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2011年7月の26件の記事

2011年7月30日 (土)

今週の仕事報告の落ち穂拾い

 はい!今日も東京練馬はハッキリしない天候ではありましたが、結局「降りそうで降らない」という恵みのおかげで、どーにかこーにか予定のミッションを滞りなく終えることが出来ました。今日一日にご来店くださったお客さん方(皆さんたくさんの差し入れを有難うございました!)には、当方の身勝手な時間刻みのスケジュールにお付き合い頂き、本当に助かりました、皆さんに感謝いたしております。

2011073001_32011073002_3 まずは、クアトロポルテV6のその後。これは今日の朝の状態です。バンパーが降りていますので、ついでに写真で中身の諸々を解説しておきましょう。 なかなか見ることが出来ない状態ですから、結構面白いでしょ。どうせ(笑)見えなくなっちゃうところを例によってシコシコと仕上げていきます。

2011073003 実は、エンジンも既に完成、再始動に成功しています。下回りの整備も完了し、月曜日に雨が降っていなければ一旦試運転の後、もう一度リフトアップして下回りとエンジン周りの最終チェックをする予定です。これまた、ついでながらエンジンルーム内の各部を解説しておきましょう。すべてを網羅することは出来ませんが、アウトラインは掴んで頂けると思います。このクアトロポルテ、夕刻までにフロントバンパーAssyと左右のヘッドライトAssyの組み立てまで完了いたしましたが納車時の感動が薄れるとイケませんので、写真はここまでとさせて頂きましょうね(笑)。

2011073004_22011073005  こちらは、本日夕刻に納車させて頂いた、フィアットグランデプント。エンジンルームの仕上がり具合を、まずはご堪能ください。 イタ車はどのクルマもエンジンルーム内がカッチョいいものですね。

2011073006 グランデプントの室内はこんな感じ。本革にライトグレーのパイピングが入ってお洒落な感じです。皆さんもセカンドカーにおひとつ如何ですか(いや、マジで:笑)?

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 これは、ヒーターケースリビルドを終えた、ダッシュボード搭載中のギブリ。少しずつ室内が元に戻っていきます。

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 ここで、マイクロ・デポの秘儀をひとつ。カプラーのつなぎ方一つにも手間を掛けていることをご理解頂きたく、ここに発表いたします。マネするなよな(笑)。

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 このタイプのカプラーは、ギブリやクアトロポルテのいたるところに使われているものです。カチッと、クリック感があるところがクセもの。入ったフリして、反対側がズッポリヌケテいる場合がありますので、ギボシを全数にわたって、裏表から突きます。すると0.5mm程度、より深く刺さります。この作業、ものすごく時間が掛かりますが、完全な導通を実現するためには不可欠の工作です。・・・他の業者さんが見たら、ほとんど「アホ」ですケドね(笑)。ともあれ、「新車以上の信頼度」と評される品質を達成するカギは、こういった一見クダラナイところにこそあるものです。

20110730152011073016  こちらは、ギブリGT。ホイールの修理が4本とも完了しています。現在、引き続き外装各部の手直しを施しています。こちらもお楽しみに!

 また、鈑金修理でお預かり中のギブリは来週末までに間に合わすべく、現在も奮闘中です。もう少々お待ち下さいませ。

 あー、こうして慌ただしく今週も終わり、7月も終わり。飛ぶように過ぎた毎日ではありました。皆さんに喜んで頂けるかなあ、とそればかりを考えつつ、今日は寝ることにします。

 それじゃ、また来週!

          

2011年7月29日 (金)

ギブリのヒーターケースを完全解剖(決定版!):②

 今日も、ハッキリしない天候の東京練馬ではありましたが、予定通り朝6時より、ギブリのヒーターケース搭載を行ないました。本日のブログは昨日の続き、ヒーターケース組み立て工程をお届けいたします。

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 メインケースのフタにあたる部分。ブロアースリットファンの形通りにえぐれているのが分かります。表側も裏側も一旦洗剤を用いて洗浄し、最後に少量のシリコンオフをマイクロファイバークロスに付けてキレイに拭きとりつつ自然なツヤを出します。以下それぞれの部材も同じように仕上げています。

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 その上部に位置するミドルケース部分。内外気切り替えフラップとそれを動作させるダイヤフラムが装着される部材です。外部からの流入気を直接導入する部分なので、長い間の使用によりひどく汚れる部分です。

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 これがメインケースです。ヒーターコア、エバポレーター、ブロアーモーターと、エアコンの室内側装置の主要3品目がここに位置します。エバポレーターより発生した「結露」による水分は底にあるドレーンホースより排出されます。エバポレーターの底部にあたる部分にベースプレートを装着したのちに臓物を組み込んでいきます。

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 ボレッティ製であることを示す刻印。やっぱ、MADE IN ITALYか・・・(笑)。前面から見るとこんな感じです。下部にドレーンホースが見えます。

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 メインケースを側面から見たところ。

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 完成時に室内側を向くアッパーケース。なんか両腕がピョコンと生えてるみたいで、「土偶」のドグちゃんみたい(笑)。いつものヒーターケースが、今日はとても愛らしく見えてきました。

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 ドグちゃんの左右側面。形状と各部品の配置が複雑なので、以下順次個別の説明を加えてまいります。

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 コンソール上のエアコンコントロールユニットから足元に風を送るかどうかの指令を受け、その開閉動作により風を送ったり閉じたりする「小判型」のフラップ。写真の上部ネック部分は非常に弱く、このヒーターユニットの最大弱点です。このクルマでは左右ともに珍しく健康体でしたが、多くの個体でここが折れています。そもそも偏加重(引っ張りとねじり)が掛かるという基本設計が悪い上に、キャブビトルボの極初期モノ時代には、全金属製(だから、少々の偏加重はモノともしなかった)のものにウレタンフォームを貼り付けた非常にコストと手間の掛かったフラップだったのを設計変えずにコストダウンした結果の弱点となりました。こういうのはイケませんね。

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 ヒーターコアの取付前に各部をチェックしますが、特に重要なのが、このゴムパッキン部分。ここからLLC漏れしているクルマは、今回のこの工程と同じことをヤルはめになります。室内でLLCの臭いがするのは、たいていココからの滲みです。コア本体にピンホールが開いたりする不良発生は、この時期までのマセラティの場合には本当にマレなことです。

20110729252011072924_2 重箱の隅を突くように各部を詰めていきます。レジスターはフロントバルクヘッドに最終的には取りつけるのですが、つねに風雨に晒される過酷な運命にあります。オリジナルではコネクター部分に樹脂の絶縁カバーがついていますが、大概茶色く「こげた」あとが見受けられます。このクルマの場合は大丈夫でしたが、将来のために「ハンダ直付け」対策をとっておきました。

 内部のすべてのウレタンフォームは張り替えて組み立てていきます。 

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 新品のブロアーモーターは、非常に精度が悪く、まずそのままではキチンと装着できません。中心に位置するモーターから左右に伸びる軸のスリットファンへの刺さり込み具合が、「全品まちまち(大泣)」なんですよ。それでも今回は片側だけ3回調整して「キマり」ました。ハマりこむと、ケース本体がファンと接触しにくいように、サンダーでケース側を根こそぎ削り取る必要が出てくる場合すらあります。ウチの電気屋さんはいつも怒っています(笑)。

20110729282011072929  「ドグちゃん」が潜水具をつけたように見えます(笑)。上からみると結構大きなものであることがわかりますね。

20110729302011072931_2  完成したヒーターケースユニットの左右側面各部の説明写真です。これが、ボディ室内の定位置に取り付けられて、ダッシュボードが乗っかると、下から覗いて見えるのは左右の「足元送風口」だけです。ちなみに、これを知らない「ビトルボ乗り」は多い(取扱説明書にも記載が無いもんで:泣笑)だろうと思われるのですが、この送風口に付いてる丸いフラップは、なんとここだけ「手動」で開閉するモノなんですよ。冬場に足元が寒いと思っていた方は、ぜひ一度センターコンソールの左右を上に向かって覗きこんでみてください。

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 ひとつのヒーターケースにも色々な仕掛けが施してあるものですね。まあ、これはいわゆるクライメートコントロール(オートエアコン)というヤツですから、複雑なコトになってるのは仕方がありません。哀愁を漂わせる「ドグちゃん」の丸っこい後ろ姿(ホントはこの側が車輛の前進方向なんだけど)もひときわ愛おしく思えてくる夏の夕暮れ時でした。

20110729332011072934 そして、今朝はやく搭載された「ドグちゃん」。室内の中央に祭られています。ぜひ壊れずに頑張ってほしいものです。

・・・つぎは何書こうかな。それでは、また明日!                         

