マイクロ・デポ株式会社”公式ウェブサイト”「マセラティに乗りませんか・・・」

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2011年10月の26件の記事

2011年10月31日 (月)

カーマガジンの来月下旬発売号のお知らせ

 久しぶりに、ネコパブリッシングさんの「カーマガジン」編集部殿が、本日、当店までお見えになり、取材をして頂きました。来月下旬発売号は「ターボ車の魅力について(ホントはもっとカッチョいい題名になると思うが・・・)」というものだそうで、その一環として、「ビトルボ系マセラティ(しかもデ・トマソ期の:笑:って、笑っちゃイケないところなのでしょうが)」を取り上げて頂けるとのコトで、色々と「現在進行形のビトルボ」についてのおハナシをさせて頂きました。

 たまたま本日デポに鎮座していた2台のシャマルと1台のカリフも、店舗のカットとともに写真掲載される予定です(ナンバープレートなどは画像処理してね、と重々頼んでおきましたから、そのあたりは大丈夫ですよ)。 

 まあ、毎度のコトながら、「ワタシのクドいハナシ」をどのように料理してくださるか、今から楽しみにしております。これから、本当のエンスー諸氏に乗って頂きたい「旧車:ヴィンテージカー」になりうる素材であるコトを力説しておきました。 

 色々とビトルボ談義をしていると、あらためて、ビトルボマセラティの魅力と、問題点に気付かされ、たまには自らのシゴトを振り返る意味でも、こういった取材を受けるのは、新鮮な気持ちを取り戻すのに有効ではあるなあと思った次第。それにしても、ネコさんの擁する主要誌「カーマガジン」「Tipo」、ともに平均購買層が40代になっちゃってるそうです。嗚呼、嘆かわしや。お若い方、クルマ趣味って人生を何倍も面白くしてくれるんですよ!パソコン屋と携帯屋だけに儲けさせていないで、クルマ屋にも足を運んでもらいたいモノです。 

 マセラティに乗って喰いに行く、本格的パスタ屋やピザ屋巡りなんて、日常頑張っている自分への「褒美」としてなかなかのモンではないかと思います。よい仕事をするには「モチベーション」って大事ですよね、やっぱり。フロントウインドーシールドから見える眼前の景色が、マセラティに乗ると違って見えてくる。この気分の良さや晴れがましさは、パソコンのモニターを眺めているのとは、また違った「本物だけの質感」に溢れた世界です。どのようなご相談も、練馬のマセラティ屋は受け付けておりますよ。お若い方もぜひ、この「魔境」へ(笑)。

2011年10月29日 (土)

飛ぶように過ぎる日々

 いやー、ここのところ、毎日が「カリフで、シャマルで、シャマルで、カリフ・・・」とエンドレスにも思える膨大な工数をこなすため、朝から晩までどうにか頑張っております。なんか、夢の中にも出てくるし、ずーっと時間が繋がっているようです。おかげさまで両車とも9割方完成に近づいてまいりました。明日も出て頑張ります。というわけで、ここのところ「本ネタ」がアップ出来ないのは、写真を撮りながらといった余裕が無いからなのでありまして・・・楽しみにしている方々には、心からお詫びを申し上げます。もうじき「復活」しますからね。 

 あっ、と気がつけば、もう10月も終わっちゃうんですね。想えばずいぶんと最近涼しくなったもんなあー。スカっとした澄んだ空を見れば、もうスッカリ本格的な秋の到来といった感じですね。もうじき、早々と「クリスマスソング」が掛かりだし、「おせち料理の予約」とかのポスターが張られ、あれよあれよという間に2012年が来てしまうに違いありません。また一つ歳をとる。 

 「今年の十大ニュース」の第一位は間違いなく「東日本大震災」と「福島第二原発事故」の2大双璧が同率1位といった感じなのでしょうが、もうじき8カ月も経過しようと云うのに、何一つとして解決の糸口すらも見えてきていないように思うのはワタシだけでしょうか。おとといあたりには、原発問題が完全に処理し終わるのは30年後であると、「そっと」報道されていたそうです。ひょっとするとワタシの生きている間には解決し終わらないというコトですよね。ワタシなど、ホントに老後は、海外移住も視野に入れとかないと(笑泣)。

 ご同輩、毎日を悔い無く生きようではありませんか。好きな事はガマンせずに追求していった方が良い様に思えてなりません。すっかり、忘れ去られてしまったかの様な「年金問題」なんかは大問題だったハズなんですけどね。この国の多くの人々は忘れっぽいのかしら。

 「さあ、明日も力の限り頑張るぞ!」と、それでも思うのです。朝起きて元気なら「それで上等!」。毎日、納得のいく悔いなき生き方をしていきたいと思っております。誰かが喜んでくれればそれで本望だわ、と思う今日この頃です。

 

 

 

2011年10月28日 (金)

何事も、はじめが肝心

 いきなり、朝からグラインダー「ギュィンギュィン」で、もう夕方からは肩が上がらなくなっております(50も手前になると疲れがトレませんね:笑泣)。というわけで、本日も「小ネタ」で失礼。

 ドラマ、アニメや特撮物など、アバンタイトルとかオープニングタイトルとかの中に、その「世界観」を、文字に起こせばたった数行の文章を用いて一発で理解させようとする「強引なナレーション(笑)」というものがありますよね。

 最近見つけたサイトなのですが、本邦で放送されたモノのおそらくは90%以上のオープニングタイトルナレーションを網羅しているのではないかと思わせる「オープニングナレーション辞典」と云うものを御紹介。http://www.cans.zaq.ne.jp/wormhole/op_index.html

 一読、「クッダラネー(笑)!」ナレーションの数々は疲れたアタマを癒してくれること請け合いです。懐かしいものも数々あります。どうぞ、ご堪能ください。

 ワタシのお気に入りは、「風雲ライオン丸」の「変身時」のナレーション(オープニングじゃないですが:笑)。http://www.youtube.com/watch?v=OjlJl3D8H0A・・・3:07あたりから始まる「変身のしくみ(というか、原理?)」についての解説がもう抱腹絶倒のくだらなさ。・・・どーゆー忍法の極意じゃ(笑)。当時、怪傑ライオン丸から見ていたワタシもコレ見て「風雲の方はちょっと・・・」という気になったくらいに納得のいかないものです(笑)。大体、戦国乱世に時代を置いているのに「ロケット」って単語が出てくるところがモノスゴ強引。主人公は幌馬車に乗って旅してるし。

 それと「胸キュン刑事」というドラマのタイトルナレーション。コレは「オープニングナレーション辞典」にも載ってます(そのサイトの画面左側にあるインデックスで「む」をクリックするとすぐ出ます)が、数年前にCSのどこかのチャンネルでやってた時にたまたま現物(ネット上に動画を探したんですけど見つけられませんでした)を見たんですけど、このくだらない内容のナレーションを女性ナレーターが淡々と切々と読みあげるので、収録時には、何テイクでこの完成度になったのか興味は尽きません。この台本がやってきて、吹かずに読めるのは、プロのシゴトだと思います。

 まあ、お酒でも嘗めながら見てみてくださいな。ホントくだらなくて、今日は失礼!!

2011年10月27日 (木)

あこがれのフラッシャー自転車

 子供の頃のワタシは、ヒジョーに背が低くて、中二の時に今のサイズになりましたが、それまでは、ホントに小さく細く、顔だけデカイ(今も:笑)という可愛そうな体型でした。

 そんな小学校の3年生から4年生くらいの頃、満艦飾の装備を施された「フラッシャー自転車」というのが大流行いたしました。だけど、フルサイズ(というのもヘンだけど)のマシンは、皆一様に26インチホイールのもので、小さいワタシには大きすぎて乗れません。大きな体躯のお友達は皆、右から左へ、また、左から右へとチカチカ電球を点灯させつつ、これから曲がろうとする方向にフラッシャーを誇らしげに出して曲がります。ブレーキを掛けると「ストップランプ」もチャンと点灯しますし、スピードメーターは付いてるし、スゴイのはトランシーバーまで付いてました(・・・って、ダレとしゃべるんだろ、そんなの持ってるヤツはそうそう居なかった:笑)。

