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2012年10月の27件の記事

2012年10月31日 (水)

マセラティスパイダーザガートを納車するハレの日

 わーい、わーい!今日は天気もいいし、絶好の納車日和。”名古屋のWさま”マセラティスパイダーザガートの「納車の儀」を午前中からとり行いました。お土産に頂いた”味噌煮込みうどんセット”を今日一日のハゲミにして(笑)元気よく過ごすコトが出来ました。本当に有難うございます。無事に御帰りになったかなぁ。(→無事に400Km弱の道のりを走破して、名古屋にお着きになったと、メールを頂戴いたしましたので付記しておきます。有難うございました。 PM19:20追記)

20121031012012103102 ここからは、昨日のデポ場内の風景です。朝一番でホイールをはずし、リフトアップしたまま作業を開始いたしました。

 はずしたホイールはオモテでワタシがシコシコと洗っております。朝の水仕事が結構ツメたく感じられる気候になりました。気が付けば10月も過ぎて行くのですね。ああ、そろそろ「鍋」がウマい季節だなぁ・・・。

20121031032012103104 ・・・なんて、ワタシが感傷にヒタりつつホイール洗いをヤッてる間に、場内の「ゴリさん(三男)」はつるつるとラジエターを降ろし、ウォーターポンプを替え、新品タイミングベルトを張り・・・あっ、もうカバーが付いちゃってる。

 このように、過去に一度大掛かりな重整備を当店で施してある個体では、再度整備する段階での「ハマり」が少ないので、本当に助かります。一本のボルトを抜くのに、エアツールで5秒の場合もあれば、ボルトが折れて、ソレを除去するだけで3日になっちゃう場合もある、というのがイタ旧車の世界。

20121031052012103106 喜ばしいコトに、今回は「(泣)」系のトピックスがありませんでしたので、ここからは急遽予定を変更(笑)して、またまた下周りのおべんきょーの時間(最近コレばっかし)。

 昨日のマセラティギブリ先日のマセラティ430などと比べて頂くのも、また一興かと思います。似てるんだけど違うところが面白いですね。リア周り中央部は、やはりスペアタイヤの存在が目を惹きます。マセラティレンジャーデフのデフクーラー装着車や、いわゆるフェラーリデフ車においては、スペアタイヤとその吊り下げケージがオミットされます。昨日のギブリでは、ここにチャコールキャニスターがぶらさがってましたね。ここには写真がありませんが、スパイダーザガートでは、ソレがエンジンルーム内の左前方に位置しています。全然付いてる場所が違うんですね(モノは一緒ですけど)。

2012103107 2012103108

 

 左の二枚の写真は、上が車体後方で、下が車体の前方です。

 ビトルボ期のマセラティでは、床下のボディフロア造作部分全面に「チッピングガード」塗装がゴッテリと分厚く施されています。概してビトルボ系マセラティにおいてはボディのサビによる損傷というのが、経年を考えれば非常に少ないですが、こういった見えないところのひと手間もその一環を支えているモノと思われます。このガード塗装、ひょっとすると「旧ガ○ーヂ伊太○屋」さんがインポーターであった頃に日本仕様独自のモノとして採りいれた仕様なのかも知れませんけど、旧いロールスロイスなども床下はこのようにガードされているものが多いです。

20121031092012103110 今度はフロントバンパー周辺です。後期型フェイスのビトルボマセラティにおいて、そのバンパー材質には二種類あり、柔らかさが違います。

 バンパーのアンダーカバーは前期型フェイスのものには付いてません。この写真からも「フォグランプの電球交換は大変そう」であるとの想像が容易に出来ると思います。フロントスタビライザーの線径は、シャマルにおいてはもっとずーっと太くなっております。

2012103111_22012103112 さあ、このカットは今までに御披露したコトが無い角度だと思います。左の写真がフロントバンパー右側内部の状態、右の写真が左側内部の状態になっちゃってます。ややこしいコトしてすみません。

 「ヒャーン」音で御馴染のエアホーン二連はこんなところに入っているのでした。サイドマーカーの電球を交換するのも、クルマの下にこうして潜るか、腕のながーい(しかもヒジから先だけが)ヒトにたのんで、バンパーの裏を弄ってもらうか(若しくはステアリングをフルに切って、フェンダーライナー前半部をはずすか)でどちらにしてもワンタッチでは叶いません。その隣にある「バキュームポンプ」と称しているヤツが、エンジン始動後に「じーこら、じーこら」と音を出している部分です。

 ウインドーウォッシャータンクは結構大容量ですね。ウォッシャーポンプの代表的なトラブルはポンプ吸入口にあるネットフィルターの詰まり。タンク内に経年で生成された「澱(オリ)」がネットを詰まらせて「音はすれども、水は出ず」となります。ポンプのタンク取り付け基部にあるゴムパッキンがダメになって、ここからウォッシャー液が浸み出てしまい、気が付いたら「カラ」というトラブルもあります。いずれの場合も、その攻撃方法は前項「サイドマーカー電球交換」と以下同文であります(泣)。

