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2012年1月の27件の記事

2012年1月31日 (火)

驚異のメカ、ここまでも・・・

 久しぶりに「肩のチカラ」が抜けるネタ、お送りいたしましょう。今日は「輪ゴムピストル(笑)」のハナシ。子供の頃、作り方を工作の本などで眺めながら拵えた方もいらっしゃるコトでしょう。その世界で「病膏肓に入る(失礼:笑)」とこういうコトになってしまいます。まぁ、世の中には「ものスゴイ」ヒトがいるものです。以下すべて音が出ますのでご注意あれ。

 まっ、とりあえず序の口。基本形にちょっとしたアレンジを加えて楽しむコーナー、2本。

http://www.youtube.com/watch?v=lekIc56HyXw&feature=relmfu
http://www.youtube.com/watch?v=23apNrFWKIQ&feature=relmfu

 ワタシが「このシリーズ」で初めて見つけた画像がコレ。デザインのセンスに「おっ?!」。

http://www.youtube.com/watch?v=s9_ONA9hHBE&feature=fvwrel

 そして、究極のマシン。驚きますよ、ホント。作動ギミック考えたヒト、すげーなー。

http://www.youtube.com/watch?v=XeDXVN52cHI

 他にも「関連動画」欄にシリーズ各種が色々と出てまいりますので、それぞれの作動原理や設計理念の違いをお楽しみください。

 この動画主さんのやってる公式サイトはココ。あまりの完成度の高さにコレ欲しいと思って検索かけたら、どうも商売ではないらしい。ご興味のある方は覗いてみてくださいな。作動原理の解説を読むと「メカの原点」の数々が垣間見えます。ワタシなど目からウロコでしたよ。

http://oggcraft.jp/ トップページです。

http://oggcraft.jp/kataban.html このページの下の方に作動原理の基本概説があります。

http://oggcraft.jp/gun.html 作品の数々はこちら。素晴らしいの一言に尽きます。

 ・・・今日は小ネタで失礼しました。また明日をお楽しみに!

2012年1月30日 (月)

マセラティ222SEのエンジン周りを解剖する(その10)

 納車準備中の松戸在住「Sさん」マセラティ222SE。このエンジン周りの様子を段階を追ってお届けしてまいりましたこのシリーズも、本日で10回目を迎えました。数日前に「おぐ」さんが「ひとごとながらハラハラする」とコメント欄で仰っておりましたが、ワタシたち自身も「お願い!一発でキマって!」と祈るような気持ちで組みたて作業に従事しているものです。それだけに、エンジンが組み上がって問題無く回り始めるのを見る瞬間は毎度ある種の感慨に耽るものです。さあ、今日こそはエンジン掛けるぞ・・・。

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 組み上がったエンジンを再び始動する前に、後部左側の床下に位置するフューエルポンプと2個のストレーナー、そしてそれらに繋がるフューエルホースをすべて新しい物に交換しておきましょう。 リアの足回りに阻まれて、そのとり回しと交換作業は結構ハードです。出来るだけ旧いガソリンも抜き取ってまいります。

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 左の写真が新しいフューエルポンプとメインストレーナーを組み合わせたところの図。

 右の写真が、現車より丸ごと取り外したポンプユニット全体を撮影したものです。ポンプはまだ生きていますが、この際ですからすべてスッキリと全交換とイキましょう。

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 交換したフューエルポンプユニットはご覧の様な位置にあります。

 左後輪を外した状態で、フェンダーアーチ中央奥の床下です。222系に乗られている皆さんも、普段御目に掛ることはほとんど無いパーツだと思います。この写真で確認した位置をアタマの片隅にでも憶えておいてくださいね。

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 そして、一昨日のブログで、ラジエターや各部配線、配管を残すのみとなっていたエンジン本体の補器類取付もご覧の様に完成いたしました。

 この右側の写真で、進捗95%といったところでしょうか。もはやエンジンは再始動を待つばかり。

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 思えば、昨年のクリスマス直前あたりにリフトアップいたしましたが、途中に正月休みや、いくつかのトラブルシュート案件、クアトロポルテのスターターモーター交換等の重整備を挟んだとはいえ、この222SEもいつものようにずいぶんと時間が掛かってしまいました。毎度顧客の皆様にはお待たせしてばかりで申しわけありません。

 その甲斐あってか、本日エンジンは無事始動に成功し、クリーンに気持よく回ってくれるようになりました。有難う、マセラティの神様。 ちょっとしたシアワセを噛みしめてます。      

   

2012年1月28日 (土)

マセラティ222SEのエンジン周りを解剖する(その9)

 えー、ココ数日で気が付いたんですけどね、このブログ昨年の1月24日に再開して以来、満一周年過ぎてたんですね(笑)。「日曜以外毎日更新」という、いささか「無謀」な目標を掲げてとにかくやってまいりましたが、毎日毎日、読者の皆さんからの暖かいコメントに支えられて、本日現在もどうにか連続更新記録を更新中です。夏休みの宿題「絵日記」すら、8月31日にまとめて書いてたワタシとしては、ワレながらコレは快挙であると思いましたが、「大震災」以後、その駄文に欠かさずコメントを寄せ続けてくださった「Wさま」の方がもっとスゴイ(グスン、ホントに毎日有難うございます)。レギュラー、セミレギュラーの「コメント執筆陣」も文章力表現力に長けているので、読者の方々にはコメント欄も大いに楽しんで頂けていると思います(ワタシ自身も日曜日にバックナンバーを読み返しつつ楽しませて頂いておりますヨ)。「コメント執筆者」の方々も、読者オンリー(笑)の方々も、ともに先々までよろしくお願い申しあげます(ペコリ)!

 さあ、この一週間もアッと云う間だったですけど、気が付けば今日はもう土曜日。朝も早よから頑張っておりました。マセラティ222SEのエンジンも、周囲の補器類の取付作業を残すのみの段階までようやく進めてまいりました。

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 昨晩インジェクションユニットの搭載と、周囲配管、配線のとり回しまで完了しました。

 昨日の「おぐ」さんのコメントにありますように、「のたうつ配線配管」が特徴的(笑)なマセラティのビトルボユニットですから、組み立てる時もまずはアタマの中身を整頓して臨む必要があります。ただいたずらに「のたくっている」のではカッチョ悪くなってしまうので、とり回しはまったく決まりが無いようでいて、実はひとつひとつに「ある正解(というコトにしよう:笑)」を決めて臨んでいる、といったコダワリがウチの三男さんの中にはあるようです。

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 やはり、結晶塗装パーツ群が入ってきますとエンジンルーム内が俄然華やかさを増し、精彩を帯びてまいります。

 「黒・赤・緑・アルミ肌・クロメート・クローム」と金属と樹脂が発する色の数々が、エンスージアストの心をとろかすハーモニーを奏でております。組みたて途中でないと、なかなか上から見ることが出来ない部分をこの写真でご説明しておきました。

 まだまだ、色々なパーツを組み付けていかなければなりません。この段階で進捗85%くらいといった感じかなあ。

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 左の写真はエンジンルームの右サイドです。

 手前からバッテリー、パワステフルードタンク、ラジエターサブタンクと並びます。写真には写ってませんが、このフルードタンクのさらに下あたりに、「エアホーンコンプレッサー」が位置し、右フロントホイールアーチ内にボディを貫通してボルト止めされています。知ってましたか?

 右の写真は左サイドですが、手前からオートマオイルクーラー(と隣にキャニスター)、少し間をおいて二つのイグニッションコイルが配置されています。これまた写真に写っておりませんが、上記「少し間をおいて」の部分には「ウインドーウォッシャータンクキャップ」が位置しており、通常目線からは、エアクリーナーインテークダクト(樹脂のジャバラのヤツね)に遮られてスッキリとは見えません。「ウォッシャータンク」自体は、左フロントフェンダーのアウタースキンパネルとインナースキンパネルの隙間を埋めるように配置されています。「ウォッシャーポンプ」はそのタンクの底面に刺さってますので、その経路の長いコトといったら・・・。

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 続きましては左の写真を。ラジエター搭載前のコアサポート裏側を撮影したものです。

 完成時には前方からインタークーラー、エアコンコンデンサ、ラジエターと「網目モノ」が3本重なる配置になるというコトが御分かり頂けますと嬉しいです。

 本日の大ラスはエンジン底面写真(車体前方から)。いまだVベルトを掛けていませんから、全体的な配置をご説明しやすいのでここに載せておきましょうね。

 「ハラ打ち」のねたにはコト欠かないクルマですが、最低地上高が低いのは重心位置を極限まで下げるための努力の賜物ですから、足回りに電子デバイスやトラクションコントロールを持たない往年のサラブレッドとしては「らしくて、良い」と御評価ください(笑)。ビトルボ乗りの皆さん、そんなわけですから「下周り」を打たぬ様、丁寧に走行してくださいな(願)。

 ・・・一週間、お疲れ様でした!次回もお楽しみに。       

2012年1月27日 (金)

マセラティ222SEのエンジン周りを解剖する(その8)

 相変わらず毎日寒いですなー、特に朝早くは。それでも今日は日なたで作業している分には厚着してると汗かきました。で、夕方それがまた冷えて・・・(笑泣)。

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20120127072012012708   本日は「動弁制御」の要、カムタイミングベルトについてのおハナシから。

 クルマの世界で、俗に「タイミングベルト」と云えば、エンジンに使われているものを指します。

 昨日の「カムケースユニット」搭載の時に写真でお見せいたしました、「カムシャフトのカム配列(とカム先端の方向)」は、すべて「5番シリンダーが上死点状態」であることを基準としています。ここで、分解する前にクランクシャフトと2本カムシャフト(ついでにディストリビューター本体)の停止固定位置を総ざらいにチェックし、マーキングを施したというくだりを思い出してください。上左の写真でお分かりになりますでしょうか、中央下部のクランクシャフトからとりだされた動力は、回転するコックドプーリーにより裏側にリブ(コマ)のついたベルト(タイミングベルト)を介して左右のカムシャフトに直結されたそれぞれの歯付プーリーを同時に回転させます。

 続いて上右の写真は普段あまり見えないところについている「クランク角センサー」の取付状態です。センサーを取りつける穴のあいたアルミ製のステーはエンジンクランクケースにボルト止めしてあり、エンジンをこうしてハードにバラす場合には、ついステーを根元よりはずしてしまいたくなりますが、これはメーカーでセットした位置をキープしたままにしておくのが得策です。クランクアウタープーリーの検知ダボ(上2枚の写真参照)とセンサー先端のクリアランスは超薄肉厚のシムを入れたり出したりしてキメます。

 クランクアウタープーリーは、クランク角をセンサーに検知させるためのダボを持つだけでなく、本来クランクシャフトからとりだされた回転運動を2本のVベルトで伝え、オルタネーターとエアコンコンプレッサーのそれぞれのプーリーを回転させます。この写真では、まだVベルトが装着されておりませんが、エアコンコンプレッサープーリーとパワステポンププーリー間にもVベルトが介在し、クランクの回転運動はパワステの油圧を上げるシゴトもしています。88年くらいまで存在した、ビトルボ2.5i系統の日本仕様では、エアポリューション対策のためにエアポンプまで付けられており、それさえもエンジン回転に依存していたので、そりゃ「エンジンさんも御苦労さん」なこってす(笑)。このように回転体同志をベルトやチェーンで繋ぎ動力を伝えていくのに使われる部材をひっくるめて機械設計の世界では「伝導要品」と云います。

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 ハナシはタイミングベルトに戻りますが、ビトルボマセラティのV型エンジンでは、タイミングベルトの背中を使って(押しつけて)ウォーターポンプの駆動も同時に行ないます。エンジンの回転が上がれば上がるほどウォーターポンプも勢いを増すという寸法です。これも結構ハードワーク。そういったわけでタイミングベルト交換時には、ベルトテンショナーベアリングのみならずウォーターポンプの同時交換をもお勧めしているんですよね。

 次に右の写真以下はラジエターサーモスタットとその配置です。73℃になるまでは、新しい水路が開きません。エンジン内のウォータージャケットとラジエター内を還流する冷却水が充分に温まると、この部材に内蔵されたワックスが融け、その中心部がおずおずと開きまして、サーモスタットハウジング後部に控えるヒーターホース方面(室内のヒーターバルブやヒーターコア)への水路を作ります。ムカシから使われている理念のサーモではありますね。二つの「タコの口(笑)」はラジエターのアッパー・ロワーホースに繋がっていきます。

 ・・・今日はここまで、続きをお楽しみに!

 

       

2012年1月26日 (木)

マセラティ222SEのエンジン周りを解剖する(その7)

 うぉー!今日はホンットに寒い一日でした。一階の工房部分はまさしく冷蔵庫以下(泣)。

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 ・・・と、如何に寒くても、シゴトは粛々と進めなければなりますまい。今日は朝からエンジン本体の組み立て作業の続きをば。

 ヘッドガスケット交換の上、正しくメーカー規定通りの手順で組み付けられたシリンダーヘッドの上には、カムシャフトの居所、動弁制御機構たる「カムケースユニット」を載せていきます。左の写真はカムケース搭載を待つ、右バンクシリンダーヘッドの最上部。右の写真はそれを前方から見た絵づら。

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 左の写真では、シリンダーヘッドとシリンダーブロックを締結するスタッドボルトの位置にまず注目しておいてください。

 そして、右の写真はカムケースを搭載した状態です。ご覧のように、半数のスタッドボルトはカムケース下に隠れてしまいます。ヘッドガスケット周りからの水漏れがあるからと云って「増し締め(まっ、そもそもコレは邪道なんですけどね:笑)」をしようと思っても、片方の列はカムケースまで降ろさないとスタッドが出てきません。大いなる時間と手間は掛かりますが、どのように考えても「ヘッドまで降ろす」という正攻法しか手立ては無いのです。

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 今度は左バンクにカムケースを搭載していきます。

 左の写真でお分かりになるように、左バンク側には、ブレーキのマスターシリンダーが配置されており、エンジンが通常位置のままではカムケースの搭載は不可能です。

 予め「半降ろし(半固定)状態」になっているエンジン本体をジャッキにて上げたり下げたりしながら、カムケース搭載のために最適なポジションを探り、作っておきます。

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 各バルブの尾部には、予め厚みを最適化したアジャスティングピンを選定し、それぞれに被せておきます。

 一方で、シリンダーヘッドケースのカムケース接合面(あたり面)はきちんと一旦脱脂処理をし、紙製のカムケースガスケットを丁寧に配置しておきます。

 そこまで準備が済みましたら、いよいよカムケースユニットを一気に搭載します。カムシャフトは規定の位置(カムの向き)に固定したままで作業を進める必要があります。メーカーの指示する締めこみ順番と規定トルクを順守し、ケース内3本、ケース外5本、計8本の固定ボルトを数周に分けて順序よく徐々に締めこんでいきます。こうして、左右のカムケースユニットが搭載され、「動弁制御」の項目はタイミングベルト張りだけを残すところとなりました。

 ・・・続きをお楽しみに!       