 先日、例によって「ヒマつぶしユーチューブ」ヤッてましたら、こんなのを見つけてしまいました。

http://www.youtube.com/watch?v=PMhzh3miNPk&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=hi9sQz40aUk&feature=fvwrel・・・驚きのデッドストックがあるんですね。ナショナルエレクトロボーイZブラックマスク、当時欲しかったなあ。イナズマンのスポンサーにナショナル自転車が付いてて、劇中の少年同盟員が皆これに乗車していたのをよく覚えています。この動画の関連動画には、こういった懐かしいフラッシャー自転車が目白押しで、「ミヤタのサリー」とか、全然効かない(&ひたすら重い)油圧ディスクブレーキまで装備されており、当時コレ持ってたヤツに数年後「オカモトぉー、効かないから直してヨー」と云われて四苦八苦しながら格闘したのを思い出します。結局治らないんですけどね(笑)。

 ワタシの弟たちの世代になると、このジャンルが「スーパーカー自転車(意味不明にリトラクタブルライトが付いてる)」と後に呼ばれるモノになってしまったのですが、これはコレで「ひとつの世界」があるらしくて、困ったものです(笑)。

http://www.youtube.com/watch?v=RPS6exH7fHc

 ホント、世の中には色んなモノにこだわっている方々がいらっしゃるんだなあ(で、あるからして、当店も商売させて頂けるんですけどね:笑)。

 最後に、こういった自転車たちの(ある意味爆笑)CM集をどうぞ。冒頭のランチアストラトスが涙を誘います(笑泣)。じっくりとお楽しみあれ。

http://www.youtube.com/watch?v=jPP86JM93UQ&feature=related

それじゃー、また明日!

2011年10月26日 (水)

奥歯にモノがはさまらないハナシ(泣)

 わー、寒かったですね、今日。いきなり晩秋の気候となってしまいました。皆さん、服装には気をつけて。決して風邪などひかぬ様に体調管理をぜひ。 

 と云いつつ、昨日の「歯が取れたハナシ」への皆さまから頂戴したコメントを読んでは、笑っております。ああ、「(傷心の)松戸のS」さん、帰国後に安楽亭にお越しの際は、ぜひ「炭火焼肉」仕様のお店に行ってください(デポ近所のはその仕様店です)。同じ価格で断然ウマさが違いますから(もう、そんなこたぁ知ってるかもね:笑)。あっ、あとねー、安楽亭公式ホームページでぜひクーポン券を刷って持って行くのをお薦めいたします(特にランチタイムをはずして行く場合は)。http://www.anrakutei.co.jp/ku-pon/logo_index.html・・・って、回し者みたいですが(笑)。だって生ビールの中ジョッキが税込199円になるし、酎ハイ(サワー)類なんか、税込105円で飲めますよ!一度にクーポン券は4枚まで使えますので、昨日も、夫婦2人でさんざん肉喰って、中ジョッキ2杯とウーロンハイ飲んで2000円とちょっとでした。ワタシの様なビンボー人にとって至極有難いお店ではあります。放射線に関するトレーサビリティーも一応キチンとしている模様なので、皆さんもマイクロ・デポ御来店のお帰りなどに立ち寄られては如何でしょう。 

 確かに、どうしても「微妙に力を制御して、手先を使うシゴト」をする場合には、かえって、思いっきり力む時よりも、自然と歯を食いしばっているようです(で、またワタシの職制はそのシチュエーションが非常に多い)。主治医にも、そう指摘されております。なんか、ワタシの歯のヘタり具合を見ると、ものすごい力で食いしばっているのが分かるそうです。というわけで奥歯はいつもガタガタです(泣)。部分入れ歯も2セット所持しているのですが、どーにも噛み合わせがウマくないもので、一日中装用するのはとても無理ですね。

 ともあれ、寒くなってきますとより一層「歯を喰いしばるシチュエーション」が増えてまいります。皆さんもお気をつけてくださいね。さあ、今晩は今シーズン初の「日本酒」でも引っかけて寝るとしますか。

2011年10月25日 (火)

歯が取れたケド、焼き肉屋へは行くワタシ

 いやー、昨日の夕飯は「パエリア」といちじくの生ハム(ひこうき班長さん、有難う!)巻きだったのですが、パエリアのお焦げ部分を奥歯で噛んだら、「バリッ!」と異音発生。・・・「あー、ついにやっちゃった」。昨日現在、ワタシの下あごの奥歯の中で唯一残存していた、右の一番奥のヤツに被せていた銀歯がとれました。さあ、これは由々しき事態。奥歯が一本も無いというのは、日々の咀嚼作業に著しい苦労を伴うもの。

 というわけで、昼間の内にヨメさんに頼んで、デンタルクリニックの予約を取っておいてもらい、夜になって、急ぎマメタンを飛ばして豊島園駅近くの医院へ。

 

 「お久しぶりです!」と元気よく先生に御挨拶。「あー、オカモトさん、もう奥歯、欠片しか残ってないから、今日いきなり抜歯だけどいいですかぁ」。「あぅ、あぅ(口開けてるからしゃべれない)、やっは、にゅかなきゃラメ?」。「そこ抜いて、一番奥の土台と2本飛ばしでブリッジ掛けますから、とにかく今日抜いちゃいます」と力強く仰る先生。想えば、昨年の暮れにブリッジがトレちゃって以来、そのまんまにほったらかしておいたので、その報いなのですね。元々あったブリッジの土台部分は、いつのまにかキレイさっぱり無くなっちゃってますし。

 

 なぜか、診察台眼前のモニターでは「仮面ライダーオーズ」が絶賛上映中(笑)。ここって、子ども用の診療室みたい。まっ、ハラを決めますか。

 

 事が済み、表に出るといきなり、「北風ピューピュー」の寒さ。薄着で来ちゃったのをちょっと悔いつつ、マメタンで一路我がアパートに帰ります。玄関を開けると抜歯した歯にガーゼを噛みしめた状態で、ボロかくし(ヨダレと血がバーバー出てるから)用にマスクをしているワタシが、ヘルメットを脱ぎつつ「ぅーぅー、(しゃべれないので、ここからジェスチャー)唇の右側から、「ジャー」っていう感じでヨダレがたれちゃって、ヘルメットのアゴ紐が汚れたので、ティッシュをアルコール消毒液に浸して持ってきて・・・」と一生懸命ヤッてるのですが、勘の悪いヨメは「えっ、何?マスクを取れ?」とかなんとか云ってるので、「ぅー、ぅー、」(だーかーらー)で、「置いといて(のポーズ):笑」。この不毛なジェスチャーを3回やらされました。

 

 そろそろ麻酔も切れてきたけど、今日はもうヤケ。近所の「炭火焼肉・安楽亭」に歩いて出向き、生ビールで焼き肉だー!もはや奥歯はスッカリ無いので、一応、部分入れ歯を久しぶりに装着してみたらかえってイタくて全然噛めないコトが判明。しかしながら、安楽亭の肉はスジの裁ち方が絶妙なので、安い肉でも充分に噛むことが出来る様になっててエライ!奥歯が無くても充分に堪能出来たので、フガフガご老人にもお薦めです。あー、久しぶりにウマかった!

2011年10月24日 (月)

マセラティシャマル、ザ・リアルファイター(その3)

 疲れも頂点!の今日この頃(泣)。もう、カラダ中でイタくないところがないです、ハイ。それでも、まだまだ試合は続行!ファイティングポーズで臨みます。

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 でも、クルマの下に寝板用の段ボールを敷いて、シャマルを見上げながら作業してたら、いい気持ちに(笑)。このまま寝たい・・・ああ、ご説明ですね。

各部はこういった配置になっております。クルマの下で寝てると真上がこんな感じに見えてました。珍しい構図です。

 一方、エンジン周りをバラし始めたら、タイミングベルトプーリーの取付向きに問題があることが判明。タイミングベルトの「アイマーク(位置決め用の印」の付け方にも難があり、すべてを正規位置に戻していきます。

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 気が付いてよかったね、の図です。ベルトには明らかなな摺動擦れが付いてしまっています。回転方向に動きつつも前後にも振れていたのがわかります。 

 これだから、マセラティは一回すべてを開けてみたくなってしまうんですよね。あしたも闘いは続くのであった。 

2011年10月22日 (土)

土曜日の来訪者

 今日は、午前中は雨がザーザー降る気候でしたが、お昼前からどうにか曇り空で喰い止まっていたといった感じの東京練馬でした。そんな中、今日の昼からは曇り空になるとのYahooピンポイント天気予報を信じて、ここのところ毎週土曜日が雨になってしまうため、なかなか決行出来なかった、松戸在住「Aさま(当ブログの熱心なウォッチャーだそうです:笑)」の222 4v足回りチェックとエンジンオイル交換を雨上がりを待って完了することが出来ました。雨の中わざわざお越しくださり、Aさま、有難うございました。

 

 午後からは、久しぶりに「ひこうき班長」さんも来店(差し入れ有難うございました!)され、賑やかになりました。その後も、もう幾年も御無沙汰であったお客様方より続々と試乗予約のお電話を頂き、本当にウチの古くからのお客様は、こんな小さな店を、何年たっても皆さん忘れずにいてくださっているのだなあと、これは、いよいよ有難いコトであると感じ入りました。

 帰宅しますと、一週間の疲れもたまり、もうカラダの節々が相当イタい感じなのですが、皆さんの付託に応えるべく、明日も作業は続けます。お客さんの笑顔だけが、ワタシのモチベーションの源泉ですからね。待っていてくださいねー!