2011年7月28日 (木)

ギブリのヒーターケースを完全解剖(決定版!):①

 昨日の予告の通り、今日は朝の6時前から、夕方の6時までにキッチリとギブリのヒーターケースリビルドを開始→完成まで持ち込みました。比較的に涼しい気候が続いておりますので、ここがチャンスとばかりに頑張ってみましたが、その成果は如何に?長いので2夜連続放送(笑)でお届けいたします。「マセラティ用のボレッティ社製ヒーターケースユニット」をここまでしつこく、詳しく解説したものは、おそらく国内サイトでは未だかつて無いと思われますので、このネタは永久保存版では無かろうかと・・・。しかし何だね、帰ってきてブログ書くのも、もうコシが痛くって(泣きごと云うな!)。

 「228ネタ」は近日中にヤリますんで、特に「松戸のS」さん(久しぶり:笑)は、首を長くして(洗って、か?)待っているように、つとにお願い申しあげます。

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 まずは、エアコンガスを少しずつ抜き取っていきます。このあと、室内側でエキスパンションバルブ部をはずすためです。間違えて室内側をいきなりはずすと「暴発」的にエアコンガスとコンプレッサーオイルを撒き散らしてしまいますので、「アマチュアDIY系の方」はくれぐれもご注意あれ。ウチのお客さんはおそらくこんな作業、ヤラないと思いますが・・・。

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 降ろしたヒーターケースを順番にバラしていきます。筐体に相当する樹脂ケースは、大雑把には4分割、細かく分けると7分割となります。

20110728042011072805   

 左が分解中のメイン筐体内部。

 ヒーターコアとエバポレーターをそこから引き抜き、いよいよ、「究極の3K仕事」劣化ウレタンフォーム剥がし作業に突入いたします。とにかく、剥がし続けること半日、成果は次の如し。

 

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 「各部スキマ充填材」の一覧写真を詳解。1:ヒーターケースとボディフロントバルクヘッド間の流入気の漏れ止め部材。

2(と3の右隣の縦3本)および6:ヒーターコア&エバポレーターとヒーターケース内部の接触部分に位置する防振防音用(あるいは、単なるスキマあわせ?)の部材。

3:フラップなどから剥がし取った「ネタネタになった接着剤」の山。

4:メインケースとフロントケース間の接合部のスキマを埋めるシリコンシーラー(ホントはもっと大量に出てます)。

5:「内気循環⇔外気導入切り替えフラップ」の劣化してポロポロになった外皮。

7:「顔面送風⇔デフロスター送風切り替えフラップ」の劣化ウレタンフォーム裏と表。

8・10・12:ケースとケースの接合部に貼られているウレタンフォーム。

9:ケースとリアシート全面吹き出し口への導入ダクトの接合部のスキマを埋めるウレタンフォーム。

11:メインダイヤフラムとケースの接触面のスキマを埋めるためのウレタンフォーム。

13:上記5の中身(笑)であったはずの劣化ウレタンフォーム。完全に風化。

14:リアシート全面吹き出し口への導入フラップ(2組)に貼られているウレタンフォーム。

ひーー、コシが痛い。次、イッってみよー!!

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 ジェットで洗おう!ゴーゴーゴー!!

 とにかく徹底的に水と少量の洗剤で直接攻撃を敢行いたします。臭いも雑菌もおサラバだぜい!

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 ここで、メインのケース内部をあらためてチェック。ドレーンの水抜き実験チェックをしつつ、ケース洗浄作業に移ります。詳しくは写真を見てね。

2011072812_22011072813 今後室内に噴霧されたであろう「黒い粉」の元がコレ。前述の5:「内気循環⇔外気導入切り替えフラップ」の剥がす前の惨状と爽やかに復元されたモノの比較。これで、向こう10年は心配なし。特に「フィアット傘下時期」からのモデルに搭載されたヒーターケースに使われているこのフラップは表皮材質が「ペラッペラ」のもので、非常に耐久性が低いモノです。この辺りは「デ・トマソ期モデル」に軍配が上がります。オーダー時に「ダッシュボード降ろし」を承ったウチの子たちは、「フィアット期モデル」でもご覧のようにしっかりしたモノに造り変えますので御心配には及びません。

 あっ、明日も朝6時からなんです。コレ書くだけで3時間掛かっちゃった(笑)。もう寝よ。

この続きも、お楽しみに!

       

2011年7月27日 (水)

まさに、最終コーナー

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 ようやく、シリンダーヘッドを降ろしていたクアトロポルテのV6エンジンが、形をあらわしてきました。結晶塗装カムカバーのエンジンって、どうしてこうもカッチョいいのでせう!

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 リアビューも奥の奥まで仕上げには手抜きありません。左の写真でスリットのさらに奥に見える「コレ!!」はトランクフードを閉めた時に、トランク内部の圧力を逃がして適度な触感で閉まるようにするためのゴムフラップ。ジャガーなんかにもよく付いてますが、クアトロポルテの「コレ」はよくちぎれるので、シリコンシーラーでしっかりと防御します。コレがずっこけてると、トランク床下にあるバッテリー周りが埃まみれになるからです。

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 こちらは、リアの足回り。こちらの「コレ!」は、新車時に塗布されている錆止めの様子。茶色く見えるのはヨゴレではありません。フェラーリのデフ下面なども、この色で塗りこめられています。プラモだと、きっと「フラットアルミ」指定(笑)だろうけど。仮にクアトロポルテのプラモがあったら、ここはブラックかセミグロスブラック指定なんだろな。今さらだけど誰か造ってくれないかなあー、クアトロポルテのプラモ。・・・ワタシはきっと造らんけど。

2011072704 さあ、明日はどこまで進めることが出来ますでしょうか。いずれにしても最終コーナーが見えてきたように思います。

 ワタシの方は、あしたは「ギブリの係(笑)」。朝の6時から電気屋さんと闘う予定です。明日もお楽しみに!   

2011年7月26日 (火)

ギブリのダッシュボード降ろし一連作業:②

 はい、今日も真夏としては比較的に涼しく過ごしやすい一日でした。有難いコトです。絶好の「ダッシュボード降ろし日和」を生かして、頑張ってまいりましょう!

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 まずは、助手席側シートをはずします。まあ、このへんは手慣れたモンですが、ボロいビトルボはこの段階で、ボディ側に溶接されたナットがとれて「とも回り(超大泣)」されたりして、メチャクチャにハメられる場合もあります。

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 運転席側のシートもはずします。続いてセンターコンソール両脇のカーペットや、シートベルトキャッチなど、各部艤装品を順次はずしていきます。

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 グローブボックスをはずすと、その奥はこのような具合です。「222」とかだと、ここに「例の(ダメダメな)メインヒューズボックス」がいたところですよね(笑)。ギブリ中期・最終やクアトロ前期モデルでは、ここが、室内側とエンジンルーム側の橋渡しになる3つの大きなカプラーの居所になってます。

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 センターコンソールを順次分解していきます。今回は床のカーペットの全除去工法をとってみようと思いますので、リアシートも一旦はずします。リアシートの下にはメインECUが左右に位置しています。

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 で、カーペットを根こそぎ剥がします。そのさらに下には、「床をプヨプヨした触感にするための」アンダーマットがありますが、右の写真ではそれも除去した状態になってます。

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 さらに、メータークラスターユニットもはずして・・・。ふと床下に目を落とすと、アレ?

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 あー、またまた色んなモンが落っこちてますね。前回の「222SE」の時も色々とありましたが、フィアットコントロール下でもQCという言葉はマセラティ社には絶無なようであります(泣笑)。

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 フロントバルクヘッド内部をキレイに清掃し、つや出ししておきます。・・・見えなくなっちゃうけど(泣)。

2011072617 というわけで、ダッシュボードが無事に降りました。今度は写真真ん中に見える黒いケース(ヒーターケース)を降ろして分解する工程に入ります。今日はここまで!

 こんな拙いブログでも、励みにして頂けているとのことで、頑張って更新を続けなきゃイケませんね。また明日も「イッてみよー!!」                

2011年7月25日 (月)

ギブリのダッシュボード降ろし一連作業:①(+クアトロポルテV6のエンジン整備続き)

2011072501_32011072502_5   まずは、先週のクアトロポルテの続きをば。劣化したエアコンコンプレッサーをリビルド品にチェンジして組み立てる準備です。

2011072503 ステーなんかにも、色を入れてカッチョ良く仕上げます。どうせほとんどどっからも見えなくなっちゃうんだけど(笑)。

20110725042011072505 エンジンの組み立ての方は、タペット&タペットシムの挿入、カムシャフトの組み付け、カムシャフトホルダーの取り付けと進みます。エンジン内部の各摺動部には、予めエンジンオイルを塗りつけながら組み付け作業を行います。

2011072506 カムシャフトホルダーにはそれぞれに刻印が打ってあります。メーカー出荷時に精密に計測してそれぞれを合わせてありますので、絶対に間違うことはできません。 こういうの知らないでバラすヒトがいますから、本当に困りモノではあります(笑泣)。

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 さあ、今度は、さいたま市の「Iさん」ギブリのダッシュボード降ろしの準備工程イッてみましょう。まずは、フロントスポイラーをはずします。

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 フロントバルクヘッド内の諸々をすべてはずしていきます。はずしたものは次々と、洗浄→つや出し→仕上げ工程を受けていきます。

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 ぜんぶ最後は「見えなくなっちゃう」部分ですが、マイクロ・デポに「ダッシュボードを降ろしてね」と依頼すると、自動的にこれらの工程が組み込まれています。まっ、ハッキリ云ってダッシュボードを降ろすのと、これらの部材を仕上げるのには何の関係性もありませんが(笑)。

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 高価なつや出し保護剤をタップリとかけておき、数分の間放置プレイ(笑)。マイクロファイバークロスでしっかり磨き込むと新品以上の仕上がりに生まれ変わります。コレを組み付けるとカッチョええぞー(まっ、見えなくなっちゃうんですけどね:コレばっか:笑)。 

20110725152011072516_2   

 これは、ワイパーユニットです。見えなくなって仕舞う部材のさらに裏までも仕上げ抜きます。ああ、コレ見てマネしようと思っているシロウトの方、当店では、あとで、電気的接点を一つ一つの部材ごとに細かくチェックしたり、機械的摺動部分(例えばこのワイパーユニットの場合、各リンクの自在部にシリコングリスを塗布して再組み立てする)にはグリスアップする前提だから、こういった「フル洗浄」してますが、それに自信がない場合、このようなやり方はお薦めできませんからアシカラズ(笑)。

 明日は本格的にダッシュ降ろしやります。お楽しみに!         

