たこちゃんズGT”2012夏”(その9:奥道後→知多半田までひたすら移動する)
本日は、気が付けばアッと云う間の8月31日ですね。昨日のコメント欄で「練馬のH」さんが御指摘されていたように、ムカシの小学生(いや一般化しちゃイカん、オレだけか?:笑)にとっては、山とある”手つかずの”宿題を前にして茫然自失となるのが「御約束」の日でありました。
一方で、このブログの方は「2012年8月15日(水)」の午前10:30くらいのハナシをまだヤッてます。
想えば、夏休みの絵日記も、8月31日に40日間分を一気に書きトバしていたワタシ。それが今では「電子絵日記」を、こうして毎日毎日書き続けております。コレを”人類の進歩”と云わずして何と申しましょうか(イヤ、ホント結構たいへんなんですヨ:笑)。
ところで、この「弾丸ラリー」中、コペ蔵のコドライバー(助手席のヒトね)は上の写真のような首マクラを装着して寝てたりします。足元には100円ショップで購入した「青竹コロコロ(笑)」もオプショナル装備。助手席での休息中は、ついでに足裏の「ツボ」も押しまくって、次の乗車交代に備えた「カラダづくり」をいたします。
奥道後の「アパッチ村(笑)」周辺を出たワタシたちは、これから四国を横断し、まずは早い時間に、とりあえず「淡路島(兵庫県)」を目指さねばなりません。
本来、今回の旅の目的は①:久留米で”みーちゃん”に逢う&どんぐりパンを食う。②:柳川でうなぎのせいろ蒸しを食う。③:長崎市内巡りか佐世保突撃行(結果的には前者を選択)をする。④:雲仙小浜で従兄弟に逢い、墓参をする。⑤:大分に行って”Rたろう先生”に御目に掛かる。⑥:松山奥道後のダム湖を訪ね、アパッチ野球軍の世界に浸る。・・・でありましたので、ハッキリ云って今日は「とりあえず千葉に近づきさえすればどこでもいい」といった状態でありました。
但し、本日頑張っとかないと、明日一杯での千葉自宅到着が困難になってしまいます。よって本日は、何が何でも「愛知県入り」だけは達成しておきたいのです。
というわけで、ここはケチらずに、四国横断では高速を主に使い、途中”ナビのバカたれ”がウソを云うので、”した道”に降ろされて「高松道」を捜すハメにはなりましたが、まあまあ、よいペースで四国の東北端「鳴門」までやってくるコトが出来ました。
点在する島々に橋脚の掛かる「大鳴門橋」で鳴門海峡を渡り切れば、そこからは「淡路島」です。
「淡路島」は島と申しましてもかなり大きいので、島内をくまなく巡り、それなりに観光するにも丸一日では足りません。
想えば、ココ淡路島だけでも、十二分にグッドな観光スポットであり、特に関東地方からはクルマで行くというコトが少ない場所なのではないでしょうか。せっかくかようにレアな場所に来ているにも関わらず、今回も”素通り”となってしまいます。たいへん勿体ない気持ちではありましたが、ここはグッとガマンをいたしまして、さらに先を急ぎましょう。これから行く手には「キッツーイ」関西圏都市部が待ち受けておりますからね、まだまだ予断を許しません。
途中のトイレ休憩で立ち寄ったPAで、海と空、そして緑の美しさに魅了されてパチリ。ワタシたちの「淡路土産」はこの一枚の写真だけとなりました。
淡路島を縦断いたしますと、「明石海峡大橋」が出てまいります。この橋を渡り切れば、「あこがれの本州」へと帰還成功です。
メチャクチャに複雑な「垂水ジャンクション」の手前で、「我が行くべき道」をキメなくてはなりません。ここは順当に「第二神明」に入らないと、シロウトのワタシたちにはワケがわからなくなってしまいます。
・・・なんだけど、ねぇ。神戸あたりからあとは、あっちへ行ったり、こっちへ行ったりで、何処をどう走って行ったのか、皆目憶えておりません。
まあ、関西のヒトも東京に来て「首都高」に乗ればそう思うのかも知れないけれど、関東の人間であるワタシたちには「阪神高速」とそこに接続する幹線高速の数々は、難しすぎてツカい方が皆目わかりません。これも一重に、たこちゃんズが”おバカ”だからでしょうか(でしょう:笑)。渋滞を避けて走っていたらモノすごく無駄な距離を稼いでしまいました。「吹田」を目指している途中で”した道”に降りてしばらく放浪していたら、なぜか「高槻」に居たりして(笑)。いったいドコを目指しているのか分からなくなっちゃいました。
えー、ここでナビ画面の写真をまずはご覧ください。周囲の道路、すべてが「真っ赤っか」に表示され、「渋滞四面楚歌(泣)」状態となってしまいました。関西圏を南北にジグザグに走り、どーにか「東名阪道」まで辿りついたら、事故で「ズドド渋滞」に。