2012年1月25日 (水)

マセラティ222SEのエンジン周りを解剖する(その6)

 今日は「途中経過的、小ネタ(笑)」。ここのところのコメント欄を拝見していると、皆さんが、お忙しくて夜も遅い様子が窺えます。毎日毎日「長尺モノ(泣笑)」にムリヤリお付き合い頂いているようで申しわけないので、インジェクションユニットが組みたて上がりましたのを、さらっと写真だけお届けいたします。

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 結晶塗装が乾燥して、浮き彫りのキサゲ加工を終えたサージタンクは、右の写真のように、インジェクションユニットの一部として組み上げられました。

 昨日までにご説明した部材の数々がどのように配置されているかをこの写真から読み取って頂けますと嬉しいです。

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 左の写真が前面図。右の写真が背面図です。

 写真の背景がごちゃごちゃしていますので、モザイク処理させて頂きました。

 たまたま組みたて中に御来店になったお客様が「まるでプラモデルみたいですね」と仰られたのが印象的でした。各部の取付ボルトには新品を用い、トルクレンチで丁寧に締めて組み上げていきます。

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 左の写真が左側面図。右の写真が右側面図となっております。

 「23歳」にもなる一基のインジェクションユニットも、バラして、洗って、磨いて、塗って、削って、組み立てるといった一連の作業を経ますと「色気(笑)」が出てまいりますね!

 こういったユニットを組み上げている時が、ひょっとするとワタシたちの一番嬉しい時間なのかもしれません。

 ・・・続きをお楽しみに!    

2012年1月24日 (火)

マセラティ222SEのエンジン周りを解剖する(その5)

 今朝ほどまでのミゾレや雪もようやくあがりまして、今日は久しぶりに良い天気&寒い(笑)。そしていきなり「雪かき(笑泣)」から始まった一日でした。

 東京で雪が降ると、すぐに踏み固められて「氷化」するので、「バールやハンマー」で氷をスッパたきつつ、本日も昨日までの続きをお届けしてまいりたいと思っております。まずは、左右のシリンダーヘッドの搭載状態がこちら左側写真です。

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 外観のアルミ表皮は出来る限り汚れを落とし、適度に磨き上げた状態にしてから載せています。

 シリンダーヘッドを載せますと、ようやくV型エンジンらしい外観をあらわしてきますので、もうこの先はあっと云う間に出来る様な気もいたしますが、いやー、まだまだ(笑泣)です。

 右の写真はエンジンオイルポンプ。これは表側の倒立状態です。これはエンジンの下部、クランクケースの前面に位置し、エンジンオイルフィルターの基部にもなっています。

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 こちらの二枚の写真が、オイルポンプ裏側の心臓部にあたる部分です。

 左の写真中で、一番左側に飛び出している部分が「オイルプレッシャーセンサー(油圧計の検知部分)」なんですが、この部分はポンプを所定位置に装着してしまうと裏側に隠れてしまいますので、この部分だけを周囲をバラさずに交換するのは通常至難のワザです。

 オイルポンプ本体はご覧のように機械式であり、定期的なOリング&オイルシール交換と清掃により、充分な耐久性を確保出来ます。当店では、ここが機械的に破損した例は今までにありません。プレッシャーセンサーの方は時々コワれますが、特に3200GTで多いような気がします。ビトルボシングルカム車ではほとんど記憶に残ってないように思う。

 ・・・といったところで続きはまた明日。

 

2012年1月23日 (月)

マセラティ222SEのエンジン周りを解剖する(その4)

 なんだか、今朝は久しぶりに「一瞬の日差し」というものを見たといった感じの東京練馬ではありましたが、それもつかの間、みるみる雲は厚くなり、結局いつミゾレが降ってきてもおかしくないといった空模様になってしまいました。夜に入って降り始めた雪は、モノの3時間ほどですっかり練馬を雪景色に染めております。笹目通りもしっかり積雪してしまっておりますよ。皆さんもお気を付けて。この分では明日は雪かきから一日が始まりそうですね。

 それでもジリジリと「匍匐前進」は続いております。エンジン本体の方はシリンダーヘッドの搭載まで進みました。現在は上部カムケースまで組んでしまうと手が入りにくくなる部分を中心に、先に作業を進めておりますよ。一昨日に続きまして、本日も「重箱の隅つつき(笑)」的考察をすすめてまいりたいと思っております。

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 まずこちらは「バキュームセンサー」、マニエッティーマレリ製です。

 シングルカムビトルボインジェクション車用としては、この写真のタイプのものが一番ポピュラーです。

 インジェクションメインECUが、その時その時の最適な「空燃比」を決定するために、ユニット内部の負圧を計り、それを遂次ECUに報告する係(笑)を割り当てられたセンサーです。これの調子がよくないと、アクセルをガバッと開いた時などに「おっとっと・・・」といった感じでエンジンの吹けあがりが一瞬止まったりする症状が出ます。良く似た症状は点火系統や燃料系統のトラブルが原因でも発生しますので、現車を拝見して症状が再現しないとなかなか判定の難しい部分です。通常、シングルカムV6車では赤いサージタンクの右側に固定されておりますが、ボディバルクヘッド部分に移設して取り付けられているものも散見します。

 ちなみに、ギブリやクアトロポルテなどのダイレクトイグニッション4カムユニット車では、より小型の物を2個用いて片バンクごとに情報収集にあたります。サージタンクの裏側、エンジンルームの最奥部に位置しますので、そのチェックや交換は周囲に「のたくった」配線・配管に阻まれ、例によって困難を極めます。

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 今度は「エアモジュレーションエレクトリックバルブ」の三面写真。俗に「アイドルアップエアバルブ」と呼ばれている部分です。

 左が側面、右が上面のカプラー装着部、下左写真がサージタンク内に挿入されるバルブ先端の機構部分です。エンジン冷間始動時や、エアコンON時(エアコンコンプレッサーのクラッチが入り、クランクプーリーからのVベルトによりそれを駆動するため、結果としてエンジンには機械的な負荷が掛かるため、それまでと同じ「空燃比」のままではアイドルが下がってしまう)に恣意的にアイドリング回転を上げるようにバルブが任意の位置まで開閉動作をします。側面写真の下部、二つの黒いOリングの間にある茶色っぽい凹み部分が「開閉窓」です。

 階下に降りますとブレーキキャリパーが分解されておりましたので、こちらの写真も「ホンのさわりだけ」載せておきましょう。

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20120121212012012122 本日の最後は、「インナーシム型タペット」のハナシ。

 エンジンシリンダーヘッドの上部にはカムケース(兼タペットケース)が載るワケですが、シリンダーヘッドケースに組みこまれたバルブたちと、カムケース内を回転するカムシャフトの間に介在し、カム先端と、バルブ先端の直接的な接触を避けるように配置されるというのが「タペット」という存在です。さらにビトルボ系マセラティエンジンの場合は、エンジン組み上がり時のタペットクリアランスを極限まで微細に調整するために「タペットシム」という小部品を使用します。

 シングルカムビトルボユニットは、皆さん良く御存じの様に「気筒当たり3バルブ:合計18バルブ」の動弁機構を備えています。上の写真では、1シリンダーあたり2個のタペットと3個のタペットシムがご覧になれると思います。

 このユニットの場合、大きい径のエキゾースト(排気)バルブが一個、小さい径のインレット(吸気)バルブが2個で構成されておりますが、大径エキゾーストバルブの方はバルブ頭頂部にタペットシムを被せ、その上にタペットを被せるといった按配になります。そしてそのタペットをカムが押す→コレはきわめて普通の「インナータペットシム」構成です。

 一方のインレットバルブ用にはタペットシムが2個あるのにタペットの方は一個しかありませんね。インレットバルブ頭頂部にまずタペットシムを被せた上で、タペット本体はその「コの字型断面」の開放方向を下にして、写真で図示してある「端面部分」が2つのタペットシム上に位置するように取り付けられます。ですからインレット用のタペットは写真でご覧になれますように端面に厚みを持たせた設計になっています。

 ちなみに、エキゾースト用のタペットはシムの当たり面が常に中心部分の一か所だけですが、インレット用タペットはカムケース内の所定摺動位置において、なんとなくクルクルと回りつつ、上下に往復摺動を繰り返します。よって、シムの当たり面は常に任意の位置となり、タペット端当たり面のある特定の2箇所だけが偏摩耗を防ぐ設計が採られています。このあたりの設計手法はビトルボエンジン独特のもので、エンジンオイルの高性能化と、高粘度化を必要としてしまう部分でもあります。

 ちなみにここまで、便宜上「タペットシム」と呼称してまいりましたが、マセラティ的には「バルブアジャスティングピン」とこれを称しています。「コの字断面」の「コ」の「右辺」に当たる部分の面厚をミクロンオーダー(mm/小数点第三位)まで峻別の上選定せよということにパ-ツリスト上なっておりますが、弊社で相当な数の純正当該パーツを取り寄せてマイクロゲージ測定を行なった感触では、かれらがラベルに記載している厚み数値はほとんどアテにならないことが分かっております(笑)ので、カムケース再搭載の折は、まあ、色々と大変なワケでして・・・。大体において、1ミクロン単位の精度を保証するには、そのパーツを切削研磨する工作機械の方は「0.1ミクロン」単位で精度保証されているようなシロモノである必要があります。最新の技術ならいざしらず、今から30年前のイタリアンエンジニアリングにそれを求めているのが、初めからムリと云うものです(でも、こういうハッタリがまた可愛らしいんですけどね:笑)。       

2012年1月21日 (土)

マセラティ222SEのエンジン周りを解剖する(その3)

 今日の東京練馬も一日中シトシトとミゾレまじりの雨模様でした。「んもー、寒い!」っと階下で作業中の弟さん達は申しております。8割はシャッターを閉めてても北風は容赦無し。

 そのような中で、本日も沢山のお客様に御来店とお問い合わせを頂き感謝の極みです。さらに、昨日の当ブログコメント欄にも数多くの有難いお言葉を賜っているのを拝見し、より一層気を締めてかからねばと思っております。皆さん、有難うございました。

 今日は、シングルカムエンジンの「結晶塗装トリオ」についての軽いねた。

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 シングルカムエンジンのビトルボを象徴するのが、この真紅のカムカバー。

 2.5リッター時代のものでは、黒い結晶塗装でありましたが、2.8リッターシングルカム車はすべてこちらのものになりました。この部品を見て、いつも思うのは、どうして片方にしか「2800」の文字が鋳こまれていないのかというコトです。反対にわざわざ左右で別々の鋳型をせっかく造ったのなら、取りつけると結果的に通常は使用不能になってしまう、右バンク用のエンジンオイル給油口を埋めておけばいいのにと思います。もっとも、左右どちらにも給油口があるおかげで、長期にわたってエンジンを掛けていなかった場合に、油膜の切れているであろうカムシャフトめがけていくばくかの潤滑油を掛けてやることが出来るのは、思わぬ美点となっています。

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 あー、でも今しがた思い出しましたが、2.5リッター時代には、ヘッドカムカバー上にインタークーラーを載っけてしまった「ビトルボES」っつーのがありましたね。

 あれだと確かに、右バンクの給油口も必要かもしれないな。それの名残りであるのかも知れませんが(でも、その時代には「2800刻印」自体が無いモノなあ→よって左右同一鋳型であって良いハズ)、ひょっとすると、2.8リッターモデルも当初は「ES仕立て」でインタークーラーを配置しようとしてたのか?それとも仕向け地によっては実際そういった仕様も存在して販売された実績があるのか。・・・意外とすべてはワタシの単なる邪推であり、「(例によって)何にも考えてない」のが正解かも(笑)。

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20120121092012012110 エンジンルーム内の「主」とも云うべきオーラを放つのが、このインジェクションユニットの頂きに鎮座するサージタンク。

 ビトルボ系マセラティ用サージタンクには、キャブレターシングルカム車用、このインジェクションシングルカム車用、 ギブリ&クアトロポルテのツインカムV6用、クアトロエボ前V8用、222 4v用、シャマル用、エボV6用、エボV8用、3200GT用と色々なデザイン意匠が存在いたしますが、このシングルカム車用サージタンクは、その鮮やかな色彩と、トゲトゲと屹立したフィンの些かまがまがしいまでの造形センスにより、圧倒的な存在感を獲得しております。

 あえて、シングルカム車を選ぶ方々の中でも多くの皆さんは、エンジンルーム内の配管クロームとともに、この結晶塗装パーツ群の美しさに魅せられているムキもあるのではないかと。

 それをしっかりと受け止める美しいアルミの造形物、インテークマニホールドと、インジェクターユニット部分、そしてエンジンブロックの数々・・・。これで走るんだから、云うコトは無い愉悦であります。クルマ好きの方々は思い切って飛び込んでみたら良いのに(オボれそうになったら、ライフガードもすぐに:笑)・・・。

 来週に続きますヨ!一週間、コメント有難うございました。       

2012年1月20日 (金)

創業「満15年」、これからも「プラス思考」で。

 東京西部の練馬では今朝早くから雪が舞う天候となっておりました。皆さんお住まいの地域では如何でしたでしょう。ともあれ、深く積もることはなくて、いささかホッとしております。

 本日、平成24年1月20日、弊マイクロ・デポ株式会社は創業満15年を迎えました。

 ひとえに弊社を支持し、御贔屓してくださる全国の顧客様方の「クルマへの熱意」こそが、この15年間を紡ぎだしてくださったのだと、岡本三兄弟一同で深く感謝いたしております。

 「15才」は、しかしながら、まだまだ中学生であります。未熟な点、至らぬ点、不勉強な点、いまだ数多くの「未完」な問題点を抱えております。明日からの16年目は「満30年」への折り返しの第一歩です。創業時の若々しい気持ちを今一度呼び起こし、邁進してまいります。

 ところで、最近たまたま読んだ本に「0.2秒の法則」というのが載ってました。それによると、人間の脳というのは、ひとつの問題に直面した時に「過去の失敗経験や、世間の風評による思いこみ」により「また出来ないんじゃないか」「それは無理だ」といった後ろ向きな「マイナス思考」をはじきだすのに「0.4秒掛かる」そうです。そのマイナス思考が出てくる前に「むりやりにでもプラス思考をする」くせをつけるというのが「運を呼び込むポイント」であると説きます。傍から見て「あの人は運が良い(そして成功している)」と見えるような方は、このプラス思考を上手に(しかも0.2秒で)発想出来ていることの賜物であるらしいのです。

 一方で、事にあたってはじめから「不可能」を口にしたり、それを脳内に想起する者が、万事を成功にいたらしめる可能性は限りなく「ゼロ」に近い。

 こういった「心のありよう」は幼少時からの「小さな体験」よりはじまり、少しずつあたかも「寝雪の如く」に積層してまいりますので、年を重ねれば重ねるほど、その「思い込み」は一層強固な「氷の岩板」へと進化していくものであると考えられます。

