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« ジジイのワタシ、気になる”チビども” | トップページ | ”趣味そのもの”と”趣味性”のハザマ(その2) »

2012年9月22日 (土)

”趣味そのもの”と”趣味性”のハザマ(その1)

 はい、こんばんは。今日一日も練馬は朝から雨が降ったりやんだりのハッキリしない天候でした。何といってもトピックスは、ワタシが今日から「長ジーンズ」といういでたちになったコト(笑)。やはり気が付くと”セミさん”の声はスッカリ聞こえなくなり、夜中に耳を澄ませると「コロコロ・ちんちろりーん」系の合唱に変っております。こうして季節は移ろい、またまたトシをとる(最近コレばっか:笑)。

 ところで、昨日の当ブログ、”シメ”を「高級イメージのブランドネームを纏った”小さな限定車”たち」のハナシとしてしまったため、皆さんのコメントも結構そちら方面の話になっているようですね。色々な車名が登場いたしました。

 やはりイタ車屋のブログにやってくるお客さん方ですから、「現行フィアット500」由来の限定車の名前がアレコレと出てまいりました。だけど、ホントにかつて「アバルト500」を所有されていた「一松」さんからのコメントにもありましたように、「500」の派生車種、限定車は極めて広範にあり、ワタシの様に”オツムの弱い中古車屋泣かせ”の存在であります。

 例えばこんなのもあったりします・・・

 アバルト695 トリブート フェラーリ トリブート アル ジャポーネ

 ・・・「はいはい、わかりました(笑)」”限定車の中の限定車”というワケです。

 実はワタシ、同じイタ車でも、ホントは「アバルト野郎(笑)」になる予定だったのですが、突如日本に襲来した”バブル景気”のせいで、ソレになり損ねた過去を背負っております。ですから「アバルト」という、かつてはコンペティションカーの製造メーカーであったブランドネームにはひとかたならぬ”想い”があります。

 何と申しましても、ブランドネームの版権(?)を持つ親会社様の意向ですから、今となっては致し方無いのかも知れませんが、アバルトというブランドに対する”リスペクト”がまったく感じられないところがイケませんね。もちろん、跳ね馬にも三叉鉾にも失礼です。想うに、造って売ってるヒトたちにも若干の良心の呵責があるうえに、本物のフェラーリやマセラティ乗りの方々からの”お叱りの声”が掛かる可能性も十二分に考えられるから、「サソリ+跳ね馬」とか「サソリ+三叉鉾」のエンブレムは付かないという寸法です。だいたい”フェラーリのホイールをヒントにデザインした専用17インチ アロイホイール”って、そんなの有難くもありません。マセラティの扱いにいたっては、”内装の雰囲気だけ”に見えます・・・プンプン(怒笑)。

 ワタシの独断的私見ですが、現在のフィアットグループが総力を結集して制作すべき「アバルトの最上位バージョン」とは、外形は「現行500」のままなんだけど、エンジンは後ろに持っていき、フェラーリの4200エンジンを強引に括りつけて「フタが閉まらなくなってる(様に見える:笑)」ようなモノであるべきです。で、フルタイム四駆でF1マチック付。→コレでレースに出たい場合は、現行レギュレーションなどの問題は”モノすごく”あろうかと思いますけれど。

 ハナシはソレますが、二代目「ルノーサンクアルピーヌ」の派生型には、「ターボ」と「ターボ2」というのがありましたね。カタチは”5”の雰囲気なんだけどエンジンはミッドシップ、もちろん後輪駆動。やはり、アバルトとフェラーリのエッセンスをともに守ろうとするなら、フラッグシップモデル足るモノ、こうでなくては。

 同じ「695」でも、あくまで”雰囲気勝負”でイクのなら、こういったセンスでいい。

 ヒトによって、「趣味」という言葉の重さが違うのは仕方が無い事だとは思います。また、向かっていく”方向性”も実に様々です。もちろん”のめり込み方の度合い”も一様ではありませんね。

