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2012年4月の25件の記事

2012年4月30日 (月)

練馬→亀山→高野山→東大寺大仏殿、そのあとは?

本日は「O」さまには岐阜よりわざわざ愛車を取りに来て頂き、ワタシ自身がデポ店舗にてご挨拶出来ませんで申し訳ありませんでした。
 只今、16時半というところですが、現在のワタシ、「奈良市内」におります。タイトルですでに「ネタばらし」しました通りに辿ってまいりました。ここから一路東上の途に就こうと思っております。
 雨が本格的に降ってまいりました。運転をヨメに託して助手席でウツむいてのブログ書きは、酔いますな、やっぱり。さぁ、次の宿泊予定地には何時ごろ到着するかな・・・。
 先ほど名阪国道に上がりました。

2012年4月28日 (土)

緊急事態の場合、どうするか?(フューエルベーパーロック)

 はい!本日も無事にクアトロポルテの納車が完了し、明日から連休に突入いたします。この期間は、一切のサービスを御提供出来ないので、老婆心ながらも、ガンディーニクアトロポルテの「持病」である「フューエルベーパーロック」という症状について御説明しておきましょう。

 「フューエルベーパーロック」とは、ガソリンの流れる経路内で、液体であるべきガソリンが気化してしまい、フューエルポンプが燃料噴射装置(インジェクション)方面に一時的にガソリンを送ることが出来なくなってしまう状態の事を云います。一般的には「フューエルパーコレーション」と世の中でよく云われているモノです。

 先ほども名古屋在住の「Kさま」より、クアトロポルテ前期型V6でスーパーに買い物に行ったら、この症状が発現したとの御報告がありました(ウチの子が御迷惑をお掛けいたしまして申し訳ございません:泣笑)。

 確かに本日は今シーズンでもっとも暑かろうといった気温(練馬で25℃越え)ではありましたが、熱によるフューエルベーパーロックを起こすにはチト早かろうと思いまして、お電話にて色々と対応策をお話いたしました。

 この症状の原因には、「エンジンルーム内の熱」と「ガソリンタンク内の熱と負圧」の2つの要素がとりあえずは考えられます。

 後者の方は、気化ガソリンをろ過して大気中に放出するための「キャニスター経路」の途中にあるリリーフ(チェック)バルブというワンウェイバルブが不良化したことにより、気化ガソリンを逃がすところが無くなるコトで起こります。昨今の「普通の」クルマ(笑)には、フューエルキャップの方にもコレを逃がすバルブが付いてるんですが、ビトルボマセラティにはソレが無い(泣)。
 そのようなわけで、いつもは「落とさないでね」とお願いしているフューエルキャップパッキンを「はずして様子見てね」というコトにします。ガンディーニクアトロポルテにご搭乗のお客様は、お試しくださいね。
 伊勢湾岸道、名港中央ランプにて(笑)。

2012年4月27日 (金)

連休期間、ようやくキメました。

 さぁ、いよいよ連休前の「超・大ラスモード」に突入しております。残すはあと一日。本日も、2台のクアトロポルテを相手に雨の中フルラウンド格闘でありました。この上は、お客さん方に御喜び頂けるといいな。

 さて、そんなゴールデンウイークの連続休暇ですが、先般来三兄弟間でアレコレと協議した結果、「4月29日(日)から5月7日(月)」までというコトにいたしました。ワタシも正月以来、久しぶりに千葉の(本来の:笑)わが家に帰るコトが出来ます。また、久しぶりにドライブしてドコかに出掛けてみようカナ、とも画策しております。連休中も普通にお仕事の方がいらっしゃるのでなんだか申し訳ないような気もいたしますし、当店顧客の皆さまにはひときわの御迷惑と御不便をお掛けいたしますが、何卒ご理解の程、よろしくお願い申しあげます。

 例によって、連休中も「iモードでポチポチと」、このブログは更新して行こうと思っております。おヒマな方は、「一行コメント(ワタシもたいした行数を書けませんので:笑)」をよろしくお願い申しあげます。とりあえず、明日の今頃はどこらへんにいるかな?ワタシ。

 本日は「短め」で失礼しました。それでは、また明日!おやすみなさーい。

2012年4月26日 (木)

連休直前の一日。

 はい、今日もワタシは早朝(AM6:15)から、クアトロポルテの助手席シート降ろし&シートレール清掃給油→リアシート座面降ろし→サイドシルトリムはずし→助手席シートベルトプリテンショナーユニットはずし→Bピラー皮革部はずし→助手席側カーペット捲り・・・ここまでやり終えて「電装屋さん」を迎え撃つ(笑)準備を整え、カーペットの下にあるハーネス類を、エリアを区切りつつ、少しずつ「検電器」で導通チェックしながら「患部」を追い詰めていく気の遠くなるよなトラブルシュート作業に電装屋さんとともに従事(昨日の午後から、雨の合間を縫い縫い、コレやってる)。ナント、右リアドア内部のハーネス内のコードがちぎれ掛かっているのをようやく発見。結線&絶縁す。

 AM10:00。ウチの税理士の大先生(80の翁)が来店。決算書が出来たので持ってきてくれる。決算内容の説明を受け、納税申告書類等々に署名捺印の儀。なんとか、「黒字」でホッとする(笑)。

 並行して、弟さん方はスパイダーザガートの「超最終仕上げ作業」に従事、こちらも、14:00から納車の儀を予定しているので真剣そのもの。ワタシの方は引き続き、右側フロントドア、リアドアの内張りをすべて剥がされたクアトロポルテのドア内部にあるドアロック金具の新品交換作業、ウインドーレギュレータ給油調整作業に没頭。ふと気が付けば、すでに正午を回っているので、昼食を摂る(いつものチャーハン:笑)。食べ終えて即、作業に戻る。今度は剥がされたり降ろされたりしている内装部材をすべてクリーニングしながら組み立て直す作業に従事。

 PM14:00の少し前に御客様(Hさま)が到着。スパイダーザガート「納車の儀」をとり行う。無事に納車完了し、全員でお見送り。

 即作業に戻る。助手席シートを搭載締結して、すべての動作品を再度チェック。カーペット、内張りトリムを丁寧にクリーニングする・・・そして作業完了のお電話。で、次の(別の)クアトロポルテに作業は移り、こちらではオーディオセット、レーダーの配線取り回し結線と設置作業。一旦組まれていた内装は、またまた分解される。

 「むぁいにちーむぁいにちーぶぉーくらはてつぱんのぅー」と三男はニヤニヤしながら歌います。まー、あたりまえっちゃーアタリマエなんでしょうけども、よくもここまで集めたモンだよな、マセラティを。先ほど本日現在の状況」をざっと考えたら、ガンディーニクアトロポルテだけでも、少なくとも12台以上はある(お預かり車、納車準備車、在庫車等々の合算)。コレを「専門店」と呼ばずして、なんと呼べばよろしいのか。・・・やっぱ、「タイ焼き屋さん」?

 明日も・・・。それでは!