 若くして大きな成功をおさめるようなアスリートなどは、親や優れた指導者に恵まれて、ごくごく幼い頃より「小さな成功体験」を数多く積み重ねていく事により、ここぞといった曲面において最高の成果を発揮することが出来ているのではないかと、やはり思うのです。成功体験は次のプラス思考を呼びますから、またさらなる次の成功を得る。

 これを以って考えますと、多くの人々のこれまでの人生中において、実は「大きな成功体験」というのは非常に少ないものではないでしょうか。私自身にもそれはあてはまります。ですから、国民の多くがついつい目の前の問題解決にあたって「マイナス思考」から入ってしまうクセが付いてしまっているのではないかと思えてきました。さらに、テレビ・ラジオや新聞、週刊誌等などのマスコミは、この大多数の身上を代弁するかの様に、何か一朝事が起こると極めて煽情的な表現で、「マイナス面」ばかりを強調して報道したがります。

 弊社は過去15年間、従来の世間において難物と云われ続けてきた「ビトルボマセラティ」を、「プラス思考」の積み重ねにより、どうにかここまで使える自動車に仕立てあげるノウハウを得るコトが出来ました。「ヒトの造ったものだから、必ずなんとか出来る筈である」という発想こそがすべての原点でした。しかしながら、数多くの失敗もありました。現在でも毎日が試行錯誤の連続であることには変わりがありません。。

 まだまだ私たち三兄弟が考える「理想郷」は、いまだ地平線の彼方です。「必ず出来る」「断じて突破し成功させる」、この信念を明日から「0.2秒以内」にいつでも想起出来るよう、いよいよ鍛練し、邁進したいと思っております。

 今後とも、全国の弊社顧客様からの薫陶と激励にお応えして参る所存です。

 岡本三兄弟:「有難うございました!(ペコリ)」

 

 平成24年1月20日

 マイクロ・デポ株式会社 代表取締役 岡本和久 

2012年1月19日 (木)

マセラティ222SEのエンジン周りを解剖する(その2)

 今日も昨日の続きで「本ネタ」勝負とまいります。昨日のコメント欄に「おぐ」さんから寄せられましたが、当ブログにおける「本ネタ(写真解説付バージョン)」は確かにもんのスゴイ(笑泣)手間を掛けてアップしておりますゆえ、どうか皆さん「サッと目を通す」といった感じではなく、ひとつひとつの写真をクリックして頂き「拡大画面で」お楽しみ頂けますと、書いてる方もヤリガイがあります(きっと、読み流してるヒトいるでしょ:笑)。

 各部の名称・呼称も出来るだけ正確を期し、且つ分かりやすい解説を心がけておりますが、特に当店顧客の方々には、当店が発行する「作業明細書」に記述されている作業内容項目や、交換部品項目への一層のご理解を深めて頂くキッカケにして頂ければ望外の喜びではあります。それでは、まいりましょう。

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 本日もクランケは「松戸在住」Sさまのマセラティ222SEです(すっかり、ネタにさせて頂いちゃってすみません)。

 まずは、左側の写真をご覧ください。エンジンをボディ前方より(要は普通にボンネットを開けて前方から見るポジション)見た場合、向かって左側(右バンク)手前から奥に向かって1番・2番・3番、向かって右側(左バンク)は最奥から手前に向かって4番・5番・6番とシリンダー(ピストン)番号がついています。このエンジンにおいて、ヘッドやカムケースをすべて撤去してしまう場合、まず最初にクランクシャフトの位置をあらかじめ5番ピストンが上死点になるようにセットしてからバラしはじめます。「5番上死点セット」は、エンジンを下から覗き、クランクケースとフライホイール(後述)双方の「アイマーク打刻」を合わせるコトにより行なう事が出来ます。この時、左右カムシャフト先端のタイミングベルトプーリーと、カムシャフトフロントカバーにもある「打刻位置」合わせがピッタリとキテいるようであれば、そのエンジンはキチンと組めて(あくまでも、クランクシャフトとカムシャフトの同調の部分に関してだけですが)いると、まずは安心出来ます。ここの確認を怠るコトにより、カムタイミングベルトをコマずれさせて掛けてあったビトルボマセラティは、当店が手掛けたクルマの中にも、過去ずいぶんとありました(ちなみに、この222SEでは問題ありませんでした)。

 今度は、上の右側写真の補足です。エンジン全体の上下の中間部にあたる「シリンダーブロックは内部が中空構造になっている、アルミ鋳物を機械加工した物です。その内側にはシリンダースリーブが挿入されており、その内径寸法を「ボア」と呼びます。カタログなどの主要諸元欄にある「ボア×ストローク」という時のボアがこれです。「シリンダーブロック」と、「シリンダースリーブ」の隙間中空部分(狭義ではこれをウォータージャケットと呼ぶ)には、通常「LLC(ロングライフクーラント:冷却水)」が満たされており、このLLCをウォーターポンプにより循環させることで、シリンダーとピストンリングの間でおもに発生する「摩擦熱」を逃がし、シリンダー温度を常にある程度以下に抑え込むというのが水冷エンジンの基本理念です。

 ピストンの最上部(着火爆発時に燃焼室の底面となる)は、22年と3万キロの使用により、さすがにスラッジで真っ黒に汚れています。これから、丁寧に汚れを落としていきます。シリンダー内周にキズを付けぬよう、慎重に行なう作業です。

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 次に左の写真。シリンダーヘッドまで降りた状態のエンジンシリンダーブロック前方の写真です。

 冷却水は、エンジン始動直後には、まさに「水」の温度です。エンジンのオーバーヒートを気にするヒトは多いですが、「暖気運転」に気を配る方は少ないと思います。実際にエンジンをストレス無く回せるようにするためには、水温・油温ともに、そのエンジンにとっての「適温」を目指さなければなりません。エンジンオイル、ミッションオイル、デフオイル等などの油脂類は、それぞれが潤滑するメカの内部構造物が発する「摩擦熱」により徐々に温まってまいります。一方「冷却水」が「冷却湯(笑)」になるためには、ピストンが一生懸命作動しないとイケませんので時間が掛かります。さりとて、それを時間短縮(冷却水の温度上昇を促進)するために「カラ吹かし」を続けていては、エンジン内部の摺動部やそのほかの回転機構部分に重大なダメージを与えかねません(アブラの方も、はじめは冷え冷えで、固いですからね)。というわけで、エンジンアイドリング状態の中、ある程度短時間で水温を上げるために装着されているのが「ラジエターサーモスタット」というコトになります。ビトルボマセラティの場合、品名も「サーモスタット73℃」というコトになってまして、水路を開くのは73℃(ビミョーな温度ですね:笑)が規定というコトになります。付け加えれば、本日現在のように「真冬の気温」下では、暖気時に「ヒーターOFF」にしておくのが、暖気運転時短のコツです。エアコン(除湿・冷房)も、設定温度によってはコンプレッサーを動作させてしまい、その場合はラジエターに装着された2基の電動冷却ファンが「強制動作」してしまいますので、ナニやってるんだか、ワケがわからなくなります(笑)。とりあえずエアコンコントローラースイッチはとにかく一旦OFF状態にして、暖気が終わるまで待つコトといたしましょう。真冬の場合は、水温計が一旦70℃くらいを指していても、ヒーター(エアコン)ONでドカーンと一気に水温がさがるモノです。

 その一方で、エンジンオイルはオイルポンプにより、シリンダーヘッドやカムケースなどエンジン上方部やターボチャージャーの内部を潤滑するように圧送されていきます。ビトルボマセラティには「油圧計」は装備されておりますが、残念ながら「油温計」は装着されておりません。真冬におきましては走行開始後の10分間くらい「エンジン」「ミッション」「デフ」の3種のフルードが適温になるまで、高速走行や全開走行は御控えくださいませ。

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 次は、当ブログでも毎度おなじみの「地獄設計(笑)」、スターターモーターの取付位置とエンジン始動原理についてのおハナシです。

 左の写真にありますように、スターターはエンジン後方に接続されているミッションケース側に締結されます。3本のボルトは写真で云う奥の方から挿入し、手前側にスターターを置いてスターターに開けられたタップ溝をナメぬよう徐々に締めこんでいきます。写真でわかります(最後方)ように、ボルト挿入口裏側のあたりにはホース類がひしめきあっています。しかもこのボルトの一本にはアース線まで挟ませられます。ちなみに、本年も年初初日のシゴトがクアトロポルテエボV8(V8はもっと、もーっと大変:泣)のスターター交換でした(笑)。奥の方に見える「リングギア」に、スターターモーターのピニオンギア部が飛び込みつつ回転し、リングギアの「真芯」にて締結されているクランクシャフトもそれに連動して回転をはじめ、ピストンが上死点になったシリンダーの燃焼室に、インジェクタが気化ガソリンを噴射しつつ、絶妙のタイミングでスパークプラグが着火すれば、めでたく「初爆」という現象が起こります。コレを連続的に継続することにより、アイドリング状態を得るというわけですね。レシプロの内燃機関では「スーパーカブからフェラーリ」まで、基本的にはこういった原理になっています。もちろん細かいコト云えばもっと複雑になっちゃうんだけど、モノ足りない方はツッコマないでください(笑)。

 右の写真は「左バンク」IHIターボチャージャーユニット。このタイプの場合、もちろんタービン軸受部はエンジンオイルにより潤滑されますが、エンジン冷却水による冷却経路も備えております。ビトルボ222期以降のターボにおいては、エンジンオイルの選択を間違わず、交換頻度にいくばくか注意すれば故障はほとんどありません(少なくとも当店では、使用不能になるほどのターボに関するトラブルは、過去15年間に一例もありません。モチロン、エンジン内部機構に関しての致命的なトラブルも、運が良いだけなのかも知れませんが、有難いコトに現在まで絶無です。)。高価(であるとともに、その超浸透性能がオイル漏れや滲みの元凶であるとされ、一部業者筋においてはキラわれている模様です)な「MOTUL 300Vシリーズ」に当店がコダわってきた理由のひとつがこのオイルの実績にあります。だから意地になって(笑)「300Vを入れ続けるコトが出来るエンジンを造る」という目標に向かって毎度の納車整備作業に邁進しているというワケです。また、弊社顧客の皆さんにも、取り扱いについてのご注意点をこうして度々(口スッパク:笑)ご披露してまいろうと思っております。

20120119112012011912 左の写真はエンジンルームに向かって右側の最奥部をクローズアップしたものです。ストラットタワーのすぐ内側にはブレーキの心臓部たる、マスターシリンダー(&倍力装置:マスタ-バッグ) が位置しています。

 222時代のブレーキ灯作動には、2種類の理念があり、この222SEの場合ですとマスターシリンダーに直に埋め込まれた油圧作動のタイプが選ばれております。このタイプは「ON」側固着でテールのブレーキランプが点灯しっぱなしになる(よって、みるみるバッテリーもアガる)トラブルもヒジョーに多くありました(もちろん「OFF」固着の場合の方がポピュラー)。

 よって222SRや222 4Vの大ラスモデルあたりから、ポチポチ式(押すとOFF、放すとONになる→通常はブレーキベダル上部の張り出し部分が、進行方向に向いたスイッチノブを後方に押し続けた状態になっている。ペダルを踏むとペダル上部の張り出し部分が前方に逃げるのでスイッチノブが飛び出して通電状態をつくるというもの。)の樹脂製で単純なメカスイッチになりました。後のギブリやクアトロポルテでも同一理念のメカ作動です。こちらの場合は室内ブレーキペダル上部に位置し、ステアリングポジションを調整しようとして、コラムを上げたり下げたり引っ込めたりと強引に動かしますと、コラム軸がスイッチに干渉して破損したり、動作が安定しなくなったりといったトラブルがあります(コレはコレでとほほ:笑)。   

 右の写真は、各部の清掃とチェックを終えた左右のシリンダーヘッド(バルブ頭部側)です。新品のシリンダーヘッドガスケットをハサみつつ、シリンダーケース上に載せてまいります。

 この続きは「明後日」の予定です。   

2012年1月18日 (水)

マセラティ222SEのエンジン周りを解剖する(その1)

 今日も寒かった、と書くのもイヤになってしまいますが、とにかく寒かったですね。皆さんも風邪などお召しにならぬよう、晩酌しつつナベでも食し、暖かくしておやすみくださいね。

 さて、本日からしばらくの間、久しぶりの「本ねた」でまいりましょう。このブログは、マセラティの専門店マイクロ・デポがお送りする「マセラティでイッてみよう:2」でしたよね、確か(おいおい:笑)。

 納車整備中の松戸在住の「Sさん222SE」。エンジンの分解が佳境に入り、現在シリンダーヘッドを降ろして各部を洗ったり仕上げたりといった「闘いの毎日」が続いております。

 今までも、納車前整備の「マセラティ超分解ねた」は度々行なって、当ブログにおきましても発表してまいりましたが、コレだけ毎度詳細に作業内容を御伝えしているにも関わらず、「肝心なところを見せてない」との御批判が一部にあるような雰囲気を、実は察知しております(笑)。そのようなワケで、しばらく写真付きの「本ネタ」を書くモチベーションが減退しておりましたが、正月休みを得て勇気百倍となりましたので、また、しばらくの間続けようと思っております。出来るだけ以前にお届けした内容と重複せぬよう(そのうち今度は毎回同じで代わり映えしないって云われるのもシャクだから:笑)に心がけつつ、お届けしてみようと思っております。「シングルカムビトルボインジェクション車」に特有のメカメカしいエンジン周辺部分は、クルマ好きの方々には必ず「ササル」造形美を湛えております。最大限のオーラを発揮させるべく行なわれる地道なだけの作業と各部の魅力溢れる造形美をご覧になってください。

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 まず、エンジンのシリンダーヘッドを降ろす際には、エキゾーストマニフォールドをはずす必要が出てきます。

 マフラー最後端の左右タイコ部を一旦すべて降ろします。降ろしたマフラーやエキゾーストパイプ、キャタライザーケースは、まずそれぞれの外観をチェックし、ピンホール等を埋め、耐熱塗装を隅々まで施工いたします。

 その工程を行なっている間、宙を浮く患者さん(笑)の下周りがかなりスッキリと観察しやすい状態となっておりますので、こちらの2枚の写真でご説明させて頂きました。ご覧のように、ボディの下周りは分厚くアンダーコーティングされているのが御理解頂けると思います。コレは、おそらく日本国内においてディーラーで施した処理だと類推しておりますが、新車時よりここまで徹底的に底面防錆処理をされているイタリア車はビトルボマセラティの他には同時期のフェラーリだけだと思います。

 前後で2分割のプロペラシャフトが実に若干右寄りオフセットになっているコトがこの写真から分かりますね。一旦「芯出し」をしソコなったセンターベアリングの調整はとても難しくなりますので、取り外す場合にはしっかりとマーキングをしておく必要があります(専用取付冶具を使用してもダメならば、あとは「勘」だけが頼り。経験値だけがモノを云う世界です)。