2011年10月21日 (金)

マセラティシャマル、ザ・リアルファイター(その2)

 今日は、一日ハッキリしない曇天模様の東京練馬ではありましたが、ワタシたちは「燃えて」おりますよ!

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 ・・・でも、いきなり「地味ねた(泣)」。昨日降ろしていたトランク内のカーペットをついでながらに「丸洗い」。洗剤をかけてはジェット洗浄を繰り返します。段々とキレイになっていくのを見るのが、この作業をやっててもちょっと嬉しいですね。

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 トランク内には早朝からの作業により、フューエルタンクがすでに搭載完了いたしております。さっそく携行缶から新鮮なガソリンを飲ませてあげましょうね。さあ、一発で掛かってくれるかなあー。

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 ・・・というわけで、無事にエンジン始動は成功しました。光が丘公園外周路を2周、三男はソフトに、ワタシは「喝」を入れつつハードな走行試験をして、その他の問題点を洗い出しました。

終わった途端に雨がパラついてまいりました。シャマルもとっとと中に仕舞いましょうね。

 シャマルとカリフ、2台のショートホイールベースビトルボを「ムーディーに」撮影してみました。如何なもんでしょう。とてもマイクロ・デポ店頭での撮影とは思えませんね(自画自賛)。

そりゃそうと、「黒ギブリ」も本編「マセラティに乗りませんか・・・」に本日アップいたしました。ご興味のある方はどしどしお問い合わせくださいね。

続きはまた明日。      

2011年10月20日 (木)

マセラティシャマル、ザ・リアルファイター(その1)

 はい、本日からは、一部の方々には「待望の(笑)シャマルねた」もシリーズ化してお送りいたします。カリフもスパイダーザガートもまだ完結してませんからね、ちなみに。嗚呼、なんという「豪華3本立て」でありましょうか。ショートホイールベースビトルボの隅々までを完結までお楽しみください(って、大風呂敷広げちゃって大丈夫なのか?オレ)。長く掛かりそうです(泣)。

 早速イッてみましょう。今日はシャマル(並行輸入物:ウッドパネル装着車)のフューエルポンプを交換してやれ、というハナシがフューエルタンクまで発展していってしまっているという「地獄絵図」をお届けいたします(笑)。

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 まー、だいたいちょっとエンジンを掛けるのをご無沙汰してるだけで、ロックするポンプも如何なものかとは思いますが、車齢20年ですからね、仕方が無いとアキラメましょう。トランク内のすべての内装材を剥がしたのち、フューエルポンプをはずすために、フューエルタンクを手前に(車体後方側に)寝かせます。シャマルのフューエルポンプには時期により2種あり、前期はサイドステップ(エアロ)の中にあるという「地獄設計(最近コレばっか:笑)」で、フューエルポンプ交換するのに鈑金屋さん領域の仕事まで入ってくるというものだったのですが、後期はこの「インタンクポンプ型」で、これも「ぢごく(笑泣)」。たった15センチ程の径の穴に両手を差し入れてタンク内部のすべての作業を行なうと云う、「人間工学」も「人間の尊厳」もあったもんぢゃない設計。とにかく全般的に「痛い」し、文字通り「血も涙も出る」作業です。コレやってるときのウチの三男は、やはり全般的に「機嫌がよろしくない」状態になっておりますので、写真を撮らせて頂くのも苦労いたします(笑)。

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 ようやくはずれたフューエルポンプユニット。・・・終わっております(笑)。このタイプは、ギブリ(中期以降)とすべてのガンディーニクアトロポルテでも使われており、今まで交換履歴のないものは、すべてこんな感じになってます。このクルマのホースはまだ溶けてないだけマシな方かもしれません。

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 ついでにメッタに見ることの出来ないアングルでシャマルのトランク内をご覧になって頂きましょう。トランクの一番奥まで見えております。タンク搭載位置は、ちょうど室内でいうところの「リアトレー」直下といった感じになりますが、室内とトランクは空間的にはつながっておりません。

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 「なんかさあ、タンクの中あんまりキレイぢゃないねー」とワタシが力なく発しますと、シャマルのパーツリストを眺めだす三男さん。「あー、たぶん在庫にあるから取ってくる」と言い残し・・・30分後。ホントに来たよ「新品タンク(笑)」。こんなモンまで在庫してるとは、アホか?オレたちは。ともあれ、いつもの開梱作業。「おー、意外と高品質感漂う佇まいじゃん」。

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 全体的に表面を拭い、緩衝材を旧いタンクから移植して貼り直していきます。タンクAssyには、フューエルゲージのフロート型センサーや、キャニスター⇔タンク間の揮発ガソリン用経路(ワンウェイバルブ類も)が予め付いてきています。ポンプも付けてきてくれればよかったのに(そんなコトしたら、いよいよモノスゴイ価格になりそうだけど:笑)。ともあれ、せっかくのシャマルですから、ここは奢っちゃいましょうね。

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 続いてはガソリンを上からも下からも全量抜けるまで色んなコトやってタンク内を空っぽにします。結構時間が掛かるのでじりじりといたします。

 ようやく、すべてのガソリンを抜き終わったら、床下の配管をはずして「エイヤー!」とタンクを降ろします。

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 トランク内のタンクの奥はこんな感じです。左写真の奥のグレー部分がリアシートのすぐ後ろの鉄板です。

 ビトルボ系マセラティでは、すべての車種がこのようなタンクレイアウトですから、走行中に「ゴン!!」と後部より「一斗缶をハンマーでスッぱたいた様な」打撃音が聞こえることが(特に夏場などに)よくあります。突然くるのでビックリいたしますが、この音はこのフューエルタンクが負圧により凹んだり、デバったりするために、時に、この「後部隔壁」を叩いている音なんです。普通のクルマではありえないですよね(さすがは魔車だけのコトはある:笑)。

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 一方、今日の本当の主役、フューエルポンプユニットは分解してみると、この「有様」。見るからに無残な様相を呈しております。

 半日掛かりで附着物を落とし切り、新たなポンプ本体を装着、組み立てていきます。

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 すっかり日が落ちるのも早くなりました。2階にタンクを上げて、組み立て作業は続行です。

新品のタンクに新品のポンプ。旧車にあっては通常望めない理想的な燃料系統を目指します。さあ、あしたこそは積むぞー(ホントはポンプだけ交換して今日中にミッション完了予定だったのに:泣笑)!

それでは、また明日!

   

2011年10月19日 (水)

ご来店の皆さんに感謝!

 おかげ様で、ここのところは連日、全国よりお客様がヒト目マセラティをご覧になりたいと御来店くださいます。そんな折にも当店では納車準備作業や車両商品化作業を並行して進めておりますので、わざわざご来店頂いたお客様を必ずしも充分におもてなし出来ているとは云えず、申しわけなく思っております。

 

 また、当店のお客様のちょうど「納車の儀(笑)」などに御来店時間がバッティングすると、当店のマセラティの納車時の仕上がり具合をお見せするコトが出来ますので、ちゃっかりその機会に乗じ、「ほれほれ、こーゆー具合に仕上がりマスから」などと営業活動にも一層身が入りますね。本日も「Oさま:ギブリGT(結構なものを有難うございました)」の納車時御説明をしているところに、新しいお客様がいらっしゃいまして、一発で当店が送り出すマセラティの「納車時点の品質感」を御理解頂くことが出来ました。ワタシはそういうわけで接客のために中座させて頂くこととなってしまいましたので、いささか心がイタむのですが、いつものように、ご満足頂けたのかどうかだけが気に掛かっております。

 さあ、まだまだ、まだ(笑)、納車準備中のマセラティたちがワタシの前に大勢います。明日からも頑張り続けましょう!お待たせしている皆さま、本当に申し訳ありませんが、どの一台も手抜きせずに取り組んでおりますので、どうか長い目で見てやってくださいまし。

それでは、また明日!

