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2012年5月15日 (火)

2012年、GWにフラっとドライブ(その6:徒歩で廻る高野山④)

 今日は一日中雨に降られましたが、精力的に作業は進めております。なんとなくカラダ中がしっとりとしてくるので寒さを感じますね。皆さんも御風邪など召さぬ様、御自愛ください。

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 えー、いまだ4月29日(日)の16:00を過ぎたあたりなんですが・・・足が棒になるとは、まさにこのことなのだなと得心するくらいに「ぴょこたん・ぴょこたん」とヨレヨレ歩きつつ、ようやく本日の宿であります「宿坊・大円院」さんに戻ってまいりました。まずはチェックインの儀(笑)というのか、旅館で云うところの「番頭さん」格と思しき御僧侶より、宿泊に関する説明を縷々受けました。「今日は(高野山内を)どちらまで行かれましたか」とにこやかにお尋ねになるので、「まず女人堂まで行って、それから奥の院まで参詣してまいりました」「有難うございます(手を合わせる)。そりゃー、ずいぶんとお歩きになったんですね。さぞやお疲れの事と思います」、「いやー、(高野山では)桜がまだまだ満開でビックリしました」、と申しあげますと、「今日はたまたま暑かったですけれど、ほんの二週間前までは雪が3センチ以上積もってたんですよ。いつも高野山の春は寒いですからねぇー」。

 そんなやりとりの後、お若いお坊さんが部屋まで荷物を運んでくださり、早速部屋に通されましたが、「うーん、広い!」というのが第一印象。写真に写っているのは奥の半分だけで、このコタツセットの手前には広大な空間があります。そう云えば、昨年11月に高野山を訪れた時も宿坊の部屋にはコタツが装備されておりましたね。

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 足もイタいわけだよ、万歩計見たらさらにイタくなった(笑)。今日一日で、ほぼ12キロ歩いてるみたいです。

 まずは、ヨメを大浴場へと送り出し、ワタシはブログの更新準備をiモードで「ポチポチ」と。ヨメがあがってきたので、ワタシもお風呂に行きました。帰ってくると、さっそく配膳係のお坊さん方が料理満載の積み重ねた「銘々膳」を抱えては廊下を走り回っております。

 忙しいなー、宿坊。5時半くらいには、ワタシたちの部屋にもお坊さんが料理を次々と運び込んでくださいました。想えばコレって「ルームサービス」なんですよね、なんという贅沢でありましょうか。

20120515052012051506 本日のたこちゃんズが選んだ宿泊プランは夕食「二の膳」までの一番シンプルで安価なもの。もちろん「お精進」です。先のチェックイン時にお酒もオーダーしておきましたので、ビール一本と、お銚子もやってまいりました。

 酒もタバコも自由自在(笑)、いいなぁ、ここ。とかく周囲を気にしながら一服つけたりしている東京の息苦しさからの大開放。もっとも、肉は食えないですけどね。でも高野山精進料理は美味いから大満足。ちなみにこの段階で顔が「真っ赤っか」なのは、いまだ飲んでいないお酒のせいではありませんで、日焼け(!)なんですヨ。

 ここまで仕事明けに練馬を旅立ち、亀山→高野山と休みなのに休む間も無く(笑)やってきてしまいましたので、ようやく得た安息にワタシの顔はユルユルになってしまっております。まっ、ユルしてください。

・・・というわけで夕餉のひとときはあっという間に通り過ぎ・・・PM7:30には撃沈。

 一夜明け、気が付いたらAM5:55。「うぉー、寝坊したぁー、さぁ、起きて起きて!」とヨメを叩き起こし、超速で着替えるとドタドタ本堂に向かいます。6時から始まる「勤行」に5分遅刻でそろそろと戸を開けて中を見ますと、勤行への参加は任意であるにも関わらず、他の宿泊客の方々は皆さん真面目にお勤めしていらっしゃいます。たこちゃんズもこのあとは殊勝にお勤めをいたしました。続いて当院御住職の短めの御講話があり、これでようやくおしまい?と思っていたら、さにあらず。次は別の御僧侶から朝食の支度が整うまでのお話があるとのこと。あ、この方どこかでお会いしたと思ったら、昨日の「番頭さん(失礼)」役の御僧侶でした。袈裟を纏うと俄然風格が出ていらっしゃいます。「人間は、ひとことの言葉によって人生が変ってしまうくらいの影響を受ける。ヒトと接する時は、いつも”やさしい言葉”を投げかけるようにしていると、結局自分に還ってくる。いつも笑みを絶やさずにやさしい言葉でお話しするように心掛けてください」といった内容の御講話を威厳を感じさせつつ終始暖かい調子でお話くださいました。いいハナシだな、やっぱり早起きしてお勤めはするモンだ。