2012年4月25日 (水)

ウチのギブリのインプレッション記事は如何に

 はいはい、結局今日も夕方から雨になってしまいました。もー、どうにでもして(笑)。ここのところは、少しでも「雨が降っていない」時間をどうにかチョットずつ繋ぎ合わせて前進を続けております。明日も5時起床で5時半から作業開始です。天気は・・・まあ、ダメだろな、きっと。

 ところで、先日フリました、当店在庫車のマセラティギブリのインプレッション記事を書いてくださった「重鎮の自動車評論家さん」なんですが、本日ここでご紹介いたしましょう。元カーグラフィック誌編集長(2代目)で、フォーミュラー1やF3000のテレビ解説でおなじみの「クマさん」こと「熊倉重春」さんでありました。取材依頼のおハナシが来たときは、当初忙しいし、クルマ痛むのイヤなので御断りしようカナと不埒にも考えておりましたが、「熊倉重春さんがいらっしゃいますから・・・」と制作会社の方が云うやいなや、0.2秒で(笑)考えを翻し、「何時が御都合よろしいですか?」と答えるゲンキンなワタシ。

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 取材が終わったあとに、無理にお願いして店舗前でのツーショット写真を撮影してもらいました。カーグラフィック誌の編集長をされていたくらいの方ですから、ちょっと気難しい方だったらどーしよーと結構気を揉んでいたのですが、拍子抜けするほど腰の低い方で安心しました。

 しかしながら、この写真、ワタシがいつになく引きつっているとは思いませんか(笑)。やはりキンチョーしていたのが分かりますね。意外と小心者のワタシ。

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 で、本日出来てきた記事がコレ。「GooWorld」誌の今月末発売号に掲載されるようです。

 インプレ当日は2時間ほど貸し出しをいたしまして、どこかで写真を撮ったりしていたようなのですが、ギブリを運転して、デポに御帰りになった「クマさん」先生は、開口一番「こりゃーもう、中古車というより新車ですね」と仰ってくださいました。いくばくかのリップサービスも入ってるのかなとは思っておりましたが、この記事中にも「かつてモデナ(マセラティ本社)で乗った新車試乗車と変わらない(要旨抜粋)」と書いてくださっております。

 実は、我々三兄弟といたしましては、「いやー、コレでもまだまだ当店が納車するにあたっての”ツメどころ”は沢山残ってるんだけどなぁ」といった感じなので、却って申し訳ないくらいです。ともあれ、ご興味のある方は今月末発売の本誌をぜひお買い求めになってください。

 ・・・で、だいたいにおいて、この素晴らしいコンディションのギブリ、どーしてなかなか売れないのかと、ワタシも不思議でなりません(そう思ってらっしゃる方も多いと思いますが・・・)。この期に及んで「外装色」を仰る方が多くて些か閉口気味(泣笑)。このレベル、どこにもそうそうありませんのに。本当に心からギブリを欲し、このマシンの価値をお分かりになって頂ける方にこそお納めしたい逸品ではあります。どなたかホンキの方、手を挙げてくださいませんでしょうか。

 さぁ、今日こそは早く寝よ。それでは、また明日!

2012年4月24日 (火)

やっぱ、降ってきたみたい(泣)

 あー、こんばんは。もー、分かった、分かった、きっと「今は梅雨」なのでしょう(笑泣)。今朝は爽やかな陽気で気温もぐんぐんと上昇して日中は暑いくらいでした。早朝より大車輪の作業(ワタシなど30Kmは匍匐前進した気分)は続けておりましたが、この調子で夕方以降も・・・と思っていたのがあっけなく「無情の雨」にヤラれてしまいました。

 昨日はコメント欄で皆さんより色々と「お願い先」をお教え頂いたのに、お祈りするヒマが無かったのがイケなかったのかしら、やっぱり。

 見てください、本日の練馬の「ピンポイント天気予報」を。コレ見たら、誰しもが一点の曇りも無い天気になると思いますよね。一方で、この予報では明日も明後日も暗雲が垂れこめています。今度は逆に良い方向にハズれて欲しいモノです。「お願いします、そのスジの八百萬の方々!→八大龍王雨やめたまへ(上京FMtさんの受け売り:笑:さすがは格調高いですね、源実朝)」

 場内では、それでもまだまだ作業が続いております。・・・で、結構ハマっております。「地球か・・・何もかも皆懐かしい・・・」と沖田艦長の声真似をしながら地球(ゴール)を目指します。もちろんBGMは例のスキャットでね。無事でいたらまたお会いいたしましょう(笑)。さあ、これから夜も更ける、ど根性で行こう!!

 それでは、また明日。

2012年4月23日 (月)

あーした、天気にしておくれ!

 「ただいまー!」、這うようにしてアパートに帰りつきました。今日も一日中「こぬか雨」だった東京練馬。全身が乾く暇も無く、屋外での(あれこれ洗浄する)作業をなんとかやり続けておりましたが、なんとなく「しっとり(というよりもビチャビチャ)」していて、「もー、ホントに何とかして!」と云いたくもなるのであります。昨日もやっといて良かった、月曜からこんなにも一日中天気が良くないとは・・・。

 お待たせしておりました、「Iさま」クアトロポルテ最初期型はエンジン再始動に漕ぎつけております。明日はボディの凹みをとるためのデント作業と、部分的に磨き込む作業、そして各部艤装品の分解調整作業が早朝より予定されております。

 一方、整備諸々でお預かり中の「Oさま」クアトロポルテ後期型は本日ホイール洗浄とタイヤ新品交換を終え、明日早朝より全体的な整備を一気に行う予定です。本日夕方に初めて「自動的に室内灯が点いたり消えたりするまさにその瞬間をようやく目撃(笑)いたしました。ほとんどオカルトっぽい症状なのですが、なかなかソレが再現しないので、今朝からマイっておったのです。というわけで、これもシュートしなければ。ウインドーレギュレーターの動作は調整してだいたい雰囲気が出せてると思いますけど、天気の良い日にどうなるか(お願い、頼むよー:笑)。

 先週内装が組みあがった「Hさま」のスパイダーザガートもここのところ、試走行をしながら、細部の最終詰め調整をしておりますが、雨なので今日は出来ませんでした。それも明日と明後日で続行。

 東京の練馬に出来るだけ雨雲が近づかぬ様、今週はお願いしますよ、頼むから。・・・ところで、どなたに頼めばいいんでしょうね、こういった時は(あー、強風も勘弁してね:笑)。

 それでは、また明日!

2012年4月21日 (土)

週末に「常連コメンテーター」さんを想う夜

 長い様な短い様な一週間がようやっと過ぎようとしております。今日は、4月1日から昨日20日までにコメントを賜った方々に御挨拶をばいたしましょうね。昨日分から遡ってお名前を拾い出させて頂いているだけですので、もちろんいつものように順不同でありますよ。皆さん、連休前などの都合で何かとお忙しい日々をお過ごしのコトとは存じ上げますが、そんなお疲れのところ、斯くの如き拙文に毎日コメントをお寄せ頂き、いつも感謝し励みにいたしております。では、イッてみよー!

 「テツヲタ」さん、この連休は「別行動(笑)」になってしまいそうですが、旅の土産バナシをお待ち申し上げております。お気を付けていってらっしゃい!

 「Wさま」さん、いつものコトですが、とにかく「精勤賞(ほぼ皆勤だけど:笑)」です。いつも、御帰宅が遅いのに、こんな「くーだらない」ブログに暖かいコメントを寄せてくださり、感謝しておりますよ。

 「おぐ」さん、こちらも「ほとんど精勤賞」。たまにハンドルネームを入れ忘れている(笑)と思われますが、その独特の文体より「御正体」が分かるのが文章と云うモノの面白いところです。これからもよろしく!

 「Ryo」さん、全東北地方を縦横に駆け巡っての毎日はさぞや、お疲れになるコトと拝察いたしておりますが、そのような時にわざわざコメントをくださっているのだなぁー、と思うと有難さでいっぱいです。「愛車」は鈑金屋さんに入場して、現在見積もり打ち合わせ中です(どさくさ業務連絡:笑)。

 「たけち」さん、ひょっとして、「初コメ」ですか(違ってたら失礼しました)?今後ともひとつよろしくお願い申しあげます。「タイガー計算器」は意外とポピュラーなモノだったらしいですよ。また「昭和ネタ」やりますからね。

 「ぐりしるおっとー」さん、最近時々いらしてくださるのでとても嬉しいです。ヨメが隣で「ねーねー、”ぐりしるおっとー”さんってお客さん?」と聞くので、「もー、すっげー、すっげー、すっげー、いいヒト。とっても有難いお客さんダヨ」と教えておきました(笑)。これからもよろしく!

