今週の仕事報告の落ち穂拾い
はい!今日も東京練馬はハッキリしない天候ではありましたが、結局「降りそうで降らない」という恵みのおかげで、どーにかこーにか予定のミッションを滞りなく終えることが出来ました。今日一日にご来店くださったお客さん方(皆さんたくさんの差し入れを有難うございました!)には、当方の身勝手な時間刻みのスケジュールにお付き合い頂き、本当に助かりました、皆さんに感謝いたしております。
まずは、クアトロポルテV6のその後。これは今日の朝の状態です。バンパーが降りていますので、ついでに写真で中身の諸々を解説しておきましょう。 なかなか見ることが出来ない状態ですから、結構面白いでしょ。どうせ(笑)見えなくなっちゃうところを例によってシコシコと仕上げていきます。
実は、エンジンも既に完成、再始動に成功しています。下回りの整備も完了し、月曜日に雨が降っていなければ一旦試運転の後、もう一度リフトアップして下回りとエンジン周りの最終チェックをする予定です。これまた、ついでながらエンジンルーム内の各部を解説しておきましょう。すべてを網羅することは出来ませんが、アウトラインは掴んで頂けると思います。このクアトロポルテ、夕刻までにフロントバンパーAssyと左右のヘッドライトAssyの組み立てまで完了いたしましたが納車時の感動が薄れるとイケませんので、写真はここまでとさせて頂きましょうね(笑)。
こちらは、本日夕刻に納車させて頂いた、フィアットグランデプント。エンジンルームの仕上がり具合を、まずはご堪能ください。 イタ車はどのクルマもエンジンルーム内がカッチョいいものですね。
グランデプントの室内はこんな感じ。本革にライトグレーのパイピングが入ってお洒落な感じです。皆さんもセカンドカーにおひとつ如何ですか(いや、マジで:笑)?
これは、ヒーターケースリビルドを終えた、ダッシュボード搭載中のギブリ。少しずつ室内が元に戻っていきます。
ここで、マイクロ・デポの秘儀をひとつ。カプラーのつなぎ方一つにも手間を掛けていることをご理解頂きたく、ここに発表いたします。マネするなよな(笑)。
このタイプのカプラーは、ギブリやクアトロポルテのいたるところに使われているものです。カチッと、クリック感があるところがクセもの。入ったフリして、反対側がズッポリヌケテいる場合がありますので、ギボシを全数にわたって、裏表から突きます。すると0.5mm程度、より深く刺さります。この作業、ものすごく時間が掛かりますが、完全な導通を実現するためには不可欠の工作です。・・・他の業者さんが見たら、ほとんど「アホ」ですケドね(笑)。ともあれ、「新車以上の信頼度」と評される品質を達成するカギは、こういった一見クダラナイところにこそあるものです。
こちらは、ギブリGT。ホイールの修理が4本とも完了しています。現在、引き続き外装各部の手直しを施しています。こちらもお楽しみに!
また、鈑金修理でお預かり中のギブリは来週末までに間に合わすべく、現在も奮闘中です。もう少々お待ち下さいませ。
あー、こうして慌ただしく今週も終わり、7月も終わり。飛ぶように過ぎた毎日ではありました。皆さんに喜んで頂けるかなあ、とそればかりを考えつつ、今日は寝ることにします。
それじゃ、また来週!