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20120515092012051510 部屋に戻ると、すっかり朝食の準備が出来あがっておりました。昨日の夕餉といい、この朝食といい、お寺から供される料理はいっけん質素ながらも、ひとつひとつに魂が籠っている感じで本当においしいものです。ワタシたちは普段の生活で白飯をおかわりすることはほとんどマレなのですが、ここ高野山ではお櫃がカラになるまで食べきってしまいます。

 ところで、写真のような「お茶を飲むための茶碗」が、夕食の時にはありませんでした。コレは高野山内での流儀だそうで、夕食後のお茶は「ご飯茶碗」に注いで飲むようにと食前に御説明があったのです。朝食後や、午後の一服の場合はこうして通常通り茶碗に注いで良いらしいです。面白いですね。

20120515112012051512 こちらのお寺では「特攻隊記念館」というべき、小さな展示スペースを設けています。だから、「ああ、同期の桜」の碑が門前に立っているのですね。

 写真の御僧侶が先代の御住職だそうで、第二次大戦時に特攻隊として戦地に赴き生還されたという経歴を御持ちです。ここ高野山には、戦没者の慰霊塔や慰霊施設がたくさん存在しております。昨日の「一の橋」横にあったモニュメントも、こちらに集う有志の方々により建立されたものであることがここにきてわかりました。二人してそっと手を合わせ、記念館をあとにいたしました。

20120515132012051514 せっかく早起きしたので、朝の清浄な空気を満喫しつつ、またまた散策へと出かけます。

 こちらの建物は「苅萱(かるかや)堂」です。昨日の散策時に「こうやくんグッズ」の下に埋もれるようにおいてあった謎の絵本のネタ元がココ。

 ワタシ、ここにきて初めて知ったのですが、「石童丸物語」 というのがあるそうで、その内容はリンク先を御参照頂くとして、その主人公親子が修行した道場こそがこの御堂であるそうです。昨年来た折も、ココは一体何なんだろうと思っておりましたので、その疑問はようやく解決をみました。

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 朝も8時ですから、いかな天下の観光地とあっても、まだまだ散策をしている酔狂な観光客はワタシたち以外にはいないようでして、人通りのほとんど無いメインストリートをゆったりと歩きます。

 今日は、ちょっと薄曇りですが、コレくらいの日あたりが旧い街並みには調和していて、とてもいい風情です。昨日はホントにいきなりの初夏の陽気で、半日オープンで走行していたら後で首筋の皮が剝けるほどに酷く日焼けをしてしまったのですが、一転して今日はジャケットを着るほどに肌寒いです。こちらがこの季節本来の高野山なのでしょう。

20120515172012051518 鳥居が立ち並んでいる美しい景観の横にある石碑状のものは、高野山の麓から、この山の中心部まで点在する一里塚のようなものだそうです。

 きっと、ムカシの人はコレをひとつひとつチェックポイントとしつつ、それこそ何日も掛けて登ってきたのでしょう。クルマでピューっと登ってきてしまった我々は、なにやら申し訳ない気持ちです。それでも、登りのワインディングのキツさは、高野山登りに於いて現在でも一定のハードルであるコトには変わりありません。「なんかいバス」でケーブルカー駅から上がってくるルートもヨメの知人によれば、大層クルマ酔いするらしいし。

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 ビルマ戦没者の慰霊塔です。中に入ると様々な展示が目を引くスポットです。

 ここには仏教の経典を口絵にしたものが多数掲示してあり、ホントはそれらの一々を撮影してお見せしたかったのですが、撮影していいのかどうか分からなかったので今回はパスしました。

 同塔敷地内にある「ぞうさん」の可愛い椅子(?)のオブジェがなんだかホッとさせてくれますね。

20120515212012051522 旧いテレビとオープンリール型テープレコーダーを展示した電気屋さんを発見。

 ビミョーにワタシがガラスに映り込んでしまい、いまいちの写真になってしまいました。

 それにしても、特にこのテレビなんぞは博物館級の旧さですね。いまだデザインという概念が製品から感じられない時代の「とりあえず、なんとか見られるヤツ造ってみましたぁー」な雰囲気が、時代の持つ一生懸命さを醸し出しております。このテレビで「シャボン玉ホリデー」見たいぞ(笑)。