 「一松」さん、その「ヒト振り」により、何度このブログの中断を逃れたコトでありましょうか(実際、毎日ネタ考えるの大変なんですから:笑)。でも、「ダムバスター」からはさしものワタシも「持って行き様」がありませんでした。今後ともよろしく!近々、お近くに行く予定(笑)。

 「woodykida」さん、本日は遠方よりわざわざの御来店、誠に有難うございました。無事に到着なさったかなぁ。ちょっと、ワタシたちぐずぐず説明が長くて時間を引っ張ってしまったためかえって申し訳なく思っております。今後とも、コメントを時々よろしくお願いしますね。

 「いつかはシャマル」さん、連休が明けたら1,000Km点検やりましょう(さりげに業務連絡:笑)。もう、222ではどこかにお出掛けになってみたかしらん。ビトルボと森羅万象文化の語り部としてこれからも時々コメントをよろしくお願いいたします。

「nearco」さん、もう少しすると、本格的に作業に取り掛かりますから、少々お待ちくださいね(と、なにげなく業務連絡:笑)。いつも御疲れのところにコメントを賜り、感謝の気持ちでいっぱいです。時々は無理の無い程度にコメントをよろしく。

「りゅたろう」さん、自らのブログで「○○」を出さないでください(リンク付けてやろうかと思ったけど”武士の情け”でヤメといた:笑)。コレでようやく、「腰痛持ちの気持ち」が分かったコトでしょう。疲れてない時には、コメントをよろしく!

「Hでございます」さん、あー、もうとにかく「連休」を楽しみにしております。ヨメは奥さんの御来臨をも望んでおりますが(韓流ドラマについて”ディープに”語り合える数少ないお知り合いとなりましたモンで:笑)、いつも周囲を和やかにさせて頂けますので有難いです。

「kkmustang」さん、プジョーのクラッチケーブルは治りましたか?学業、バイトで忙しいとは思いますが、おそらく唯一の「20代コメンテーター」だと思われますので、時々コメントをくださいね(とは云っても、”おじさんホイホイねた”ばかりなので喰いつきにくいとは思うが:笑)。

「湯河原のタレ目」さん、こちらは「真性おぢさん(失礼!)」なので、喰いつきやすいと思いますが、いつも夜遅くの御帰宅にも関わらず面白いコメント(しかも長文で)を有難うございます。今後ともよろしくお願い申しあげます。

 というわけで、来週もよろしく!

2012年4月20日 (金)

風呂入って、寝よ(笑)

 ここのところ、とにかく同時進行で4台のマセラティを進めているもんで(「Iさま:クアトロポルテ:エンジン周り、足回り、エキゾースト同時作業中。お待たせして申しわけありませんでした。あと少し!」「Kさま:クアトロポルテ:明日お待ちしております!」「Hさま:スパイダーザガート:本日より試走開始しました!」「Oさま:クアトロポルテ:ようやく作業に着手しております。お待たせして申しわけありません!」)、作業場所もなんだかんだと4か所に分散しておりますので、ワタシの毎日の段取りは、もはや「秒刻み(笑泣)」。あー、もー、今日はホントに全員で「グロッキー(久しぶり:笑)」なので、ソレにちなんだネタ。

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 はい、左側の写真。パッケージには、「不二子よぉーーーん♡」の絵が描いてありますが、お風呂に入れる「添加剤(笑)」であります。とんがらし成分で「Hot」仕様らしいのですが、本来は真冬用かな。おもちゃの「バンダイ」が発売元です。スゴイ多角経営。

 右の写真は「ヒマラヤの岩塩」を使用してある(原産地:チベット高原とある)という「バスソルト」。こちらは昨日初めて使って(浸かって?:笑)みましたが、ヒマラヤなのに、なぜか「別府」のニホイがいたします。お湯がものスゴク柔らかくなる感じで、とっても温泉気分です。さぁ、明日もハヤいので、今日もこれから風呂に入って休むコトにいたしましょう。

 皆さん、おやすみなさーい!それでは、また明日。

2012年4月19日 (木)

クアトロポルテエボルツィオーネV6も入荷しました!

 まずは、昨日の「タイガー計算器」が意外にも波紋を呼んでいるようなので(そーでもない?:笑)、ワタシの説明力不足を補うべく、その使用法を実演してくれている動画を探し発見しましたので、より一層ディープに追求してみたいあなた(そーゆーヒト、いない?:泣笑)はぜひご覧になってみてください。「関連動画」も色々とございます。こういうものを発明し、量産してしまったヒトたちの偉大さを噛みしめるモノです。

 さてさて、ここからは「マセラティでイッてみよう:2」らしい、ある意味「本ネタ(笑)」。本日は、またまた新入荷車のサラっとした御紹介です。2000年登録、クアトロポルテエボルツィオーネV6、ワンオーナー、2.9万キロ、グリジオツーリングメタ(いわゆるシルバー)というのが入荷決定しました。遅くとも来週前半に入ってまいります。また、マセラティ430前期型のソフトグレーメタ/ブルー革というのも入るかも(というか、すでに現車はあるのだが:笑)しれません。

 この機会に、「魅惑のマセラティワールド(なんか、オリーブの首飾り:Byポールモーリアグランドオーケストラが聞えてきそうな、コトバの響きではあるな:笑)」にぜひお越しください。ゴールデンウイーク前の期間(連休前でアタフタと動いておりますゆえ)にご来店の折は、必ず電話にて御試乗のご予約をお願い申しあげます。きっちり時間を割いて、商談に臨みたいので御協力頂けたら有難いです。皆さんのお越しをお待ち申しあげておりますよ!

 それでは、また。

2012年4月18日 (水)

君よ知るや、このスーパーアナログメカを

 本日は天候にも恵まれて、「分刻みの段取り」を綱渡りのようにコナせたので、とても嬉しいです。納車を待つ皆さんの御期待に応えるべく、明日も頑張ります!

 さて、本日はいよいよツカれも頂点、脳みそも回らない(そりゃ、いつものコトでしょ:笑)ため、正月明けから暖めていた「隠し玉ネタ」イキます。

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 さて、いきなりなんですが、これ一体なんだかお分かりですかね。

 なんだか、昔の卓上ミシンのような独特のアイボリーとパステルグリーンのコントラストも素敵な1960年代っぽい色づかいと質感。そして、やたらめったら数字が並んでおります。レジスターのようでもあるな。

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 銘板を見ますと、なんとなくこいつの正体が分かってまいりました。

 なんとコレ、計算機・・・加減乗除のすべてをコナすことが出来てしまうと云う(しかもこのアホみたいな桁数で)「機械式計算機」というシロモノです。卓上電子計算機が「答え一発、カシオミニ」の出現により、一気に大衆化した1970年代初頭に、この素晴らしい先人の発明品は、ほとんど一夜にして絶滅してしまいました。

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 実はこの正月に開催された「ダメ男(お)の集い」の折に、メンバー最長老の「Mさん」が「オカモトさん、ムカシの計算機」って御存知ですか?」とお尋ねになるので、「あー、なんとなく知ってますよ、なんかスゴイメカのヤツですよね」と申しあげましたところ、「それじゃー、御迷惑でなかったら差し上げますよ」と。その数日後、「文鎮代わりにでもお使いください」と宅配便で、わざわざ千葉のわが家に送られてきたモノです。「タイガー計算器(その複雑怪奇な加減乗除プロセスはこちらをご覧ください)」と申します。

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 ワタシも正月休みにさんざん試して遊んでみました。ものすご面倒なプロセスなのですが(特に割り算→思えば手計算でもコレが一番ややこしかったですよね、小学生の頃:笑:このような相似点があるのも、手計算の理念をそのままメカ化したからなのだと思う)、答えが出る瞬間に「チーン」とベルが鳴りつつ、数字の書かれたボビンが一斉にグルリンチョと回って表示確定するときの快感はちょっとコタえられないものがあります。

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  なんだか、クルマのオドメーターにもよく似ていますね。数字ボビンの動きがまさにそっくりです。

 どうです?ちょっと興味をそそられませんか、この超絶メカ。やっぱ、つまんねーのかな、一般的には(笑)。それにしてもムカシの人は、こういった機械を作ったヒトもすごいし、コレ(とか計算尺)を使って複雑な計算を積み重ね、高度な機械設計や建築設計を成し遂げていたワケですから、そこもスゴイとしか云いようがありません。パソコン、これだけ進化したのだから、もっともっと、猛烈にものスゴイ物が出来てもいいような気がいたしますが、我々現代人における「創造力」の欠如には目を覆いたくなります(ワタシも情けないです:笑泣)。

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 コレ、確かに結構重いんですよ。文鎮にはなる(笑)。ホイホイとバッグに入れて持ち運ぶのはきっと無理。そういった意味でも、計算性能面でも実用上は、100円均一ショップで売ってる電卓にも負けます。思えば、電卓を大衆化させ、パソコンを高性能化させてきたこの40年間というのは、トンデモナイ進化を遂げたと云えるのでありましょうね。それにひきかえクルマの方は、小手先の進化に留まっていて、それほど画期的進化でも無い40年という気がするなぁ。

 それでは、また明日!











