたが、すごくまっとうな先生ですね。
理論的で非常に分かりやすい。言っている事が信頼できます。
福島原発が危機にさらされていることを改めて実感しました。
マスコミも、甘っちょろい会見よりもっと本筋論をPRすべきだと思います。
投稿: Wさま | 2011年4月13日 (水) 22時57分
↑↑↑電力消費量削減の有効な解決法は各家庭や、すべての工場の契約アンペア数をおとすコトだと考えています。ワタシの家では10年も前から実施していますし、マイクロ・デポでも、初めからそうしています。慣れれば全然「無問題」。基本料金分が「大減収」になるため、電力会社は決して有効策として口にしないとは思いますが。人間、「ここまでの中でなんとかしないと」という状態を作れば、工夫してなんとかするものですよね。というわけで、ウチでは電子レンジを使う時にはエアコンを消します(泣)。武田先生はその割り箸否定の先生で間違いありません。
↑↑今日もたくさん余震がありました。トイレに入ってたら、そとで緊急地震速報のアラームが鳴ってるのであせりましたよ(笑)。
↑あー、やっと分かってくれる人がいて安心しました。こういうマトモな人が、「電波系」扱いを受けなければならないところに、従来の日本の問題点があると思います。マイクロ・デポも同業者間では、「あの店はお寺だから・・・」なんてカゲ口を云われていると むかし聞いたことがあります。やっぱり、「電波扱い」なのですね(泣)。まっとうなコトが電波といわれるなら、「電波上等!」受けて立とうじゃないですか(笑)。
投稿: たこちゃん | 2011年4月13日 (水) 23時38分