2011年7月23日 (土)

台風襲来。で、クアトロポルテV6漬けの日々:⑤

 本日の東京もすっきりとした真夏としては「爽やかな」気候でした。期せずして絶好の「組み立て日和」となりましたが、そう簡単には進まないんだ、コレが(笑)。

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 朝一番。まずは、ヘッドのスタッド増し締め工程を慎重に行います。でこのままサクサクと進むわけではありません。エンジン各部の補器類や配管類を予め個別にチェックしつつ徹底的に仕上げていくのです。

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 そんな中のひとつ、ラジエターのアッパー&ロワー配管です。外観はちょっと洗ったダケでキレイになるものですが・・・。

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 増し締めの出来ないオリジナルのホースバンドを切断し、パイプとホースを分離してみると・・・。

20110723042011072305 「きぃーーゃぁあああーーー!!(byケ○ロ軍曹)」

・・・LLCにすこしずつ混入した油脂分が固形化して、配管の内壁にビッチリとこびりついています。コイツは時間掛かるなあ。

2011072306

 ちょっとヘラでコスって「ポンポン」と床に打ちつけるとご覧の通り、顆粒状になって出てきます。旧いクルマの重整備はこういった作業を端折ることが出来ません。このまま洗わずに組みつければ、ラジエターやヒーターのコア内部が間違いなく詰まるわけです。当然、エンジンの冷却や冬場のヒーターの効きに問題が発生しますよね、やっぱり。

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 4本のゴムホースをご覧のように内部洗浄しました。パイプ2本も同時にやってましたが、7時を過ぎたら暗くなって中身が見えなくなってきましたので、続きを月曜日にやろうと思っています。これだけで、休まずに3時間・・・「アホ」と嗤ってやってください。

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 他方、場内では、エンジンオイルパンを必死に洗浄&磨き作業です。写真のように外側だけでなく、内側もキレイに洗浄いたしました。オイルパン締結用ボルトを新品にして、エンジンブロックに装着。ここは、前方からクルマの下を覗き込んだ時に主役となる「見せ場」ですから、冷却フィンの1枚1枚を丁寧に磨きあげていきます。

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 さらに、もう一方ではエキゾースト(前方のキャタライザーユニット部)を取り付け前に耐熱塗装しています。その後搭載まで完了しました。

・・・台風襲来とともに「巣籠り」でやろうとはじめた、クアトロポルテV6の重整備、作業の続きは来週に持ち越しです。

以上、おそまつ様でした!皆さん一週間のお付き合い&コメントの数々、誠に有難うございました!!

    

2011年7月22日 (金)

台風襲来。で、クアトロポルテV6漬けの日々:④

 表題は「台風襲来」ですが、スッカリどこかに行ってしまいました。今日も昨日の続き・・・

2011072201  新品のエキゾーストスタッドボルトを組み込みます。昨日、一昨日の労苦の結晶(笑)ですね。

2011072202  ヘッドの後ろ側にあたるタイミングチェーンカバーを装着。新品のキャップボルトを用います。

2011072203 ヘッドガスケット(対策品)とヘッドの比較。カタチ通りになってるでしょ。

2011072206_3 シリンダーブロックにヘッドガスケットを装着し、ヘッド搭載を待ちます。エンジンがへんな方向を向いてると思いませんか?お察しの通り、宙ぶらりんの状態です。下からはガレージジャッキで支えています。特に左ヘッドは、ブレーキのマスターバッグや、ABSユニットがヘッド挿入時に干渉するので、その脱着は困難を極めます。ヘッドをシリンダーブロックの8本のスタッドボルトに貫通させつつ、それら干渉物からヘッドを微妙にずらすように、エンジン本体をジャッキで上下左右に振りつつ、大型のバールをあちらこちらに突っ込みながら作業します。6本以上の腕が欲しくなるひとときではあります(笑)。

20110722042011072205_2  「どうりゃー!」ああ、腕がつる、腰に来る。ヘッド中腰で入れるのは、コタえます。

2011072207 ・・・というわけで、ようやく搭載された、左側ヘッド。続きましては、右イッてみよー。

2011072208  ついに右ヘッドも搭載完了。スタッドを一旦メーカー指定のトルクで締めこみ、ガスケットの厚みその他を馴染せるため、これまたメーカー指定の時間が経過するのを待って一日置きます。明日、増し締め規定トルクでもう一度締めるというわけです。決まり通りにヤラないと、必ずLLC滲みが発生します。新車製造時にコレちゃんとやってるのかなあ、マセラティ社(笑)。この4カムエンジンのヘッドガスケットはヨワ過ぎですよね。ギブリ、クアトロポルテ、3200GT。世の中にあるヤツで日本国内でヘッドオーバーホールしたことない個体は大半ダメなんですから、ハッキリ云って。気が付いてないヒト多いけど。

2011072209 あー、ビックリした。上の写真の段階から、そんな簡単に こうなるわけねーダロ(笑)。この写真は同時に商品化中のビアンコアルピのエンジン。本編在庫車情報用に本日撮影したものの一部です。乞うご期待!

 それじゃ、また明日!

2011年7月21日 (木)

台風襲来。で、クアトロポルテV6漬けの日々:③

 さあ、今日こそは「台風上陸」だあ!と身構えておりましたら、東京には来なかったのでまずはヒト安心。おまけに台風が冷たい気流を引っ張ってきちゃったらしく、真夏とは思えぬ涼しさでしたね。そんな中、昨日の遅れを挽回するために早起きして作業を開始いたしました。

20110721012011072102 昨日、折れたエキゾーストスタッドを抜こうとしてたら工具(エキストラクター)が折れて穴の中に残るという最低な事態(泣)に遭遇。相手は何せ「焼き」の入った「超硬工具」。コレを除去するにはもはや、ダイヤモンドビットと軸つき砥石による地道な穿孔作業しかありません。「あーー、掘ったよ、掘った!」 周りのアルミにキズを付けずに掘りぬくことに成功しました。もちろん、このあとタップもキレイに立て直しましたよ。

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 ヘッドの上方側。カムシャフトをはずした状態がコレです。

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 これからヘッドガスケットの当たり面を慎重に仕上げていきます。

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 製造メーカー表示の鋳込み「COSCAST」右写真側のヘッドは鋳型がヘタってるらしく、メーカー名が判読できないほどウスいですね。

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 古式ゆかしい「オイルストーン」による手研ぎ→当たり面脱脂と続き、ようやくヘッドの洗浄、磨き、当たり面仕上げ、スタッドタップ復元作業が左右ともに完了しました。

ねっ?時間掛かるでしょ・・・って、やっぱりワタシたちの手が遅いんですね(また今日も反省・・・)。

2011年7月20日 (水)

台風襲来。で、クアトロポルテV6漬けの日々:②

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 あいかわらず、今日も台風の影響で、練馬にも強風に乗った大雨が断続的に降り続いています。さあ、張り切って昨日の続きと思いきや・・・エキゾーストマニホールド締結のスタッドボルト(両端ともにオスになってるボルト)を、12本すべて特殊工具で打ち替える作業中に「折れました(大泣)」こうなると、闘いも長くなるぞー(昨日のコメント欄が妙に盛り上がりを見せている中に生きハジをさらすワタシたち:泣)。

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 やっぱ、「す」が入ってました。ほんっとにもう、イタ公はしょうがない(笑)。まあ、だからこそ、一見なんでもないボルトまで、すべてを新品に打ち替えようとしてたんですけどね。こういうのが、マイクロ・デポの納期が遅いと皆さんに思われる理由のひとつ。この際、ヒト手間かけておいてあげようとすると「10手間」くらいになるわけです(我ながら悲しい性分ですね)。さあ、皆さんで叫びましょう「コノ未熟者め!!(笑)」と。

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 で、「男のドリル攻撃!!」とは云っても非常に繊細な仕事。冶具を保持しつつ、ブロック内に残存しているボルト部分にのみ貫通穴を「真っすぐに」穿孔する作業です。イキ過ぎるとブロック本体に穴があいちゃいますので、そりゃもーたいへんです。少しずつドリル径をあげていきながら、何度も穿孔していきます。折れてるボルトは2本。緊張で汗だくの作業は続きます。

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 で、ようやく疾風弩涛の穿孔作業が終わり、タップを立て直した上、「リコイル」を装着。メスネジの復元が終わりました。

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 並行して2階では、カムカバーの結晶塗装の復元作業が続いております。文字の浮き出しは塗装後にキサゲで地道に行います。

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 ヘッドの燃焼室にこびりついたスラッジも少しずつ「粉砕」しては溶かしを繰り返し、ようやくキレイになってきました。あと一息です。

・・・ああ、今日は「匍匐後退(ちったあー前進シロよ:笑泣)」だったわ。反省するコトしきり。

明日もきっと続くでしょうね。この分では(笑)。

2011年7月19日 (火)

台風襲来。で、クアトロポルテV6漬けの日々:①

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 いやあ、「台風」スゴイですね。今日は朝から「上がるのかな」と思うと、また「ドバー!!」と降るという不安定な感じの天候でした。でも涼しくてラクだったわあ。先週末から、この展開は「ヨンでた」ね(笑)。というわけで今週は、横浜の「Kさま」クアトロポルテV6のエンジンシリンダーヘッド分解組み立てを大々的にじっくりと挙行することにいたしました。本日の工程がいちばん分解が深くすすんだ状態です。

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 あっ、もうヘッドとれてますね(笑)。先週は他の納車業務の合間に少しずつ準備をすすめておりましたので、結構簡単にバラけてるように見えますが、その「準備工程」がもうスゴイの!ホントよ。ところでこの写真、エンジンルーム周辺を全体的に「オニのように」養生して何をヤッているかと云うとエンジンブロック内のウオータージャケット(冷却水路)やオイルラインを徹底的に各種洗浄剤や有機溶剤、高圧エアを用いて洗浄する工程。良い子はマネしないように(笑)。

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 だいたい掃除が済んだピストンとシリンダー周り。まずは何事もキレイにするところから・・・にしては「店」がキタナイですね(泣笑)。 もう今日なんか、いよいよ足の踏み場が無いです、ハイ。

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 シリンダーヘッドのとれたエンジン本体を前方方向より見る。いわゆる「腰下部分」のみが残っているのがわかります。スタッドボルトがたくさん見えますね。エンジンルームが広く見えます。

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 今度はハズした「ヘッド」の方。アワアワ洗浄液をスプレー、鼻が曲がる(超激烈なにおいがします)。燃焼室にコビリついたスラッジの類をあくまで正攻法で落としていきます。根性のいる作業です。