2012年4月17日 (火)

ダムがワタシを呼んでいる(笑)

 あー、本日現在マセラティ達3台の納車準備作業が一気に最終段階に入っております、我がマイクロ・デポなんですが、もー、ホントに2月下旬から、3月、4月とこの春先の悪天候は何なのよぉー(大泣)。今週も日曜日の朝の天気予報では「東日本では大きな天気の崩れもない穏やかな一週間となるでしょう」って云ってたのに、今日も一日中どうみても怪しい空模様。正午頃は晴れ間が出てきて「こりゃ、いいや」とヌカ喜びするもつかの間、午後になったら一転暗雲垂れこめてまいりまして、そのうち「ブーの雷様(旧るっ!)」がゴロゴロと・・・そして雨が容赦なく降ってまいりました。そのような毎日でも予めクルマにかけておいたビニールシートをめくり車中に潜り込み作業は粛々と進めます。

 ところで、なぜか今「ダム」がマイブームなたこちゃん家。きっかけは、最近急に見たくなった、懐かしのアニメ「アパッチ野球軍(第一話:皆さん、意外とコレは観てないヒト多いと思います。ワタシも一話は初めて観ました。:音出ます、御注意を)」。先日のコメント欄で「一松」さんが「アストロ球団」をフル(笑)ので、思わず往年の名作(迷作:笑)野球マンガが見たくなり色々と検索したら、デイリーモーションにこの動画がアップされてました。ウチのヨメは初め訝しがっておりましたが、「いやー、とにかく名作家”花登筺”原作のマンガで「どてらい男(やつ)」とともに不朽の名作だから、ダマされたと思って観るように」と付き合わせて見始めました。ワタシの策略は見事にあたり、御本人大いにハマったらしく、ワタシが仕事に勤しむ間に「十四話」まで(ワタシ自身は毎日ちょっとずつでまだ8話までなのに:笑)一気に観てしまったそうです。もっとも、今晩のワタシは「サインはV(第3話)」観ながらコレ書いてるんですけどね(アパッチ野球軍はどうした:笑)。

 で、アパッチ野球軍(ウィキペディアによる解説)、コレがなんでダムにつながるのかというと、このマンガ、野球マンガなのにほとんど野球をしないのです。詳しくはウィキの解説に譲るとしますが、ざっと説明しますと、四国のド山奥(設定では、奥道後からさらに20里と云うから、一里 = 3.92727273キロメートル×20→何キロですか?:笑)にある「猪猿村(いのさるむら)」というところでは「山の衆」と「村の衆」と「ダム工事の衆」といった3派に分かれておりまして、大人たちは常に対立しています。そんな劇中に登場してくるダム(このページの一番下までスクロールしてみてください)と思われるものが、どうも実在しているらしいコトが分かってしまいました 。世の中には、かくも「くーだらない(でも、素晴らしい!)」ことを調べてはネット上で発表してくれる人々がいるので、本当にコマった(いや、嬉しいのか?:笑)モノです。行ってみたいなぁ、大自然の中にある「四国のダム」に。

 それでは、また明日!

2012年4月16日 (月)

クアトロポルテが2台入りました!

 はい、こんばんは!ワタシ昨日も「出」になってしまったので、何だか今日は何曜日なのか分からなくなってしまいました。もうホント作業の方が一進一退という感じで「サァーンボ進んでじゅっぽさがるぅー(んにゃ!:笑)」の日々を送っております。

 ガンディーニルックのクアトロポルテが2台入荷しております。どちらも速やかに写真を撮影して、画像を御紹介したいところなのですが、商品化作業、写真撮影ともにまだ暫くの間はまったくヤル暇がありません(泣)。一台は「グリジオヴァルカーノメタ/黒革」で4万キロの貴重な最前期型、コレは地方からの発掘物件。もう一台は「ヴェルデツンドラメタ/タン革」前期型、8.8万キロ走っておりますが、当店の管理ユーザー車が戻ってきたモノで非常に美しい個体です。ご興味のある方はぜひ(出来れば電話で)お問い合わせください。写真を出す前に商談を賜り、ゴールデンウイーク前の期間(4月28日土曜日まで)にご成約を賜ったお客さんには「スペシャルサービス」をお付けいたします。

 キチンとしたクアトロポルテは貴方の素晴らしい伴侶となります。マセラティの御購入を今までためらっていた方もこの機会をお見逃し無き様。「本当に本物の専門店品質を手にする快適さ」は買ってみないと(そして、アフターサービスでお付き合いしていかないと)分かりませんからね(ソコ、本当に大事なんだけどなぁ・・・最近はマセラティ専門店を名乗ってるところがあちこちにあるようだけど)。

 部品供給、徹底的なトラブルシュートとそのノウハウ、最適な対策整備、そして超絶の仕上がり・・・ワタシたちは「自分がこういうの欲しい」という姿(とサービス)になるまで、どのマセラティも攻め抜いてお造りしています。そのためだけに頂いている納車までの期間なのです(実際、15年以上も前のマセラティを日常車化する作業が、そんなに「ちゃっちゃ」と出来るわけが無いというのは、ワタシ自身も骨身に沁みて分かっています:昨日も、そして今日も、あちらを立てればこちらが立たずの繰り返しを続けつつ徐々に完成に近づけてはいますけど:笑泣)。・・・というわけで、明日も早起きで頑張ります!

 それでは、また明日!

2012年4月14日 (土)

今年のGW休暇期間はまだ未定です

 はい、こんばんは!今日は恒例の「業務連絡」をいたします。少なくとも今月29日(日)からゴールデンウイークの休暇をとらせて頂こうと、今のところ、なんとなく思っておりますが、その前にお納めしようといったマセラティがまだまだございますので、現在のところ確定ではありません。

 すでにホームページの方でも早くからお願いしておりますように、急を要しないトラブルシュートや修理に付きましては、5月の第二週以降の日付より御予約を承っております。もちろん、車検や通常整備の場合も同様に御受けいたしておりますので今のうちによろしくお願い申しあげます。

 また、現在作業が時間刻みの段取りにより複数の作業場にて行われておりますので、在庫車両の御試乗や、御披露につきましては「事前の御予約無く」フラッと御来店された場合、満足な対応が出来ない可能性がございます。ぜひとも御予約はおみえになれそうな日の2~3日前までに御電話にてお願い出来ましたら有難いです。弊社、全員が現場作業者のため、いわゆる「スーツを着た営業さん」という人間はおりません。商談は、いわば「お見合い」ですから、常々出来るだけベストに近い状態でスムーズに車輌を御覧にいれたいと云う気持ちでおりますので、そのための準備時間が欲しいのです。ぜひともご協力を頂きたく思っております。

 さぁ、(おそらく:笑)あと2週間、しっかりと頑張ってまいります。どなた様もよろしくお願い申しあげます。

 それでは、また来週!