 ”変り者”であると自他ともに認める(笑)ワタシの場合には、小学校に通う頃から「大人になったら”趣味”に生きよう!」と内心深ーく思っておりました。で、たまたま”一番の趣味”と思っていた「プラモ作り」に、中学生時点で”大ハマリ”した「スーパーカー」が加わり、途中自転車や、オートバイにも並行して凝りつつ、この年になって結局残ったのが原点の「プラモ作り」だけとなり、結局「スーパーカー(クルマ趣味諸々)」の方は、”メシのたね”になってしまいました。

 で、あらためて”趣味”ってなんだろね。コレは結構深淵なる問題です。

 特に「クルマ趣味」というコトになりますと、書店に並ぶ「自動車関連雑誌」の数だけ細分化されるとワタシは見ております。例えば「ゲン○ク」と「ロッ○」は根っこの出自が同じらしいので、ほとんど同工異曲の内容に見えてしまいますが、おそらく毎号読み比べていくと、”些細な力点の違い”が見えてくると思われます。で、その些細な違いこそがお互いに気になるし、またソレが微妙にイヤなので、それぞれにファン(購入して読んでくれる読者)が付くのだろうと思うワケです。どちらも買ってるヒトもいらっしゃると思いますが、その方は”微妙な違いを”違和感を感じずに飲み込めるココロの広いヒトでしょう。

 女性の皆さん、仮にこれから「お見合い」をするとして、相手方のプロフィール欄に「自動車が趣味」と書かれていた場合には相当な注意(笑)が必要です。

 シャコタンの180SXで大垂水峠や六甲を毎週日曜日の早朝に”攻め”に行ってるヒトは間違い無く「自動車が趣味」と書くコトでしょう。

 現在ですと「痛車マニア」も当然自動車趣味の範疇に入りますし、キャンピングカーで旅行をするヒトも、もちろんそう。

 普段は日常車に乗っているヒトも、サンデーレーサーとしてサーキットで活躍しているかもしれない。これも職業でなければ、やはり趣味でしょう。

 4WD車で林道攻めのヒトも、旧車に凝ってるヒトも、エアウェイヴにクルマより高価なオーディオセットを組み込んでいるヒトも・・・キリが無いのでこのあたりでヤメておきますが、何しろ広義の”自動車趣味人”とは斯くも広範な人種を表してしまう、極めてぼんやりとした概念であるコトが分かります。

 その一方で、近親憎悪という言葉がありますが、自分と趣味嗜好があまりにも近いのに、ディテールに突っ込んでいけばいくほど、その”感性領域”に属するビミョーな違いとか”歴史認識”の差を感じるコトこそが、自称他称のクルマ趣味人たちをとてもイラつかせるものです。ですから、「特定の車種限定の御集り」には段々と人々が寄り付かなくなっていってしまう。さも無ければ、何となく集まってメシでも喰おうという会になっていってしまうのです。そりゃーそうですよね、”趣味の世界”で集まってるのにハラを割ってクサシあったり、ホメあったりを本心から出来ないなんて、そもそもが間違っちゃってるしストレスの元。シゴトの息抜きなんですからね、あくまでも”趣味”は。

 ネットで”みんから”や”2ちゃんねる”などのクルマねたサイトを見ますと、そのあたりが本当に良く出てしまっています。で、段々と”ディープにやって行きたい”ヒトの居場所が狭まってきてしまう。

 そこに、昨日の様な「メーカー側がクルマ好きのジジイにムリヤリすり寄ってきた」ような、いわば”媚びた”クルマたちを次々と見せられますと、ワタシなどはかえっておヘソを曲げてしまうのです。

 いや、媚びること自体は、本来まったく悪いコトではありませんよ。商売なのですから、少しでも魅力を感じられるように誂えるコトには何の不満もありません。

 但し、少なくとも”趣味人”を自覚する(しかも長年その世界にドップリのジジイたちなどの)人々に訴える「何か」とは何か(笑)、コレくらいは押さえつつ商品開発をして欲しいというコトです。