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 強力な専用洗浄液を噴霧しても、一撃ではとれません。すこしずつ溶かしていきます。各燃焼室に4つのバルブがあるのと、その中央にスパークプラグの電極が位置しているのを拡大写真でご覧ください。

2011071908 スラッジがフヤけたら、「キサゲ」でスリスリとていねいに仕上げます。特に当たり面は慎重に作業を行います。

明日もやるんだろな、きっと(笑)。「雨よ降れー、嵐よ吠えろー!!」       

2011年7月18日 (月)

たこちゃんの日曜日(またかよ:光が丘公園篇)

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2011071802 2011071803昨日の日曜日は、もう「髪の毛」が伸びすぎてどーにもならないので、朝一番で光が丘公園の(旭町から見て)向こう側にある腕のいい「1000円カット屋」に行こうという算段。久しぶりに公園の中を歩いてみました。この暑いのに「ランニング」してるヒトたちがやっぱりいますのは、先週の航空公園と同じ。気合い入ってるよなあ・・・。

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真夏の炎天下に緑が映えますね。なんか日本の公園ではないように見えます。

木漏れ日の風景も絵になります(あくまで写真の中でだけど:ホントは暑くてクーラクラ)。でも、ここにブルーシートやゴザ敷いて寝てるヒトが結構いて、これまた根性あるなと思いました。炎天下で日焼けオイル塗って寝てたり本読んだりしてるんですよー。

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あー、なんかイベントやってる・・・・出店がたくさん。

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あっ、よさこい祭りか。ここ数年毎年開催されてます、光が丘公園の名物(にムリヤリしようとしてる)イベント。なぜか、主に北関東の(ヤンキーっぽい)ヒトたちがわざわざ観光バスで乗り付けて、「竹の子族(コレ知ってるヒト、歳あるよ:笑)」状の扮装を身に纏い、団体でこれまた「竹の子族」風な踊りを演じながら、公園中を練り歩くという・・・。ハッキリ云って、ヤッてるヒトだけが面白いイベント。見てる分には、どこが「よさこい」なんだか、ワタシのような年寄りにはもはや理解不能です。来年からもっと上品なのにしない?「全日本アニコス(アニメコスプレ)フェスティバル」とかさー(って、もっとヒドイことになったりして)。

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先々週の当ブログhttp://microdepot.cocolog-nifty.com/blog/2011/07/post-ed87.htmlの「ビン集めねた」公園(現存)と、ビンを洗いまくった水道(当時のものとはかわってるとは思うが:笑)です。アタマも短ーかく刈ってもらったのでとってもいい気分。てくてく散歩がてら春日町の置き場にクアトロポルテを取りに行きましょう。

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クアトロポルテに乗車して、デポ旧店舗のすぐ近く、春日町の「マツモトキヨシホームセンター」に久しぶりに行く。この辺ではここでしか手に入らない「こだわりのガムテープ」を購入するため。もちろん仕事用。駐車場でクアトロポルテがあんまりカッチョいいので「パチリ」。・・・誰か買いに来て(懇願:笑)。きっとシアワセになれるクルマです。

2011071813 2011071814で、一旦旭町のデポ駐車場にクアトロポルテを置きに帰り、またまた光が丘公園へ歩いて戻る。ビールの前にヒト汗かこうと「ナワ跳び」をば・・・二重跳びを連続何回出来るかチャレンジ。 ・・・5回(泣)・・・何度やっても。小学校の頃は100は出来たのになあ。やっぱ、トシあるね。

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で、その後はイベント出店で生ビール&ケンタ○キーフライドチキンでホゲホゲす。

食後には「総天然色かき氷」

光が丘公園の図書館そばにある売店(こちらは、通常通り営業のレギュラー売店:出店にあらず)では、シロップが自由自在にかけ放題。で、このような不気味なモノに(笑)。

 昨日は皆さんより暖かいコメントをたくさん頂きました。ホントに有難く、公園から帰ってきて、ようやく気持ちのよい「昼寝」が出来ました。感謝、感謝!!

   

2011年7月16日 (土)

モノを生む力

 はい、今日も暑い一日でした。スパイダーザガートの修理納車(市川の「Oさま」、早速ストップランプスイッチが不良になりご迷惑をお掛けいたしました:泣)とクアトロポルテV8の本納車をようやく無事に完遂出来ました。たいへんお待たせして申しわけありませんでした。

 それにしても、マセラティの納車にあたってはホントに神経が擦り減ります。なんとまあ、チェック項目の多いクルマなのでしょう!毎日が「三歩進んで二歩下がる」の連続。ワタシは納車直前のクルマを一日中自然光の中で眺めつつ最終のチェックをします。今の時期のようにハードコンディションの気候の場合は、わざと最もハードな状態に晒して、各部の動作品がどういう挙動を示すか毎日とにかく微に入り、細に入り、同じところを何度でもチェックする必要が出てきます。問題が発生すれば、その対処方法を瞬間的に考えて、即実行に移します。そして結果が出せるまでネバります。

 それが飲食店であれ、サービス業であれ、製造業であれ、「お客さんに満足して頂く」ことに全身全霊を傾ければ、そのモノやサービスは光輝くオーラを放つと信じています。ワタシも「お客さんがどこまで満足してくださっているのか」が気になって夜も眠れません。昨日のブログに「Ryo」さんがコメントを寄せてくださっていますが、本当に「マセラティの神様、力をくださって有難うございます」と心から、そう思っています。いたらぬ点は多々あると思いますが、どうぞ今後とも、忌憚のないご批判、ご意見をよろしくお願い申しあげます。マイクロ・デポはその一つ一つを真摯に受け止めて、また「その先の未来における旧車」のあるべき姿を目指して「車両品質のより一層の標準化」と「サービスの向上」に邁進してまいります。どうか暖かい目で見守ってやってください。

 土曜日のハナシにしては、ちょっとカタかったですかね(笑)。それでは、また来週!

2011年7月15日 (金)

ニッポンの工場

 今日も暑かったですね(というのも野暮な気がするが:笑)。午前中、クアトロポルテV8を回送しようと、エンジンを掛けたところ、外気温計がついに「50℃:爆笑」を示していました。最近は、午前中の10:30~午後1:30くらいまで、デポの正面が「日あたり良好(泣笑)」」状態となるので、置いてあるクルマは触ることもできないくらいに熱くなります。そこで、朝は6:30くらいから作業をはじめて、出来るだけ進める様にしていますので、もう帰宅すると「グロッキー(またかよ)」になります。夏場の計画停電予定などの影響で、変則的なシフトを強いられている皆さんもご自愛くださいね。

 というわけで、本日は指がヘロヘロなので、小ネタで失礼しようと思っております。只今ワタシが読んでいる本のなかにこういうのがあります。「ニッポンの工場 見たい、知りたい、行ってみたい 2011-2012」http://www.toyokeizai.net/shop/magazine/extranumber/detail/BI/be2935ce848dd0c34a207d021951d140/

 ここ数年の間、にわかに「工場萌え」なんていう言葉が生まれ、化学コンビナートの「サイバーパンク(死語:笑)」な夜景などに注目が集まっていますが、ソレの集大成みたいな本です。工場見学の手引書としては、端的にまとまっていてなかなかのモノだと思います。もっとも、この本出してる出版社が、就職活動やら、株式投資やらをするときのデータ本「会社四季報」などでおなじみの「東洋経済新報社」なので、せっかくの工場取材も、短絡的に「お金や経済ベース」のハナシに帰結させてしまうので、工場に託す「夢」や「郷愁」、また「いかに工夫して造っているのか」など肝心の部分に言及していないのが、もっぱら残念ではあります。

 世間の皆さん!もっともっと、「モノ造りの現場」に触れてください。そして、お子さんにも色々な業種の工場を見せてあげてください。「モノを造る」という行為は、お金や経済(もちろん商売の部分は大事ではありますが)のハナシだけでは成り立っておりません。様々な職制の人々の「想い」が凝縮された「製品や商品」は「ロマン」の発露でもあるんです。

 身の回りの品々がどのように造られているのかを知るのは「モノに対するリスペクトの心情(大事にするココロの源泉)」を熟成するのに効果的です。ワタシも、そのような気持ちで出来るだけ多くのヒトに当店の作業を包み隠さずご披露するように心がけております(決して格好いいものではありませんが)。

 さあ、明日も頑張るぞ!おー!!

2011年7月14日 (木)

たこちゃんの日曜日(所沢&川越行④:これでようやく完了)

2011071401  さあ、所沢航空発祥記念館の上の階層に上がってみましょう。で、いきなりコレだ!旧日本陸軍三式戦闘機「飛燕」の倒立12気筒エンジンが「倒立じゃない」状態(ということは本来の搭載方法とはさかさまに・・・って、あー、せからしかねェー:笑)で展示されております。いやー、カッチョいいですね、V12。本編ホームページ「マセラティに乗りませんか・・・http://www.microdepot.co.jp/maserati/quattroporte/gandini08.html」の方にも関連記述がありますので、久しぶりに(笑)ご覧ください。

2011071402  エンジン上部(っていうか本来の下部、あー、ややこし)のカバーがブッ飛んじゃってるので、ロッカーアーム部分が剥き出しで観察できます。

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 クルマで云うところのクランクシャフトプーリー部分です。

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 左の写真では、ベベルギアが見えますが、ディストリビューターのかなあ。それとも、何かエンジンの回転タイミングを取りたいもの、例えば「機銃」とか。

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 旧日本陸軍一式戦闘機「隼」の主輪。アルミかジュラルミンと思しきホイールが鋳造で造られています。

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 近寄って見ると、へぇー、ヨコハマタイヤなんだ。歴史長いよなあ。

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 ところ変わって、西武新宿線の本川越駅にやってまいりました。もう、すっかりお昼でモノすごい猛暑にむせかえります。いやホントに暑い。

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 あー、コレ「テレビ埼玉」でコマーシャルやってるバスだ!川越観光の周遊バスはムカシ風にレトロ調ボンネットバスですが、おそらくはパチもんでしょう。なんか、「光○自動車」が造ったような空気感が漂ってるモノなあ。排気煙が目に沁みるから、エンジンちょっとへんかも。