2012年4月13日 (金)

電話の多い日、少ない日

 只今、マイクロ・デポでは「大車輪」で納車準備を進めており、日夜作業に邁進しておりますが、いつも不思議でしょうがないのは、こういった「テンパッテる」日や期間に限って、10分おきに電話が掛かってくるモンなんですよね。同じ日に、「テレアポ営業関係者」向けの法人リストなどが出回っているせいなのでしょう。

 もちろん、当店のユーザーさんからの電話や、在庫車輌についてのお問い合わせならば大歓迎ですが、そういった打ち合わせや商談が佳境に入っているところで割り込んでくる「キャッチホン」というヤツもありまして、一旦、今会話をしているお相手に保留の旨をお伝えし、切り替えたところが、「マイラインの電話契約がどーのこーの」とか、「以前コピー機の件でお世話になっておりました○○でござい(おめー、知らねーんですけど:笑)」とか、「電力の保安会社(会社名は云わず、電力料金の明細書をしきりに見せてくれとネダる→本物の電力会社だったら、当方の使用料金くらいは把握しているハズ→すこぶる怪しいでしょ:笑)」と称する者からの省電力化のための配電盤工事がどーたらこーたらという電話(コレ流行っているらしく、東電に問い合わせたところ、詐欺まがい商法らしいコトが判明しました)等などであった場合は、ホント「いいかげんにせぇよ!!」と叫びたくなりますね。

 事前のアポも無く飛び込んでくる営業マン(しかも、あからさまに作業の佳境に入ってウナりつつアブラ汗かいて歯を食いしばっているワタシの横に来て、営業ツールを見せつつ一方的に説明をはじめる・・・昨日の実話)も「脳みそ、付いてる?」と云いたくなっちゃいます。ガマンしたけど(笑)。

 一方、ワタシ自身はヒジョーに「押しがヨワい」営業さん(笑)です。初めてお見えになったお客さんに「さあ買え、今買え」とは決して申しあげません。時に、お客さんの方から「背中を押して下さいよぅー」と、むしろセガマレる場合もあるくらいに淡泊なんですが、ここは、あくまでもソフトに「マセラティに(あるいは旧車に)乗りませんか・・・」というのが弊社のスタンスであります。もっとも、従来何度も御来店があり、今までさんざんお話をさせて頂いてきたお客さんには、さすがに「もう、キメて!(懇願:笑)」と申しあげる場合もありますけどね。

 強くお奨めしないのは、自信が無いからではありませんよ。実は「ませんか・・・」の「・・・」には、御縁あって当店の送り出すクルマに乗って頂く以上は、こちらも最後まで全力でお手伝いをいたしますよ、との気持ちが込められています。但し、そう云っては身もフタもありませんが、世間の流行には背を向けた「不要不急」の物品ではありましょうから、「メリットのみ」を訴求しての商談は、決してすべきでは無いというのが、こういった趣味の物を扱う人間の矜持であろうと思っております(だからと云って、買っては欲しいんですヨ:笑)。そして、「駆け引き」というヤツも苦手です(つくづく商売に向いて無い性格だと思います:泣)。と云うわけで、皆さん、お手柔らかにお願いしますよ。

 それでは、また明日!

2012年4月12日 (木)

ボサノバは「疲労回復剤」

 きよぉーは、もう五体バラバラになるまでカラダ使っちゃいました。で、右も左も指なんかもうほとんど動かせません(キッパリ!:笑)し、両目はカスんでおります。・・・というわけで連日ですみませんが、小ネタで失礼をばいたします。

 昼メシを掻っ込みながら、三男(ウチの工場ちょー)と雑談をしておりましたら、昨日の夜のテレビ番組のハナシが出まして。彼が語るところによれば、ボサノバの名曲「イパネマの娘」にはモデルとなった人物がいて、今は60代も後半らしいのですが、テレビに出てきた御本人、それはそれは美貌を保っていると云うのです。確かに上のリンク先にその方の近影があるのですが、お綺麗な方ではあるようです。

 ワタシも若い頃から「ボサノバ」というジャンルの音楽は好きでして、ドライブのお伴にしてまいりました。東京のFM放送局に「J-WAVE」というのがあるのですが、その放送局の開局以来、日曜日の夕方に放送されていた「サウジ・サウダージ」というブラジリアンポップスを主に掛けてくれる番組が、20代の頃にはお気に入りでしたね。マセラティカムシンで毎週湘南にひとりドライブに行き、海岸線の渋滞の中でウチワで自分を扇ぎながら聞いていたモノです。

 ブラジルの富裕層の子息たちの間から生れ出たという「ボサノバ」。出自が出自だけに、些かスノビッシュで「スカした」感じを嫌う方もいらっしゃるかもしれません。でも、先ほど「イパネマの娘」を久しぶりに聞きましたら、何かこう、「スーっとした」爽やかな風を感じました。疲れたカラダには何よりの癒しとなります。

 で、せっかくですから、拾った画像でお楽しみ頂きましょう。全世界の色々な言語で無数のカバーバージョンが生まれた名曲ではありますが・・・

①:ボサノバ創始者のひとりであり、この曲の作曲者でもあるアントニオ・カルロス・ジョビン御本人様の歌唱による「イパネマの娘」

②:女声ボサノバの代表格、アストラッド・ジルベルトさんの「イパネマの娘」

③:その「ボサノバの女王」アストラッド・ジルベルトさんへのリスペクト「ボサノバ」ソングである、バーシア(BASIA)さんの「Astrud」、3曲続けてどーぞ(DJ風味で:笑)。

・・・ああ、やはり3曲どれも、カムシンの、4.9リッター4カムV8サウンドの記憶とワタシの中では分かちがたく結びついております。沁みるなぁー。やっぱ、出来る時にこういうコト散々やっといてよかった。好きな音楽を掛けながら、お気に入りの愛車でドライブするのはクルマ好きには至福のひと時でありましょう(ドライブのBGMはエキゾーストノートだけが良いという方もいらっしゃるかな?)。もっとも、中高校生の頃には、「(なぜか)ランチアストラトスに彼女を乗っけて、お気に入りの音楽を掛けながら東名高速を走る」というのがユメではあったのですが、それはいまだ叶ってません(笑)。そうして、老いばかりを感じる今日この頃となりましたとさ。

 今日は、早く寝ましょ。では、また明日!

2012年4月11日 (水)

VICTORYと云えば・・・

 今日の東京は「猛吹雪」、と云っても「金さん系、桜吹雪」というヤツですけどね。満開の桜に暴風が容赦なく吹きつけられて、いやもう、ホントに勿体無い。もう少し楽しませて欲しいんですけどね。ふと思えば、平均寿命まで生きるとしても、あと何回「桜咲き乱れる春」が堪能できるでしょう。あれ?30回切ってる?(泣笑)

 昨日のコメント欄は今更ながらに「ドアウインドーは全開にしないこと」という「おふれ(笑)」について波紋が巻き起こっているようですが、皆さん「最低でも2cmのつまみシロ」を残して開けるといいですよ。脆弱なウインドーレギュレーターを少しでも長持ちさせるように、そう申しあげております。本当はマセラティ以外の車種でも、全開、全閉の動作はそのたびにユニットに大きなロードをもたらしますので、出来るだけお避けになるのがよろしいかと思います。特に最近の欧州車のレギュレーターは肝心な部分がエンジニアリングプラスチックで出来ており、繰り返しの衝撃には(特に3年~5年経過後)耐えられないものが多いです。

 ところで、今日のお題は「本ネタ」ではありませんで、久しぶりにワタシが喜んだ「テレビ番組」のお話です。とは申せ、相変わらず地上波の放送局の放送はほぼ見ておりません。

 今月は、ケーブルテレビの新番組にワタシがマニアックな視点でもう一度観てみたいと思っていたモノがたくさんあって、ワタシの命を受けたウチのヨメはソレらの録画に大わらわです。

 大体、このブログでも過去何度も話題になってきた「ショボサがウリの特撮モノ:トリプルファイター(笑)」が先月あたりから絶賛放映中ですし、そこへ持ってきて昨年映画化によりリメイクもされた「電人ザボーガー」も今月から始まったし、ワタシ最近コレといった楽しみが無かったので小さな喜びではありますが、長生きはするもんだ(笑)と感慨に浸っておりますよ。