 222SEの場合、デファレンシャルギアは、「マセラティレンジャーデフ」と呼ばれるモノ。「バックラッシュ」が多いと悪名高いデフですが、上記プロペラセンターベアリングやエンジンマウントラバー、ミッションマウントラバー等などの交換調整とともにデフ周りのシャフト嵌め合わせ部の再締結を所定のやり方で行なうコトにより、当店においては、早くから不治の病では無くなりました。

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 ラジエターファンユニットとキャタライザーケースです。キレイにお掃除して、ケースは耐熱塗装、ファンシュラウドにはつや出し補護剤を施します。

 一方、エンジンは上から、前から同時進行で分解してまいります。すでにインジェクション・インテークマニフォールドユニットは降りております。各バンクのヘッド最上段にはカムシャフトを納めるケースが乗っかっております。無数のタペットとタペットシムはこの段階で、「どれがどのシリンダー頂部のバルブを押してたヤツか」が後の組み立て時に確実にわかるよう、細かく分類して別途保管します。

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 そして、こちらがシリンダーヘッドです。この222SEの場合、特にヘッドガスケットなどには問題がありませんでしたが、エキゾーストマニフォールドとヘッドを締結するスタッドボルトの内の一本が、ヘッドに直角に組みこまれていなかったため、コレをなんとかするためにヘッド降ろしを敢行いたしました。メーカーでマニフォールドを取りつける時に出来した「チョンボ(笑)」だと類推されます。予想通り、スタッドの打ち替えとタップ立てには大きな困難を伴いましたが、このネタは昨年クアトロポルテでやりましたので細かく記述いたしません。ヘッド外周をキレイに磨き上げて行くとともに、燃焼室やバルブ表面を専用の薬剤を用いて丁寧に洗浄してまいります。

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 こちらは、カムシャフトとディストリビューターユニットです。ディストリビューターは、「点火系を司る電気モノ」だと思っている方々もたくさんいらっしゃると思いますが、まったく「メカ」以外の何物でもありません。

 カムシャフト尖端部から動力を得たユニット内部のシャフトが、外周部端子の付いたローターを回転させ、あるシリンダー(例えば5番シリンダーとしましょう)内を往復するピストンが(ほぼ)上死点に登りつめた瞬間に、ローターの外側を覆う(この写真には無い)ディストリビューターキャップ裏に位置する「5番シリンダーのスパークプラグに繋がる2次コード端子」にローター端子が触れ、2次プラグコードを介してスパークプラグに点火させると、こういうコトになっております(あー、文章力の欠如を感じるなあ:泣)。1次コードの方に繋がるイグニッションコイルはこの時代のビトルボシングルカム車では片バンクごとに合計2個存在し、そのため、ローターの端子を上下に位相をつけて配置するという設計を採っています。このあたりのハナシも前に触れたコトあるような気がいたしますが(笑泣)。

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 ディストリビューターが点火のタイミングを司るなら、燃料を気化させ、タイミングよく噴射するための「指令の元」を司どるのは、カムシャフトセンサーです。これはご覧のように、「ハーネス」になってますから、ハッキリ電気物のように思いますが(まあ、そーだけど:笑)、尖端部がカムシャフトスレスレに配置され(そのシックネスクリアランスはペラペラのシムを増減して調整します)、回転するカムシャフトのセンシング部が巡りくるたびにメインコンピューター(ECU)に向かって「(今だ!このタイミングで噴射せよ!!)とインジェクタに指令してください」とお願いするといった感じの役割くらいに思ってください。こういったインジェクションセンサーを「情報収集系センサー」とひと括りにして呼ぶ場合もあります。

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 いつものように、エンジンルーム内で一番目立つ「結晶塗装トリオ(笑)」は御覧の様に美しく再現されました。

 このサージタンクのフロントに取り付けられるのが、右写真のスロットルボディです。コレ、あんまり今まで詳しくやってなかった部位だと思いますので、ちょっと詳細写真をクローズアップしてご覧になってください。

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 よく、このインジェクションユニットのコトを「ウェーバー・マレリー製」という様に呼称いたしますが、要するに「メカ(機構部)とそれに関連する電気モノ」はウェーバー製で、「コンピューター関連の電気モノ」はマニエッティマレリーが担当したインジェクションの理念全体を総称しての呼称であるというコトがこの写真からも分かります。

 このスロットルボディというのが、まるっきりキャブレターの一部を取りだしただけのような中身(まぁ、思いっきり簡素だけど)であるコトが写真でご理解頂けるようにと撮影いたしました。赤い「カマボコ型」のセンサーはスロットルポジショニングセンサーで、上部スロットルバタフライの支持シャフトがスロットルボディケースを貫通し、センサー裏面の内部機構と連動するように取り付けられています。というわけで、センサー内部の「電気的接点」はここでもメカであるスロットルリンク&シャフトにより駆動させられていることを写真から掴みとって頂けますと嬉しいです。このシングルカムビトルボ用インジェクションユニットの詳しい総体的なハナシは、またいつかどこかでヤリましょうね。

 ちなみにこのスロットルボディ、まるまる一日かけて昨日仕上げたモノです。新車時のツヤに近い適度なアルミ鋳物の質感を出すために、磨いたりアラしたりを繰り返しました。如何でしょうか。

 あぁー、下ではまだまだ作業が続いておりますねー。一旦バラバラにしてしまうと、しばらくの間はひとつひとつの部材を仕上げるのに多くの時間を費やします。組み上がった時点でのオーナーさんの感動を少しでも増すために、シコシコ磨いたり洗ったりするわけです。だから、「分かってくれない」とヒジョーにさみしー!というコトになります(笑)。

 まずは「折り返し(分解ではなくて組み立ての方)」の第一弾として、後部エキゾーストが搭載された模様ですね。なかなかキマってきました。

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 そのような中、オートマのオイルパンがはずれてましたので、本日の最後にこちらもご紹介しておきましょう。

 オイルパンをはずした本体下面内部は、SFの世界のようにラビリンスを形成しております。メカメカしい美しさに満ちておりますね。初めに機構を考え付いたヒトは本当にどういう脳構造してるんだろ、スゴイ!

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 「その他、諸々の仕上げを待つの衆(笑)」左の写真は主に冷却系統関連の金具や継手ですね。

 右はラジエターホース、クランクプーリー、タイミングベルトテンショナーユニット、インジェクションハーネスカバー、タイミングベルト後部隔壁板等など・・・明日もコイツたちを仕上げる闘いは続くのであった(少しは暖かくならないかな:笑泣)。                        

2012年1月17日 (火)

2012年初陣、小旅行(その7:浜松→箱根→首都高湾岸線→千葉へ帰還)

 いやはや、今日も寒かったですねー。屋外での作業を一日中ヤルと、ホントに体中がバラバラ(笑)になりそうですが、皆さんは如何お過ごしでしょうか。そんなわけで今日も両腕プルプル震えますが頑張ってキーを叩きましょうね。

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 1月7日(土)の午前中は、豊川を出て国道1号線をひた走りました。

 そのうち、ようやく愛知県を抜けて静岡県に突入するコトが出来ました。クルマが浜松に近づくと、「うなぎ屋」さんの誘導看板が沿道にたびたび登場するのに気付きました。あぁ、そういえば浜松の鰻というのも有名ですね。「半田」でも「豊川」でもニオイだけ嗅がされて「おあずけ」であったなぁと思い至り、思い切って「看板」にしたがって「うなぎ屋」に導かれてみました。ビールは「おあずけ(笑)」でノンアルコールにしましたが、うなぎの方はとっても美味かった(とっても久しぶりだったし:笑泣)。

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 ハラごしらえも済んだところで、またもや東上を続けます。ドライバーはヨメに交代。

 国道1号線バイパスが原因不明で急に流れなくなってしまったので、ナビに迂回路を出せと命じました。で、ワタシは助手席で「ポチポチiモードブログ打ち」をしばらくしておりましたが、なんかさっきから風が入ってこないなあと、ふと目を上げると目の前に「ど渋滞」(泣)。さらに、ものすごく迂回して入り込んだのがこの「三島駅前」の市街地。おいおい、こっちはもっとどーにもならないぢゃん。待てど暮らせど一向に進まない。どうしてだろ。

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 こんな感じで一時間以上ノロノロ走ると、ようやく原因が判明。

 「三嶋大社」の初詣客が駐車場待ちで一車線を占拠していたのでした。ようやく渋滞を抜け出したところで、うしろを向いてパチリ。あー、ロスタイム90分。千葉はおろか、東京すらもいまだ地平線の彼方ではあるなあ。

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 ようやく国道1号線に戻りました。函南までの道すがらは松の美しい並木が延々と植えられています。

 往時の「いちこく」を偲ばせる、とても風情のある景色です。東名ではこの情緒は味わえませんよね。「下の道ドライブ」ならではのシチュエーションです。

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 左の写真は「70年代テイスト」が炸裂している「ステーキレストラン」なんですが、店舗写真の撮影に失敗しちゃった。SFチックな看板がおしゃれです。

 そうこうしているうちに箱根が目睫の間に迫ってきましたよ。「そのままハコネ運転する?」「うん、やってみる」「ぢゃ、とりあえず登りは任せた」・・・けど果して大丈夫なのか(笑泣)。

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 ワタシの場合、箱根越えは、どういうわけか夕方になって決行するコトが多いような気がします。だけど、今日の箱根はとても空いてる。

 ヨメさんは、結構楽しそうにワインディング走行を楽しんでいる様子だし、ワタシは助手席でゆっくりと景色を眺めるコトといたしました。夕方に差しかかった冬の柔らかな陽光が、木々を照らしつつ様々な情景を見せてくれます。冬の箱根もなかなかオツなもんですね。

 豊川からここまでオープンばしりを続けてきたのでカラダもなんとなく冷えてきた。かくなる上は「日帰り温泉」にでもイッてみようかともチラっと考えましたが、その後にかえって風邪でもヒキそうなので、やめときました(そんなにまでしてオープンで走らなきゃいいだけのハナシなんですけどね:笑)。

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 ヨメも、さすがに「天下の険」をクダるのは新道経由といえども躊躇すると云うので、ドライバーは途中でワタシに交代。

 コペンの「ティプトロ風」オートマを駆使してエンジンブレーキを掛けつつ下ってまいります。前が空いてればフットブレーキを踏むことはまったくありません。アクセルワークとシフトチェンジで微妙な加減速を繰り返します。コペン、結構スポーツカーしてますよ。ハードコーナーリング中の足回りにも不安感など微塵もありません。不安感の塊(笑)であったリーザスパイダーとは、ここは好対照。意外とクイックなステアリングも好印象でした。

 そのうち、前を行くクルマたちの列に追いついてしまい、あとはダラダラと湯本まで。前を行く国産リッターカーなどは、ずーとフットブレーキを踏みっぱなしとみえて、ストップランプが常時点きっぱなしだったのですが、教習所でエンジンブレーキについて習ったのかなあ(まぁ、現代のクルマですからね、フェードやベーパーロックには、なかなかならないと思いますが)。

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 湯本にて、駅を発車した直後の小田急ロマンスカーと並走です。

 ステアリングを握りながらのデジカメ撮影(しかも流し撮り)はなかなか難しいモンです。ノーズ部分はピンボケ写真になってしまいました。

 アレに乗って帰れば新宿までビール飲みながらのんびり出来るのになー、とちょっと恨めしい気持ちに(笑泣)。千葉県山武郡、まだまだ遠い。

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 よせばいいのに、小田原厚木道路も西湘バイパスもとりあえず無視して、普通の国道1号線を進みます。

 1号旧道、小田原の市街地内ではクネクネと曲がりくねっていて、いつ来ても間違いそうになります。夕方のせいか、足の遅い路線バスにも阻まれて、ちっとも距離を稼げませんねー。

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 というわけで、ちょっとズルするコトにして、「ワープ」を開始(笑)。西湘バイパスをひと区間だけカッ飛ばします。

 でも、すぐに「二宮」で降りたのさ(笑)。二宮と云えば・・・ヨメと二人して「Wさまぁぁぁー!」と叫びながら走っていたのですが、聞こえてたかな(んなワケ無いダロ:笑)。

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 二宮から、大磯に突入したあたりまでは写真を撮ってたんですが、その後の国道1号線が反対車線の大事故による見物渋滞でエラい目に遭いました。なんで、事故なんか眺めるかなあ(プンプン)。その後もナビさんにお願いして、裏道、抜け道、平塚あたりではどこをどう走ったのかまったくわからない。途中で珍しい「天然物看板」を発見したので思わずパチリ。

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 最後は、やっぱガマンしきれずに乗っちゃいました、横浜新道。そこからは一気に大規模なワープ!首都高湾岸線までひと息でまいります。

 高速、はやいはやい!あっと云う間に東京もカット、千葉県へと突入しました。さっき戸塚で見た時計がPM6:50だったのに、千葉東金道路をPM8:00には走ってました。もちろん遵法速度でのハナシですからね。家に帰る前に東金まで行き「炭火焼肉 安楽亭(コレばっか:笑)」をしました。席に通されて時計を見るとPM8:25。まさにワープだわ。旅の最後に首都高速を長距離一気乗りして、割引効果を最大限に享受したという寸法です。

 2泊3日の「フラっと」小旅行ではありましたが、総走行距離は970Kmでした。例によって何にも事前の段取りはいたしませんでしたが、結構色々な経験をさせて頂き、記憶に残る旅となりました。

 休みの間から、2週間近くこのネタにお付き合い頂きまして、有難うございました。機会があれば、皆さんも「フラっと」旅行、ぜひどうぞ!

