たこちゃんズGT”2012夏”(その7:雲仙小浜→大分→松山・・・電光石火)
はい、こんばんは!毎日相変わらずですが、夕方になると、ちょっとだけ「涼風」も感じるコトが出来るようになってまいりました。本格的なドライブシーズン迄、あとヒト我慢といった感じです。今日も全然「ドライブに適したシーズン」でない、この8月中盤に決行してしまった「たこちゃんズ旅」の模様を中継録画でお送りいたします。
長崎市内から高速で諫早までひとっ飛び。雲仙方面にまいります。
小浜は雲仙の橘湾側のふもとに位置する海岸っぺりの街。良質な温泉が湧き出ずるとともに、マリーナなんかもあったりするのでフツーの温泉街とはちょっと違う。最近はちょっとオシャレに楽しむコトが出来るスポットになりました。「世界最長の足湯」という、スゴイのかスゴクないのかよく分からない(笑)施設が最近完成したので、結構日帰りの観光客でも賑わっている様子です。
たこちゃんの従兄弟が営む宿に、今日もいきなり御世話になるコトになりました。「繁忙期だから、無理しなくてもいいよ」と一応遠慮がちに打診しますと、「いやいや、オレの顔をつぶすなって。部屋はなんとかするけん。」と頼もしい返事。到着して、オドメーター見てビックリ。「3」が並んでおります、オール3。まったく真ん中の成績の通信簿みたいです。
温泉に入って、従兄弟とムカシ話に花を咲かせつつビールも思わずすすみます。ワタシが中学生の頃、「スーパーカーを見に行きたい」と、当時東京の大学(自称、麻雀学部:笑)に通っていた、この従兄弟にひとこと云ったら、「それじゃー、クルマ借りてくるけん、見に行こ、見に行こ(”に”に軽くアクセントがくる、独特の九州訛りで)」と都内中を巡ってくれた思い出も懐かしいです。そういったコトから、現在のマセラティ屋(スーパーカー屋)店主というワタシの立場を形成した張本人の一人とも云えないコトも無いワケです。
このあたりで、ちょっと整理しておこうと思うのですが、この段階で「2012年8月13日(月)」の夜だって知ってましたか(ワタシも、たった今知った:笑)?・・・このシリーズの”その2”から本日お送りしている”その7”のこの段落の文章(と下左写真)までは「8月13日」ただ一日の出来ごとであります。ワレながら「アホ」としか云い様がありません。
海のすぐそばに「小浜観光協会」の広々とした共同駐車場みたいなのがあり、そこにクルマを停めておきます。
翌朝起きて、クルマの様子と海を眺めに散歩がてらにヤッてまいりました。ここからが「2012年8月14日(火)」のハナシですからね。
この場所は天気さえ良ければ背景の景色がスコーンと遠くまで見渡せるのですが、残念ながら今朝もいまだ小雨がじゅるじゅる降っております。夜半には激しく降っていた様子で、窓を叩く雨音で、夜中に幾度か目が覚めたくらいでした。
ちょっと、イタズラ心を発揮して、さらに「3」を追加するためにわざわざ「3速」に入れた走行中のメーター写真を撮影いたしました。ほぼ成功。
宿に戻るとスッカリ朝ごはんの仕度が整っておりました。極めてオーソドックスな正しい旅館の朝食メニューであります。GWの高野山の時も書きましたが、こういう時の御櫃御飯って、どーしてこうもウマく感じるのでしょうかね。普段一枚のパンとコーヒー、そして自家製カスピ海ヨーグルト(きなことビール酵母粉とピーナッツ粉とブルーベリージャムをイレてかき混ぜて食す。その道のプロしか喰えないスンゴイお味:笑)とリンゴジュースの「酢」割りという朝食を十年一日の如くに実践しているワタシ。朝からこんなウマいもんが食えると思うと、思わず三杯飯にもなろうと云うモンです。ごちそうさまー。
ここで「記念写真」をば。ここの大将である従兄弟と、そのヨメさんである女将さんであります。
従兄弟はたいへん若くみえますが、ワタシの11才上ですから、アンチエイジング法を聞いてみたいモンですが、聞き忘れた。
同様に女将さんの方も、「じゃらん」などの口コミコメント欄などでは必ず「美人女将」と評されている様子でたいへん若々しくも働き者。「むつみの宿 和多屋(わたや)」と申します。近辺の方は機会があればお立ち寄りください。違いの分かる高年齢層のお客さん方からは、質量ともに夕食メニューが絶賛されているようですよ(いつも夜遅く到着するので、残念ながらワタシたちは、いまだ御相伴に預かったコトがないのです。一度食べてみたーい!:泣笑)。まさにリーズナブルな宿の鑑であります。・・・「また来るからねー」
お昼頃までには「大分」入りしたいので、高速の「諫早」インターを目指します。