実際、コノ時ばかりは、普段ヨメの前では強気の姿勢を崩さぬワタシも、「んもー、ツカれた!こりゃ、今日中に愛知県には着けんぞ・・・」と弱音を吐いておりました。
そのような状態の時、前方を走っていた「名古屋ナンバー」の車が、すかさず脇道にソレるのを見て、「いちかばちか」すぐにワタシたちも追走しました。
はじめのうちはのどかな田園風景や田舎のダウンタウンを楽しめるので、コイツはいいや!と「勝ち組気分(笑)」を満喫していたのですが、そのうちなんと「未舗装の林道アタック」になってしまいました。このあたり伊賀だ甲賀だといった御土地柄でありますから、夜になると今でも「忍者」が夜陰に乗じて暗躍していそうな気がするところです。
未舗装の狭ーい道を数台のクルマが数珠つなぎになって走ります。ワインディングの画像も、”こりゃネタになる”と、ヘビーブロガー(笑泣)の悲しい性で運転しながらワタシが撮ってます。
・・・亀山あたりの山奥をナメてはいけませんね。ベンキョーになりました。
あー、久しぶりに「人里」にキタよ。見慣れた「亀山インター」付近にようやく辿りつきました。
それでもまだまだ「した道」が続きます。
あぁ、右折すると鈴鹿サーキットですか・・・。もう鈴鹿あたりでリタイアしたい気持ちを抑えつつ、「本日のステージ」も”涙の完走”を目指します(スッカリ、ラリーになってる:笑)。
従来のワタシの経験では、四日市あたりは、高速がダメなら低速(した道:笑)はもっと低速になっているコトが多く、国道23号線には幾度となく辛酸を嘗めさせられましたが、本日は・・・「あら?存外に流れてる」この調子なら、なんとか「ラストオーダー」に間に合うかもと思いつつ、歩を進めます。伊勢湾岸道に乗れば、いつもの「長島スパーランド」が見えます。この風景を見ると、東上する場合には「愛知県も目前」の合図。「あー、やっと帰ってきたよー」とホッとする場所です(って、アンタは千葉県人でしょ:笑→ワタシの家までは、まだ500キロ)。
幾多の渋滞に苛まれながらも、なんとか「知多半田駅前」に到着。
この正月の旅でも御世話になった「名鉄イン知多半田駅前」が今日の宿です。
「愛知県内のどこでもいい」なら、やはり「良いに決まっている」と分かっているところを選びます。名古屋市内の繁華街には興味がありませんので、ちょっとハズして、またも、この半田です。想えば、コペ蔵がウチに来なければ、この半田にも一生来なかったかも知れません(その、いきさつはコチラで思い出してください)。「縁」とは、かように「異」なるモノ、そして「味」なモノなんですね。時には”なりゆき”に身を任せてみると云うのもよろしいかと思います。
ホテルの駐車場にコペ蔵を停め、ドアを開ければ、いきなり「ズルイ匂い」があたり一面を包んでおります。
発生源はココ。「一心屋本店」うなぎ屋さんであります。
「また喰うのか、うなぎ」と、もはやアキれてらっしゃる方々も多いと思いますが、正月の時に喰いそびれ、後に調べたらこの地域では結構名店扱いのお店でもあった様なので、半田に行くなら今日こそはリベンジをと期しておりました。いやもう、ホントにズルイよ、この香りは。
今日一日の獅子奮迅の走り(笑)が功を奏して「ラストオーダー」の30分前には、どうにかスベり込めました。
まずは「ゲソ揚げ」をつまみにビールを一気飲み・・・んーー、ウマい!飲みながら今回の旅で経験した”あれやこれや”をアタマの中で反芻していました。結構色んなところに行って、色んな人々に逢って、色んなモン見たな。そんな旅ももうじき終わっちゃうのかと思うと一抹の寂しさも禁じ得ませんね。
うなぎ丼(”うなどん”と云ってはイケないらしいです。”うなぎどんぶり”が正解:笑)がヤッてまいりました。名古屋では「ひつまぶし」が有名でありますが、中京圏でストレートなうなぎ丼を食するのは初めて。コレまた結構なお味で大満足でした。お店の「格」の割に価格も手ごろです。どーせ、たこちゃんズお気に入りの半田には、またまた来るでありましょうから、ここにも再度(今度はもう少しハヤい時間帯に:笑)訪れるコトでしょう。
ホテルの部屋に戻ってカーテンを開けてビックリ。駅のホームとほとんどツライチになってます(笑泣)。
思わず電車の中の乗客と目と目が合ったりして・・・。
そんなプラットホームを眺めつつ、部屋でもビールを飲み直し、明日の構想を練ります。「まだまだ、このままでは終わらせんよ、ハッ、ハッ、ハッ・・・」・・・窓の外を眺めながら、闇夜に発するワタシの不気味な呟きに、”たこちゃんヨメ”はビビッています。ハヨ、寝よ。
続きをお楽しみに・・・ちなみに明日、まだ最終回ぢゃないヨ(いつまで続くのか:笑)。