2012年1月16日 (月)

2012年初陣、小旅行(その6:豊川でお稲荷さん詣で)

 一夜明けて、1月7日(土)の朝です。結局昨夜までの「半田」を出て、下の道をえっちらおっちら走ってイケるところまで行こうというコトで頑張ってはみたものの、二日間にわたる「ハードラン」の疲れが出てきたか、とにかく眠い。自分の中ではなんとか愛知県を突破して静岡県には入っておきたいなあ、との心づもりがあったのですが、やむなくリタイア。「豊川」駅前のビジネスホテルに宿泊いたしました。

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 このホテルは前にも確か泊ったコトがあったのですが、経営母体が変ったらしく、名前も違うモノになってました。

 左はホテルの窓から見下ろした駅前風景。右はホテルの玄関前から駅を眺めた構図です。ちなみに、ここも、朝食ついて、駐車場は無料。5300円(二人前)。駅前なのに安い!旧い瓦屋根が多く残るシブい地方駅前感を醸し出しております。

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 朝食をとったら、早速チェックアウト。例によって駐車場にはクルマをしばらく置かせておいてもらうよう許諾を取りつけ、早速「豊川稲荷」さんへと徒歩で詣でるコトにいたしました。

 コレが例によって、またラッキー。この線路脇にあるこのホテルの第二駐車場(平置き)からは、踏切を渡るとまっすぐにメイン参道が一本。豊川稲荷に詣でるにあたっての駐車場の配置としては最高の位置ですね、しかもタダ(云うコト無し:笑)。

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 参道の商店街を歩き始めると、初めのうちは、ムカシの面影を湛えた「いい味わい」の建物に趣きの良さを感じておりましたが、はやり、有名な観光スポットだけあって、お稲荷さんに近づくにつれ、商業主義的なニオイが段々としてまいりました。

 あざとい「養殖物 琺瑯看板」の数々が商店街のあちこちにむりやりな感じで貼られています。この琺瑯看板の中には確かに珍しいモノも多いので、「そのスジの者」である(笑)ワタシなどは、当然次々と写真におさめはしたものの、やはり「天然物」の味にはかなわないなと実感しつつ巡りました。お土産物屋と化した地元商店の数々からも、はやり生活の「ナマの」息吹を感じにくいので、こういった観光地化した旧い街では大好きな街巡りもいささか退屈なモノとなりますね。

 まあ、人口も減る一方といった感じの地方の旧い都市ではありますから、何とか観光収入で成り立たせていこうとする作戦は分からなくもないのですが、そこまでの思い切りが無いというか、「レトロマニア(笑)」をナメているというか、あまりセンスの良い「街おこし」とは云えないような気もするワケです。同じ様な旧い街並みの残る大分の「豊後高田」なんかは「昭和の街」おこしで結構イイ線いってるんだけどなあ。似たようなコンセプトでも、こちらは何かがモノ足りない感じです。

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 左下写真の建物なんかは、おそらく元々は割烹旅館だった建物なんですね。ワタシの云いたいコトは皆さんにも分かると思うんですが、なんつーか、こう、せっかくの佇まいをブチ壊してますよね。勿体ないなあ。

 一方、その右写真のクスリ屋さんは、ちょっと面白い作戦。「ドリンク剤屋」に特化しているという珍しさにチャレンジしています。中を覗くとやっぱり「ドリンク剤の冷蔵庫」がひしめいていました。

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 さすがに、御本家だけあって脇道に入っても「いなりずし」屋さんが、軒を連ねていますね。鰻屋さんも結構ある。

 あいにくなことにワタシたちは、ホテルの朝食を食べ過ぎてきたので、いくらなんでも、まだ入りません(泣)。やっぱり、「いなりずし」くらいは食べたかったんだけど・・・。

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 このあたりの琺瑯看板は結構珍しいモノなんですけどね。やっぱり「天然物」ではありません。

 そのまま、元のところにそっとしておいて欲しかったなあ、と残念な気持ちになりました。もう、結構色々な地方に出向いてまいりましたが、こういった旧い看板類の「天然物」には、メッタにお目に掛ることはありませんからね。

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 そんな感じで心の中ではボヤキつつも、結構楽しみながら参道商店街をゆっくりと歩いて行きますと、ようやく「豊川稲荷」の門前に到着いたしました。

 この日は天気は良かったのですが、北風が強くてとにかく寒いのなんの。

 それでも、まだ正月期間中ではありますので、初詣の参拝客が早朝であるにも関わらず大勢押し寄せて賑わいをみせております。三が日は、おそらくごった返していたことでありましょう。

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 久しぶりに「テキ屋」さんの屋台がこんなにたくさん並んでいるのを見ました。

 写真では分かりにくいですが、門の中ではどこを歩いて本殿に行けば良いのか、初めてのワタシたちには杳としてわかりません。とにかく立派な旧い建物がテキ屋屋台の後ろのあちこちに聳え立っておりますので、どこで拝めば「豊川稲荷さん詣で」をしたコトになるのかと焦ります。

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 そんな、屋台の間を縫うように歩き回っていると「手水」をするところがようやく見つかりました。寒いけどお清めですから、頑張っていきましょう。

 ひょー、ちべたいコト。 思わず身も引き締まります。

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 あー、なんだかソレらしき立派な建物が見えてまいりました。

 ここに来てようやく「場内案内図」が(笑)。山門のところに欲しかった。この図によると、左側の写真建物が御本殿ですね。さあ、上がってお参りいたしましょうね。「商売繁盛と一層の飛躍・皆々様の健康とご活躍」をお願いしました。

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 千本幟の立ち並ぶ境内を歩きつつ、帰途につきます。

 木漏れ日がなんとも良い感じで差しこんでまいりますが、こんな日なたに居てもモノすごく寒い朝でした。

 全国から参詣客が来ているというのが、幟(のぼり)に書かれた住所から分かります。

 結構、皆さん具体的に住所や法人名、代表者氏名などとともにお願いゴトを書かれているんですね。景気がとにかくよろしくないのがこんなところからも読み取れます。ところで、ワタシは書いたかって?誰かに見られたら恥ずかしいでしょ(笑)。お願いゴトは心の中でいたしました。

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 参道商店街の帰り道にも琺瑯看板があちこちに貼ってありますので、とりあえず写真をパチリ、パチリと。

 最新型の自動販売機とのマッチングは当然のように良いわけがありませんけれど。

 今回の「豊川」、お正月だけに人の波をかき分けながらの観光商店街探訪になってしまいました。普通の豊川本来の姿に会うためには、またいつか別の機会に再訪しなければと思います。旧い街です、街歩きが楽しくないわけありませんものね。

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 さあ、この段階でAM10:00。旅も三日目、今日こそは千葉を目指してとにかく走らなきゃ。しかも出来るだけ下の道で(笑)。

 まずはとにかく愛知県を突破して静岡県入りしないとイケません。お昼はどこで食べようかなー(って喰うコトばっか考えてる:笑)。

 ・・・続きは、また明日。         

2012年1月14日 (土)

2012年初陣、小旅行(その5:知多半島をひと巡り)

 はい、正月休み週間で全国的に皆さんチカラが尽きたか(笑)、今日は比較的静かで平穏な土曜日でした。寒空の下、工房のシャッターは半分閉めつつも作業に従事いたしました。

 まあ、ワタシの正月休み中の行動について毎日ブログを書かれても、ソレを読まされているお客さんは「タマったものではない」とは思っていましょうが、「いっくら書いてもオワらない」んだからしょうがない(泣)。毎日残業してコレを書いてるありさまでありますよ。

 こういった駄文も、一見マセラティやクルマに関係の無いハナシには見えましょうけども、東海地方にお住まいの方々にとっては身近なドライビングスポットではありますし、「フラっと気ままに出掛ける」旅ならではの、いきあたりばったりであればこそ味わえる予期せぬ感動がございます。ツアーやパッケージ旅行には無い、オーダーメード旅の魅力をこれからも微力ながらお伝えしていきたいと思っております。皆さんはそれぞれの「愛車」で、ね(笑)。

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 おー、まだ1月6日(金)のPM12:50ってところ。昨夜宿泊したホテルのご厚意により、同ホテル駐車場に置かせて頂いていたコペンを引き上げにまいります。

 ホテル駐車場の隣では、鰻屋さんから「そりゃーもーウマそうな」香ばしい煙がたなびき、「あー、オムライス(それはそれで美味かったんですけどね:笑)喰ってる場合ぢゃなかったかも」と2秒くらいの間は悔いました。想えば昨夜到着した時にもこのお店の存在はチェックしてたんですどね、時間が遅いから締まってた。

 やはり、東京近郊の「埼玉川越」や「千葉佐原」のように、大きな川があったり、「水郷」であったりするところには、必ず鰻屋さんが林立しています。ここ「半田」もまさにそんな処。今度来訪した折の楽しみにとっておくといたしましょう。

 次の目的地は「コペンの前に住んでいたところ」。ナビの命ずるままに、40分も走ったらその周辺地域に着きました。・・・ただの地方の住宅地であんまり面白くない(泣)。実はこのシリーズの初めに書きましたように、そもそも知多半島に行こうとしたきっかけは「コペンの前の住処はどんなところか(Wさま、ダイハツ池田工場でなくてすみません!)」という好奇心だけでしたので、ワタシにしては珍しく「15秒くらい茫然と」しておりましたが、顔を見合わせて「半田がいいところでホント良かったよねー(チャンチャン:笑)」と気を取り直し、ついでに舵も切り直すコトにいたしました。

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 これから、本格的に知多半島を周遊するぞーと再びハリきって走り始めますと、「あー、みかん売ってる!止めて、止めて!!」と水を差すヨメ(笑泣)。はいはい、御意に。Uターンして戻りましたら、看板見ると「ぶどう園」とあり、確かに売店の裏はぶどうの木が林立しております。でも売ってるのはあくまで「みかん」。バケツ一杯で500円、ウルトラスペシャル価格。ヨメはさっそく一口頬張ると「すっごい、甘い!」とお味の方もバッチリだったようで、良かったね(ワタシは皮剥くのメンドくさいからパス:笑)。

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 半島の先端に行くには、「自動車専用道路(知多半島道路・南知多道路)」がちゃんとあるのですが、とにかく下の道をひたすら行くコトにいたします。

 「国道247号線」、東京周辺の方々に御馴染の「246」とは末尾1番違いで、「青山(港区)」は、「知多半島周遊路」に(笑)。国道のネーミングって、どうやって付けてるんだろう?やっぱ、出来た(あるいは計画した)順なのかなあ。

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 とりあえず、着いたのが、「チッタナポリ」というリゾート。どこかで名前を聞いたコトがあるので来てみたところ、・・・ちっとも面白くない。正月でお店やレストランもやってないし。夏に来るべきところなんでしょうね。ほとんどが分譲マンションといった感じでワタシたちには場違いなところでした。

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 結構期待して来たのに、あんまりツマンナイので少々機嫌の悪くなったワタシ。

 それでもなんとかココまで来たんで「元」を取らなきゃなりません。とりあえず、タワー部分の写真でも撮っておきますか。あー、寒いし、ちょっとモヨオシてきた。トイレだけは借りよ(返せよな:笑)。

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 さあ、もう一度気を取り直して尖端部地域を巡りましょう。なかなかに味のある「漁師街」をいくつも通過していくと、ようやく「師崎」というあたりにやってきました。

 おー、いい感じになってきた!「どでかいエビ看板」も歓迎してくれている。すっかり機嫌も回復。

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 ちょわー!、スカッとする眺めだわ。高中正義の「ブルーラグーン」が大音量で聞きたくなった(旧!:笑)。左を見ても右を見ても海ばかり。水平線のかたちも見える。

 オープンカーの醍醐味はこんなシチュエーションにあり。寒いけどサイドウインドーも下げて潮風を全身に感じながら走り抜けます。

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 フェリー港に到着。一応、各所へのフェリー料金を確認す。

 紀伊半島に渡るか、渥美半島に渡るか、島々を巡るか・・・どれも「ツー・エクスペンシヴ(笑)」に付、今回は見送り。クルマをここの駐車場に置き去りにして島に渡り、名物の「たこ(共食い:笑)」や「ふぐ」に舌づつみを打つというのもオツではありますが、なにせドライブの途中ですから酒が飲めんしなー。ここで宿泊をキメ込むと、もっと「エクスペンシヴ」そうだし(笑)。今度はバスで来ようね。

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 で、くやしいからフェリー乗り場玄関前で記念写真をパチリ。売店で名産「ふぐせんべい(えびせんべいの仲間)」のワレ物特価品を購入し、早々に退散いたします。

 東京より西に位置するので「日暮れ」が遅いとはいえ、やっぱりお日様は低くなってきました。「夕日よ、もう少しのガマンを!」間に合うかなあ・・・。

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 到着したのは、「中部国際空港(いわゆるひとつのセントレア:笑)」。開港時に、先ほどまでワタシたちが周遊していたあたりの周囲を危うく全域「南セントレア市」にしそうになったということで話題になった空港です。

 まず、ここは「島」。クルマで渡るにはわずか4キロほどの横断路に通行料(しかも結構する)が課せられます。せっかく知多半島道路もガマンしてここまで来たのに全部チャラ。そして、空港周辺まで来てもほとんどヒコーキの姿が拝ませてもらえないという、とにかく「空港内に入らないと、どうにもならない」造りであります。セキュリティ上の都合による「テロ対策」設計なのでしょうけども、とにかくなんにも外からは見えない。

 最初の写真が、駐車場棟から、とりあえず旅客ターミナルビルに行くための横断通路なんですが、拡大して見て下さいよコノ長大な距離。ホントはこの写真のさらに倍の長さがあるんですから、クルマで来た利用者にとって、もはやイヤがらせとしか云いようがありません。駐車場料金が「60分まで無料」とあったので、無垢なココロのワタシは「空港にしては珍しく良心的だネ(ニコニコ)」などと初めは喜んでいたモンですが、通路入り口で早くも「ヤラれたー(笑泣)」といった気持になりましたよ。移動式通路上を小走りに走ってもターミナルの駅舎部分(電車駅)まで13分は掛かります。それをも走り抜けるとようやく本物のターミナル内部に突入です。

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 「屋上、屋を重ねる」とは申しますが、こういったモノは何と言ったらいいのでしょうね。「建物の中に建物があって、これまた建物がある」といった重層構造。中二階部分の上には普通に商店街の街並みが広がります。一階部分(といってもこの写真でそう見えるだけで、ホントは3階だか4階だったりする)の「巨大金魚水槽」を横目に上を見上げると、空中都市部分がホンの少しだけ伺えます。ここでも、「さあ、上がって来なさいよ!」と云わんばかり。

 「時間が無い!」走りました、アガりました。さあ、写真だぁ!といったところで「デジカメ電池切れアラーム点灯(泣)」。午前中の「ミツカン」ではメモリー残量不足に悩まされましたので、「旧カブトビールレンガ建物」の先にあった「ヤ○ダ電機」でSDカードを買い増ししておいたのですが、思わぬ伏兵が(泣)。だいたい商店街を歩けども走れども、飛行機の影もカタチも窓も無い!「ヒコーキと夕日と海」の写真を撮りたいダケなんだよー、オレは!!・・・と思いつつ、「駄菓子屋」などがあるモンでついつい手が勝手に動いて撮影はしてしまう。

 もう、この際駐車場料金の「無料化(えっ、ソレ狙って走ってたの?ハイ、そーです:笑)」はアキラメて、ハラを据え臨むコトにいたしました。あー、「スカイデッキ」ってアレが展望どころ?とにかくイッてみよ。

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 はい!出ましたデッキに。

 「作者御本人近影(笑)」と「夕日と海と飛行機(と、ついでに船)」の写真、メデタク撮影に成功!