このあたりのヒトの交通マナーは、ひとことで云えば「超安全運転」、云いかえれば「めちゃくちゃトロイ(笑)」。だけどセンターラインがずーっと黄色いので、いかにも追い越すコトが出来ません。ルームミラーも付いてない(笑)らしく、いつまでもどこまでもマイペースを貫かれてしまいます。
それでも、空いた高速を快走し、お昼過ぎには大分インターを出るコトが出来ました。
あとは、ナビに任せて目的地を探します。「目的地周辺に到着いたしました。音声案内を終了します」と、いつものように肝心のところで、無責任なナビには放り出されました。「だいたいこのあたりだと思うんだけどなぁー」・・・あっ、「青いミニ」を発見!自信を以って表札を一応確認すると「Y下」とある。えー、ココ違うのかなー、「I藤」ぢゃない。躊躇するまま一旦通り過ぎてしまったところで、携帯電話が・・・「あー、ココでいいの!戻ってきて」だって。表札くらいはチャンとしてくださいよー(笑)。
じゃーん!またも登場、「Rたろう先生」でいらっしゃいます。昨年11月、「高野山」以来の再開です。奥さまや二人のお子さんとは1年ぶり、皆さんいよいよお元気そうで何よりです。
「早速、昼御飯にイキましょう」と促されるまま、ミニとコンボイで走ります。ジャガーXJ-SのV12から、最近このミニ(ポールスミスバージョン)に足車を替えたらしいのですが、先生は結構お気に入りの御様子でした。
大分、由布院、別府・・・。この辺では何をするにも、ドコに行くにも、高速に飛び乗ればひとっ飛びという感じでいつも羨ましく思います。
「チョット、ひる飯に・・・」が高速移動ですからね。ある意味「アメリカン」な暮らし向き。いえいえ、Rたろう先生は「違うよー、ヨーロピアンだと云って」と宣まうコトでありましょうね。ミニとコペンと抜きつ抜かれつ、九州独特の雄大な山の風景をも満喫、つかの間の高速走行を楽しみました。これが、275GTB/4と初代ギブリ若しくはミウラの競演だったら、もっと絵になるんでしょうけども(お互いに泣:笑)。・・・でも「紅の疾風」がもうじき御邪魔いたしますからいいぢゃないですか、可愛がってやってくださいな。”青いの”と”赤いの”で仲良くしてね。
別府インターのほど近くの日本料理店で御馳走してくださいました。ここのお店スゴクいいです。ヨメは「(久留米で登場した)みーちゃんにも教えてあげよ」と云ってました。
「あー、おいしかった!」で、表に出ますと「Rたろうジュニア君」が我がコペ蔵のトランクに貼りついたラゲッジラックをいきなり引っぺがそうとしております。「あー、ダメダメ(笑)」
別府から、あっという間に大分市内の「Rたろう先生宅」に戻ってまいりまして、小一時間ほど談笑を楽しみ、コレまた、あっという間ではありましたが御暇するコトにいたしました。
フェリーは当日予約を受け付けないそうなので、現地乗り場でのキャンセル待ち扱いになるとのコト。「それじゃー、早くイッとかないとね」というハナシになり、先生御一家も見送りのためにわざわざ「佐賀関」まで御同行くださいました。ここって、「関サバ」とか「関アジ」で有名なところですよね、あとから考えてみると(現地では、フェリーに乗れるかどうかが心配で、なんも考えて無かった:笑)。
この「国道九四フェリー」は、その名前のままに、海上航路自体が「国道」扱いなんだそうです、面白いですね。
ですから大分県側も対岸の愛媛県側も同じ番号の国道になっています。遠い将来に架橋されるようなコトがあれば、きっと無くなっちゃうんだろうなーと思うと、ちょっとサビシイものがありますが、仮に「九四連絡橋」が掛かれば、たこちゃんズ旅にもグッと広がりが出ようと云うモノです。
・・・それでも、本日は、いまだフェリーだけが頼りであります。
時間が来てクルマの中で待機していると、先生の奥さまが色々と売店で購入したお土産を差し入れてくださいました。「それじゃー、また!有難うございましたぁー」と車中より手を振ると、一旦先生御一家のお姿は見えなくなりました。
あとは順番を待つだけであったハズのワタシたち。・・・「はい、ここまでー」PM17:00出航の便、惜しくもたったの「二台手前で」切られてしまいました。
「あー、惜しかった、やっぱ5時のはダメでした」「じゃ、もうちょっと待とうね」
キャンセル待ちをする間、Rたろう先生の御子息たちは、備品のリアカーを引っ張って遊んでいます。そのうち係員のおっちゃんが出てきてオコられてましたけど(笑)。
お忙しいのに、さらに一時間もお付き合い頂き、ようやくPM18:00定刻通りの出航です。船上のワタシたちを見送り、いつまでも手を振ってくださる、Rたろう先生の御一家。
写真でも分かります様に、ホントに「ちーさくなって」完全に見えなくなってしまうまで岸壁にいらっしゃるのがワタシたちの方からも見えていました(奥さまのオレンジ色のお召しモノがよく目立ちました)。ちなみにコレの反対側から見た船上のたこちゃんズ画像が「Rたろう先生のブログ(8月15日アップ分)」に(やっぱり勝手に:笑)アップされておりましたので、そちらの方もご覧になってみてください。
