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2012年4月18日 (水)

君よ知るや、このスーパーアナログメカを

 本日は天候にも恵まれて、「分刻みの段取り」を綱渡りのようにコナせたので、とても嬉しいです。納車を待つ皆さんの御期待に応えるべく、明日も頑張ります!

 さて、本日はいよいよツカれも頂点、脳みそも回らない(そりゃ、いつものコトでしょ:笑)ため、正月明けから暖めていた「隠し玉ネタ」イキます。

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 さて、いきなりなんですが、これ一体なんだかお分かりですかね。

 なんだか、昔の卓上ミシンのような独特のアイボリーとパステルグリーンのコントラストも素敵な1960年代っぽい色づかいと質感。そして、やたらめったら数字が並んでおります。レジスターのようでもあるな。

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 銘板を見ますと、なんとなくこいつの正体が分かってまいりました。

 なんとコレ、計算機・・・加減乗除のすべてをコナすことが出来てしまうと云う(しかもこのアホみたいな桁数で)「機械式計算機」というシロモノです。卓上電子計算機が「答え一発、カシオミニ」の出現により、一気に大衆化した1970年代初頭に、この素晴らしい先人の発明品は、ほとんど一夜にして絶滅してしまいました。

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 実はこの正月に開催された「ダメ男(お)の集い」の折に、メンバー最長老の「Mさん」が「オカモトさん、ムカシの計算機」って御存知ですか?」とお尋ねになるので、「あー、なんとなく知ってますよ、なんかスゴイメカのヤツですよね」と申しあげましたところ、「それじゃー、御迷惑でなかったら差し上げますよ」と。その数日後、「文鎮代わりにでもお使いください」と宅配便で、わざわざ千葉のわが家に送られてきたモノです。「タイガー計算器(その複雑怪奇な加減乗除プロセスはこちらをご覧ください)」と申します。

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 ワタシも正月休みにさんざん試して遊んでみました。ものすご面倒なプロセスなのですが(特に割り算→思えば手計算でもコレが一番ややこしかったですよね、小学生の頃:笑:このような相似点があるのも、手計算の理念をそのままメカ化したからなのだと思う)、答えが出る瞬間に「チーン」とベルが鳴りつつ、数字の書かれたボビンが一斉にグルリンチョと回って表示確定するときの快感はちょっとコタえられないものがあります。

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  なんだか、クルマのオドメーターにもよく似ていますね。数字ボビンの動きがまさにそっくりです。

 どうです?ちょっと興味をそそられませんか、この超絶メカ。やっぱ、つまんねーのかな、一般的には(笑)。それにしてもムカシの人は、こういった機械を作ったヒトもすごいし、コレ(とか計算尺)を使って複雑な計算を積み重ね、高度な機械設計や建築設計を成し遂げていたワケですから、そこもスゴイとしか云いようがありません。パソコン、これだけ進化したのだから、もっともっと、猛烈にものスゴイ物が出来てもいいような気がいたしますが、我々現代人における「創造力」の欠如には目を覆いたくなります(ワタシも情けないです:笑泣)。

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 コレ、確かに結構重いんですよ。文鎮にはなる(笑)。ホイホイとバッグに入れて持ち運ぶのはきっと無理。そういった意味でも、計算性能面でも実用上は、100円均一ショップで売ってる電卓にも負けます。思えば、電卓を大衆化させ、パソコンを高性能化させてきたこの40年間というのは、トンデモナイ進化を遂げたと云えるのでありましょうね。それにひきかえクルマの方は、小手先の進化に留まっていて、それほど画期的進化でも無い40年という気がするなぁ。

 それでは、また明日!











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コメント

これは、計算機マニアにはたまらない逸品でしょうね。
そう、ぱっと見レジスターを思い出させました。
諸費用計算をこれで行なったら「うー」が聞けそう(笑)。

初めて見ました。
計算尺じゃなくて機械があったんですね。
昔成増にあったへんみ計算尺は今も形を変えて残っているようで、これもびっくりです。

http://www.hemmi-inc.co.jp/index.html

手回し計算機というものの存在は歴史上は知っていましたが、今このときにこんな綺麗な状態のものを博物館でもなんでもないところで拝めるとは驚きです。
計算で肩が凝ったりしていた訳でしょうか、このころの方々は。

ドイツの暗号機エニグマみたいです。

まさに「昭和」です。・・・が、しかし! あまり普及されなかったのではないでしょうか。
リサイクルショップで密かにディスプレイしてあるのを見かけたことがあります。

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