 あー、走った走った。こんなに頑張らないと飛行機を見せてもらえない空港は初めてです。でも、頑張った甲斐はありましたよね(って云って、お願いだから)。

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 夕暮れ時の空港滑走路はなんともロマンチックではあります。

 しかし今日は、コレがこれから海外旅行というわけでは無いところがワタシたち夫婦の悲しさよ。そういえば去年の正月休みには「台湾」行ったんだよなー。昨年は、歴史的な激動の年でありましたので、ホントここまで「長いような短いような」という不思議な感覚。滑走路を眺めながら、しばし感慨を新たにしました。もう、ずいぶんとムカシの事に思える。

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 陽が暮れるとデッキでは美しいイルミネーションが輝きだしました。コレは嬉しい想定外。

 年末に地元放送局ラジオ番組の公開収録が行なわれた名残りのようで、写真でご覧の「有名ユニット」さん方を迎えたイベントをやったらしいです。

 最初点灯した時は、なんで「LOVE LOVE LOVE」って書いてあるんだろう(最後の写真と同じ書体で、反対側のウイングに電光看板が立っていたのです。)と思っていたのですが、飛行機撮影に夢中の上、イジョーに寒かったので脳みその回路が繋がっていませんでした。なんだか知らんけどキレイだから撮影したという按配。

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 ひとしきりデッキでの撮影大会も終わり、ゆっくりと商店街を見て歩きます。

 で、「ゆるキャラ(扶桑社とみうらじゅん氏の登録商標)」発見!「なぞの旅人:フー」さんです。やっぱ、エビフライを掲げているんですね。でも旅人なんですよねー、あっ、そーか!この空港に降り立った旅人が名古屋に行っておいしいエビフライにありついているという状態を表現してるんでしょう、きっと。コレ見てたらエビフライが急に喰いたくなった(けど、実際名古屋でコレを食べた経験も無い:笑)。そろそろ帰り方向に走らなきゃ。というわけで、今回の旅、名古屋市内はパス。

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 結局「600円」の駐車料金を支払い、「本土」に戻ります。

 さあ、どうやってウチへ帰ろうか。ナビを「下の道」優先でセットすると、なんだか段々と知ってるところを走らさてるような気もしてきたが・・・、まっ、いいか!もはや寒さと些かの旅の疲れで「ヤケ」になり、それでも屋根無しで夜の知多半島を走ります。

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 ・・・て、ここ「ミツカン(博物館前)」ぢゃんよー。

 そう云えば半田の観光パンフには、「夜になるとイルミネーションがとってもキレイ」とか書いてあったハズ。なんも、光ってないぞー!きっと、お正月だからイルミもお休みなのね。あー、ここで、PM6:50。「今日これからどーする?オレたち」

 ホントに(千葉に)帰れるのか?緊迫のラストはいつのことやら(笑)。

 ・・・一週間、駄文にお付き合い頂き本当に有難うございました。

 でも、しつこく来週に続くのであった。

    

                

            

2012年1月13日 (金)

2012年初陣、小旅行(その4:知多半島の要衝:半田駅前紀行③)

 今日の昼間は比較的過ごしやすい陽気であった東京練馬。朝早くより二つの出張ミッションをこなしつつ、相変わらず年始のためか人の出入りも多かったのですが、風も緩やかで気候も良いので納車準備作業にも思う存分打ち込むコトが出来ました。

 昨日の「酢の博物館見学」が済んだところからお送りいたしましょう。1月6日(金)のAM10:40頃から時間を追ってまいりましょう。・・・しかしなかなか半田から出られないな(笑)。

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 博物館を出ると、目の前の運河沿いには「半田市営」の小さな公園があり、ちょっとした売店ではアイスクリームやコロッケを売っています。

 で、「黒酢アイスクリーム」というのがお奨めであると大書してある。場所柄ですから仕方が無いけど・・・ねぇー(笑)。当然のように、ヨメがコレを買いたいと云う。買いました、食べました、やっぱハズレです(泣笑)。普通にバニラがいい。

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 ちょうど売店の裏手あたりに立つのが「ミツカン中央研究所」棟です。

 この旧い建物をメイン研究所にして残してあるというところが、なんだかモノすごく神秘的ですよね。

 おそらくは、へんに新築移転して「220年の伝統」の上に培ってきた数々の発酵菌たちを失ってしまったり、外部に流出させてしまったりするというリスクを恐れてという側面もあるのでしょうね。このあたり普通の製造業とは違って、先達たちから受け継がれてきたものを本当に大事にしているんだなあと感じ入りました。運河の周囲を覆い尽くすように林立する黒塀の工場棟群も、皆江戸時代や明治初期からのものだそうで、酢造りなど醸造業の根幹に関わる部分はとにかく大事に守ってきたということでありましょう。それにしても戦火や台風に良く耐えてきたものです。ちなみに、全国に展開するミツカンの他工場は、普通に近代的でクリーンなイメージの工場棟であるらしいです。こういったスゴイ風景が見られるのはここだけ。→と書いたあとで訂正するのもなんですが、現中央研究所建物は、なんと、かつては「銀行」であったそうです。しかも「中埜銀行」。ここを訪れるまでたいした興味が無かった「ミツカン」。本当に面白い企業気質ですね、興味は尽きません。(21:56追加)

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 その外観デザインより判ずるに、平成に入って建てられたであろう現在の本社メイン棟と、おそらくは昭和中期に建てられたであろう手前の四階建てビル(先の研究所棟のうしろに繋がって建っている)。

 とにかく時代に応じて建て増しを繰り返して云った結果、スタンダードな近代中規模建築物の「歴史変遷(江戸→明治→大正→昭和→平成)」が一目で分かるといった特徴ある社屋群でした。建築物にご興味のある方には一見の価値があると思います。

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 お正月なので、本社玄関には大層立派な門松が鎮座しておりました。

 面する通りの向かい側からは「外ミツカン」の世界となりますが、蔵造りを模したお土産物屋さん、レストランが並び周囲の風景に馴染ませてはおります。まっ、ちょっとアザトイ感じはいたしますが(笑)。

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 さあ、半田の街歩きを続けましょう。かなりの確率で木造の旧い民家や建造物に遭遇出来る一帯です。

 木造の黒壁が並ぶと結構壮観ですね。右の写真、壁に「キッコウトミ」とありますが、きっとお醤油屋さんでしょう。

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 酢の次は「お酒」。というわけでやってまいりましたのは「国盛」銘柄を製造する中埜酒造の前。

こちらには「酒の資料館」と云うのがあるとパンフレットに掲載されておりましたので訪ねてみたのですが、いまだ正月休み中で残念ながら休館でした。またの機会によろしくね、というコトで。

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 うわー!スッゲーな、このヤレ具合。近づいて見ると「憧れの琺瑯(ホーロー)看板」しかも天然物(笑)が貼ってあるのを発見。

 飛び跳ねてヨロコビさっそく写真を撮るワタシ。コレは先ほどの「キッコウトミ醤油」の看板なんですね。「トミー坊や」というキャラクターまで存在してたのね。今も居るのかなあ(たぶん居ないと思うが:笑)。

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 その後も味のある風景が続出。歩きながらいつもキョロキョロしてしまいます。

 目に付いたちょっと変ったモノはとりあえずパチリです。

 で、ヘンなものばかり次々と写真におさめるべくカメラを構えているので、道行く現地の人々からは訝しげに見られそうです。それにしてもホントに線路は続いてるよなー、どこまでも。

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 ようやく到着、次のスポット。明治時代に発売され、当時の五大ビールメーカーの一角であったという「カブトビール」工場。

 ここも、創業したのは、ミツカン中埜一族の四代目頭領、「第四代中埜又左衛門」さんであったということです。思えば、JR半田駅前にあった「酪農発祥碑」にも、知多酪農の祖である人物として顕彰されておりました。又本業の「酢店」においても、現在まで続く「ミツカン印」の制定といい、本来の「中野」から「中埜」への改姓(戸籍上も正式な改姓だそうです)といい、ご一族の「中興の祖」といった感じでありましょうか。そこまでスゴイ方とは・・・おみそれいたしました。

 説明ボードには、半田に存在した「中島飛行機工場」についても言及があり、大戦末期にこのレンガ建物が「中島の食糧庫」であったことから、米軍機の機銃掃射攻撃を受け被弾したとあります。上の写真では、その夥しい弾痕を見るコトができます。それにしても、どうして焼夷弾等の「爆撃」を受けなかったのかと疑問が残ります。これだけ旧い木造建造物が、しかもかなりしっかりとしたコンディションで、そして非常に多く街の中に現存しているわけですからね。わざわざ戦闘機による「機銃掃射」をしに来たのは、威嚇的攻撃とも取れましょう。コレは連合国軍がネラって狙わなかったのか(でいいんですよね:笑)、奇跡的に爆弾が落ちてこなかったのか、はたまた不発だったのか・・・。でも、戦争がもう少し長引いていたならば、いずれにせよ本格的にヤラれて町中が灰塵に帰した可能性が高かったと思われます。本当に残ってよかった。

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 次は「旧中埜家住宅」の異名を持つカフェレストランにやってきました。時刻はちょうどお昼前。

 時間が早目だったためか、まだまだお客さんが少なかったので、ラッキーなことにワタシたち夫婦でワンブロックを占めて、ゆったりと過ごすコトが出来ました。上の外観写真を撮影しようと思った時にはちょうど「佐○急便」の配送車が店の前に停車中でなかなかどいてくれずに閉口いたしましたが。

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 この建物は国が指定した重要文化財だそうで、室内もご覧の様に歴史を感じさせる設えです。

 マントルピースと・・・あぁ、本棚がありますね。ちょっと近寄ってみると絵本がたくさん並んでいます。その一冊を手に取ってみましょう。

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 ああ、コレは懐かしい。「ごんぎつね」と「てぶくろをかいに」。全国の小学校図書館には必ずといってよいほど蔵書されていたと思います。

 特に「ごんぎつね」の方は、つとに有名ですが、「てぶくろをかいに」の印象がワタシの中には強く記憶されております。そういえば、この二編の童話の作者である「新美南吉」さん、この半田出身だそうで(初めて知った)、駅周辺でもやけに「ごんぎつね」の文字が躍っているなとの疑問がここで解消いたしました。上のポスターにありますように、来年が生誕100年の記念の年だそうです。のちに市内をコペンで走り回ってわかったのですが、この駅周辺からは徒歩では無理といった地域に「新美南吉記念館(生家と養家:それぞれ場所は別にある模様)」的なスポットがありまして、市内のあちこちで誘導看板を目にいたしました。こちらも相当立派な施設の様でしたが、今回の旅ではあえて見送るコトとして、次回の半田来訪(もう、また行く気になってる:笑)時にはゆっくり探検したいと思っております。

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 ようやく、ランチがやってまいりました。オムライスとBLTサンド、食後にはポットサービスの紅茶(この店では紅茶がメインなんです)。これで2000円しない、安い。

 ワタシが見たところ、半田は基本的には商業都市であり、いわゆる観光地ではありません(まあ、こっち方面にも近頃は結構チカラを入れているようですが)ので、飲食店といい、ホテルといい、どこもサービスは良いし価格も低廉です。おまけに、ここまでご覧になって頂きましたように観光ネタも結構豊富。だけどこのまま変にハヤって観光地化するとワタシなどの場合は興味の対象外にしてしまうんですけどね(ヘソ曲がり:笑)。

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 この建物は二階の見学が出来ます。土足はダメなのでスリッパに履き換えて臨みます。せっかくの文化財ですから、上がってみましょうね。

 階段の上から一階部分を眺めますと、これもまたオツなものです。

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 二階は「機織り教室」として現在も使われている部屋、超年代物の機織り機が並びます。

 そして、なんとなく「ほげほげ」する(笑)だけの部屋、宿泊用でしょうか。

 この建物の隣には「服飾系専門学校」があり、この建物はその学校法人が所有しているものらしいです。ちなみに、この学園も創業者は「中埜さん」であります。そういった関係で、この二階も生徒さんの学習用に時々使われているのかもしれません。

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 そのムカシはたいへん高価な楽器であったピアノすら装備されておりました。当時の地方都市としては、やはり豊かさと余裕を感じさせますね。

 ・・・そんなこんなありまして、漸く「知多半田」駅に戻ってまいりました。時刻はPM12:40。すっかり駅周辺のスポットを堪能するコトが出来ました。徒歩圏内にコンパクトな距離感で様々な世界を体験できるという、お得感充実の半田散歩となりました。

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2012011334 最後にホテルの玄関でふと目にとまったのが、一枚のポスター。 「萌え萌えキャラ」が大挙して並んでおります。どうも、彼女らは知多半島の各市・地域をそれぞれイメージしたキャラクターたちであると云うコトが判明。我が半田(笑)の娘は・・・「はんだ・すこ」ちゃん?ナンボ「酢」の街だからといってコレは無いよなあーと思いつつ、もう一度よく見ると「酔子」。まさか、コレで「よいこ」と読ませるんぢゃ無かろうなとの予感は的中し、「はんだ・よいこ」ちゃん(24歳:笑)と判明。駅前のショッピングモールにはこの「知多娘。(ちたむすめ。)」のキャラクターショップまであり、帰ってきてから調べると、愛知県庁の公式サイトにもリンクが貼ってあるという、地元では結構認知されたヒトたちだったんですね。 元々は「知多みるく」ちゃん(このネーミングも知多の酪農にちなんだモノらしいのですが、少々如何なものかと:笑:一枚目写真の左に立ってるヒト) 一人だけが初めに開発され、本来は地元の「若者向け就職サポートサービス」 施設の利用率の低さを改善するための切り札としての登場だったそうです。コレが功を奏して利用率が5倍になったことから話題となり、いつしか「萌えおこし」キャラとしても起用され、そのうちに一期生、二期生と増殖して現在にいたっているというコトです。

 さあ、彼女たちが「知多半島に行こう♡:笑」と誘っておりますので、さっそくドライブへとまいりましょう。 夕方までに尖端部に到達するかなあ。

 ・・・まだ、しつこく明日に続くのであった。                                    

2012年1月12日 (木)

2012年初陣、小旅行(その3:知多半島の要衝:半田駅前紀行②)

 この冬一番の冷え込みと噂される本日、ホントに寒かったですね。デポの二階は一日中暖房全開ですが、まったく暖まってまいりません。けど、おもてに出たらもっとスゴイ(笑泣)。

 そのような中でも、連日たくさんの方々に御来店頂きまして感謝の極みであります。引き続きよろしくお願い申し上げます。「例のとり野菜みそ」を御持ち帰り頂いたお客さん方に云い忘れておりましたが、袋裏面のレシピにあります分量のまま作りますと、かなり濃い味になりますので、一気に入れずにす少しずつ味を見ながら加えていき、お好みの味に仕上げるのがコツだと思います。お試しくださいね。

