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2012年3月15日 (木)

ビトルボマセラティの内装分解工程図解(その3)

 今週は「本ねた勝負」の当ブログ、まだまだ、「あした」の見えない闘いは、しつこく(笑)続いているのであった。はい、続いては「B面」のバラし、イッてみよー!

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 ⑬:右側のドア内張りトリムを下から下からはずしていきます。

 基本的な部分は右も左もかわりありません。リモコンミラースイッチがこちらには付いて無いというのが違いと云えば違いでしょうか。

 一番下方のカバーは2本のタッピングビスで。取っ手とドアポケットの付いたアルカンタラボード部分は6本のタッピングビスと8本の樹脂グロメットで固定されています。

 昨日の説明で分かりにくかったインナーノブのスプラインを図示しておきました。必ずある一定の角度にノブが収まるよう、溝が切り欠いてあるのが拡大するとお分かり頂けます。

 とにかく片っ端からタッピングビスをはずしつつ分解していく様子をご覧になってください。

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 ウッドパネルの付いた上部も昨日の左側と同様に分解していきます。

 4本のタッピングビスと、後縁部の紐状トリムの両面テープ貼りによって固定されています。

 写真で見えますように、タッピングビスの打ちこみ孔がすでに複数開いており、取付時の格闘(笑)が偲ばれます。

 インナーロックノブをはずして、紐トリムをはがせばキレイにパネルがはずれてきます。

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 「エイヤー!」はい、はずれました(笑)。

 このクルマは前に当店が販売したものが帰ってきたという個体なので、ビニールシートもキレイなままですが、数次に亘るドアの鈑金塗装や、ウインドーレギュレータ交換調整を施されてきたものでは、ビリビリに引き裂かれたままで組み付けられているコトもままございます。

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 ⑭:右側シートをはずします。段取りは左側の時とまったく同様です。

 同じ工程でも、430や228の運転席ではレールストッパーが設けられていたりして(前後方向の移動もパワーなため)、結構難儀な作業です。この点スパイダーザガートはシンプルで好き(笑)。シャマルの場合、シートレール寸法の取り合いはコレと同一なのに、リクライニングバケットシート自体がものすごく分厚い上に、リアシートまでありますので、一体どうやって脱着すればよいものやらといつも首を傾げながらも結局なんとかしておりますです、ハイ。「せっけいしたひと」はきっと深く考えてなかったと思います(キッパリ!:笑)。

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 シートベルトキャッチをはずして、その下のカーペットを撤去する準備をします。

 17mmボルトはロックタイトを塗って締めこんでありますので、決してつるつるとは回りません。いやな手ごたえを感じつつキコキコ緩めていきます。

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 ⑮:「ハコもの」をはずします。まずは、グローブボックスを丸ごと。左右のステーをそれぞれ外側に広げるようにして「ぱくん」とはずします。

 次に、センターコンソール内ボックスをはずしますが、ただハマっているだけなのに、慣れないとコイツは結構手ごわいです。

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 皮革は経年で接するものの形状や表面にピッタリとなじんでしまいますので、皮表面をイタめぬ様に丁寧な作業をする必要があります。とっかかりのスキマをつくる際のみ固く尖った工具でこじり、ちょっとスキマが出来たら、出来るだけ指先で勝負いたしますが、それでもダメなら樹脂のヘラでピッタリくっついちゃってる面を剥がしていくコトになります。

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 ⑯:センターコンソールを降ろす準備作業をします。

 その締結は合計5か所のタッピングビスで行なわれていますが、まずは後部の2本をはずしておきます。

 ここまでの途中経過写真では、見た目上あまり変わり映えがしませんね。・・・あるところから、ズドーンとさっぱりしますんで(笑)、もう少々お待ちください。

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 続いて、パーキングブレーキレバーのウッドノブをはずします。写真の様に通常見えにくいところに小さな小さな「イモねじ」があり、それを締めつけることにより締結されています。ぜーんぜん六角レンチの首が振れないので、その作業は匍匐前進としか云いようがありません。

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 続いてパーキングブレーキレバー根元を覆う皮革のカバーをはずします。

 これも、鉄の爪を4か所外側に折り曲げてコンソール本体に括りつけてあるといった感じなので、指先を突っ込んで鉄爪を内側に逃がしつつはずします。慣れないヒトは必ず怪我をいたしますので、充分な注意が必要です。

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 コンソールサイドカーペットを順次はずしていきます。

 右側は前後で2分割になっており、前方部分をはずすと、エンジンインジェクションのメインECUが顔を出すようになっています。カーペットの中ではもっとも頻繁に開け閉めする可能性の高いところです。

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 右側サイドカーペットの後半部はご覧の様な樹脂のグロメットを叩きこんで留めてあります。爪を折らぬように慎重に作業いたしますが、真冬の現在は樹脂が非常に固く脆くなっているので、ホネが折れます。

 カーペットがとれたら、センターコンソールとダッシュボードを締結しているタッピングビスをはずします。

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 ダッシュボード中央部、オーディオ設置のステーは、ダッシュボードセンターのビームの役割も兼ねており、ご覧のタッピングビスでボディ側から生えた羽状ステーにしっかりと締結されています。先ほどから出てくる「タッピングビス締結部」はいずれも「バカ穴」同士を結び付けるようになっており、若干の自由度を持たせてあります。組み立てる際には、すべての部材の角度や寸法の辻褄を合わせつつ最適な位置をキメる必要があり、決まりが無い分、作業者のセンスと裁量に委ねられた「設計者無責任(笑泣)」なつくりと云えましょう。現場はタマったものではありません。これじゃー、当時一日に700人掛かりで2台しか造れなかったというのも頷けます。