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 川越の繁華街をてくてく歩くこと10分。物産センター的な一角にやってまいりました。この街には山車が大量に点在して格納されており、このシャッターもその中のひとつ。前に「祭り」当日にそれと知らずに降り立ってしまったことがあり、もう、どっからこの人数が集まったのよーというくらいに立錐の余地なくヒトと山車の群であったことを思い出します。駅から街中全部に(大げさでなく)テキ屋の屋台が並ぶさまは、ちょっと観たことの無い光景でした。

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 久しぶりに来てみたら、すっかり立派な和風レストランになってやんの。写真が「ハイキー」になってるのは、極炎天下(笑)の証拠。暑いしハラ減ったし、ここでメシにするか・・・いやいや、もう少しのガマンです。お目当てがありますんで。スーパーで、発泡酒を購入して、いざ。

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 はあ、やってきたのは何の変哲もない「お肉屋さん」に見えますが、川越で、知るヒトぞ知る「超超絶メンチカツ」をその場で揚げて(店主の鉄壁ポリシーのため、惣菜物には造り置きは一切無い。頑固です。)喰わせてくれる、有難いお店「十一屋肉店http://www.koedo.com/11ya/」。メンチカツ3枚と男爵コロッケ1枚をオーダー。現在揚げております。はやく出来ないかなあ・・・。

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 近所の名刹に歩いていき、参道に腰かけ、発泡酒を「パシュッ!」。「サクッ」、一撃目を喰らう。一気にノドを潜り抜ける「ドラフトワン」!・・・うまい!ウマイにきまったああっ!

 この至福、なんと表現したらよいか・・・。このメンチカツ本当にウマイです。たったの110円、ソースは一切不要。電車賃700円掛かっても時々喰いに行きたくなる味です(実は今回もコレが目当てでわざわざ川越まで足を伸ばしたというわけ)。最近メッキリ味が落ちたように思う「吉祥寺の有名某店(ここもムカシは確かにウマかった)」に2時間行列するよりも、川越に行って、揚げたてを食べたほうが絶対いいです。「十一屋肉店 メンチカツ」で検索してみてください。たくさんの評判が出てきますよ。

 ・・・このあと、電車とバスで練馬区土支田のアパートに帰ってきましたが、土支田のバス停を降りると「息も出来ないくらいの」暑さ。スゴイなコレ、と思っておりましたら、翌日に聞いたら、日曜日は41℃(!)だったそうで、練馬オカシイよ、ちょっと。

 あー、やっと日曜日が終わりましたね。木曜までものお付き合い、有難うございました。

   

2011年7月13日 (水)

たこちゃんの日曜日(所沢&川越行③)

2011071301_2 さすがに、水曜日ともなると、「まだ日曜日のネタ引っ張ってるのかよー」との声も聞こえてきそうですが、もう、今週はコレ一本でイキますからあしからず(笑)。

 所沢航空発祥記念館には新しいアトラクションが色々と導入されていました。公的機関にしては、企業努力が感じられます。えてして、十年一日の展示でヤリ過ごそうとしている博物館が多いですから。埼玉県、エライ!

無重力体験装置とも云えるこの「スペースウオーカー(もちろん無料)」さっそく、イッてみよー!

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 で、コレだ。ワタシは月面上の重力体験コースを選択しました。「はい、ひざを伸ばしてみてください」と係のおねーさん。云われるままに伸ばしてみますと・・・。

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 うわー、飛ぶわ!ぴよーん、と。こういう世界でしばらく暮らせたら、35年間の悩み「腰痛症」も治りそうなんだけどなあ。からだが軽い。あっ、ホントは酔っ払いの方はやっちゃいけないことになってます、コレ。ワタシは、より一層「メートルがあがり」ました(笑)。

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 お次はコレ。フライトシュミレーターです(これも無料)。まずは「初級コース」を選択しました。離陸から着陸までを無難にコナせるかどうか・・・。

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 意外にも真剣なまなざしで、いざテイクオフ!ああ、飛ぶのは簡単だわ。

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 おおっ、奇跡的に「100点満点」を獲得。オレっ天才?!

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 で、調子に乗って、「中級」飛ばして「上級コース」で再チャレンジ。なんか、姿勢制御がメチャクチャ難しくなってるように思うなあ。

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 ホイでもって、コレ(泣)。「22点」って何よ、ソレ!やっぱパイロットは無理であると悟るのであった。

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 飛行機関連ジャンク販売コーナー(期間限定)を発見。各種のメーター類がだいたい5~6千円くらいでしたので、パス。このシートはYS-11用とのこと。あなたのリビングにいかがですか?お洒落な藤色で結構イケてると思いますが。

2011071310_2 うーん、「¥25,000」かあ。安いような、高いような。5,000円なら即買ってたようにも思うが(だけどドコに置こうか・・・あっ、デポの応接に置けばよかったんだ。しまった、買っとくんだったあ→でも持って帰れないし。逡巡はエンドレス:笑)。

 ・・・しつこく明日も続くのであった。       

2011年7月12日 (火)

たこちゃんの日曜日(所沢&川越行②)

2011071201  で、いきなりコレだ(笑)。しばらく現物と相まみえてないお客様、ワタシは斯くの如くに「元気」で、且つ「バ○」を相変わらずに維持しております。皆さんは如何ですか?

 この場をお借りして、業務連絡をば・・・昨日のコメント欄にコメントをくださった皆さま、有難うございます。また、「テツヲタ」さん、たくさんの収穫物を有難うございました。立派な茄子やら完熟トマトやら。

 博物館って面白いなあ・・・「イイ歳こいて」という中傷の声が聞こえてきそうですが。大好きな機体がプラモと同じマーキングでソコにありますもんで、舞いあがって記念撮影です。「子供のココロを大切に(笑)」生きる男。人はそれを「アホ」と云う。

2011071202 ああ、コレもプラモ造ったことあるなあ。ヘリコプターもムカシの丸っこいヤツは大好きなんです。

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 あああー、コレも造った様に思う。バートルですね。プラモによくあるのは「川崎でライセンス生産した」」バートルですが、こちらは本家製造モノみたいです。

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 うおー、エンジンも見せてくれるの?ああ、周囲はちゃんと「機体内部色(黄緑のくすんだヤツ)」に塗られてるぞ、やっぱり。と、プラモ好きの血はフツフツとたぎるのでありました。

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 シート表皮がロッソなんて、あーた、マセラティグランツーリズモのよう。うーんカッチョいいぞ!夏休みにプラモ買お(笑)。

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 なんか、補器類の取り回しとか、造りとかがマセラティやフェラーリなんかのイタ車してるんだよなあ。このあたりの近似性が、ワタシをイタ車に吸い寄せてしまったのでしょう。なにしろ、たまらんです。

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 航空機プラモ好きのおたく野郎は、「ひこーちゃん」業界でいうところのステンシル(いわゆる書き文字)に弱い。

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 ステンシル曰く、「ジェット排気に注意」。いーや、後ろでかがせて欲しい(あほ:笑)。エンジンはIHI製でマセラティのターボユニットと生まれが同じ。

2011071211  この飛行機は国産なんです。富士重工が造りました。T-1ジェット練習機といいます。http://ja.wikipedia.org/wiki/T-1_(%E7%B7%B4%E7%BF%92%E6%A9%9F)航空自衛隊にかつて配備されておりました。練習機だから武装が無く、派手なマーキングも素敵です。どうにか全景が撮れましたので、お届けいたします。ワタシ、子どものころから、この機体が大好きで、今も、千葉の家には造りかけのプラモがあるくらいです。でもなあ、1/1の圧倒的迫力見ちゃうと造る気力が薄れるなあ。・・・明日もまだ続くのであった。

2011年7月11日 (月)

たこちゃんの日曜日(所沢&川越行①)

2011071101_2 なんつーか、歳をとってきますと、身の周りに「物故」しちゃってるヒトが多くなってきますので、毎週「墓参」や「法事」をヤッてるような気がしますが、昨日の日曜日も義父のお墓参りに早起きして行きまして、それが、西武新宿線の航空公園駅から路線バスで行くところですので、帰りがけにその「航空公園(正式には所沢航空記念公園)」を散策するコトといたしました。駅の目の前にありますから、非常に地の利は良いと云えましょう。

2011071102 っと、いきなりの「YS-11」。昨日は雲ひとつない、抜けるような「超快晴」でしたので、この写真もシンガポールかなんかで撮影したような風情が出ていますが、まごうことなく「所沢(埼玉県です:笑)」 。エアーニッポン仕様(だから全日空モード)の今にも飛び上がりそうなイキの良さを感じる機体です。成田の航空博物館の前庭にある「YS-11」はプロトタイプ仕様のマーキングなので、実機同士を比べて見るのも一興でしょう。それにしても、美しい機体です。朝からイイ気分。

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 ・・・で、いきなり駅前の「ファミマ」でコレ購入。まだ、朝の9時前ですが・・・、まっいいか、日曜だし。「パシュっ!」・・・んー!っまい!!カンカン照りもいいモンだねえ。

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 公園内を歩いていきますと、巨大なジェットエンジンを模した建物が屹立しているのが見えてきます。「所沢航空発祥記念館http://tam-web.jsf.or.jp/contx/index.php」です。全国のみなさーん!日本で初めてヒコーキが飛んだところはこの「埼玉県所沢市」なんですよ!「意外(失礼!)」でしょ、ホント。

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 記念館前には、オブジェにしておくには惜しいくらいにレストアされたC-46の実機展示とその云われ看板。アメリカ製の飛行機が戦後すぐに使用されていたことがわかりますね。