2011年10月18日 (火)

マセラティギブリ、いと麗しきかな。

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 今日は、何かと皆さんのご興味を引いております、「黒ギブリ」の写真を撮ることが出来ましたので、本編ホームページより先に、プレデビューというコトで、こちらのブログで写真を数点「ちら見せ」しておきます。99年おろしの法人ワンオーナー車、走行3万キロ、内装タン革というスペック。メッタなことではお目に掛かれない逸品であると思います。これから長くマセラティと付き合っていきたいと願っていらっしゃる予備軍の方、長く付きあわさせてくれるノウハウを持つショップのひとつとしてマイクロ・デポもお考えください。当店は扱いの9割がマセラティの店、この比率の専業店は世界的に見ても稀だと自負しております。まさに専門店の重い看板を背負ってマセラティに命運を掛けております。「・・・もヤッてるよ」と「・・・をこそヤッてるよ」の違い、しかとお見届けを。本日現在日本全国の売り物ギブリの中で「最高位」を目指して調整いたします。ぜひどうぞ。



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 一方こちらは、いよいよ明日納車予定のギブリGT。長いお時間を頂きまして申しわけありませんでした。楽しんで頂けます様にと願わずにはおれません。それにしても、ビトルボマセラティのエンジンルームは本当に美しく設えられておりますね。また、ホレ直しちゃった(笑)。皆さんもお仲間入りを、ぜひ。

2011年10月17日 (月)

自動販売機でそばを食す世界

 一昨日の「マセラティに乗りませんか・・・100万ヒットねた」には、数多くの「御祝辞」を賜り、感謝感激しております!皆さん、本当に有難うございました。これからも、なんとか一人でも多くの方々に「ビトルボマセラティを始めとするイタ旧車」の世界を身近なものと感じて頂けますように日々精進してまいる所存であります。

 ・・・で、今日も「精進」し過ぎて、足もコシも腕も「ヨレヨレ」なので、昨日仕込んだ「小ネタ」でごまかそうとする魂胆ではあります。まずは次のサイトをご覧ください(ヒマな方に限る:笑)。

http://www.youtube.com/user/onsenjazz・・・昨日見つけた「妖しい新世界」です。こんな面白いコト考えて遊べるこちらのシリーズの投稿主さんには、アタマが下がります、というか、ホントにユニーク。とにかく全国の「実働、そば自動販売機」を巡ってはいちいち食べるところがスゴイ。ドコから情報を得ているのでしょうね。うちのヨメは「ぜーったいイヤだからね!!(コレのまねして夫婦で巡るのは、との意)」と目がハートになりつつ動画を眺めるワタシにしきりにクギさしておりましたが・・・。今日はヨメが千葉のウチに帰ってしまっているので、只今ワタシ「どんべえ(後のせサクサク天ぷらそば)」を食べながら、コレ書いてる有り様(笑)なんです。

 これらの自動販売機の内部メカがまたスゴイ。洗浄等は果たしてなされているのでしょうか。大いに疑問だけど、こういったモノの内部構造に詳しい方がいらっしゃれば、「洗浄関係」についてお教え頂けますかしら。動画を見ていると、なにが不安って、ドンブリにふたが付いてないので、出口のステンレス製(よく見ると二重構造)のフラップの裏側を「中身の具にスリながら」出てくるのですよ。フラップの裏は毎回洗われているのか相当心配(神経質なワタシ)です。この手の自動販売機では中学生の頃に御世話になったモンです。真冬に自転車漕いで遠出している途中などにコレを見つけると、もう無性に食べて見たかったものですね。未だに稼働している機械が全国にまだまだあるところが驚きでした。・・・さあ、寝よ(笑)。

また、明日もお楽しみに!

2011年10月15日 (土)

マセラティに乗りませんか・・・念願の100万ヒット御礼

 昨日は、呑気に「おでんネタ(おでんはタネですよね、確かに)」など書いておりましたが、今日の朝パソコンを立ち上げますと・・・「あぁー!100万超えてる」ということが判明いたしましたので、謹んで皆様にも御報告を申しあげます。

 弊社公式ホームページ「マセラティに乗りませんか・・・」が12年の歳月を積み重ね、ついに「100万ヒット」の大台を突破いたしました。これもひとえに弊社を支えてくださる全国のお客様各位の御贔屓の賜物であると、岡本三兄弟を代表いたしまして、厚く御礼申し上げます。

 思えば、弊社がネット環境の極く草創期よりホームページを立ち上げることができましたのは、当店のもっとも古参のお客さんである「H本さん」のおかげでして、その御尽力に対しまして心からの感謝をこの場をお借りして申し述べておきたいと思います。

 その後、プロバイダの変更に伴う独自ドメイン化など、決してパソコンの知識に明るくないワタシにとっては、なんとか世の中のスピード感についていくのがやっとでしたが、どうにか、ひと山を越える事が出来たように思っております。

 プロの専属デザイナーを雇う力量がございませんので、ページデザインにおける今一つの野暮ったさは拭えませんが、今後も手作りでホームページ造りをして参る所存ですので、本ブログと併せまして、今後も「温かい目で」御愛観の程、よろしくお願い申し上げます。

2011年10月14日 (金)

おでんのネタ、アツく語れ!

 あー、「一松」さん「ちょーでんじよーよー」は、ワタシやってましたし「結構ウマい(笑)」。今でもきっと出来ます。ラッセルヨーヨーって価格の差がそのまま性能差でしたよね。「プロフェッショナル」とか「ギャラクシー」とかでないとダメ。ちなみにワタシ「コンバトラーV」の主題歌(V、V、V、ヴぃくとりぃー)は歌詞カード無しで歌えます(アホ)。

 ・・・ところで、秋も深まってまいりました。肌寒くなってまいりますと「鍋物」がこれまた恋しくなりますが、定番と云えばやはり「おでん」というわけで、皆さんのスキな「おでんネタ」をあげつらってまいりましょう。

 まずは、このワタシ。「ちくわぶ!」。

 練馬区は早宮という町に「練馬区立ゆりの木公園」というのがあるのですが、そこで「ファンタゴールデングレープ(まだ云うか:笑)」などを飲みながら遊んでおりますと、「チリンチリン」とベルを鳴らしながら「屋台のおでん屋」がいい具合にやってくるわけです。冬の夕暮れ時、午後4時半くらいが絶好のおでんタイム。10円で買えるネタは「ちくわぶ」と「ボール揚げ」くらいしか無かったので、いつもコレでした。「ウインナー巻き」とかを買えるヤツがホントーに羨ましかったモノです。しかしながら、「ちくわぶ」は旨い。穴にカラシを練りこんで一気食いして「飛んだり、ハネたり、走り回ったり」するというアドヴェンチャー(笑)にも、よく参加してましたのを懐かしく思い出しますね(しかし、子供は一気食いとか、給食牛乳一気飲みとかスキだよなー。皆さんは御幼少の頃ヤリませんでしたか?)。

 いやー、今日はもう疲れたので寝るコトにします。おやすみなさーい!

2011年10月13日 (木)

究極の伊達車、マセラティスパイダーザガート!(その5:お知らせ付き)

20111013012011101302   まずは、本題の前に本日入荷しましたギブリ最終型をチラ見せしますので、ご覧になってみてください。もう、真っ暗でほとんど状態がわからないと思いますが、超絶を超える「悶絶(笑)のコンディション」を目指して商品化中です。最終、ワンオーナー、コーンズ物、3万キロ、車検長い、ネロシデラル/タン革。メンタンピンドラドラバンバン・・・役満か倍満か(笑)。とにかく「役」の揃ったマシンです。どうぞご期待ください・・・っていうか、お願い!見に来て(切望)。

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   さて、スパイダーザガートのエンジンは、その後も「幾多の試練」を乗り越えつつ、だいぶんカタチが出来てまいりましたので、現在の状態で、各部の御説明を写真でしておきました。ご堪能ください。左の写真の状態から、さらに組み立てをすすめると右写真の状態になるわけです。なんか、ここ数日でぜーんぜん進んでないじゃんと思う勿れ(泣)。シリンダーヘッドを降ろすにはフロントの足回りの各部も分解だし、エキゾーストも降ろしてたりするし、腐食でネジ穴ナメてたりするし、それらを一つ一つ仕上げながら組み立てていく作業はまさに匍匐前進としかいいようがありません。リフトを高く上げた状態が必要な作業を先に終え、ようやく、エンジン前部と上部の組み立てが最後に行なわれます。

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 ・・・というわけで、今日もまだヤッてます(笑泣)。

 ビトルボシングルカムユニットにおける「見た目」の最重要項目(と思ってるのはウチのヒトだけのように思うが:笑)、インジェクションユニットの組み立てを二階で作業中。あともう一息なんだけどなあ。

それでは、また明日!