 とは申せ、こういった「”趣味性”だけはたっぷり封入された」破格の”超高級限定小型車”をあっと云う間に完売させてしまうんですから、世界の富裕層って、とっても余裕があるんでしょうね。

 ツカれたので続きはまた来週と云うコトに(笑)。

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コメント

日々、お疲れさまです。
重箱の隅で申し訳ありませんが、5ターボは初代5のWRC用グループ4ホモロゲモデル、5ターボ2はその普及版、初代5アルピーヌはそれらとは別でFFのままアルピーヌがいじったもの、ということだったような気が…。ともあれ、5ターボには5ターボならではの、5アルピーヌにはアルピーヌなりの良さがあると思います。

最近の大手メーカー(特に日本の)に関しては、趣味人なんて相手にしていないのではないかと…。ちょこっとこだわりがありげに見えればそれでいい小金持ちがひっかかればそれでいいという。クルマに限らず、かなあ。

↑「おぐ」さん、すいません! ×二代目 ○初代です。”二代目”を消したつもりだったのですが、推敲が行き届いておりませんでした。お詫びの上訂正いたします。”派生型”という言い回しも誤解を招くかもしれませんが、文脈から文意を汲み取って頂ければと思います。5アルピーヌは、かつて自身が所有しておりましたが、軽快に上下するタコメーターを見ながらのブリッピングはヒジョーに爽快なモノでしたヨ。

今日、夕刻は自転車で走ると「肌寒い」、だんだん日中もラクになってくるなーと、実感しております。

趣味は人それぞれで口を出したらダメなのでしょうね。若い頃、峠好きの方と話していて、アシをどうする、ロムを変える等、イロイロ聞いてたら煩くなったんで「そんなことしてもフェラーリが来たら負けじゃない?、いや速さとかじゃなくてね」と言ったらケンカになりました。今は「人それぞれ」がわかるオトナですのでそんなことありませんが。

高級小型車といえば205は当時パリで「BCBG(古!)」系に愛される高級小型車とのハナシでした。

「フタが閉まらなくなってる(様に見える:笑)」笑ってしまいましたが、ワタシも大賛成です。
力士の名前ではないですが、「勢」のあるクルマが出てくることを願いたいものです。

ああ、西湘バイパスで族が唸っているのが聞こえる。勢い違い(笑)。

15年程前に買った中古車情報誌の記事でフェラーリ博物館の館長さんのインタビューが掲載されておりました。
あやふやな記憶をたどれば館長さん曰く、「フェラーリが欲しいが予算が無いからフルファロメオに乗るのは全く筋違い。一番安いフェラーリを買いなさい。必ず壊れます。そして、それらに向き合う事でフェラーリの何たるかが理解出来る」と言ってたような。でも、所有しなければ解らない世界ってのはまさしくビトルボ系マセラティに当てはまる。
相変わらずフェラーリに憧れを抱いているものの、フェラーリが買えないからビトルボを所有しているのでは無く、フェラーリとは全く相容れないマセラティ独自の魅力があるので離れられません。
これは病気なのか。
はたまた、呪いなのか。

難しいですな。趣味って…。増してや車となると。囲碁が趣味ですとかは言い易いかもしれませんが。私は未だかつて自動車趣味ですと人前で言ったこともないし、第一、車が趣味なんて(公然と言ってしまえるのが)恥ずかしいと思ってしまうわけです。好きには好きですが、運転技術を追求するわけでもなく、熱心に磨いたり整備したりもなく、特定のクラブに所属したりしたいともあまり思いませんし。(練馬変態倶楽部には少し入りたい)でも〇ヨタ〇リウスとかよりは〇セラティ228(〇は要らないか:笑)に乗りたいとか思うのです。うーんよくわからん。

そこへいくとルノーって結構骨のある(ある意味バカな?(笑))メーカーですね。
5のあとクリオになってもミッドシップモデルを出してましたし、クリオ・ウイリアムズはホモロゲモデルでしたし。
アバルトなりアルピーヌなり、チューナーの名前を冠したモデルがあるのはプジョー乗りとしては羨ましいんです!プジョーは「プジョー・タルボ・スポール」なので響きとロゴは嫌いぢゃないですけど、自分ちぢゃん。。。って(苦笑) 205だと、ラコステとかローランギャロスとか、ポロシャツにアイボリーのチノパンなイメージでアバルトやアルピーヌとはかけ離れてます(爆)

