「高原へいらっしゃい」のココロ、今にして知る
はい!気が付けば6月に入って、もう今日は4日。もうじき「夏至」というわけで、すっかり日が長くなりました。様々な作業にあたって自然光を愛するワタシにとってはかけがえの無い時期到来といった感じです。
土曜日にも劣化したボンネットフードインシュレーターの剥がしと貼りを行って、「コシがずっこけ(笑)」、昨日曜日はカラダ中のイタいところに「タイガーバーム」塗って、一日寝込んでおりましたら、今朝はスッカリ蘇生したので、早くから、また別のクルマ(2台)のインシュレーター剥がしを行って日が暮れました。で、また「コシがずっこけ(再笑)」ているので、またまた「タイガーバーム」塗って寝るコトにします(泣笑)。
最近、CSで始まった番組に「高原へいらっしゃい」というのがあります。主演が「田宮(タイムショック)二郎」さんの初代バージョン(音出ます、注意)と「佐藤(三国連太郎御子息)浩市」さんのリメイクバージョンと両方ともやってます。まだ、再放送もあるようなのでこれからでも全話視聴に間に合います。
なんか、この物語についてメチャクチャ熱く語ってくださってる素晴らしいサイトを発見いたしましたので、詳細はそちらを御参照頂くとして、ワタシ、このドラマをここ数年なんとか見たいものだと念願しておりましたので、ものすご嬉しいんです。
小学生高学年の頃にコレの本放送を観まして、当時いたく感動したのを覚えております。小室等さんの主題歌(音出ます、注意)も懐かしい。で、なんで最近になってコレが観たくなっていたかの理由が分かりました。
ありとあらゆる悪条件(駅からジープで行くしかない立地、スキーが出来るわけでもない、周辺にこれといった名物も無い・・・等々)が揃ったダメなホテル(八ヶ岳の景色と空気と地元食材の料理だけはいい)を、人生の再起を掛けた田宮二郎さん扮するマネージャーが、与えられた限られた予算(たったの300万円)内で七転八倒しながらも、スカウトしてきた10人のメンバー並びに地元の協力者たちと初めは様々な齟齬がありつつも、徐々に心を通わせあい、なんとか軌道に乗せるというハナシなのです。
そのようなわけで、このドラマ、観れば観る程どこぞの「自動車屋(練馬のマセラティ専門店:笑)」の現在に至るまでを彷彿とさせるので、なんか懐かしいような、こそばゆいような。
現在、毎日普通になんでもなく行っている作業(例えば、本日のフードインシュレーター剥がしにしても)やトラブルシュートが初めのうちはそれは「ものスゴク」たいへんだったんだよなー。立ち上げた当初は外注業者さんも皆、旧いイタ車なんか「見るのもイヤ」といった感じだったんですよ。なぜなら、「手間ばかり掛かって、まったく商売にならないから」。それを一人一人説得してそれぞれの分野で作業にも慣れてもらい、キチンとやれば「商売に出来る」ことを実証し、彼らがワタシの理想とする結果を出してくれた場合には値切るコト無く「言い値」で払ってまいりました。それらはすべて現在のマイクロ・デポの大いなる戦力となり、「超絶仕上げ」の源泉でもあるのです。
皆さん、初めは「不可能」を口にしてました。ワタシたちは、「こうすれば出来んじゃないか」と「可能」であるコトを見せ続けてきました。これからもそうでありましょう。「今日の不可能」は明日以降、可能にするしかないのです。
それにしても「田宮二郎さん」のシブさ爆発のオトナさ加減には、ワタシなどどうしたら良いのでしょうとアタマを抱えます(笑泣)。ホント、ムカシの人は「30代」でスッカリ大人ですよね。まあ、アンチエイジングというコトで良しとするかな。皆さんのお仕事にもヒントになりうるドラマだと思いますよ。
それでは、また明日!
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コメント
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「高原へいらっしゃい」は佐藤浩市さんリメイクバージョンしか知りませんが、
とても印象に残っているドラマです。
本リメイクバージョンは裏番組が強すぎて1話カットになってしまった
いわくつきのドラマとなってしまいましたが、ストーリーのベースがしっかり
していたため、見ごたえのあるドラマだった記憶があります。
初代バージョン、じっくり見てみたい気がします。
アバターの背景が白になると、まさに「高原」のような爽やかさです(笑)。
投稿: Wさま | 2012年6月 4日 (月) 21時51分
お客さんはお店の熱いココロにお金を払うんですよね。
それが人を介して買い物をする醍醐味じゃないでしょうか。
ネットが発達して価格を並べて安いものを買うのも醍醐味のひとつですが、好きなもの・人生の節目となるものはココロにお金を払いたいです。
投稿: テツヲタ | 2012年6月 4日 (月) 21時56分
私はジョルジュ・スーラという画家を題材にしたミュージカルを観たとき、自分の仕事と重ね合わせて観てしまい、心揺さぶられてしまった記憶があります。
ものをつくりあげて行くということは、大変なことだと思います。
投稿: おぐ | 2012年6月 4日 (月) 23時44分
そして、日が短くなったな、と感じるようになったころ、わたしは不可能が可能になったことを身をもって知るわけです。自信に満ちたおコトバが頼もしい。心から楽しみにしています!
投稿: 上京FMt | 2012年6月 5日 (火) 00時07分
社会人になってつくづく思うのは、とどのつまり個人が情熱をもって取り組んでいるかどうかで仕事のクオリティとかアウトプットの持続性とかが決まっちゃうということ。自分を振り返ってみて、はて、オイラは情熱をもって仕事に取り組んでいるか、と考えて、恥ずかしくなってしまう毎日です。
投稿: | 2012年6月10日 (日) 15時03分