 そんなケーブル新番組の中でも、ワタシにとっての白眉とも云えるのが「サインはV」、しかも、初代「岡田可愛サン」のヤツ。昨日から始まったので、録画してあったヤツを帰宅して早速観てみました。んもー、懐かしい!子供の頃はしょっちゅう再放送を夕方の時間帯にやってたように思うのですが、その頃は「あー、またやってる」くらいの認識で、いつでも観ることが出来そうな気がするゆえに、要所(例えば、「故范 文雀(はんぶんじゃく)サン」演ずるジュン・サンダースがお亡くなりになってしまう回とか)のみをオサえるような不埒な視聴者でありました。よくよく考えてみたら、この名作の誉れ高い作品をキチンと観ていなかったので、この機会にぜひ完全制覇(笑)をしてみたいと思っております。「ぶい・あい・しい・てぃー・おー・あーる・あーい」、この主題歌のおかげで英語の試験で「ヴィクトリー」が書けるようになったという副次的効果(?)もありました。あー、そう云えば「巨人の星」とかも結構ぞんざいに観てましたよね。一度始まると再放送で平日毎日放送とはいえ、まー、長い長い。なかなか終わらないんで、ダレちゃうんですよ。手から離れた一球のボールがバッターに届くまでで30分が終わっちゃうハナシなんかもありましたよね(笑)。 

 さて、「サインはV」、主人公たちの所属チームが「立木大和(たちきやまと)」って云うんですが、このチーム名も子供の頃には理解不能でした。「いったい、何の会社?」今回第一話をちゃんと視聴してようやく得心いたしました。「立木製作所」って会社の「大和工場バレーボールチーム」という意味だったのですね。ネットで調べたら(調べるなっつーの!:笑)、モデルは「日立武蔵」というチームなんだそうです。「日立」が「立木」となり、「武蔵」が「大和」って・・・そりゃ戦艦だわいな(ネーミングにシャレっ気がありますね:笑)。同様に、ライバルチームの「レインボー」のモデルチームは「ニチボー(日紡貝塚:東洋の魔女チーム)」というコト(ボーしか合ってない:笑)ですし、「ミカサ」の元は「ヤシカ(現在は京セラに吸収されてしまった往年のカメラメーカー)」なんですと。なんとなく雰囲気が出てるような、やっぱり出てないような。こういったあたりが味わい深いんだよなー、だから旧いテレビ番組に思わず魅せられてしまうワタシです。やっぱ、ダメ男(笑)なのでしょう。ケーブルテレビが視聴可能な方は、ぜひ番組表を手繰ってみてください。ホント今月は「豊作」ヨ(笑)。

 それでは、また明日!

2012年4月10日 (火)

ドアの中身を取り出してみる

 はい、こんばんは!今日も春らしい麗らかな一日でした。今日は昨日まで作業しておりました、マセラティスパイダーザガートのドア内部艤装の分解調整風景をお届けいたします。このネタ、前にもちょっとやったような気がいたしますが、より詳細にキモの部分を御説明いたしましょう。

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 まず、これが左右ウインドーレギュレーターユニット。デ・トマソ期ビトルボマセラティのすべての車種とギブリⅡにはこの理念のものが採用されています。

 レギュレーター全体を丸ごとそっと「知恵の輪」のようにドアの内部から取りだします。

 経年によりグリスが劣化したり、細かい金属片が無数に噛みこんでいたりしますので、それらが摩擦抵抗を生むことにより、多くの場合で動作が遅くなっています。駆動部分のキモとなるのが右の写真の物体。ウインドースライダーに「毛虫みたいなバネ」がカシメて締結されています。これが、レギュレーター本体の金属製チューブ(C型断面:よって一部が露出している)の中を摺動するのですが、全長が1m程度もありますので、かなりの摩擦抵抗が発生しているというわけです。モーター部分を一旦取り外した状態で、本体レール上のスライダーを手で「すこすこ」と上下出来るくらいになめらかになるまでアタリをつけないと、ユニットを組み上げて、ウインドーを締結した状態でのまともな動作などはとてもおぼつきません。

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 左の写真で赤さびた色をしている方が洗浄前の毛虫君。グリーンの方が洗浄後の物。

 で、赤さびた方をパーツクリーナーでジャブジャブ洗うと・・・右の写真の左側半分のように、鉄粉がキレイに落ちて・・・あれ?こっちは白いのね、毛虫君(笑)。今まで見たコトがある毛虫の色は、このホワイト、グリーンの他に、ブルー、オレンジがあります。ロットや製造時期によって色がまちまちなのか、はたまた高邁な理由が別にあるのか、真偽の程はわかりません。

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 毛虫バネは、パーツクリーナーを大量に拭きつけ、ビタビタになったマイクロファイバ-クロスを用いてニギニギするアクションで、中に浸みこんだ劣化グリスや錆汁を吸いだしていきます。一応いつもの薄手ビニール手袋は装着していますが、真冬などはパーツクリーナーが気化する時に指先の体温を奪っていきますので、ドライアイスを握っているような感触(イタい)になってきます。この作業中は両手が完全にふさがっているため、写真を撮影出来ません。新鮮で良質ななグリスを大量に噴霧しながら再び元のカタチに組み立て直していきます。

 右の写真はそうして組み立て直されたウインドーレギュレーター。他にも、ドアの中には様々な臓物が内蔵装備されておりますので一気にここで写真によるご紹介。

 ウインドーレギュレーター同様に一度それらはすべて取り外され、洗浄、調整、給油をいたします。ドアアウターノブはキーシリンダー部分まで分解し、洗浄、給油します。ドアの開閉タッチの向上、集中ロックの出来るだけ正確な動作、ドアウインドーの上下走行速度をあげること、ドアキーの確かな施錠感。すべてを一旦こうしておけば、「普通のクルマのよう」になります。でも、「普通のクルマのよう」にしかなりません(ですから、一般的にはあたりまえのコトだと思われております:笑泣)。

 それでは、また明日!

2012年4月 9日 (月)

マルチェロ・ガンディーニ先生の有難いお話

 今日は、とっても暖かな一日でした。ここまで急に気温が上がってくると、いまだ「冬モード」のカラダの方が付いていけずに、かえってコシの具合がわるくなったりして、まぁ、難儀なモンです。

 そのような中、屋外での「坐り」仕事を一日中やっておりましたら、なんだか手の指先までシビれてまいりましたので、今日はちょっと「小ネタ」とさせて頂きます。 

 実は、このネタはずいぶん前からいつかやろうと思っていたのですが、皆さんすでにご存知かなと思いまして、わざわざここでご紹介するのを憚っておりましたが・・・。アレッサンドロ・デ・トマゾさんとマルチェロ・ガンディーニ先生の肉声が聞ける動画を発見(音出ます、御注意あれ:日本語字幕付き)いたしました(今更ながら:笑)。

 この動画の最後に出てくる、ダンディーなガンディーニ先生がマセラティシャマルを評したお言葉、「この車は「カリフ」をベースにした車で全く新しいスタイルではありません」・・・常日頃、ワタシが力説してきたコトを御本人が御認めであります(あー、良かった:笑)。

 マセラティは選り好みをせずとも、どのモデルも名門の出。無理をなさらず、ご予算の範囲内で充分にお楽しみ頂けるモデルをお選び頂きたいと念願しております。それぞれが、その魅力を最大限発揮していけるようにワタシたちも懸命の調整をしておりますゆえ。マセラティはソレらしく使用することによって、その魅力を何倍にも輝かせてくれる「宝石」のようなクルマです。よって、その価値が御理解頂けるお客さんにこそお納めしたいなぁ。小ネタで失礼いたしました。

 それでは、また明日!