 今日は、「ミツカン」探訪のねた。只今1月6日(金)のAM9:10といったところから、続きを御送りするものであります。

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 昨日の最後の写真のB面が左の写真です。奥に聳えるのが、本社社屋の事務所棟。その手前にあるアールデコ調(?)の建物が、「ミツカン中央研究所」棟。そして一番手前にある、和風の建物が明治時代の本社社屋であったという、全国初の「酢の博物館 酢の里(登録商標)」であります。玄関前に無粋なクルマ(やはり来館者のだけど)が停まっているのが些か興を削ぎますが、待っているワケにもいかないようなので、とりあえずパチリ。

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 その位置からそのままクルっと向きを変えますと、ご覧のように黒塀の工場建物と、運河が広がります。ワタシの写真撮影能力が低いため、この独特のなんとも云えない空気感が必ずしも伝わっていないと思いますが、なんとも、異次元に迷い込んだかの様で、ちょっと一見の価値ある風景だと思いました。

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 さらに奥へと進んで行き、色々な時代に建て増しをしていったと思しき工場棟群をひとつひとつ観察していきました。どの建屋にもブランドマークが目立つ所につけてあり、自社ブランドに対する誇りに溢れています(ワタシは「いちいちマークを付けるから、アジトをすぐライダーに見つけられてしまうショッカーの様だ」と感想を漏らしてバカにされました:笑)。

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 さらにその奥に広がる半田運河は、北海道の小樽運河などと並び称され「日本三大運河」であったそうですが、かの「伊勢湾台風」により大打撃を被り、現在は運河としての機能は無くなっているというコトです。鏡のような水面に周囲のすべてが写り込み幻想的な雰囲気を醸し出しています。運河の右も左もミツカン半田工場です。電線や、各種配管などが、運河上のあちこちを横断するように引かれています。近代的装備の「後付け感」が満点の工場です。

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 実はこの博物館、見学するには「要予約」の施設です。ワタシも正月明けだし、まだやってないだろうと元々半ばアキラメておりましたが、昨日の街歩きの最中にヨメが電話をしてみたところ、AM9:30から来てくださいと即座に快諾され、この見学が実現いたしました。と云うわけで、時間ピッタリに門を入ります。門柱には、ミツカンの元々の社名「中埜酢店(なかのすみせ)」の文字を見つけて、まずはひと喜び(笑)。皆さん、社名の変遷、ご存じでしたか?但し、こちらの旧屋号の方も、いまだミツカングループ内の一法人として現存しているようです。まずはロビーに入りますと、見学にはトータル1時間かかるので、先にトイレをすませておく旨の案内があり、時間どおりに、まずは「小さなシアター」へと導かれました。ここでは、説明員のおぢさんと、大きな画面のビジョン、ミツカン主要製品の展示が待ち構えており、何しろお客さんはワタシら夫婦二名(笑)ですので、とりあえず、ずらっと並んだ座席の最前列へ着席。おぢさんと差し向かいで口上を聞かせて頂くといった体でした。目のヤリ場にコマるよー、こういうの(笑)。まず初めに酢についての様々な「トリビア」、ミツカン製品群のざっくりした説明、等などを懇切丁寧にお話してくださいました。コレが10分。次に映画(歴史・製法・種類・効能についての理解を補強する内容)を10分。酢が如何に健康にいい食物か、実は最近のミツカンは酢以外の製品とりわけ納豆製造に力点を置いている旨・・・この説明がラスト10分。良く出来た30分のカリキュラム(笑)でした。その中でワタシらも忌憚なく質問を投げかけてみました。

 近年、「黒酢」は特に健康に良いと通販番組などでは宣伝されていますが、健康に寄与する効果は「スーパーで98円で売ってる、普通の穀物酢」で充分であること。

 ワタシはかれこれ10年近く、朝の「おめざ」に「酢をリンゴ100%ジュースで割ったモノ」を飲み続けており、確かに健康体をどうにか維持してはいるものの、最初の1年くらいは「黒酢」であったのに、いつしか「コスト削減のため(笑泣)」スーパー98円穀物酢に「仕様変更」されてしまっているので、この際、コレを「プロ中のプロの前で」ヨメに糺してやれと思って「どーなんですか?」と聞いたら、先の御答え。勝ち誇るヨメ(笑泣)。

 しかも、一日に大さじ一杯で充分だそうです。そして過剰に摂りすぎても効果は変らないそうです。悔しいから、ワタシ「ぢゃ、おたくの会社がボクの子供の頃放映してた、毒蝮三太夫が穀物酢をラッパで一気飲みするCM」についてはどう思われます?」って聞いてやれとか一瞬思ったのですが、ヤメときました、オトナになったから(笑)。

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 続いては一旦オモテに出て、説明員は可愛らしいお嬢さんに交代。ここのユニフォームは全員「山吹色」のジャケットを着用。上質なお酢の色をイメージしたものだそうです。

 ものスゴク旧い建物に似つかわしくない、最新テクノロジーのセキュリティーシステムを解除して、さっそく蔵の中へと入ります。「写真は撮っていいの?」と聞くと「はい、結構です」との事。さっきのシアターでもさすがにおぢさんと差し向かいであったため、写真撮影を自粛しておったのですが、そんなコトなら撮っとけばよかった。

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 ご案内タイムは30分であるにも関わらず、伝統の製法をひとつひとつ丁寧に説明してくれるので、ホントは凝った展示もたくさんあったのですが、一々吟味する時間はまったくありません。おまけに写真のメモリーカードが途中で残量切れとなり、おねえさんの説明を聞きつつも、過去のいらない写真を削除しながら撮影していたので、今写真をあらためて見ても「何がどうしていたのか」記憶があいまいです(ダメだ、こりゃ:笑)。

 コメそのものでは無くて(コメから造れば「米酢」)、酒粕を原料として、それを発酵させるのがお酢(江戸時代の量産タイプ)なんだそうなんですが、どこで発酵を止めるかで、お酒になったり、味醂になったり、酢になったりするらしいです。全部親戚だったのね。

20120112182012011223 左の写真が、江戸時代に「華屋与兵衛(はなやよへい:現在和風ファミレスチェーンの名前になってますよね)」というヒトが考案したという原初の「江戸前鮨」のレプリカ模型。ホントは当時モノを再現した原寸大屋台ジオラマ に置いてあるモノなんですが、周囲は撮りそこねた(泣)。ほとんどおむすびのように、シャリ部が大きいのが特徴であったそうです。その時代にコメから製造され、高価で特権階級用の食材であった「醸造酢」を、前述の「酒粕」由来の製法にすることにより、材料費削減と熟成時間の短縮を同時に達成したゆえに、江戸庶民のファーストフードたる鮨に大量供給するコトが可能になったそうです。輸送のために造られたのが、前述の「半田運河」であったというわけですね。工場直送便という合理的な手法です。

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 最後のコーナーには、往年の製品パッケージ(ビン)の展示。一番左のものが原初の「ミツカンぽん酢」。子供の頃、我が実家ではこの「黄色い方のぽん酢」派で、鍋料理がキラいでした。すっぱいおかずで白米を食べるのには抵抗感がありました。「味ぽんにしてよー!」とねだっても、「醤油を入れればおんなじ!」と返されてましたっけ(笑)。いや、似た色にはなるけどやはり味は違うと思うが。そんな懐かしい思い出とともに眺めてきました。

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 江戸時代からの製品ラベルを列挙した説明パネル。

 子供の頃に酒屋の店先で見たような憶えのあるラベルがあって、すこぶる懐かしいなあ。さすがに、「樽にラベル」の時代はいくらおやぢのワタシでもライブでは知りません(笑)。

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 御説明タイムが終り、ロビーの売店でお土産を。

 ここ半田工場でしか製造されておらず、工場通販でしか販売されていないという最高峰のミツカン酢「三ッ判山吹(みつばんやまぶき)」というのを手に入れました。江戸時代に最高グレードのお墨付きを「三ッ判」と呼んでいたコトに由来するネーミングだそうです。今度手巻きずしにして食してみようと思っております。伝統的手造りの味は如何に・・・。

 ・・・続きは、さらに(まだまだ)ある(なかなか終わらん:笑泣)。

               

 

2012年1月11日 (水)

2012年初陣、小旅行(その2:知多半島の要衝:半田駅前紀行①)

 昨日も年始より、たくさんの方々にお見え頂き、誠に有難うございます。いきなり全開で営業中となっておりますので、この週末に向けても皆さんのお越しをお待ち申しあげておりますよ。

 当ブログも年末年始と休まず続けておりますが、「マセラティねた」ずいぶん書いてないですね。このブログをお正月休みに初めてご覧頂いた方々もいらっしゃると思いますが、ここは「そういうところ(笑)」です。・・・って、違うでしょ!マセラティの専門店、マイクロ・デポがお送りする「マセラティでイッてみよう!:2」と申します、主に旧いマセラティや旧車を中心に据えた「よもやま話」のあれこれを語り合う、「物好き(笑)の皆々様方」のサロンのようなブログであります。皆さんのおヒマつぶしにご活用頂き、気が向きましたらコメントのひとつも入れて頂けますと有難いです。

 ・・・でも、相変わらず、マセラティとは無関係の「正月紀行文」は続くのであった(笑)。

 今日は「名鉄線 知多半田駅前」から、半田の市街地を歩いて巡るコトにしました。1月8日(金)早朝の出来ごとです。地元の観光協会が発行している街歩きのパンフレットによれば、早ければ一時間、ゆっくりでも二時間で周れるお奨めコースというのがある。「こりゃ、お手軽でいいや」とばかりに、地図を片手にブラブラするコトにしてみました。大体、今回の小旅行、例によってなんも段取りをせずにまいりましたので、ハッキリ云って半田にどうして宿をとったのかさえ不明(笑)。

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 宿泊したホテルの窓より階下を眺めますと、名鉄線のホームがご覧のようによく見えます。ワタシなどは門外漢ですから、電車の種類はわかりませんが、日頃なかなか見ることが出来ない部分が観察出来るのでコレだけでも結構楽しめます。鉄道模型のディティールアップや、スクラッチビルドをやってる様な「そのスジの方々」ですと、パンタグラフの形状がどーの、とか、ベンチレーターはどう配置されてる?とか気になるところがあちこちにあるのでしょうね(笑)。

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 この電車写真群はデジカメのズーム機能を使って撮影しましたが、ほんとにNゲージの模型を髣髴とさせますね。

 左側の赤いヤツはスタンダードな感じがするなあ、名鉄と云えばコレといったモノ。子供の頃、岐阜に住んでた親戚のところに遊びに行った時、「ビスタ・カー」という、小田急ロマンスカーに似た二階建てフォルムの赤い特急があったように思うけど、一番上の写真のヤツがそれの末裔なのかな。

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 朝食を採り、駅前を散策してみます。駅のこちら側の入り口は近年再開発されてしまった模様で、それなりに近代化されてしまっております。地方の私鉄駅としてはそこそこに立派な佇まいです。駅前のロータリーバスターミナルを挟んで、新造された都会的なショッピングビルの景観が目を惹きます。さあ、チェックアウトを済ませて街歩きを開始いたしましょう。ちなみに、チェックアウト時に、お昼くらいまでクルマ置かせてくれるかなあ、と尋ねると「OK」との返事。いよいよ太っ腹だな、名鉄イン。CP率過去最高のホテルに(勝手に:笑)認定。

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 なんというか、この駅前ストリートは、どこかのテーマパークみたいですね。とにかく「普通の」建物が極く少ない。左は小児科のクリニック、ほとんど幼稚園。右は交番、やっぱ蔵(笑)。こんな雰囲気の無国籍&時代考証はちゃめちゃな街路をテクテクのんびりと歩きます。

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 まず、第一のお目当ては、名鉄線の知多半田駅からゆっくり歩いて10分くらいのところに位置する「JR半田駅」。地味ながら、見ものはこの「跨線橋」でして、なんでも国内の木造跨線橋の中で、現存する最古のもの(明治時代)だそうです。なるほどホームに架けられた屋根といい、この跨線橋といい、風雪を乗り越えてきただけはあって、非常に味わい深い建造物でした。今度は「青春18キップの旅」の機会にJR線で再訪し、ぜひともこの橋を歩いてみたいものです。

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 上の写真のように、跨線橋のB面とA面をそれぞれ撮影するには、線路のコッチからアッチへ行かなければなりませんが、その通路がココ。まー、低いコト。もちろん自動車の通行は不可です。しばらくここで待って、上り線と下り線の線路の間のスキマから上を眺めていれば、それは素晴らしい「列車の底面写真」が撮影出来ると喜んでいたのですが、来ないね、電車(笑泣)。やはり、このあたりの人たちが名古屋に行く時には、普通名鉄を使うんだろうな。

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 線路下ゲートを潜ると、このプチ鉄橋(笑)もしっかりと「橋梁」扱いであるというのがわかるプレートが貼ってありました。

 そのすこしばかり先には、昭和30年代に東海地方を襲って大被害を被らせた「伊勢湾台風」時の浸水位を示すプレートも発見。この界隈にも結構キテますね。

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 そして、JR半田駅の駅舎。昔のローカル駅の基本形といった趣きですね。なんか、TOMIXとかKATOのNゲージストラクチャー製品中一番安いタイプの駅舎って感じ(わかりにくい?)です。

 駅舎のトイ面にもこれといったモノは無く、このスジの方(どのスジ?:笑)以外はいささか退屈に感じられてしまう風景かもしれません。

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 あぁ、JR武豊線ね・・・って初めて聞いた。「青春18キップ」旅では大概時刻表を眺めたモンだけどイメージ湧かないな。東海道本線の大府駅で乗り換えなんですね。こりゃ、やっぱり普通は名鉄になっちゃうわ。

 駅舎のそとに出ますと、知多地域の酪農発祥碑というのがありました。知多は食肉でも「知多牛」というのがブランド牛で有名ですね、確かに。牛乳は知多牛乳→みどり牛乳というのがローカルブランドとして現地では名が知れているようです。

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 うおー、今頃電車が来やんの(笑泣)。

 駅の周りの駐車場周辺をもっと面白いモノ無いかとウロウロしていますと、「鉄道資料館はアッチ」という看板を発見。さっそく行ってみますとプレハブ小屋(笑)。開館時間はまだはるか先の様ですので、外から内部を覗いてみましたが、「まっ、今回はパス!」といった感じでした。

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 ところが、屋外展示には、予期せぬ「大物」が。ヨメさんは「ねー、なんでコレ、デゴイチぢゃ無いのー?」とか、のたまっております。「んーとねー・・・」説明するの長くなりそうだからヤメときました。

 それにしても、蒸気機関車というアナログメカの塊をムカシの鉄道マンたちは「定時運行」させていたわけですから、コレはもう、スゴイとしか云いようがありません。

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 半田駅をあとにして、次のスポットへと歩を進めます。

 やっと出てきた「味わいのある風景」の数々。この界隈から先の地域は、昭和テイストどころか、ヘタをすると江戸情緒まで味わえる空間が、ところどころに広がっています。まずはコンビニが無いというのがいいなあ。だいたい「万年筆店」ってスゴイですよね。和菓子の地元老舗にいたっては完全に戦前モノでしょう。建物の真ん中辺りがズリ下がってきちゃっているのが写真でもわかります。二階の床がどーなってるのか心配ではあります。