趣味のクルマではあっても、その1台だけで通勤から遊びまで全部こなしてしまうって人もいますしね~ 趣味そのものでもあり、趣味性のものすごーく高い道具とも言えそうで考えれば考えるほどムツカシイです。

 なかなか奥深いですね。松戸のSさまのコメントと同じで、車が趣味っていうのが憚れる、恥ずかしい気持ちわかります。横浜の方のモダンマセラティの専門店のシャチョーさんは、「マセラティとか外車乗る人は見栄だからね」って言ってましたが。それだけではないかなと。
 特にレースに出る訳でもなく、運転技術を磨くために努力する訳でもなく、ドレスアップやら、車オーディオに凝る訳でもなく、月2回くらい雨の日を避けて、朝ドライブに、一人で、あるいは友人と行く、年に1、2回長距離ドライブに行く(で覆面に捕まる?)、去年から車クラブに入って、色々な同じメーカーの他の人の車を見たり、苦労話を聞いたりする。あるいは車が好きな友人と運転変わって、楽しむとか、そんな程度の車趣味なんですが。
 足車やレンタカーでのドライブ旅行も悪くはないんだけど、何か欠けているんですね。やはりマセラティで行くのが、楽しいんです。人から見られるという見栄?、いや結構知られていませんからね、マセラティは。そのドライビングや、エンジン音、マフラー音などを楽しみながらのドライブ旅行。スタイリングや諸々で欲しくなった車ですから。見栄をはるなら、もっと派手で、高そうな、あるいはもっと高値な(買えないけど)車を走らせればいいですから。

「車趣味」この言葉って、確かにとんでもなく範囲が広いですよね。
結局人それぞれ、「他人に迷惑をかけなければ、あとは自分が楽しければオッケー」ってことなんでしょう。
向いている方向が違う人とは、あえて深くつっこんだ話をしない方がお互いに幸せだったりもしますよね。

先日、同窓会(おっさんばっかりの飲み会)に参加した時に友達から、
「今度さー、趣味車にプ○ウス買おうと思うんだけどどう思う?」と聞かれ、
「へ?・・・べっ、別に、い・・い・・いいんぢゃない?」としか答えられませんでした。
私にはすっごく新鮮な発想でしたが、今だに理解出来ません(笑)。

子供の頃、スーパーカーブームでクルマが好きでした。
学生の頃、クルマには全く興味が有りませんでした。
社会人になってからクルマに関わる事で再びクルマが好きになりました。クルマの運転が楽しくなってから国産のスポーツカーが好きで、セダンに興味は有りませんでした。
ところが、30歳頃にマイクロ・デポのホームページを発見。ビトルボ系マセラティに惹かれました。ビトルボ系マセラティはカッコいいと周囲に告げても反応はイマイチ、多くはふ~ん、そう・・・という反応でした。でも、ビトルボはカッコ良かった。どんなガンコ親父の店なんだろうとドキドキしながらマイクロ・デポを訪問してビトルボを拝見した時の感動は今も忘れられません。ガンコ親父と恐れていた岡本社長も会ってみれば陽気な方で敷居は低く肩すかしをくらいました。
そして、ビトルボ購入後も、大方周囲の反応は冷たかったのですが、一部の人たちはカッコいいと言ってくれました。
でも、それだけで十分です。だって、ビトルボがカッコいいのは当たり前だもの。
25年前、ビトルボはカッコいいクルマだったと思います。
ですが、デカいクルマがカッコいいと錯覚されている昨今、ビトルボの横にデカいクルマをベタ付けされる事も度々。でも、許しちゃいますよ。解らない人には解ってもらえなくとも良い。
それでも、解る人には解る。
何度か、見知らぬ人にビトルボを褒められました。
それだけで十分です。

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