2012年4月 7日 (土)

夜桜見物の友

 いやいや、今日はまったく真冬に逆戻りといった感じでしたね。午後からは特に震えながらシゴトをしておりました。夜になったら、アパート目の前の公園で、夜桜見物でもと思っていたのですが・・・。

 どーせ、「今日はサムいから、明日にしよ」というハナシになるに違いないとタカを括っておりましたら、「もう、準備万端整えてるワヨ、寒いからおでんも追加しまぁしたぁー!」と帰宅したワタシに元気よくヨメがやる気まんまんで云うんで、挙行するコトに。

 「日清ちびっこのどじまん(音出ます、注意。3:22あたりからコノCMが入ります)」の動画という極め付きにレアな映像を見つけてしまったのは、去る日曜日。で、懐かしのコマーシャルを見て急に喰いたくなったので、買ってきてもらってましたのが・・・

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 「日清焼そば(笑)」。この正月前にお伝えした「アラビアン焼そば」に続く、「なーんだ今もまだあったの?」物件ですね。

 具がまったく無いのもサミしいですから、グリーンピースをまぶすコトにしてもらいました。フライパンで茹でられていく光景はなかなかウマそうです。ソースを加えると、なんとも香ばしい。コレ持って早く外に出ようよ。

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 準備が続々と整ってまいりました。ツマミもなんとなく完成しております。

 さあ、オモテに出かけましょう!・・・とは云っても、徒歩10秒(笑)。何と云うお手軽な夜桜見物なのでしょう。上野公園や千鳥が淵で朝から場所取りしている新入社員君には申し訳ない気分です。このクソ寒い中、こんな土支田の児童公園で花見をしてるモノ好きは当然我ら夫婦のみ。アツアツの日清焼そば、なかなかのモンでしたよ。

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 「おでん」。真冬に近いくらいの夜の寒さですから、こういった「暖かモノ」はとっても嬉しいですね。

 

 ビールのツマミは、たこちゃんウインナーとたまご焼き、そしてフレンチフライポテトです。すべてワタシのリクエストによるものです(と、書けってヨメに命令された:笑)。

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桜の花は6~7分咲きといった感じでしょうか。明日暖かければ満開かな、そうなると嬉しいな。

 

 まんまるのお月さんと、桜の図と云う事で、シャレてみました。あー、結構寒かった!でも、面白かったです。とっとと帰って(徒歩10秒:笑)熱いシャワーでも浴びるといたしましょう。

 

 それでは、また来週!

 

 

2012年4月 6日 (金)

光が丘にも春が来た

 今週は「爆弾低気圧」に翻弄されてしまった日本列島ですが、東京では、この水曜日あたりから、ようやく「春」の麗らかさが感じられる陽気になってまいりました。

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 本日の午前中、打ち合わせのために鈑金塗装屋さんに行きました(もちろんマメタン君で)。

 光が丘公園の外周路は、どこを見ましても桜をはじめとする木々の花々が爛漫と咲き乱れておりました。あんまり美しいので、路肩に停車しつつ写真を撮影いたしました。

 この週末、東京練馬に出ている天気予報は「パーフェクトに晴れで無風」。絶好の御試乗日和です(ちょっと商売:笑)。マイクロ・デポに御出掛けの折には、ついでに光が丘公園周辺の散策の方も、ぜひにとお奨めいたします。「桜のトンネル」はちょっと見モノですからね。年間を通じて、この周辺地域が一番美しく彩られるのがこの時期であります。ワタシも日曜日を楽しみにしております。

 それでは、また明日! 

2012年4月 5日 (木)

すき焼きの夕べ

 あー、今日は仮ナンバー借りに光ヶ丘の区民センター行ったら、咲いてましたよ!「桜」。

 で、ソレを記念してというワケでも無いのですが、今日は先日ご紹介したブックガレージ高橋夫妻をアパートに招きましての宴を挙行!

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 肉は「オージービーフ」だけど、結構サシ入ってるでしょ(笑)。

 久しぶりに色々と、酔うホドに「ツモ」るハナシをしながら、大爆笑連発の夕餉とは相なりました。どっちかってーと、トシとってくるとグチっぽいハナシばかりになってくるモンですけれど。とにかく、前向きに楽しくと云うコトで。

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 ほいで、「彼」が持ってきた、「くーだらないDVD」がこの2枚(笑)。

 ザ・スパイダーズの「ゴーゴー向こう見ず作戦」とジャニーズの「太陽のあいつ」。

 ザ・スパイダースのこの映画の方は、ワタシが小さい頃にテレビで見たおぼえがある。して、その特徴は・・・とにかくメンバーの面々がただただ真っすぐ(一直線)に歩いて進んでいくというだけのスゴいもの。このワタシのヒントだけで高橋君はコレ持ってきました。やっぱ、底抜けにスゴイわ、このヒトは(笑)。



2012年4月 4日 (水)

マメタン君、復活

 昨日とは打ってかわって台風一過の様に穏やかな一日となりました。今日は、早くから雑誌取材の申し込みをされていたウチの在庫車、「マセラティギブリ」を、午前中に予定されている撮影のために、早朝から春日町にクルマを取りにいかなくてはなりません。「重鎮モータージャーナリストさん(このネタは別にやります)」がお越しになるとのことで、粗相があってはイケませんので、そこは念入りに(笑)と思っていたのですが、昨夜の天気見て「うー」と心配しておりました。

 そこで、早起きして、昨年の暮れから3ヶ月の冬眠状態にあった「マメタン君」を春日町までの足にしようと起こしてみました(おそいよ、啓蟄:笑)。エライなこいつ。実は2週間ほど前に一回おそるおそるエンジンを始動させてみてはいたのですが、その時もキック一発で「ぽろぽろぽろ・・・」とあっけなく掛かったので拍子抜けしたくらいだったんです。

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 今日の大事なおつとめを果してくれるかな、と2、3発キックしてエンジンを掛けますと、今度はなんか「寝むそう」に掛かります。

 あー、コレはガソリンが変質しかけてる感じですねー。暖気も兼ねてユルユルと、各部の調子を見ながらゆっくり走ります。天気も上々でいい気持ち。

 光が丘の中心部まで来たところで、交差点の信号が青に変わったと同時に、停車状態の「ゼロ発進」から走り出したのですが、交差点内に差し掛かったところで、「日産バネットセ○ナ」が右側から強引に猛スピードでマクり、いかにも「邪魔なんだよ!」といった感じで追い越して行きました(交差点内でですヨ!)。 ワタシはビックリいたしましたが、こりゃ、あまりにも酷いと思い、その先で交差点待ちをしている「そいつ」に文句を云いました。「そいつ(50代のおやぢ)」、なんて云ったと思います?「おまえがどうせ遅いくせに真ん中走ってるから追い抜いたんだよ、何が悪い!」だと。・・・二の句はつげません。相手が弱いもの、劣ったものと見るや高圧的で尊大な態度を取る「いい歳コイたおやぢ」、ハッキリ云って最低です。なさけなさに涙が出そうです。ワタシ、遅いのに乗ってる時はいつも必ずうしろに道を譲る様にしていますのに、このシチュエーションではねー。で、実際すぐマメタンに追いつかれてるわけだし。

 春日町でマセラティギブリに乗り換えました。最高速270Km/h以上とされるクルマです。路地では徐行、一時停止ももちろんキチンと守り、ジェントルに旭町まで回送しました。「マイクロ・デポステッカー付のマセラティやフェラーリ」に御乗りの皆さんには、特に市街地ではジェントルでスマートな安全運転をぜひお願いしたいと切に思います(お願い:ペコリ)。この際、「能ある鷹は爪を隠す」のココロでいいじゃありませんか。

 東京の路上は、とにかく遅いクルマやバイクに寛容ではありませんね。ワタシ、遅い(マシン)のも好きなものですから、やっぱり田舎に住みたいなー、将来もっとトシとったらば・・・。

 無事に取材を終え、ギブリがロードインプレッションから帰ってきましたので、また春日町にしまいに行きました。マメタンに乗り換えてキックすると、どーもエンジンの始動がいよいよ悪化。10発目くらいに「寝むそう」を通り越えて「まったくヤル気無し」な感じで目覚めてはくれました。ガソリンタンクはほとんどカラでコックは「リザーブ」状態でしたので、スタンドにスベり込み、久しぶりにハラ一杯のガソリンを飲ませてやりました(ガソリン、ハナシにゃ聞いてたけど高騰してるのネ)。ガソリン入れたら俄然調子が良くなりました。なんか、「小動物」飼ってるみたいな気持ちにさせる(笑)ヤツです。これもまた、「趣味のモータリング」の一分野と御認め頂きたいものだなあ。

 それでは、また明日!