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 ここまでで、まだAM8:50くらい。朝一番からこの充実度、早起きはするモンだ。旧い街並みに喜んでいる間に次の目的地が見えてまいりました。小さな地方都市には似つかわしくない立派な建造物。

 頭上に掲げたトレードマークは、どなたも御存じの「ミツカン印」。そう、ここから先は日本の食酢業界の総本山のひとつ、ミツカングループ本社並びに、江戸時代からの歴史を誇る同社半田工場が広がる「醸造ワールド」地帯です。うー、なんかウキウキしてきたぞー。

 ・・・といったところで明日に(まだ)続く。

   

                

2012年1月10日 (火)

2012年初陣、小旅行(その1:いざ、知多半島へ)

 はい、今日から新年の営業を開始いたしました。本年も引き続きよろしくお願い申し上げます。おかげさまでとても清々しいお正月を過ごさせて頂きました。有難うございます。

 1月7日(土)の当ブログのコメント欄にて「Ryo」さんよりお申し出がございましたように、本日「鍋用のとり味噌」が当店に到着しております。コレはすこぶる美味い逸品です。御来店時に「このブログ見た、みそちょーだい!」と云っていただけますと、先着5名様にみそ2袋ずつプレゼントいたしますので、ぜひ御来店くださいますようお願い申し上げます。「Ryo」さんには、この場をお借りいたしまして厚く御礼申し上げます。

 今日からは、先週観光(というよりは敢行:笑)いたしました、知多半島へのコペンによる旅行記をお届けいたします。プチドライブですからあまり大きなトピックスもありませんですけどね。まあ、一杯ヤリながらでも眺めてくださいな・・・。 

 1月5日(木)の朝です。「コペ蔵」のグランツーリスモとしての資質を問うために、これから小旅行に出掛けます。行き先は「なぜか知多半島」。前々から大きな長距離旅行の帰りがけに立ち寄って周遊してみたいと思っていた場所なのですが、その移動行程の中には地形のせいで「カマしにくい」土地柄でした。

 たまたま、このコペンに付いてきたHDDナビには知多方面にお住まいの旧オーナーさんの自宅住所が登録したままになっており(コレもどうかとは思うが:笑)、これも何かの「縁」と思いまして、そのままナビに従ってイッてみようと思い立った次第。年初からの首都高速の抜き打ち的な道路料金改定には些かならず腹立たしさを感じますので、ここはひとつ、「出来るだけ有料道路を通らずに」一般道メインで頑張ってみようと思います。

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 この日も結構冷え冷えとした真冬の気候ではありましたが、やはりオープンで行くのが「漢の道(笑)」。そのためには、トランク内をこのようにしておく必要があります。ラゲッジスペースはご覧のようにたったコレだけ。荷物を最小限に留めたスポーツバッグをペッタンコにして押しこみます。前方の空間は「屋根」を収納するために空けておかなければなりません。これでも一応、夫婦二人の二泊分をかろうじて詰め込んであります。えっ?室内?CD10枚持ち込んだら、もはや何にも入りませんって(笑)。

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 AM9:50に千葉の自宅を出る。大網白里→千葉→稲毛→船橋あたりで一瞬ズルして京葉道路で、江戸川区に突入。この写真は江東区から中央区の築地に入って本願寺前あたり。ここまででも結構なボリュームがあるなあ。港区海岸あたり→品川ときて・・・

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 この青物横丁(京浜急行駅)までくるのに3時間以上(オレたちアホ?:笑)。腹が減ったので「ジョナサン(ファミレス)」の駐車場にクルマを入れたら、そのエントランスには「スーツを着用したサラリーマンさんたち」の波。ああ、仕事初めの挨拶回りの帰りなのだな、と得心。トイレだけガマンしきれずお借りして、となりの「マック」でハンバーガーをテイクアウト。とにかく、まずは神奈川県を目指そうよ(笑泣)。で、ようやく川崎に上陸。

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 次は横浜を目指して国道15号から1号へ。続いては横浜新道(ズル:有料)でちょっとワープ。小田原方面を目指す。箱根を越えるんなら昼間のうちがいいなあ。段々と陽が低くなってきた。ところが、「箱根新道」は「恒久的に無料」となっており(ラッキー!)、料金所も撤去されてまして、一気に「びゅぃーん」と箱根越えが出来ました。思ったより道路が混んでなかったのも有難い。函南→三島と進みます。

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 そして、沼津あたりで見る「富士の偉容」は圧巻。夕暮れ時の光のあたりかたで、かくもスッキリと模様が見えるのですね。いつもこの辺を通行するときに、トイレ休憩をさせてもらう「とあるホームセンター」の駐車場でのスナップです。

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 コペンのオープン姿はこんな感じ。ここまでの印象では疲れも少なく、箱根のワインディングもシャープにこなし、なかなか本格的なスポーツカーの味わいではないですか。難は足元のヒーター。運転席は低温やけどしそうに熱風が出るのに、助手席には一向に出てこない。この個体だけの固有の問題なのか、はたまたコペン全部がこうなのかはいまだ未解明。まあ、シートヒーターが付いてるから(コレまた結構アツい!)助手席ではあぐらかいて、ヒザにはブランケット掛けてシノぎます。夜になってくるとヒーターも全開。運転席の足元はよりアツく、助手席はスースーどころか「ヒーヒー(泣)」に。

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 それにしても、いつも思うけれど静岡県はデカい。然れども県内の国道1号線はほとんどバイパス化されていて、一部を除いて無料。自動車専用道路区間だけにすいてりゃそれなりに速い。東名が無かった頃はソリャモーたいへんだったろうな。あー、ようやくそこに「愛知県」の文字が・・・もう、十時間は走ってるよなあ。

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 で、助手席のヨメが「もー、サムいし、おなか減った!」と申しますので、街道沿いのうどん屋に。いやー、長時間オープンエア走行のあとに食するうどんの美味いことよ。食べ終わって表に出ると、駐車場の灯りが消えて真っ暗です。あっ、閉店ギリギリだったのね。よかったー、とりあえず間に合って(笑)。

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 で、真っ暗な道をナビを頼りにやってきました「名鉄線 知多半田駅前」。

 闇夜に見つけたオアシスのように聳え立つ駅前ビジホのなんとも頼もしいこと。地方私鉄駅にしては、駅前が立派だな。駐車場への入り方聞いて、はやくチェックインしよう。オドメーターを見ると、自宅から400Km越えてる!家を出てから13時間、いやはや。

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 とは申せ、ワタシには「ブログ書き」という大事な夜のミッションが残されております。ロビーのパソコンで一気に書いてしまおうと思ったら、このキーボードのタッチ感がホントダメ(泣)。iモードに「劣るとも勝らない(笑)」速度でしか書けない代物。でも、あまり文句は云えませんね。夫婦二人の宿泊費用は税込み4600円(!)。朝メシ付、駐車場無料。も一度書くけど二人分。デフレ、やっぱ深刻かも(笑)。

 ・・・続きはまた明日!                   

2012年1月 9日 (月)

帰ってきた、練馬。

 今回は、暦のいたずらで随分と長い年末年始連続休暇を頂戴いたしました。おかげ様で命の洗濯を久しぶりにしっかりとすることが出来ました。本当に有難うございます。先ほど練馬に無事到着いたしまして、早速デポにてメールチェックなどしてきました。 

 ・・・特にコレといった問題はなかった様子で、まずはひと安心、と思いきや。電話が鳴るのでとってみますと、トランクをきっちり締め忘れていてバッテリーをアゲタという「430」のお客様から(苦笑)。新年一発目の電話からコレかー、まっ、ウチらしいですけどね。 

 明日から、いよいよ新年の業務が始まります。いきなりフルスロットルだな、きっと(笑)。 

 皆さま、本年もよろしくご贔屓の程、お願い申しあげます。

2012年1月 7日 (土)

お稲荷さん

 昨夜は名鉄線の豊川稲荷駅前にあるホテルに宿泊。朝起きて窓のそとを見れば、当たり前だけどやっぱ駅のホームが下にある。続いて視線を右側に向けますと、商店の壁には「豊川稲荷駐車場はアッチ(要旨抜粋)」と書いてある。あぁ、ここはひょっとしたら、東京は港区赤坂ら辺にある(とらや羊羮のトイ面)、正月テレビ番組での初詣映像でおなじみ、豊川稲荷の御本家様?なんでも商売繁盛に霊験あらたかであるというコトなので、ここはひとつ(笑)。
・・・写真入り詳細は、また来週。

 それにしても、下ミチだけで千葉まで帰っている途中なんですが、やっぱ遠いね(笑)。午後3時40分現在、まだ三島(泣)。渋滞がものスゴい。・・・あぁ、こちらは「三島大社」ですか。渋滞の原因は判明いたしましたが・・・ナビのばか(いつもこう・笑)。

2012年1月 6日 (金)

酢・酒・運河・蔵・ごんぎつね・・・コペンの古巣、そして飛行機(予告篇)

 いやー、夕飯にうどんを食べたら眠くなり、只今豊川でリタイアして、ホテルのロビーより実況生中継(笑)。さっき、ロビー据え付けのパソコンからこのブログをアップしてやれと思いきや、接続に時間が掛かり過ぎてぜーんぶブッ飛んでしまいました(ブロードバンド入れとけよ、今どき・泣)。

 今日のワタシは「表題の通り」の人生(笑)でした。何のこっちゃですね。

 知多半島、いいところでしたよ!明日こそはウチに帰らなきゃ。

2012年1月 5日 (木)

なぜか、知多半島の入り口にいるワタシ。

 いやー、今朝AM9:50に千葉の自宅を出たたこちゃん夫婦。13時間(休み時間を除くと正味12時間)を費やしてやってきたのは「名鉄線 知多半田駅前」(なんで、ソコ?)。只今、到着ほやほや、ホテルロビーのパソコンからこのブログをお送りしようとしております。

 昨日の「松戸のS」さんのコメント「いつの間にか、料金体系を変更した首都高速(要旨抜粋)」はワタシも大晦日にテレビのコマーシャルをいきなり見せられて「なぬっ?!」と思ったクチでして、ホントいつの間にか決まっている上に、しかもこういうところだけは周知期間も満足におかないで「即、実行」なのだなと、「お上」のヤリ方にはホトホト呆れたモノでしたので、あえて、リクエストの逆を突き「出来るだけ高速料金を払わないで、イカにグランドツーリングを達成するか」をテーマに、ついにはこんなところまで来てしまいました(笑)。

 明日は「初見参」の知多半島をプラプラする予定でおりますが、どうなりますコトやら。とりあえず、寝よ(笑)。

2012年1月 4日 (水)

チョビっとさびしい、祭のあと

 三が日も終わって、今日が「仕事初め」という方々もいらっしゃるコトでしょう。翻ってワタシといえば、相も変わらず「だらだらゴロゴロ」とさせて頂いております。まぁ、ワタシが「自分の家」にいるコトが出来るのは、この年末年始休暇の時期を含めて年に三回だけですから、ひとつここは大目に見てやってくださいね(笑)。

 昨日までは、我が家の一大イベント「ダメ男の集い」の準備に忙しくしていたヨメも、それが無事に終わって皆さんがお帰りになってしまうと、ふと我にかえって「サビしくなったね」と云いつつ「ボー」っとしております。

 今日から休みも後半戦、このまま「呆けたまま(笑)」過ごそうか、どこかに出掛けてみようか、さて?・・・。

2012年1月 3日 (火)

ダメ男の集い、開催!

 本日は、千葉の我が家にて「吉例(笑)、ダメ男の集い」を開催いたしました。いい年をした「CHILDREN AT HEART」のおやぢ達が集い来たりて何をするかと思いきや、「プラモ作り(笑)」。とにかくも、あと残りの人生でどれくらいの数のキットを完成させるコトが出来るのか、プラモは好きで好きで堪らないのに、日頃は忙しさに流されるまま、制作作業から遠退いている「寡作」で「積んどく」だけの面々が一堂に会し、真剣な面持ちで作品作りに没頭しています。ホストのワタシたち夫婦、ひたすら「ヘラヘラ」しており・・・あっ、ヨメはとりあえず料理の準備やら、やってるんでしたね。

 それにしても、目が見えなくなったモンだなあ。老眼鏡をかけての作業では、「童心」に還るどころではありませんね(泣)。新しい年を迎えて、またひとつ歳を重ねたのをこんな機会に実感してしまいました。体の方はこんな按配ですが、いつまでも心は純真なコドモのままに在れたらいいな、と社会人として立派に生きていらした方々の無垢な眼差しに想うのです。

 年に何度もこんなに素敵なひとときを与えてくださる「お集い」の、本当は「ダメ」じゃないメンバー諸兄とその素晴らしく理解あるワイフの方々に心から御礼を申し上げます。有難うございました。今回も楽しかった!また、懲りずに来てね。

2012年1月 2日 (月)

プラモの箱、開けたり閉めたり・・・

 正月も二日目、昨日の夜半から降っていたらしい(なんせ、昨夜は7時に寝ましたので、実際のところはわからないのです)雨は朝までショボショボと続いておりましたが、10時頃から陽射しが出てまいりました。

 さあ、寝るのもツカれた(笑)、少しは「生産的行動」をせねばと「造りかけのプラモの箱」を数箱持ってきまして次々開けてみる。

 前回までに何が原因で「頓挫」してたんだっけ、とそれぞれの箱の中身を眺めつつ、どれを作ろうかと吟味(?)する時間もなかなかに楽しいモノ。・・・しかし「頓挫済(笑)」の箱のなんと多いコトよ!この正月中には、どれか完成させてやらないとな。

 明日は「ダメ男の集い」、集う有志の成果や如何に(なんも出来てないの、オレだけ?・・・笑)。さあさ、頑張ろ。

2012年1月 1日 (日)

2012年の元旦に想う

 新年あけましておめでとうございます。2012年、元旦の朝です。

 今日は日曜日なんですが、やはり新しい年の幕開けの日ですから、何かご挨拶をと、しゃしゃり出てきた次第。

 旧いクルマたちが、ワタシたち自身とともに、またひとつ年をとりました。「お年寄り」は大事にいたしましょう(笑)。希少な旧車は、どれもこれも、かけがえのない文化的工業的遺産。

 皆さんもそういったクルマたちの「元気な往時」を営々と伝承する「語り部」のお一人。「アンチエイジング(笑)」で益々のご健勝をと願うものです。

 というわけで、本年も皆さん元気でよろしくお願いします!

 年明け直ぐに、早速初詣に出掛けて来ました。元日の今日は、久しぶりに親父の顔でも見に、館山(房総半島の先端)までひとっ走りと行きますか(もちろん、フルオープンで気合い入れて行くぞー!:笑)。

 今年も趣味のクルマ道に邁進ダアッ。

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