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 で、とにかくココが航空発祥の地であることを示す石碑。こういったモンは建てちゃった者勝ちですが、所沢のこの公園のとなりには、現在でも実際に稼働している「東京交通管制部」http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E8%88%AA%E7%A9%BA%E4%BA%A4%E9%80%9A%E7%AE%A1%E5%88%B6%E9%83%A8というのがありまして、やはりにわかには信じがたいけど、ここが航空にゆかりの深い土地柄であることは確かなようです。ムカシN○Kの連続テレビ小説に「雲のじゅうたん」っていうのがあったでしょ。あれは主役の浅芽陽子さんが日本初の女性パイロットになるというおハナシでしたが、その舞台がまさにこの地なんだそうです。明治の時代から、昭和初期までは、ここが日本航空産業の最先端であったというわけですね。

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 ・・・と、そんなこんなに感動していると、記念館前のテントには横断幕が・・・「8時間耐久ロードレース」とある。ギョエーこのべらぼうに暑い中で8時間公園の中をぐるぐると回るの?モノすごいイベント企画ではあるなあ。そーいえば、さっきから、公園の中をゼッケンつけて走ってるヒトがたくさんいたけどこういうコトだったのね。

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 参加者には「デ○ルマン」さん(写真は哀愁漂う後ろ姿:笑)や「ガッチャ○ン」さんもいらっしゃいました。ムリはするなよ!たのむから。

このネタ、明日も続きます。

   

2011年7月 9日 (土)

オリジン→アルティメット

2011070901 本日の午後は、仙台で大津波の難を奇跡的に逃れた、マセラティビトルボEのオーナー「Mさま」が、わざわざご来店、修理&整備の出来具合を確認して頂いておりましたが、夕方になって「Yさん&Hさん」のなかよしコンビ(笑)が超絶のギブリカップで登場。昨年の「ビトルボフェスタ」で顔なじみの面々だったので、思わずハナシもはずみ、遅くまでお付き合いして頂くことになってしまい、かえって申しわけありませんでした。皆さん、いつもたくさんのお土産を有難うございます。

2011070902  二台ともに、それぞれの車種においておそらくは、「世界的コンディション(ホントにそう思います)」のシロモノ。両雄並び立つとは、まさにこういった風景のコトでありましょうね。自らの店頭にてこのような風景が眺められるなんて、長らくマセラティ屋をやっててこんなに嬉しいことはありません。御両名とも、有難うございます。

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きわめて、原初の姿に近いビトルボ2.5リッターシングルカム3バルブツインターボユニット。キャブレターの調整もバッチリとキマり、絶好調を維持しています。ワタシも一度でいいから、「スパッと」キレ良く吹け上がる、こんな完調の個体を所有してみたいものです。ちょっと、うらやましいよ、Mさん!

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こちらは、ビトルボV6の最終形態、ツインカム4バルブインタークーラーツインターボユニット。15年間こねくり回してたら、上のユニットがこうなりましたと(笑)。手前に見える、アッパー&ロワーラジエターホースの取り回しが、それとなく同じ様子なのが、エンジンの腰から下方(要はクランクケース)の原設計が同一であることを示す「よすが」と言えましょうね。エンジニアリングの血脈というのは侮れません。どちらも正しくマセラティ。こういった楽しみ方も歴史あるブランドならではのものでしょうね。マイクロ・デポでクルマ買うと、あとあとまで結構楽しいモンですよ(っと、タマには真面目なコマーシャルを。コレ読んでる「当店は高い」と大誤解していらっしゃるアナタ、トータルでは結局お得なんですよ。「専門店」の看板は伊達じゃないんですから。これホント:笑)。

 御三人様、仲良くギブリカップに乗ってお帰りになられました。Yさま&Hさま、Mさまを駅までお連れ頂き、本当に有難うございました。また遊びにきてくださいね。


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2011年7月 8日 (金)

偉大なり!大野雄二先生(天才劇伴作曲家列伝:①)

 昨日のコメント欄で、「テツヲタ」さんが、なぜか太田裕美から「大追跡のテーマ」にイッてしまわれたとのことで、それにちなんで(無理に因まんでも・・・)本日は作曲家の大野雄二先生作品の数々(はっきり云って、オレはこの手のハナシはうるさいぞお:笑)と、その曲が使われた番組についてのご説明をあっさりと・・・。

 まず、大野雄二先生と云えば、ル○ン三世セカンドシリーズの劇伴で有名ですが、これらはあまりにもベタなので、ここでは一切取り上げません(好きなんだけどね;笑)。

大追跡のテーマ→昨日、テツヲタさんが言及していたのがコレ。ル○ンテイストに近いですね。本編はたぶん刑事ものだと思いますが、観たことありません(笑泣)。とにかくカッチョいい曲です。http://www.youtube.com/watch?v=BgQmYMtBook

コブラ(スペースコブラ)前野曜子→ものすご有名な人気マンガ作品のテレビアニメ版の主題歌。ハリウッドで実写化のハナシもあるくらいの世界的人気作品ですが、ワタシはテレビ本編もマンガ原作も観たことありません(またまた笑泣)。ペドロアンドカプリシャスの初代ボーカル(桃色吐息の高橋真梨子さんは2代目)である前野曜子さん(故人)の歌唱は本当に素晴らしく、主題歌の完成度ではル○ンを凌ぐのではと思います、一時は着メロにしてたぐらい気にいっています。アニソンとだけ括られてしまうにはあまりにも惜しい、シブい名曲です。http://www.youtube.com/watch?v=kDShkXgg_SI

 ささっ、どさくさに紛れて「特ソン」イッてみよー(笑)。大野先生は意外と「特撮モノ」はやってなくて、一番知られていると思われるので、↓コレ。皆さん、きっとご存知ないのではと。


星雲仮面マシンマンオープニング
http://www.youtube.com/watch?v=xcauG32TdSA&feature=related

星雲仮面マシンマン主題歌(間奏部分にル○ンテイスト入ってるのが分かります:笑)http://www.youtube.com/watch?v=smIP-siJRyo&playnext=1&list=PL8570503B2AB588D7

 例によって、「石の森先生」原作なんですが、このヒーロー物のいいところは、なんといっても、悪人をアヤめないところ。決めワザは「カタルシスウエーブ」というもので、これを受けると悪人はすべて善の心を取り戻し、改心するという素晴らしい攻撃(笑)。子供に見せる特撮モノとしては理想的なものです。また、悪の組織といっても、「ご町内の子供をいぢめる程度」の悪業をなすダケなので、脱力系としてのお楽しみもあります。ワタシは全話観ましたが、結構イケます(何が?:笑)。

星雲仮面マシンマンエンディング→内容の脱力感とはうらはらに、アダルトタッチのバラード。夕暮時にスタスタ歩くマシンマンもシブくキメています。http://www.youtube.com/watch?v=ruytXY10L5E&feature=related

星雲仮面マシンマン本編の一部(12話)→さあ、観たくなったあなたはコチラ。変身するのにいちいちクルマ(マシン)と一体化し、うつ伏せ(大好きな匍匐前進:笑)の姿勢で走行&飛行します。疲れそう。
http://www.youtube.com/watch?v=pG74x4FdALE&feature=related

ユーアンドエクスプロージョンバンド:Route246→大野先生自らが率いるバンドによる演奏。ワタシが大学浪人してた1年間、真夜中に放送していたT○Sラジオの番組、「今夜もセレナーデ(70年代の邦楽を2時間かけまくるだけという、じみーな内容の番組なんだけど、パーソナリティのおねえさん方の美声が夜中に聞くとチョットよかったんですよ!)」のオープニング曲として使われていたのを聞いて、コレは一体ダレの曲なんだろうと、大学生になってから長らく調査したところ、大野先生のバンドの曲だと判明。「ルート246」といっても、山北とか足柄とか厚木ではなく(笑)、とうぜん青山をイメージしたものであることでしょう。雨のそぼ降る青山通りってところかな、ワタシの中のイメージでは。http://www.youtube.com/watch?v=7KfZViRM58Y「ざ・フュージョン」と云った感じのアンニュイな名曲です。

 あー、今日もなんとか書きあげた!コメントくださる皆さんも「根性(笑)」。書いてるワタシも「根性」!結構たいへんなのよ。

2011年7月 7日 (木)

ミルキーウェイ三連発

 「練馬のおりひめとひこぼし」は行いが悪かったのか、七夕の今日は曇り空で天の川はおあずけです。だいたい、旧暦ならともかく、今の暦じゃ7月7日は梅雨まっただ中だもんな、毎年逢えないよ、これじゃ(笑)。そこでといってはなんですが、本日は天の川にちなみ、ミルキーウェイ関連を思いつくままに・・・。

 ミルキーウェイ(ヌガーチョコバー)http://www.milkywaybar.com/index.shtmlあー、とにかく甘いチョコバー。アメリカのマーズ社が出しているヌガーバーですね。日本では、姉妹品の「スニッカーズ(お腹がすいたらスニッカーズのキャッチフレーズでおなじみ)」の方に力を入れているみたいで、最近はあまりコンビニなどではみかけないように思います。たまーに食べたいなーと思って買ってみると、「やっぱ甘い(泣笑)」ので、途中で撃沈!にちゃにちゃと噛んでると、そのうち奥歯に被せた銀歯が取れちゃったりする(泣)。

 銀河急行に乗って 太田裕美http://www.youtube.com/watch?v=SU-BpDIzsMI「もしも貴方がアルタイルなら、離れ離れのわたしはベガね・・・(ヒロミチャンのかつぜつがヒジョーに悪いので、ほとんどのヒトにはこう聞こえないと思いますが:笑)」と歌われる「七夕をモチーフ」にした歌詞の珍しい楽曲。70年代ディスコ調なのが、結構カッチョいい。

欲しい方はここに・・・http://www.amazon.co.jp/%E5%BF%83%E3%81%8C%E9%A2%A8%E9%82%AA%E3%82%92%E3%81%B2%E3%81%84%E3%81%9F%E6%97%A5-%E5%A4%AA%E7%94%B0%E8%A3%95%E7%BE%8E/dp/B00005G6EF このアルバムは中学生の頃、三万回聞きましたよ。

 パラオのミルキーウェイhttp://www.youtube.com/watch?v=y38a_ZK3E2oこれは、お空の星とは関係ありませんが、石灰質の泥を体中に塗りたくって過ごすところ。乳白色のドロが美しいです。一度訪れてみたいものです。こんなところで、ひがな一日ボンヤリしていたいなー。

 小ネタで失礼しました。それじゃ、また明日!