2011年10月12日 (水)

いまさら「大討論」、ファンタゴールデンアップル(笑)

 どうしても蒸し返したいらしいので(笑)、やりましょう、「ファンタゴールデンアップル」ねた。昨日のコメント欄に「松戸のS」さんが、「○ッテリアでは飲めたと複数証言あり」と仰っているので、まあ、真偽の程はともかくとして、皆さんの御意見を伺ってみるのも面白かろうと・・・。

 ・・・と申しますのが、今日の昼飯時に「ねぇ、ねぇー、ファンタゴールデンアップルって知ってる?」と戯れに我が次男に聞きましたら「ムカシ飲んだことあるよ」と即答しやがった(笑)ので、次々と「詰問」していくと、段々と自信が無くなってきた様子。ちなみに、「ゴールデングレープじゃ無いよ」と云ったら、「むしろソレは知らん」とのたまう始末(どころか、ただのアップルも知らないという:笑)。「いや、ゴールデングレープっつーのは絶対あった」と、グーグルで画像検索すると、ビンも缶も王冠もちゃんと写真が出てくるので、「ホントだー」と。もちろん「(ゴールデンのつかない)アップル」の方も。

 但し、「ゴールデンアップル」に関する彼の説に拠れば、時期は自分が小学生の頃(70年代ですね)、缶は無くビンだった、地方にしか無かった、とのコト。やはり、ミョーにディテールだけは細かいコト云う。うーん、身近にもこういうヤツがいるんだーと思い、「松戸のS」さんの仰る「ファーストフード限定供給」もあり得るのではないかと思いを巡らすようになりました。

 「○ッテリア」で飲んだコトがあるというハナシはネット上にも見かけます。このあたりのハナシはいつごろのものなんでしょうかねー。「○ッテリア」の日本第一号店は1972年に開店。ファンタアップルは1974年にビン、缶で発売。「ゴールデングレープ」は1975年のエントリー商品。ネットで調べたこのあたりの年号も、それぞれにワタシの中にある記憶よりピッタリ2年ずつ旧いんです。この印象は、「そんなに前だったかなー」といった感じなので、ヒトの記憶違いや、地方による差は間違いなくありそうです。それだけに、ハマる「研究素材」ではありますね。それにしても、たった35年から40年程度の過去に存在した「それなりにメジャーなブランド」に関するハナシで、ここまで曖昧になってしまうんですから、我々が学校で学んだ「日本史」や「世界史」なんていよいよアヤしいものだと、今回このネタを知るに及んで確信いたしました。有難う!「松戸のS」さん。

 よく、このブログに登場する「とし○えん」遊園地でしか見たコトがないものとして、「フローズンコカコーラ」というものがかつて存在しておりました。コレはコカコーラを「半冷凍状態」にして供するというもの。この「コカコーラ製品」も、地域ボトラー限定、販売拠点も限定といった「イロ物」だったわけですから、ゴールデンアップルさんも、どこかのボトラーが一部のファーストフードチェーン向け限定商品として設定していた可能性は否定できませんよね。だとすると、ビンも缶も王冠も、なぜか出てこないという謎とも整合性は出てくるわけです。但し、ムカシネット上を賑わせた「ゴールデンアップル論争」では、ビンバージョンも缶バージョンもあったとする人々が多数いらっしゃったようなので、ソコのところは、ワタシ否定派(笑)。だって、「ゴールデングレープ」や「(ゴールデンの付かない)ただのアップル」は、検索すると当時モノのビンや缶の画像がたくさん出てくるのに、同時期に発売されたとされる「ゴールデンアップル」だけがマボロシ化しているのはいかにも不自然だと思います。

 また、ファンタグレープがゴールデングレープになったのには、メーカー側に確固たる合理的な理由(商品の見た目:色:が全然違うのに同じフレーバーで売らねばならないので、苦し紛れにテンポラリーなモデルチェンジをした)が存在するのに対して、「ファンタアップル」があるのに、わざわざ「ゴールデンアップル」を同時期にラインナップに加えたり、マイナーチェンジをしたりする必要性はかなりウスいと思われます。

 さあさ、遊びながらのつもりで皆さんの御意見をどうぞ!お待ちしておりまーす。

2011年10月11日 (火)

究極の伊達車、マセラティスパイダーザガート!(その4)

 今日の東京練馬はウス曇りではありましたが、風もそよそよと快適な陽気でありました。

 スパイダーザガートのエンジン整備も折り返し工程にようやく入って、シリンダーヘッドを再度搭載し、周辺各部を一つ一つ仕上げながら造り上げていっております。

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 こちらは、エンジンオイルを圧送するオイルポンプのケース。まずは、徹底的に洗浄し、表面は磨きます。

 全体が仕上がったら、オイルポンプシールを組み込みます。マセラティ純正冶具にひと工夫入れたものを用いて作業をします。

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 そうして、オイルシールが組み込まれたオイルポンプケース。地味ですが非常に重要なパーツです。

多くのビトルボマセラティではこの部分からのオイル滲みや漏れが恒常的になっているものです。走行距離にもよりますが、出来ればタイミングベルト交換、2回に一回は、ついでにこのシールも交換するのが望ましいです。

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 一方こちらは、カムシャフトフロントカバーですが、カムシャフトフロントシールの交換です。コレはカムケースを脱着分解しないと出来ないので、今回のようにヘッドを降ろしたついでに交換するのが通例でしょう。このシールも大概のビトルボで漏れを生じている部分ですね(コレばっかし:笑)。

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 エンジン本体の方も、着々と組み上げられていきます。まずは、左右のシリンダーヘッドを新しいヘッドガスケットとともに組み付け、一晩寝かせたのちに、メーカー規定トルクでスタッドを慎重に締めていきます。ウォーターポンプも新品交換いたしましょう。

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 ヘッドの位置がキマりましたので、こんどはエキゾーストマニフォールド&ターボAssyをヘッドに生えたスタッドボルト(6本)に入れるのですが、コレがもう、「ギリギリで且つ知恵の輪のような」地獄設計(笑泣)。写真の左バンクはまだマシな方で、右バンクの方にいたっては、もうど-してくれよーか!といった感じのものです。というわけで写真をのんびり撮ってる場合じゃないので、取付時画像がありません。

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 エンジンにカムケースを載せる前に、通常時は交換のし難いパワステホース(そのうち1本がエンジンの裏に回って反対側に顔を出す)を予め交換しておきます。4枚の写真でその取り回しを追っかけられるようにしておきました。ああ、ついでながらスターターモーターがいつもの「バレオ製」ではなく、旧い時代の「マレリ製」ですね。こちらの方がトラブルの少ない好ましいものでした。

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 というわけで、カムシャフトケースを組み立てて、左右のシリンダーヘッドに再び搭載しました。このカムケースをヘッドに載せるのもまた「地獄設計(笑)」。

 裏側(エンジン側)になるすべてのタペットを落っことさない様にしつつ、予めヘッド側にそっとのせてある紙製のカムケースガスケットにキズをつけぬようにしつつ、ヘッドの各バルブに乗っかっているタペットシムをはずれぬようにしつつ・・・で、すべてボルトで締めろという(ということは、載せた段階での位置決めが出来ないコトを意味する。スタッドボルトのようにカムケース搭載時のガイドになるものが無いから。)。コレやってる時の我が三男からは「こっちに来るな!」のオーラがブンブン出てますので、怖くておいそれとハナシ掛けられません。いやホント。というわけで搭載完了の写真のみをお届けいたします。もっとも、このあたりの組み立て方法は「ノウハウの塊」ですから、ちょっと企業秘密なんです、ごめんなさい。

 それじゃー、続きはまた明日!