 ダッシュボード助手席側の裏にあるエアコンダクト類をはずしていきます。

 今度は運転席側のサイドカーペットをはずしたいので、運転席シートを車外に出します。ようやく室内を自由に移動できる環境がここで整いました。

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 で、運転席サイドカーペットをはずします。こちら側は足元の一番奥から、センターコンソールエンドまで一枚ものなんです。裏側には樹脂のベースがあり、結構手ごたえのある固さをもっていますので、無理無理引っ張り出すコトは出来ません。また、グロメットもしっかりと各部に留められておりますので、適当な姿勢では丁寧確実な除去作業がし難いのです。というわけで、この段階で運転席シートを降ろす必要が出てきてしまうというわけです。

 次に、ちょうどステアリングコラムの上方に位置するエアコンダクト達をはずしていきます。

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 ⑰:センターコンソールをいよいよ完全に降ろしましょう。

 センターコンソールとダッシュボードを繋ぐタッピングビスをはずします。写真にある中央部(通常はウッドパネルの裏側に隠れていますが、すでにオーディオともどもパネルははずしてあります)と、左側に位置するものです。これで、センターコンソールはすべての締結部を開放されたカタチになりましたが・・・。これだけでは、センターコンソールを撤去出来ません。

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 パーキングブレーキレバー自体を一旦ボディから解放してやる必要があります。

 こうすることで、センターコンソールを最大限後ろに下げながら先端部分をダッシュボード中央部から抜き取るコトが可能になるんです。この段階でセンターコンソールを車外に降ろします。

 ⑱:次に、ダッシュボード中央に居並ぶ9つのスイッチを一旦コネクターから抜いて、そのコネクターをダッシュ裏側に押し込みます。その時それぞれのスイッチとコネクターには付番し、写真の様に、再度結合しておきます。

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 先ほどはずしたパーキングブレーキレバーを再度締結します。

 ⑲:ダッシュボードに干渉する電気周り部材をはずしていきます。ダッシュボード右側の裏には写真のようにエアコンリレーのソケットが2連でくっ付いています。

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 ここは、クルマによって、組み付けられ方のキマりが無いようなのですが、左右どちらかのリレーを抜き取ると、写真の様にタッピングビスの頭が見えます。これをはずして、ハーネスごとダッシュボードを降ろす時に干渉しない場所へ避難させます。この時、抜いたリレーは必ず元のソケットに差し込んでおきます。

 また、写真にもあります、ダッシュ側面とボディの締結ステーを締めつけている13mmボルトと樹脂スペーサーを左右同様にはずしておきます。また、左右のドア周りウエザーストリップを一部はずし、内部に貼り付けてあるダッシュボードの左右最端部トリムを剥がします。

 ⑳:ステアリングコラムを落とします。ステアリングコラムケース内から出てきている、イグニッションスイッチハーネス、灯火類コンビネーションスイッチハーネス、ワイパーコンビネーションスイッチハーネス、等などをすべて抜いておきます。17mmの固定ボルト2個をはずせば、コラムシャフト全体が下方に下がります。

20120315612012031562 この段階まで来ると、ダッシュボードに干渉するものが無くなっているハズ。

 ダッシュボード全体をハードにゆすります。

 ヒーターケースとの間に位置する劣化したスキマ充填材がガッチリと張り付いていますので、それらが充分に剥がれるまで上下前後に激しくユスるのです。

 ・・・あっ、この年式だと集中ロックリレーなんかがダッシュの裏にネジ留めされてるんだっけ。写真のようになっておりました。もう少しあとの年式のものは、このあたりがボディに締結されているんです。このクルマの場合は一旦ハズさなきゃ。

 緊迫のあしたを待て(・・・というホドのものでも無し:笑)。             

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コメント

ここ数日で明日の見えない闘いがいかに大変なことかを思い知りました。
改めて3兄弟の偉大さを感じた次第です。

この世に送り出しているデポ謹製マセラティは、全てこの工程を
通っているのですよね。
この工程、図解されてもそんじゃそこらの車屋さんは手出しできないと思います。

戦いはまだまだ続きますが、これから更なるハゲタカっぷりも見ものです。

↑↑「テツヲタ」さんからのホワイトデー(笑)をこれからイタダくところであります!なんとまーゼータクなコトよ。くれぐれも奥様にもよろしく。有難うございました!!

↑「Wさま」さん、いやいや、どこの業者さんでも出来ますよ、コレくらいは(ヤル気があればのハナシだけど:笑)。仰せの通り、最近は「内装全バラし」がすっかりルーティンに(と云いましょうか、ヤラざるを得ない個体ばかりに・・・)なってしまってコマったものです

プロの業者さんに意見するのもどうかなと思いますが・・・
コンソールのBOXを取り出すのは、蓋の内張り(ビス4箇所止め)を外せば、何の抵抗もなく、スポっと真上に抜けますよ。
これなら抉って周りの革を傷めることもなく、時間も掛かりません。
この蓋の内張りが実はBOXのスッポ抜け防止になっているんです。

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