2011年7月 6日 (水)

メタモルフォーゼ

201107060120110706022011070603  実は3日くらい前に、サナギマン1号は、気がつかないうちに抜け殻になってるのを発見。どーも、風に吹かれてヒラヒラしてるなーと思ったら、カラになって軽くなってるからの挙動であることが判明(左の写真)。

 頼みの綱は「ドクガンダー幼虫態」あらため(笑)、サナギマン2号(上右の写真)のみ。他のふたつの幼虫はどこ行ったのかなあ。詳細は6月21日の当ブログを参照http://microdepot.cocolog-nifty.com/blog/2011/06/post-9f22.htmlしてください。

2011070604_4 今朝、たばこを吸いにベランダに出て見ると、寝ぼけマナコにさなぎの異変が・・・、

 あぉー、羽化してる!イナズマン(知ってる?:笑)になってる!!ホントにヒョーモンだ!結構可愛い顔してるぞ。

2011070605_3  それから、3時間ほどのちに、ヨメが完成して飛び回る姿を撮影しておいてくれました。予定通りのチョウチョに変身成功!というわけです。

2011070606

 翅の裏側はホント関西のおばちゃんのセーターみたいなひょう柄(笑)。だいたい、コノ方はメスらしい、翅表の先が黒いから。

2011070607  元気に飛び立てよ!達者で暮らせ!!幼虫時から毎日見守ってきたので、ちょっと嬉しいような、さびしいような・・・。ウチのプランターの草花を全部喰っちゃったんだモンな。大人になった姿を見せてくれたのは、チョウチョからのお礼だと思いましょ。なんだか、元気をもらいましたよ。

それじゃ、また明日!

2011年7月 5日 (火)

夏、夕餉前の記憶

 東京練馬では、今日の夕方から、つい先ほどまで、「ブーの雷様」とともに、バケツをひっくりこかしたような「ちゅどど雨」となっておりました。にわかに空模様がアヤしくなってきましたので、仕上げかけのクルマたちを急いで撤収する有り様となり・・・、ああ、ドタバタしてたら世田谷区の「Eさま」に今日電話するの忘れました!明日、状況をお伝え申しあげます(と、ドサクサに紛れて業務連絡)。・・・というわけで、今日もスッカリ「バカ」だよーーーん(笑)!!

 ムカシ近所に5つばかり歳が上の「ガキ大将(というほどイバってはいなかったが)」っぽい兄貴がいまして、夏のある日に一計を案じました。「とにかく、暑い。アイスが食べたい。しかしカネは、無い」見渡せば、小学校に上がる前の幼児から、5年生くらいまでの近所の悪ガキどもと鼻タレが15人程も居る(ホント昔はそこらじゅうに子供がワンサと居たもんです)。「みんなでビン集め、しよ」との御下命下る。

 ・・・「ビン集め」、ペットボトル全盛の昨今、お若い方にはなんのことやらまったく意味不明だと思いますが、ご同輩はご存知のように、ムカシはジュースやコーラ、サイダー、日本酒、ビールといった瓶入り飲料を購入する場合、瓶を一旦中身ごと買い、飲み終わって酒屋などに返却すれば、ビン代として5円とか10円とか返してもらえたのです。リターナブルというわけで、これこそが、液体飲料類の販売方法としては、エコロジーに叶っていました。牛乳ビンはどうだったのかなあ・・・ちなみに、こんな「バカ(ほめ言葉ですよ!)サイト」があり、ワタシはお気に入りです。http://www.citymilk.net/ホントにこういうヒトたちに勲章でもあげたいわ。

 ジリジリとした、真夏の午後のひと時、悪ガキどもは、近所中を歩き廻ってビンを捜索。ムカシはよく、じーさんが花壇の植え込みの境界部分にビンをひっくり返して並べて埋めたりしてたでしょ、あーいうのをほじくり返してきたりするわけです(あー、悪いやっちゃなあー)。公園のクズ入れ、雑木林の中、ビン物売ってる商店の近所・・・ありとあらゆる可能性を追求(笑)し、「成果」は「大将」のところに持ち込まれていきます。ビンにも貨幣価値に差があり、コ○コーラ系のビンは交換レートが良かったので、お宝。一方、日本酒の一升瓶は嵩が大きいわりにレートが悪いのでスカ扱いだったように記憶していますが真相はどうだったのかなあ。拾われてきた瓶たちは、公園(これが、旧マイクロ・デポ春日町店舗前の路地の突き当たりに現存する区立公園だったんです・・・あの辺はムカシ、グラントハイツの裏口だったからなあ)に持ち寄られ、そこの水道で次々と洗浄作業がおこなわれます。

 夕方になり、にわかに雲行きがアヤしくなってまいりました。ぽつり、ぽつり、ぽっ、ぽっ、ぽっ、ぽ、ぽ、ぽ、ぽ、ぽ、ぽ、ちゅどーんと云う感じで「バケツ雨」が来襲。公園の大きな樹の下や、土管状の遊具の中に逃げ込みました。

 20分ほど、嵐は吹き荒れて終わりました。「あーあ、また洗わなきゃ」ビン洗浄再開です。大将とその同級生たち、上級のメンバーは洗い終えた瓶が売り物になるかどうかのチェックに余念がありません。「じゃ、行ってくるわ」といって公園の斜向かいにある酒屋へと向かいました。しばらく固唾を飲んで様子を見守る雑魚のワタシたち。

 5分ほどして、上級生たちが戻ってきました。その手には、無数の「10円アイス(それが、赤城乳業製ドルピスであったことは間違いなし)」。「いやっほー」という感じでした。一本一本手渡され、喜色満面のワタシたち。今思えば、その「現金化の成果」は上級生数名にほとんどピンハネされていた疑惑も禁じ得ません(笑泣)が、こんな楽しい思い出をくれたことには感謝しています。なんつーか、こう、良き時代でしたね。今日の夕立に逢って甦った記憶でした。

 どこからか、カレーの香りが漂って、辺りは薄暗くなってきました。そろそろ帰って「ウルトラファイト」見なきゃ(笑)。

 

2011年7月 4日 (月)

たまには未来のハナシでも、とは思えども・・・またまたボヤキ節(その3)

 ・・・おとといの続き。

 まあ、ワタシが子供の頃っていうと、40年も前のハナシということになってしまいますが、「21世紀の科学文明の世界」を謳った雑誌の挿絵とか、「エキスポ70:大阪万博」の企業パビリオン展示だとかが描き出す「バラ色の未来」は、「いつしかこういう具合になるから頑張ろう!」と子供たちに思わせるに充分な、ヒジョーに前向きな「未来」でした。

 なんで、こんなネタ書こうかと思ったか。実は先週の日曜日に行った石神井公園で見た「七夕の短冊にある願い事」を見て、世を憂いてしまったのです。小さな子供が書いていると思しき短冊の願い事は「お金が欲しい」「お金をください」といったものが目に付き、ムカシの子供にありがちな「プロやきゅうせんしゅになりたい」に近いものとして「サッカーせんしゅになる」というのこそありましたが、なんというか、世相を反映して夢が無い。

 5歳とか6歳とかの砌で「おりひめとひこぼし」に願うのが、「金をくれ」では、ホントーに悲しくなりますよ、まったく。どうも、その「金が欲しい」というのが、おそらくは「現在の不足感」に由来するものではないところが、また気になります。主語が無いと云うのか、「○○が欲しいから幾ら欲しい」という具体性に欠けているわけです。単に親の願いを代弁して書いてるのか(笑泣)。

 思えば、子どもの頃に夢想した「バラ色の未来」は、たいへんに身勝手なものだったかも知れません。「材料を入れるだけで、勝手に料理を作って出してくれる機械」「全自動からだ洗い機(大阪万博に電機メーカーが出品:超音波洗浄機)」等など、主に当時やっかいに思われていた家事労働や、生活様式をズボラ化するものに夢を感じていただけなのかなあと思います。

 コンピュータと携帯電話の「歪んだ普及の仕方」は誰も予想だにしていなかったと思います。特に、この「インターネット」という、そもそもは軍事技術であったものが広く短期間に全世界に蔓延すると云うことも、想像の外でありました。これで世の中すべてが、「ズレた」ように思います。皆が「便利」と「安易」をはき違えた世界。バーチャルにすべてが手に入ったように錯覚する世界。情報がタダだと勘違いしている世界。そしてその情報が必ずしも正しいとは限らない世界。そこには「本物だけが持つ、確たる手ごたえ」が無い。例えば、「LPレコード」が「CD」になり、「MP3ダウンロード」になった。デジタルで音質は確かに良いかもしれない。しかし、大きなLPレコードの黒光りする圧倒的な高級感、そこに貼られたラベルの意匠の数々、パッケージたるジャケットの充分に意を凝らされたデザイン、詳細なライナーノーツ、そして歌詞カード、それらすべてが、嬉しい「商品の構成要素」であったはずです。

 かくいうワタシも、コンピューターと毎日こうして対峙していますが、ハッキリ申しあげて「必要悪」になってしまっているので格闘せざるを得なくなっているというのが、本当のところです。もう、商売を続けていくのに「絶対必要条件」になってしまっているので、50も手前で一生懸命について行こうと日々努力と匍匐前進(笑)なのです。

 ローン会社や、保険会社など、ワタシの商売に関係している業種の方々を見ていると本当に不憫なことがあります。この歳になって、パソコンやらされてるの?と思うことも多いです。ですから、加盟店や代理店にその負担をおっ被せようとしてきます。結局、我々の利便性なんか度外視されてくる。本当にこれが「合理化」と云えるのだろうか、と悩みます。これらの様々な工夫と努力の果てにあるのは、「人減らし」であるに過ぎないのに。