            

2011年10月10日 (月)

というわけで、清涼飲料水バナシ。

 今日も絶好の行楽日和。三連休中もワタシたちは「フツーに三連勤」だったんですけどね。朝から多くのお客様にお見えになって頂いて、なかなか活気あふれる一日とはなりました。

 さて、土曜日の小ネタになぜか皆さんで「喰いついて」頂き、本当に嬉しい限りです。そのような中で「松戸のS」さんや、「Ryo」さんが語ってくれました、「清涼飲料水」のハナシに、ワタシ、また「反応」してしまいましたよ(笑)。

 「ファンタゴールデンアップル」が1970年代に存在していたかどうかという「お題」は数年前にネット上で「論争」になってたらしいですね。当時の記憶をたどれば、「ファンタグレープ」がその「ぶどう色」を出すのに使用していた「タール色素」なる着色料が人体に有害であるとされ、例によってマスコミが異常反応して大騒ぎとなりましたので、とりあえずの急場しのぎに着色料を変更して市場に出したのは、「ファンタゴールデングレープ」だったと記憶しております。その直前くらいのほぼ同時期に、ファンタはビンと缶の双方をデザイン変更したのも覚えていますが、少なくとも東京では、「ファンタ(ゴールデンのつかない)アップル」が「ファンタアップルしんはつばい!」というコマソンの流れるテレビCM(ものすごいヘビーローテーションぶりデシタ)とともに売りだされ、コカコーラのベンダーにも次々と配備されていきました。「アップル(なにしろ長い間オレンジとグレープしか無かったところにわざわざ出すのだからと興味は尽きませんね)」も「ゴールデングレープ(こちらは、色が変わったのみならず、グレープ派だったワタシの好みであった風味が変わってないかどうかを確認する意味で)」も発売と同時にどんなものかと直ぐに(普段はファンタを飲む習慣が無かったにも関わらず)自販機にて購入し、わざわざ飲んでみましたのでこの2種は特に印象深いです。

 ビンの方は、リターナブルビンであったため、市場に出回るすべてのビンが新デザインに変っていくのに数年掛かったと記憶しておりますが、缶(250ml)のほうは「即全面変更」だったので、「白地に、左下から右上に向って斜めに(各味のイメージカラーの)ストライプが入った」デザインを御記憶の方も多いと思います。そのイメージカラーもクセモノで、アップルはかなり黄色みがかった黄土色、ゴールデングレープは褪せたゴールドといった感じのもので、ベンダーに並んでいると、太陽の紫外線による退色などで、ほとんど同じに見えていたものでした。そのあたりが集団催眠のように「ゴールデンアップル」の存在を強く記憶しているとする方々が多数いらっしゃる原因なのではないかと思われますが、真偽の程は如何に。

 世の中には、ジュースのビン集めや缶集めを趣味としている御仁が結構な数いらっしゃいまして、そういった方々が上梓された書籍の数々を読みましたが、「(1970年代仕様の)ゴールデンアップル」の現物というものは、ビンも缶も王冠も所有しているヒトがいないようです。ウィキペディアの記述によれば日本コカコーラ社は1970年代時点での「ゴールデンアップル」の存在を公式に否定している模様です。が、その後2000年代の前半に、「ゴールデンアップル」をわざわざ発売したらしいです。しかも、ご丁寧に1970年代後半に行われた、前述した「その時点でのリニューアル缶」デザインの「復刻版」と称するものまで悪乗りして発売したものだから、混迷はいよいよ深まるばかりですね(笑)。

 一方、ワタシはドクターペッパーが好き。で、ドクターペッパーが好きなヒトに悪いヒトはいないと思っております(笑)。同様に、チェリーコーク、ミスターピブ、マウンテンデュー、とどめにルートビア!変態味の炭酸飲料はみんな大好きです。真夏に氷をいっぱい入れたグラスにルートビアを注ぎ入れ、顔をうずめる様に飲むのが特にいいですね!

 しかしながら、年をとったせいもあるのでしょうが、「三ツ矢サイダー(ゼロはダメ:あくまで全糖のヤツね)」が結局一番アキのこない味のような気がする今日この頃ではあります。

 それじゃー、また明日!

2011年10月 8日 (土)

なぜか、ポテトチップスのハナシ

 三連休も初日の今日は、天気も良くて絶好のドライブ日和でしたね。だいたい連休の絡む土曜日には、商談でご来店くださるお客様は少ないものなのですが、本日は久しぶりに「松戸のS」さん(本物というか本人:笑)がご来店。続いては、初めてご来店の「Iさま」がいきなりお見えになり、クアトロポルテの試乗をして頂こうと思いきや、エンジンが掛からなくなりやんの(大泣&大恥)。どうもフューエルポンプが回ってないらしく、リレーを抜き差ししたら、インジェクターまで燃料が来たので、今度は掛かるよなとセルを回したつもりが回らない(号泣)。もうホント、マンガみたいでした。せっかくお見えになって頂いた「Iさま」には土下座してお詫び(とはいうものの、「いかにもイタ車ぽくってイイじゃないですか」と温かいお言葉を掛けてくださいました。いい方だ、ホント)。また、修理したうえでご来店頂くことといたしました。リレーを抜くとすべてのギボシに緑青が吹いています。こんなこともあるんだなあ。とはいえ、久々の「ドツボ気分」を味わいました。それでも、店に戻り、「松戸のS」さん、「Iさま」、岡本の三兄弟で、浮世バナシに花が咲き、楽しい夜を過ごさせて頂きました。お二人とも有難うございました!

 さて、ほうほうの体で帰宅して昨日のコメントをチェックしますと、「Wさま」が「コイケヤ」の名CMについてフルので、「一松」さんが反応し(笑)、ワタシもコレに「反応」してしまいまして、いきなりなぜか、「コイケヤ」について、語りを入れてみようと思っています。

 今、ここに「コイケヤポテトチップス・のり塩味」の現物があります。袋B面の「製造者欄」を皆さんも「コイケヤ製品」が御手許にあったらご覧になってみてください。

 「株式会社湖池屋:東京都板橋区成増5丁目9番7号」とあります。そう、コイケヤはマイクロ・デポのすぐ近く、板橋区は成増に本社があるんですねぇー。幼稚園の年長組の時に有志を集った「社会科見学」の機会がありまして、その時に「湖池屋・成増本社工場」の工場見学をしたことをなぜか強く覚えております。今は亡きイトコのおねーさんに連れられて工場内部を見て歩きました。一番印象深かったのは、ベルトコンベアーの上を流れてくる味付け前のチップスをその場で拾い上げて食べてみてくださいというもので、味なしチップスを食しました。現在では、現役食品工場の製造・梱包設備内に「しろうとの子供」を入れ、あまつさえ、素手でこんなコトさせてくれるというコトはありえないですよね。旧きよき時代のハナシです。お土産に「ガーリック味」をもらってきましたが、おねーさんが「こりゃ、カズ君はヤメといた方がいいワ。オトナの味だから」といって喰わせてくれなかったので、そのスリ込みのせいで、大人になるまで「ガーリック味」は禁断の食品になってしまいました。その頃のコイケヤは、まったくその辺の町工場といった風情で、とても現在の姿は想像できないものでした。ワタシ工場見学をした次の年あたりから、テレビコマーシャルをバンバン流すようになり、ポテトチップスは石立鉄男、ポテトシューストリングは鈴木ヒロミツがイメージキャラクターでした。どちらのCMソングも同じメロディーの使いまわしで、例の「イケイケ、ごーごー、コイケヤ。ポテト○○○○」というものでしたね。

 そー云えば、石立鉄男ドラマに、榊原るみ主演の「気になる嫁さん」というのがあるのですが、コレの第一話で初めて二人が地下鉄のホームで出会うシーンがあり、石立鉄男はいきなり「コイケヤのポテトチップス(幌馬車の絵が書いてある懐かしいデザインの)」を片手に抱え、駅のホームでムシャムシャと喰っています。それを榊原るみが脇から一枚失敬してつまみ食いをするといったシークエンスでした。オトナの目でみると、「タイアップ丸出し(笑)」ですね、明らかに。

 「ひこうき班長」さんに、「社長(ワタシのこと)の御宅には、いつも[コイケヤのポテトチップス]がありますよねー、しかも必ず[のり塩]が」と指摘されているのですが、ナンナンダロナーと云われても、「なんとなく、常備してないと落ち着かない」モノなんですよね。ちなみに、「カルビー」ではダメなんです。やはり「コイケヤののり塩」でないと、ポテチは。

 あー、今日は、小ねたですみませんね。皆さん、一週間お疲れ様でした!よい連休をお過ごしください。

2011年10月 7日 (金)

究極の伊達車、マセラティスパイダーザガート!(その3)

 はい!今日も爽やかに晴れ渡る東京練馬でした。一方、ワタシたちは、スパイダーザガートとカリフの「どーせ、見えなくなっちゃうところばかりを」洗ったり、磨いたり、仕上げたりに没頭しております。ビジュアル的にはちっとも面白くありませんので、今日は写真が少ないです。