今日は、まったくホンの数時間だけの大分滞在でした。まだまだゆっくりとおしゃべりを楽しみたかったのですが、先の予定も詰まっておりましたゆえに失礼させて頂きました。Rたろう先生御一家には、毎度心より感謝いたしております。「有難うございました(ペコリ)」
フェリーっていいですね。安価でつかの間の「客船気分」がしっかりと味わえます。
とりわけ夕暮時には、刻々と変わっていく空の色、海の色がとても美しく感じられ、潮風にあたりながら一服つけるのは譬えようもない充足感です。
今日は、たまたま一本乗り損ねたためにソレが却って僥倖となり、PM18:00発のこの”夕焼けタイム便”に図らずも乗ったというワケですが、これはこれでヨカッタですね。70分という乗船時間も長すぎず、短すぎずでちょうどいい按配。しばしの間、その変わりゆく風景を存分に楽しむコトが出来ました。
そうこうしているうち、徐々に日も暮れてまいりました。東京よりも日が長いとは云え、PM19:10ともなりますと、さすがにトップリと暗くなります。
しばらくすると、すぐ近くに四国の灯りが見えてまいりました。大分からクルマでここまで来ようと思ったら、かなーりトンデモない行程になりますが、わずか70分で愛媛県入りを果たすコトが出来るこの「国道九四フェリー」、今後も頑張って頂いて航路廃止にならぬよう、節に願うばかりです。ホントにワープした感じでした。「さようなら九州、こんばんは四国」
フェリーを降りたら、その後も国道と高速を走りに走り、なんとか今晩の宿に到着!松山市郊外です。
時刻はPM21:08と表示されておりますね。たまたま掛っていたのがイーグルスのホテルカリフォルニアであるのが御愛嬌(ネラってたワケではありませんヨ:笑)ですが、そんなにオシャレなところではありません。周囲を見渡しても、ただただ真っ暗。国道からちょっとだけ入ったところなのですが、ファミレスもコンビニもありません。
なんか、玄関とロビーのイメージでは、とりあえず「ダッセー(泣笑)!」という感じ。さらには受付のねーちゃんに夕食のルームサービスを頼んでみたところ、アカラサマに嫌悪感を噴出しておりましたので、クルマでそとに喰いに行くコトにいたしました。
というわけで、第一印象は「結構ダメかも」だったのですが、カギを渡されては恐る恐る部屋に向かいドアを開けてビックリ。その広さ、清潔さ。そのびっくり価格を考えれば、部屋の造りは大満足です。
ホテルというよりも、立派なドミトリーの一室といった感覚。低層階なので窓のそとのビューこそはたいしたコトありませんが、夫婦二人には十二分な広さです。ベッドもデカくて良く寝られそう。んじゃ、フロにでもはいりますか。
ここの宿は、基本が「温泉の御風呂屋さん」といった感じのところなので、当然宿泊施設の各部屋に用意されているお風呂は全室温泉です。
御風呂の形態はジャグジー付きとか、岩盤浴付きとか色々と選ぶコトが出来るのですが、ワタシたちは、この檜風呂の付いた部屋を選んでおきました。檜の爽やかな香りで気持ちの良いコトこの上ありません。「今日も一日、長かったなぁ・・・ムニャムニャ」
それじゃー、また明日!
« たこちゃんズGT”2012夏”(その6:長崎市内探訪③・・・”オランダ坂”を上って降りるだけ:笑) | トップページ | たこちゃんズGT”2012夏”(その8:松山→奥道後:アパッチ野球軍のふるさとを訪ねて:笑) »
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
« たこちゃんズGT”2012夏”(その6:長崎市内探訪③・・・”オランダ坂”を上って降りるだけ:笑) | トップページ | たこちゃんズGT”2012夏”(その8:松山→奥道後:アパッチ野球軍のふるさとを訪ねて:笑) »
まさに「8月14日、夏の思い出」ですね。
Rたろう先生の手を振るシーンが印象的です。
ブログは完璧「オール5」です。
投稿: Wさま | 2012年8月29日 (水) 23時16分
8月14日といえば、東海地方は大雨だったのを思い出しました、JRが止まってしまって困ったなー。
それにしても、暑さが続きますね、午前中の外仕事がツライです。早く秋にならんかなー。
投稿: 一松 | 2012年8月30日 (木) 07時36分
内容がぎっしりと濃いーですね。従兄弟さんの宿から墓参、Rたろう先生訪問、そして船上を経て、一路松山。風林火山?やっぱ、電光石火か。
投稿: 練馬のH | 2012年8月30日 (木) 08時40分