2012年4月 3日 (火)

「無為自然」でイクしかない場合もあるでしょ

 昨日より、下馬評では全国的に爆弾低気圧による「台風並みの春の嵐」が襲来するというハナシでしたので、今日は朝からソレがいつ来てもいいように、我が弟さん方(笑)は各作業場所の「クルマの養生」をして回りました。準備万端整えつつ、一方、昼前から階下でシャッター半分閉めてのクアトロポルテフューエルタンク内「ポンプ&ホースこねくり回し作業(痛い:笑泣)」に従事するウチの三男。夕方になるにつれ、そとの強風はスゴくなってきてるけど、風向きのせいか、場内はかえって風の抜けがよくないとみえて、「んもー、ガソリンが鼻から手から(沁み込んで)入ってきて・・・(げほげほ:涙目)」と云いながら二階に上がってきてはうがいゴロゴロ。

 そうこうするうちに、クレジット会社の担当さんがやってきましてしばらく打ち合わせをしておりましたら、彼にメールが。「あー、会社から”今日は一刻も早く上がって帰って来い、電車無くなっちゃうかも”って云ってきてますねー」とのコトで、ほんじゃま、早よ帰えんなはれといった感じでそそくさと・・・。

 午後五時になり、周囲はもはや真っ暗。シャッターに叩きつける風音だけが「ガシガシ」と響き渡ります。いつもは渋滞している店舗脇のバス通りも夕方だと云うのにメッキリ交通量が少ない様子。ときおり猛スピードで爆走して遠ざかるクルマやオートバイのロードノイズだけが「シャーっ!」っと大きく反響して聞こえてまいります。

 なんか、静かな様な騒然としている様な不思議な感覚に捉われます。自然の力の前では、人間の文明なんてなんと非力なコトか・・・なんて思わず考えてみたりして。ああ、また一段と風雨が強くなってまいりました。ワタシは「艦長さん(笑泣)」ですから、ひとり閉店時刻までふんばります。風に揺すられて、ときおり建物も揺れます。時間が来て店を出る頃にはアラシもピーク(泣)に。途歩三分のはずのアパート、なんと遠くに感じられるコトよ。

 こんな夜は、へんに策を弄するコトはせずに、じっと嵐が過ぎるのを待つのが一番です。久しぶりに残業せずに無事に帰れた方々、お疲れ様でございました。今日ヤリ残した仕事もたくさんあって、明日が憂鬱になってる方もいらっしゃるとは思いますが、この際、ゆっくり風呂にでも浸かって明日の英気を養うイイ機会ってコトにいたしましょうね。前向き、前向き!

 それでは、また明日!

2012年4月 2日 (月)

走行距離が少ないから安心?

 はい、4月に入りました!3月中もたくさんの「新規のお客さん」の御来店を賜りました。心より御礼を申し上げます。そのような皆さんにも、いつものように「イタ旧車の真実」をお伝えするべく、ワタシも相変らず一生懸命に旧車における予防整備の重要さと、それを充分に達成するには「長い納期とコスト御負担」がどうしても不可欠であるコト、欠点や美点を正直におハナシさせて頂いております。

 ところで、旧いクルマには旧いクルマに対峙するための「方法論」が必要です。ここのところ、技術相談的なお電話やメールも(常々これだけはヤメてくれとお願いしているにも関わらず)非常に多く、同時に少なからずソレらの対応に時間もとられています。皆さん本当に「いとも簡単に」お尋ねになってくださいますが、ワタシたちが文字通り「心血を注ぎつつ」獲得して来たノウハウを気前よく開陳する気持には到底いたらぬと云う心情を御理解頂けますと有難いです。

 ちょっと、今日のお題の本筋からはハズレてしまいましたね。本日は、いまだ2万キロ台の納車整備中クアトロポルテを題材にして、「エンジンオイル交換とか、ブレーキ整備とかの基本的な部分だけでも、コレくらいのネタがすぐに出てくるのが旧いマセラティってヤツなんですよ」といったところを心ある皆さんに掴んで頂ければ有難いと思っております。

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 エンジンのオイルパンパッキンは定期的に交換をいたします。ゴム製の成型パッキンなどではありませんから、フチに張り付いて残ってしまったカスたちを丁寧に除去する必要があります。この作業だけでも結構時間が掛かります(すでにアブラが膨潤してズブズブになってるパッキンであれば、かえって「ぴろぴろと」キレイに容易くハガれるものですが)。

 ここで、過去に「液体ガスケット」によるオイル漏れのゴマカシや、オイルパン取り付けボルトの増し締めによる「ボルト折損」、はたまた「オイルパンの腹打ち」などがあるクルマですと、その作業時間も先が読めなくなるほどの長期に及ぶ場合が出てまいります。

 20本に及ぶオイルパンの取付ボルトには締めつけトルク、締める順序がきちんと決まっており、それをただひたすら愚直に守って組み付け作業を進めます。ここには何のトリックもマジックもありません。

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 ブレーキローターは専門の技術力の高い研磨業者において高精度の研磨加工を施します。

 ホイールを取り付ければ、ほとんど目には見えなくなってしまう部分ですが、あたり面以外の部分にサビ止め塗装を施します。これは内製による作業です。たいへん時間と手間が掛かります。

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 はずした古い方のフロントローターがこちら。この程度の摩耗では、「記録簿を書くため」だけの納車整備であれば、交換や研磨をされるコトは普通ありません。

 当店に限らず、「イタ車のココロ」を本当に理解している業者さんなら、きちんと研磨、交換して送り出しているコトでありましょう。

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 同じくはずしたリアローター。負荷の少ないリアローターディスク面はいよいよ問題が無さそうに見えますが、裏側には「パーキングブレーキライニングのあたり面」があるというコトをお忘れにならないでください。

 走行距離の少ないクルマは得てしてこういった通常作動していない(そして、まったく普段見えない)ところにイタみが出るものなのですよね。近づいて見てみます。

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 やはり、ライニングの当たり面にはサビが出てしまっています。

 さらに目を凝らして見ると・・・クモの巣(笑)まで出来てしまっていますね。こういった小動物の機構部分や電気周り部分への侵入は、どのようにガレージ保管しても防ぐコトが出来ません。冬場などはかえって暖かいガレージの中にラットなどが巣喰う(そしてハーネスを齧る:笑泣)場合もあります。当店にそういったクルマが査定で持ちこまれたコトも数多くあります。実は走行距離の少ない(普段あまり乗られてこなかった)クルマでは、こういった個体も(マセラティに限らず)多いのです。特に「ねずみ系(笑)」はどこに病巣が隠れているか判らないので、その兆候が見える個体を当店では忌避しています。

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 中身のライニングはご覧の様に経年で劣化しています。

 このように、通常の制動機構と駐車時の制動機構を別々に持つクルマでは、パーキングブレーキ装置の分解点検も本来は車検ごとに行なうべきでしょうね。

 ただし、旧いマセラティでここまでバラす(そして確実に組み立て調整する)のには、幾多の難関を突破する必要があります。ここでソレを詳しくは御説明いたしませんけど(笑)。

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 足回りの「シメ」はホイール&タイヤというコトになりましょう。

 裏側までホイールに附着したブレーキダストをしっかりと洗浄し、懇意のミシュラン専門店にて新品タイヤを組み付け、バランス取りを行ないました。この工程は多くの場合納車直前の段階で行なわれます。何と申しましても、特に洋物タイヤにおきましては「鮮度」が命ですから。

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 4輪とも組み立てが完了したブレーキ周りです。

 安定した制動力を得るまでは、しばらく慣らし運転が必要な状態です。

 慣らしがウマくいったマセラティのブレーキは、この前期型Ateキャリパーのもので、充分に優れた非常に好ましい制動タッチを実現してくれます。世に旧いマセラティのブレーキを酷評する御仁がいらっしゃるようですが、どうしてなのでしょうね(笑)。

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 本日の最後はエンジン。この撮影後、昼飯前には各油脂液体類を充填し、無事に再始動いたしました。

 しかしながら、コレで一切がおしまいではありません。

 今度はホイールを組みつけ、リフトから降ろします。そして試運転を繰り返し、問題点(主に走行フィールに関わる点)を洗い出していきます。ここだけでも数日が費やされます。 「見た目」だけではなく、「中身も」マセラティとしていくため、信頼性を少しでも上げるためのひと手間です。

 創業時より「マセラティ専門店」を標榜してきた当店では、マセラティの素晴らしさをマセラティを愛するお客さんにこそ確かにお伝えする事だけがその使命であると常々肝に銘じております。

 それでは、また明日!

                      

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