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 さらに静かな街の中を歩き進めます。

 すると、昨日も気にはなっていた「金剛三昧院(こんごうさんまいいん)」の表示を見つけました。

 どうも、この路地をずーっと奥まで歩かない事には、このお寺には到達しないようです。みれば、またまた登りの坂道が延々と続いております。「さー、今日も元気よくハリきって歩きましょーぉ!!(カラ元気:笑)」・・・とは云うものの、結構キツいです、やっぱり。

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 一見、何の変哲もない住宅街の路地なんですが、この道もきっと熊野古道に続く道なのでしょう。そのムカシはこのあたりも鬱蒼とした森の中であったに違いありません。

 そのうち、いよいよフガフガのジジイになる直前にでも、歩いて熊野詣でにチャレンジするのもちょっといいかな、なんて一瞬思いましたが、とにかく若い頃に基礎体力を養ってこなかった報いか、今現在でも足腰バラバラだからなー。

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 ずいぶん、上の方まで登ってまいりました。看板にもアッチと書いてある。

 ほんとにコレで合ってるのかなーと、いよいよ心配になってくる頃、目的地はようやくおぼろげに見えてきたようです。

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20120515392012051540 さすがは「国宝」ですね。小さくても、そこには凛とした確かな風格と威厳を感じます。

 美しく手入れの行き届いたお庭も、世界遺産の名に相応しいものです。

 随分と苦労してここまで登ってまいりましたけど、やはりそれだけのものではありました。華美ではありませんが、どう考えても立派なのです。総天然色で見ているのに、我が目にはあたかも水墨画のように映ります。本当に歴史を経過してきた「本物」だけが持つ凄みと温かさには感銘を受けました。ここから先には余計なキャプションを入れませんので、ぜひ写真でご堪能ください。

 いよいよ明日で高野山篇が完結の予定です。続きをお楽しみに!

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コメント

私の両親は和歌山県出身なのですが、実家では食後のお茶を飲むときにご飯茶碗をそのまま使うことも多いです。高野山流儀だったのかと合点がいきました。

お鍋に天ぷら、煮物とお豆腐、小鉢2つにデザートのバナナまで! おいしそうなご馳走、しかもヘルシーです。わさびらしきの乗ったお豆腐は胡麻豆腐でしょうか。おいしい空気と精進料理で体の中から元気になって来られたわけですね。

↑↑「とちぎ」さん、コメントを有難うございます。そう云えば、ウチの今は亡き母方のバーちゃんも、バリバリ九州人でしたが、ご飯茶碗に茶を注いで飲んでました。民俗学系の何かの本で読んだことがあるのですが、近世まで「食器を洗う」というカルチャー自体が無かったらしいです。よって、食後には食器の表面を拭き取るだけだったらしいです(ちょっと、今では考えられませんが)。そこで、拭き取るだけでは落ちにくい茶碗に付着した米を予め落ち易く「フヤかす」ための行為なのだろうと類推していました。

↑「上京FMt」さんもお疲れのところ毎日有難うございます。鍋は豆乳スープの豆腐ナベでした。濃厚な風味でとてもウマかったです。豆腐はもちろんゴマ豆腐です。この「バナナ」は明後日のブログで再度登場する予定です。

高野山精進料理、決して派手ではありませんが
手がかかっていてとても旨そうです。
朝メシ、何杯でもいけるのが分かる気がします。

そして”やさしい言葉”のお話、素晴しいですね。
改めて日々の生活で実践していきたいと思います。
「シャボン玉ホリデー」ワタシも見てみたい(笑)。


↑ああ、「Wさま、Wさま」本当に毎日有難うございます。コメント修正しておきました。

ご無沙汰しております。

歴史の長いお寺や神社には独特の空気がありますよね。
読んでいて、高野山に行きたくなってきました。
町並みも風情があっていいですね。
きっと高度経済成長の中で無くしてきてしまったものなんでしょうね。

ちなみに、私の実家の押入れにも、
オープンリールのレコーダが眠っています。
もう動かないかな・・・。

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