外套を羽織ったクアトロポルテ
いやはや、今日の北風はホンに寒いのなんの!なーんか、ここのところ「三寒四温」ならぬ「六寒一温」といった感じですね。何にしても、本格的な春が待ち遠しいなあ。
というわけで、只今場内で絶賛整備中、北風を受けていかにも寒そうにしていたクアトロポルテ(Kさま号)にコートを着せてみました。ハーフコートだけどね(笑)。
もちろん、ソレはほんの冗談で、コートの正体は整備時のボディ養生用カバー(純正品)なのです。体中のあちこちにはトライデントがおどります。
でもね、ガンディーニのクアトロポルテのためだけにわざわざ造られているモノなの(プレタポルテか?:笑)で、写真の様に各部には専用品ならではの「小ワザ」が効いております。
厚手のキルティング生地はアップで見るとちょっと暖かそうでしょ。コレと御揃いのジャンパー(って云わないか、今では。ブルゾン?それともジャケット?)が思わず欲しいなと思ってしまいました。もちろんトライデント付を希望(もっと小さくていいけど:笑)。
タイミングベルトや各Vベルトをはずして整備中の同車を高くリフトアップした状態で裏側のあれやこれやを撮影いたしましたので、ご覧になってください。
フロントバンパーの下部奥にはエンジンオイルクーラーが位置しています。前面を覆う防御ネットがメカメカしさを演出しております。このクルマは前期型V6ですが、エボ期になりますと、このあたりは設計変更されているもので、下からの見た目はずいぶんスッキリとしたもの(樹脂の大型アンダーカバーで覆われる)となります。
今度は後方下側より見上げてまいりましょう。
後部底面で大きく目立つのはスペアタイヤの格納のための「出っ張り」です。写真でご説明しておりますように、ここはバッテリーの住処でもあります。
下周りにはサビを寄せ付けぬ様にチッピングガードを分厚く塗布してあります。また、エキゾーストパイプやキャタライザーカバーには耐熱塗装を施しました。キャタライザーはご覧のように左右3気筒ずつを担当するように構成されています。非常に低い位置にありますので、底を擦らぬよう注意したいモノですが、コスり跡の無いものの方が珍しいくらいです。
デファレンシャルギアボックスを取り囲むように頑強なリアサブフレームのケージが見えます。ギブリ最終期のものや、3200GTも基本的にはコレと同様の設計です。蜘蛛の足のように鋼管アームや配線、配管、ケーブル類がのたくって(笑)おります。
クアトロポルテ君にも早く重いコートを脱がせてあげて、春を満喫してもらいたいモノですね。梅も咲いてないし、桜もまだだけど(笑)。
それでは、また明日!
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コメント
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さすが純正品カバー。
カウンタックカットもバッチリ。
こうして見ますと、足回りの複雑さがよく解ります。
まさに「足のいいやつ」ですね。
(どこかで聞いたフレーズ)
投稿: Wさま | 2012年3月21日 (水) 23時19分
ちゃんと目的があってのものではありますが、ちょっとペットの洋服みたいでかわいい。
ギブリ用もあるのかしら。
投稿: おぐ | 2012年3月22日 (木) 00時00分
イタリアのキルティングコートと同じく
紳士には似合いますね。
ミラノの街中を行くビジネスマンの様
ですね。しびれます!
投稿: woodykida | 2012年3月22日 (木) 01時03分
あれ? クリスマスの時のとはまた別ですか? \(^o^)/
投稿: いつかはシャマル | 2012年3月22日 (木) 12時42分
↑222用は赤でしたね。
車種によって色が違うのか、各車種にそれぞれ色違いが色々あるのか、さて。
投稿: おぐ | 2012年3月22日 (木) 12時53分