 きっと、今自分が思っていることが正しいと信じて歩んでいくしかありません。「本物の手ごたえ」だけを追い求めて行こうと考えて、明るい未来をつかみ取れるように頑張りますね。過去をしっかりと見つめれば、進むべき真っすぐな道が見えてくるような気がします。また当面は、ムカシばなしばっかりになっちゃいそうだなあ(笑)。

 

2011年7月 2日 (土)

たまには未来のハナシでも、とは思えども・・・またまたボヤキ節(その2)

 ・・・昨日の続き。

 もう何年も前になりますが、東京は上野にあります、国立科学博物館に行きました折、「コンピュータの進化展」的な期間展示がありまして、巨大な建物のようであったコンピュータ、内部は真空管やら、リレーやらが山ほど装備されているようなものから、時を追って、小さく小さくなっていきつつ、性能アップを図っていく様子が現品の展示で語られており、ワタシなどは、「あー、もーホントいいもん見せて頂きました」状態だったのですが、本筋のコンピュータの展示品のおまけとして、「旧国鉄時代の予約受付センターにおいて、コンピュータによるオンラインシステム導入以前に使用されていたターンテーブル→予約記録台帳回転台[MARS登場以前の指定席の予約方法http://www.wdic.org/w/RAIL/MARS](巨大な中華屋テーブルみたいなモンと思ってください:笑)」というモノがとにかく凄くて感動しました。このテーブルと使用法、熟練職員たちの超絶技巧については、のちにN○Kの「プロジェクトX」でも取り上げられましたので(国鉄に納入するマルスコンピュータシステムhttp://homepage.mac.com/nfukutomi/hri/documents/bunken-15.pdf

http://www2.iee.or.jp/ver2/honbu/30-foundation/data02/ishi-01/ishi-2122.pdfの開発記)ご存知の方も多いと思います。

 ターンテーブルには無数のファイル(まさに普通のファイル)が縦にずらーーーーーーーと並んでおり、これらを載せてテーブルはかなりの高速度で回っていたといいます。キャスター付きの椅子に腰かけた状態の職員は全員片手に電話の受話器を握りしめ、もう片方の手はターンテーブルに伸びています。目は、只今の電話の相手が要求してきている路線のファイルをターンテーブル上に追い続けます。目の前にお目当てのファイルが巡ってくるやいなや、人差し指は的確にそのファイルを抜き取ります。予約業務が済むと、用済みのファイルをターンテーブルの所定位置に「スポン」と投げ込みます。熟練職員は1メートル離れたところから正確に投げ入れることが出来たと云います。なんともはや、壮絶かつ壮観な眺めであったコトでしょう。

 とはいえ、人海戦術によるこの方法には、おのずから限界があり、ダブルトリプルブッキングは日常茶飯であったとも云いますので、マルスの登場は、利用者にとっても、働く職員にとっても福音であったことは疑いありません。

 昨日お話ししたのが、バスや鉄道のプレチャージ型カードのハナシであったところから、同じ鉄道関連分野のしくみでも、「こころざし」の部分で昭和の技術革新と平成の技術革新は大きく異なるというハナシに持って行きたかったのです。

 時々駅に行きますと、自動改札が「カード専用機」ばかりになっていて驚かされました。昨日のブログを書きおえたあと、思い至りました。「キップ仕様の改札機」はコストが掛かるのだと。そういえば、よく自動改札機が故障や定期点検のために分解されているのを駅の改札口で見たものですが、その中身は非常に複雑。ベルトと無数のベアリングローラーでキップを瞬時に送ります。おそらく、ウレタンローラーの摩耗は大変に早く、定期的な消耗パーツも多いものと推測されます。スイカやイコカ仕様ではどうでしょう、カード読み取り部分だけが必要で、それと連動させて「パタパタ(遮蔽板)」させればいいだけ。内部の複雑怪奇なキップ送りメカ部分がまったく必要ないわけですから、ものすごく安く作れるはずですし、保守も簡単ですね。しかし考えてみてください。これで、キップ送り型を作っているメーカーの需要とその機械保守会社のシゴトが大幅に無くなるのみならず、内部の機構部に関わる、ゴムベルトメーカー、ベアリングメーカー各種のモーター類、シーケンサ類の製造元や問屋にとっても大きな痛手です。一番はじめに自動改札化された段階でも多くの鉄道会社職員は配置転換で改札係から、立ち食いソバ屋の店員にされたり、解雇されたりしたものですが・・・。

 駅のカード型改札では、慣れないヒトがよくカードの読み込ませに失敗して「パタパタ」が開かない光景を目にします。キップ型の方も、両方通行タイプが主流になってしまっていて、せっかく「→」が出ているほうに歩いて云ってるのに、前方から走ってくるヒトなどが出てこようとすると、いきなり「進入禁止マーク」に変ってしまい、ドキッとします。

 ・・・誰が得するのでしょうね。利用者には「チャージの手間」も課せられる上(バスの「パスモ」にはいくばくかのポイントが付くとはいえ)、関連業者もみな景気が悪くなります。ひいては、社会全般にそれが波及していきます。省力化、合理化は雇用難や不景気と表裏一体のものです。

 子供の頃に夢想したバラ色の未来って、こんなものだったのでしょうか・・・。

 来週も、まだ続くのであった。一週間、お疲れ様でしたあー!!有難うございます。

2011年7月 1日 (金)

たまには未来のハナシでも、とは思えども・・・またまたボヤキ節(その1)

 今日も一日「匍匐前進」いたしました。余長の短ーいコードの先端についた劣化しているギボシをカプラーから引き抜いては、チョッキン→コード先端の絶縁皮膜をぐりぐりとニッパーで丁寧に剥がす→電工ペンチで新しいギボシを圧着→またカプラーに差し込む・・・。コレの「無限ループ」が続いております。明日もヤリますけど。想えば地味すぎるシゴトだよなあ。マセラティって・・・(泣笑)。

 そんな労働に明け暮れている一般庶民にとっては、寝耳に水の「国民健康保険料値上げ」のハナシは、各自治体ごとに値上げ幅が違うらしいのですが、とにかくもまた今年も上がっちゃってるらしいんですけど、皆さんのお住まいのあたりでは如何でしょうか。もっとも、サラリーマンの方々は、給料から天引きで色々引かれていらっしゃるでしょうから、時々明細書のチェックはした方がいいですよ。

 ワタシたちの世代は、子供の頃に「バラ色の科学の世紀」が来ると本当に信じておりましたし、文明が発達すれば、どのような人々にもシアワセが訪れると、無邪気にも、そう思っておりました。ワタシ自身も小学校3年生くらいまではかなり真剣に「科学の子」であったと自負しております。だから、後ろを振り返るコトはほとんどありませんでした。視界の先には「明るい科学万能の未来」しか見えておりませんでしたね、今思うと、それはそれは不思議なくらいです。

 だいたい大人になったあたりで、現在の「本格的IT産業」の萌芽ともいえる諸々が市場に出回るようになってきました。会社にもパソコン(いや、この段階ではまだオフィスコンピュータ、略してオフコンと呼ばれていました)が導入されてきましたが、ごく初期のワープロなんて、紙のような「フロッピーディスク」を何枚も出したり入れたり(要するに使うたびにセットアップ[インストール]する→ハードディスク容量が極小だったから)して、ようやく使用可能になるといったシロモノで、漢字変換なんて、「ジコ・ジコジコ・ジーコ・ジコ」としばらく悩んだ末に誤変換するのが普通(この辺の時代を知ってる方はいらっしゃいますか:笑)。それでも、ガリ版刷りのコトを想えば、「カッチョええなあ」と感じられ、誇らしかったものですね。

 ワタシが初めてクルマ屋に就職したときに何にビックリしたかって、ほぼ全員「携帯電話」を肩から提げている(ショルダーホンと云いました)。それが「ハンディホン」になり、手のひらでどうにか掴めるくらいの大きさになった。電池はまだまだ持ちが短く、戦場の兵士のように、まるで銃に弾を装填するかのごとく、ひっきりなしに予め充電して用意しておいた電池を取り換えつつ使用していました。その後の小型化、リチウムイオン電池の性能向上は皆さんもご存知の通り。そしてスマートフォンの時代に・・・。

 パソコンに至っては、ここ20年の進歩がちょっと尋常ではありませんでしたね。だからといってはなんですが、ハッキリ云って未完成品を売るのが普通の異常な世界。「無償バージョンアップ」とか「アップデート」だとか体のイイこと云っていますが、あとから見つかった問題点を修正しているものにすぎません。クルマならリコールですよ。そして、「使い手」になるには、相当な研鑽が必要な電化製品ばかりになりました。「長押し」とか、「同じボタンに複数の機能を持たせる」とかは、我らが親の世代のヒトビトにはまったく馴染みません。

 先日の墓参りや石神井公園に行った日曜日に、「○武バス」の一日フリーキップを買って行動しよーと思っておりましたので、バスが来て早速買おうとすると、運転手は「パスモ」が無いと買えないと云う。連れのヨメがパスモ持ってたので、「じゃ、これでフリーキップ2枚分」と云うと、各自のパスモに読み込ませるので、それは出来ないと運転手。ワタシも気色ばんで30秒くらいウナりましたが、のれんに腕押しの態。然れども、フリーキップ1枚分と、もうひとり分の乗車賃210円は同じパスモから同時に払えるんですよ!なーんじゃ、そりゃ。この件があって一日中バスに乗り込むたびに「あー損した」という気分を味合わされました。このバス会社では、この4月からこうなっちゃったそうです。ムカシからあった回数券も無くなりました。まとめ買いでパスモにポイントやらが付くそうです。だいたいパスモとかスイカ(関西では「イコカ」って云うんですよね)などの予めチャージさせるカードって云うのが気にいりません。なにやら、利用者の利便性よりも、企業の合理化の方に力点が置かれ、かといって運賃が安くなるわけでも、そこに働く人々の報酬が上がるわけでもなく、これって一体文明の進歩とか進化と云えるんでしょうか。

・・・とボヤきつつ明日はどっちだ(笑)。 

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