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 ピストン頭頂部の燃焼室には、カーボンスラッジがごってりと。コレもヘッドを降ろすといつものことですが、根気よく落としていきます。

 同時にヘッドガスケットの貼り付け当たり面を平滑になるよう、丁寧に仕上げておきます。

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 左の写真はサーモスタットハウジングです。腐食により一か所ピンホールが開いてたそうなので、コレからはずす模様です。

 右の写真はウォーターポンプの取付部と直下のクランクシャフト最先端部分です。 バラバラにばらしていきながら、各部を洗ったり磨いたりして作業を進めます。まさに匍匐で。

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2011100706  ・・・なーんて云ってたら、匍匐が超低速前進に(大泣)。先ほどのサーモハウジングをはずそうと思ったら、4つのボルトのうち、3つが折れました。コレ(ネジ折れ)も毎回登場するネタですが、これぐらいに頻度が高いのだと思ってください。旧いクルマの重整備が往々にしてイヤがられるのは、こういった先の読めない「不確定さ」があるからなんです。 バラせばバラすほど「迷宮を彷徨う」心持ちになってまいりますが、冷静沈着にコトにあたります。無事に取れたのが最後の写真です。「ほっ!」。こうして夜も更けていくのでありました。

2011年10月 6日 (木)

究極の伊達車、マセラティスパイダーザガート!(その2)

 今日は昨日と打って変わって清々しい秋の一日でした。夜になり、ネコパブリッシングの営業のSさん(なんと「Wさま」の御知り合いだと云ってたけど、そーなの?)がみえまして、5年ぶりカーマガジンへの広告出稿の依頼を受けました。→出すかどーかはビミョー(笑)。その時サンプルとして置いていったのが「カーマガジン通巻401号(今、店売り中の最新号)」なんですが、Sさんが御帰りになったあと、パラパラめくっておりましたら、「カロッツェリアザガートねた」のページがありまして、本社を訪ねているのですが、64ページにあるザガート社内の展示スペース写真には数々のザガートが手掛けた名車群に混じって我が「マセラティスパイダーザガート後期型」が、しかもど真ん中に展示してあるではあーりませんか(旧っ!笑)。ちょっと感激。ザガート社的には、「我が社の栄光の作品」として認められているんですね。ワタシもなぜか鼻が高くなった気持ちがいたしました。ぜひ、本屋さんでご確認(出来れば買ってやって:笑)くださいな。

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 さあ、昨日行われたオートマミッションAssyの降ろし&載せの実況、イッてみたいと思います。

 まずは、写真でミッション下面と、真後ろのレイアウトをご覧になってみてください。こういった鮮明な写真では、なかなか見ることが出来ない光景だと思います。

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 すべてのエンジン⇔ミッション間の締結ボルトを解いても、ガッチリと噛みついた「アルミの塊」はなかなか分離してはくれません。根気よくバールをこじり入れたり、銅ハンマーで軽く叩いたり、プラスチックハンマーで思いっきり叩いたりと、「なだめたり、すかしたり」しながら分離の時を待ちます。

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 ようやく分離に成功。ミッション支持ジャッキを徐々に下げて本体を注意深く降ろしていきます。

 とりあえず、ちょっと一服といった感じです。ここまででも、結構大変でしょ(笑)。




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 オートマミッションZF「4HP22」型の全貌を斜め後方より見る。

 

 右の写真は、これまた珍しいミッションを除去した状態のエンジン最後方の図です。

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 エンジンの一番後ろにはご覧のように巨大なフライホイールが位置しています。

 

 ハナシは前後しますが、右の写真がトルクコンバーターAssyです。中身の劣化ATFを抜いています。

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 フライホイールをはずすと、その中に「今日の本丸」クランクシャフトリアシールがようやく顔を出します。コレが、過去に当店が受けた雑誌の取材などで、「部品は安いが、工賃は目ん玉飛び出万円」と称していたものです。世の中に出回っているホトンドのビトルボ系マセラティで、交換されているものはごく稀れです。

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 並行して、ミッションのフロントシールも新品交換します。これらの特殊なオイルシールは一度挿入に失敗すると、二度と入れ直しは効かないので、エンジンオイルを少量塗り、丁寧に慎重に溝の定位置まで入れていきます。で、トルクコンバーターを再度取り付け、本体を元に戻します。先ほどの分解工程には書きませんでしたが、トルコンとフライホイールの締結(三本のボルトによる)はすべて手探りに拠るしかなく、その作業には熟練が必要です。

今日はここまで。続きをお楽しみに!

2011年10月 5日 (水)

究極の伊達車、マセラティスパイダーザガート!(その1)

 今日は、もうスッカリ晩秋のムードすら漂う寒さでした。皆さんも暖かくしてお休みください。決して風邪などひかぬ様。

 さあ、天候はジメジメとした雨ですが、今日も元気よくマセラティをバラバラにしては組み立てましょう。港区在住「Sさま」のスパイダーザガートの納車整備をやりながら、各部ご説明と、ワタシが大好きな「マセラティスパイダーザガート」を肴に、伊達車談義でもしばらくやって行こうと思っております。

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 まずは、いつもの「結晶塗装」関係。で、朝から晩まで一生懸命にキサゲ掛けいたします。

 

 右の写真はフロントの足周り(右側)。これがいわゆる「マセラティメカニカアッティバサス」の構成です。このようにタイロッドエンドが2個付いており、ステアリングラックのエンドを合わせると片側三つずつのエンドがあるということになりますので、ステアリングセンターを合わせるのは「アタマがヘンになりそう」になる作業です。

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 左の写真はカムケースの清掃作業。

 右はシリンダーヘッドが降りて、周辺補器も大体はずれた状態です。実はエンジン本体も宙ぶらりんの状態で、これからクランクシャフトリアシールとミッションフロントシールを交換するだけのために(泣笑)ミッションを降ろしていきます。

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 すでにエキゾーストの触媒部分から前方は取れています。

 次に前後2分割のプロペラシャフトのフロント側だけをセンターサポートベアリングごと分離します。このベアリングは、へたると床下で「ずどどどど・・・」と打撃音が出るコトで斯界ではよく知られたモノです。

 さあ、明日はミッション本体の降ろしをお見せしますよ!お楽しみに。








2011年10月 4日 (火)

マセラティカリフの素晴らしさを伝えたい(その9)

 さて、その後のカリフですが、地面に着地してからというもの、内装組みたて前の準備作業に邁進しておりますが、まあ、例によって匍匐後退(泣)しながら、前向きに善処しております(笑)。

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 まずは、すべての内装材を剥がしまして、左の写真のように、洗剤で丸洗いです。何度もすすいだのちに、最低3日間天日で乾燥させます。

 

 ドアの内部結線も完了しましたので、新しい防水シートを張り付けて内張り取り付け前の準備は万端整いました。

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 フロントバンパー内のスモール&ウインカーユニットをチェックしていたら(左スモールランプが点灯不良だったので)、直ぐに治ったのですが、今度は全部が正常に点灯するのに、メーター内の「球切れ警告ランプ」が何故か付きっぱなしになるという症状に遭遇。で、配線を追っ掛けてたら、カプラーを介するごとに「コロコロ」とコードの色が変って行っちゃうし、メーターインジケーターコントロールユニットを丸とっかえしてみても症状が改善しないし、このままで終わるのは気持ちがヘンになりそうなので、またせっかく取り付けてあるヒーターケースをずらして、メインハーネスを奥から掘り出して、切開して追っ掛けるコトに相成りました。「うーん、このダイオードがクサイ」と箱を開けてみると、しっかりヤケてるのを発見。「コレで治るだろう」と交換したら、「ぴしっ!」一発でパンク(大泣)。

 おーい、原因君はドコだよー!・・・と、普段はお客さんにも「コレは使わないでくださいね」と納車の時にご説明している「駐車灯スイッチ」がコラムケース左側にあるコトを思い出し、コレを点けてみると、後部のスモールが今度は点灯しない。いよいよ、カオスでラビリンス。

 

 こりゃ、後ろに違いないとトランク内のジュータンをどけて、テールランプユニットを検証。「じーっ、あぁ!コレだよ」叫ぶ三男。テールランプのアース結線が間違えてついてました。過去のどっかの段階で板金屋さんあたりが間違えて繋いだものと思われますが・・・まさに大山鳴動してネズミ一匹という感じ。ああ、明日からまたこのバラしたハーネスを閉じる作業ヤラなきゃね。シュートに足掛け3日も掛けちゃった・・・ワタシたちは未熟です(泣)。

 

 港区の「Sさま」スパイダーザガートも現在「豪快にエンジンヘッド降ろし中」ですので、明日はこちらのネタもいっちょイッてみようと思っております。

それでは、また明日!






2011年10月 3日 (月)

秋の香りに誘われて・・・

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 昨日の日曜日は、もう目覚めたらアタマが完全に爆発してたので、懸案の散髪に行こうと早起きしましたところ、爽やかな秋の風に乗ってスッキリと香しいカオリがいたします。「コレなんのにおい?」と聞くと、「キンモクセイでしょ」との答え。「あーた、毎年秋になるとそう聞くわよ」とのコト。ワタシ、植物の名前がホント憶えられないので困ったもんですが、とにかく、この香りは好物です。あの、赤いのは何?→ヒガンバナだそうです。そうなの?

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 で、こうなった(笑)。バリカン4mm仕様でスッキリです。

 この1000円カット屋さんはどなたもウマイんですが、家から遠いのが難点。光が丘公園を跨いで2.3Kmくらいはありそうです。ちなみにワタシのアパートはデポよりさらに遠い方向に位置しています。実はデポのすぐ近所にも同業者があるのですが、一度行ったら・・・「うー(泣)」だったので、ちょっと行く気がしないのよねー。

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 その後、トコヤさんの近所に氏神様を祀った神社を見つけたので、御参りもしまして、光が丘公園をまた通って帰り道・・・ああ、またなんかヤッてる。「パラグアイ」がどーたらこーたらと横断幕にある。おお、なんか楽しそうなコトが始まる予感のテント群も。まだ時間が早いみたいなので、目の前の光が丘図書館でしばらく時間を潰しましょうね。

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 ・・・図書館から出てくると、ウォー、全面的に香ばしい炭火焼肉しかも「牛」!のニオイが公園内に充満しているではあーりませんか。

 近づいてみると、やっぱ牛(笑)。彼の地のバーベキュー「アサド(¥500)」というらしい。早く買わなきゃ、喰わなきゃ!「おーい、どっか生ビール売ってる?」

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 はい、調達完了(笑)。向こう産のウシさんらしく、見た目ほどにはジューシーではありませんが、歯の悪いワタシでも普通に食べることが出来ましたので、まあ、ヨシといたしましょう。そこに、日本人のお顔をして日本語「タドタド」な御仁が近づいてまいりまして、こんなチラシを置いていきました。へー、パラグアイってサッカーねたのときに聞くぐらいの南米のどこかにある国ぐらいの認識でしたが、意外と日本との交流深いのね。なんでも、日本で食べてる「ゴマ」の60%はパラグアイ製だそうです。これにはちょっと驚いた。

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 で、とうもろこしをどうにかして造ったと思しきトロトロ肉入りスープ「ロクロのスープ(¥100:まあ、ポトフみたいな感じ)」、とタコスに似た味と香りの揚げギョーザ状のもの「エンパナダ(¥100)」。どちらも、不思議な味ですが、決して不愉快なものではなく、ビールのお伴にとてもイイ感じでした。朝から異国情緒たっぷりで、なんかスゲー得した気分です。

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 で、これは「チョリパン」と称する現地のホットドッグ。チョリソーというのですが、全然辛みは無く、丸のまま一旦茹でたソーセージを今度は切ってから焼いてモチモチした食感のパンに挟んで完成というプロセスだったそうです。ヨメはマテ茶のタダ飲みコーナーでお兄さんの「淹れ方解説」を聞いております。

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 ステージの方では、主催者の方から御挨拶の後、演奏が始まりました。ほとんどハープのような楽器による二重奏。コレがとても癒される音色でした。

こんなに近所で「地球の裏側気分」を味あわせて頂いてなんだか申しわけない気持でしたが、ホントにパラグアイに行こうとすると「丸二日」掛かるようです。一生のうちにワタシがたずねるコトが果してあるのでしょうか。

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 公園の中にも新たな発見が。ススキの群生は何かと思えば「昆虫原っぱ」だそうです。背景の高層団地が無ければ相当和める雰囲気なのですがね。「うーさぎ、うーさーぎー、何見てハネるー、じゅうごやー、おーつきさーん、見てはーあぁねーるー」って歌をなぜか口づさんでしまいました。

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 なんか、変ったカタチの建造物を発見したので中に入ってみると・・・へー、こうなってるんだ。小窓から望遠鏡で湿地帯の生物たちを観察できるんですね。

こんな施設があるなんて初めて知りました。光が丘公園って、ホント広いんだなあ。

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 出てくると、看板がちゃんとあった(笑)。バードサンクチュアリと云うんですね、こういった施設のコト。ご興味のある方は、土曜日や祝日に、マイクロ・デポ御来店のついで、行かれるのもいいかもしれませんね。さあ、公園をあとにして帰りましょう。

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 いやはや、懐かしい方もいるのではないでしょうか、こういったゲーム。

 デポ前通りの古本屋兼クリーニング店の店先で絶賛稼働中です。子供時分はさんざんこの手のゲームやりました。仮に成功しても「ずいまー」なガムが一枚出てくるダケだったですけどね。

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 参考のために、このお店からデポ方面を眺めた感じを載せておきましょう。こんな距離感です。

 日曜日のマイクロ・デポ周辺は静かな時が流れているようです。雨が今にも降りそうで、結局は降らなかったよという天候で、日曜午前中の「散髪&散歩ミッション」は大成功に終わりました。感謝!                        

2011年10月 1日 (土)

10月を迎えて、雑感。

 ハヤイもので、季節は移ろい、もう10月になってしまいました。トシのせいか、一日、一週間、一か月、一年と、まさに飛ぶように過ぎて行ってしまうように思われます。時々考えるのは「あと何回ゴハンが食べられるんだろう」とか、「あと何台のクルマに乗れるんだろう」といった、「自らの人生終焉時からの逆算的思考」なんてコトだったりします。

 まあ、結局のところ、ヒトの人生なんてどうなるかはホントにわかりません。仮にワタシが今日から満30年生きるとして、ゴハンが食べられるのは一日3食とすれば365日×30年×3回/1日=32,850回ということになりますね。えっ?うるう年?うー、だいたい向こう30年の間に7、8回はあるわけですからその分を足しても32,875回くらいでしょう。この数字を多いと見るか、少ないと見るか。・・・だいたい、本当のところ、あと何日がワタシに与えられているかという命題については、まさに神のみぞ知るといった感じですよね。

 あるところで、こんな言葉を目にしました。「明日、人生が終わると思って今日を生き、永遠に人生が続くと思って学べ」と。なにか、原典のある言葉なんですかね、けだし名言であると感銘を受けました。全力投球しつつ、刹那的にも毎日を生き、一方でまだ明日以降も(当然どこまであるかもわからない老後まで見据えて)学び続けろと。・・・このバランス感覚難しいですが(笑)。とにかく来たる一日を朝起きたら「ああ、今日もまだ生きてるみたいよ」と感謝の心で迎え、しゃにむに全力で生き、夜は美味いもん喰ってしっかり寝て、また朝を迎える。こんな風に毎日を送れたら、きっと明るい老後も来るのでしょうか。

 欠点ばかりのワタシが社会人としてかろうじて命脈を保っていられるのは、まさにワタシ達を支えてくださる顧客の皆さんのおかげ。常に感謝の気持ちで、また喜んで頂こうと毎日闘い、毎日学ぼうと思った次第です。御待ち頂いている皆さんの笑顔だけが生きがいです。

 当ブログも今年1月後半の再開から、満8ヶ月のあいだ、毎週月曜日から土曜日まで時に日曜スペシャル(笑)も交えつつ書き綴ってまいりました。なんとか、皆さんのヒマ潰しにして頂きたい、また、少しでもこの「小さな自動車屋の主人」が何を考えているのかを御伝えしたい、こういった気持で続けてまいりました。今月もいよいよディープにコアなねたを御提供出来ますよう、頑張ってまいりますので、コメントをひとつよろしくお願い申し上げます。

 皆さん方が、毎日夜遅くまで働いたあとに、わざわざ当ブログを訪れてくださり、また温かいコメントの数々を御寄せくださっているのには、日々心より感謝いたしております。

 暗い話ばかりの世の中に、マシンを通じて一筋の光明を見出して頂ければ本望です。

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