20121031132012103114 リアのブレーキ、ディスクローターはソリッドです。現今スーパーカーの些かバケものじみたローターを見慣れた目には「コレで大丈夫?」と思われるかもしれませんが、必要にして充分以上の耐フェード性がありますのでご安心を。ローター内部にはブレーキライニングを装備し、コレをパーキングブレーキとしていますが、その効きは皆さんが良く御存じの通りで「必要にして不十分(大泣)」なシロモノです。車検場では「エビぞる様に」レバーを引いて、検査を通過するコトが出来ますが、毎度そんなヒキ方してたらインナーワイヤーがダルダルになってしまいます。オートマ車の方は、シフトセレクターを必ずPレンジに、マニュアル車の方は、必ず”1”か”R”かのポジションにギアを入れたままエンジン停止してクルマを離れる・・・マセラティに限らず、フェラーリなど旧いイタ車乗りには、いまや常識のハズ(笑)です。

 ゴムを鉄板に焼き込んだエンジンマウントは、ギブリのものと違いますよね。こちらは今でもリーズナブル価格なので、車検二回に一回の頻度で、最低でも交換しておきたいモノです。

20121031152012103116 洗いあげた四本のホイールは裏も表もツヤ出し剤で仕上げておき、装着の時を待ちます。

 現在、前後のタイヤサイズが異なるスパイダーザガートやカリフの場合、前後同銘柄同シリーズで選定すると、こちらのTOYOプロクセスという選択のみとなっております。「マイナーな番手」救済銘柄の「プロクセス」さんには、今後もフンばってほしいモノです。あっ、サイズ違うけど、228やシャマルもそうですからね。

 このマセラティスパイダーザガートというクルマ、ワタシの後半生をクルわせた張本人というくらいの逸品ですから、「イタリア車マニア」の方々に限らず、「クルマ好き」を自称される方々は、やはり一度味わってみて頂きたいモノです。「剛と柔」が高レベルで調和した上に、絶対的な動力性能やハンドリング領域においても、ソレが完調ならば素晴らしい世界をお楽しみ頂けます。その上、オープンエアは最高ですよ!

 それじゃー、また明日!

2012年10月30日 (火)

マセラティギブリの下周りを詳解する

 ひーこら!あいかわらず「匍匐」の日々を続けております。ワタシも何時の日にかは華々しくイベントデビューしてみたいモノですけど、毎日がコレじゃーねぇー(笑泣)。まさにビンボー暇無しを絵に描いた様です。ヨメが千葉の家に帰っているので、今日もアパートでペヤング喰いながらコレ書いてますけどね。

20121030012012103002 ・・・気を取り直して、今日も「本ネタ」でイッてみましょう。マセラティギブリ(福岡のTさま号)は、すでにリフトから降りまして、昨日御紹介した天井張替工程中ですが、数日前に撮影いたしました写真の数々を使いまして、今日は下回りのおべんきょーをしてまいりたいと思います。

 いわゆる「フェラーリデフ付きギブリ」というのがこのあたりの年式のものでして、太い鋼管で出来たサブフレームがガッチリと周囲を囲んでいるのも特徴的です。この風景はマセラティ3200GTもよく似たモノ(アッチはサスペンションアームがもっと凝ってますけど)ですね。

 続いて、ギブリやガンディーニクアトロポルテ(エボ前V6モデル)に共通のキャタライザーユニット。ご覧の様に左右バンクが独立した経路を持っております。

20121030032012103004 次にオートマオイルパン周辺を後方からと前方からのショット。

 下から覗いても、出来得る限り重心を下げた上、左右対称になる様に設計されているのがわかります。タマに違う銘柄のをリフトアップして眺めると、あまりにもアンシンメトリーな感じのするモノが多くて、すごく落ち着かない気持ちになってしまいます。当然ヘンなのは、我々の方(笑)です。

20121030052012103006 今度は、さらに前方のフロントバンパー周辺です。

 色んなモンが付いていますが、それを覆う一切のカバリングはありません。

 ”漢”らしく丸ハダカといったところですが、パンツは履こうよ、せめて(笑)。せいぜい風邪をひかぬ様に御用心といった感じです。冗談はともかく、ハラ打ちもさるコトながら、大きな水たまりや冠水道路にはくれぐれもご注意ください。えっ?雪?・・・コレを見ても、なおチャレンジしてみたい御仁は、どこまでも自己責任でどーぞ(笑)。オイルクーラーガードでラッセル車ごっこが出来るかもしれませんね。

20121030072012103008 この間、当ブログで取り上げました「腹打ちに気をつけようネタ(要旨)」の実はビジュアル版が、今日のお題の目指すところです。

 一度、その記事に目を通して頂けますと、本日の写真のひとつひとつが「あー、そういうコトなのね」と理解の助けになることでありましょう。そんな中のひとつが上左の写真。ステアリングラックのコラム軸底面のヒットは一発でラック交換となりますのでご用心、御用心。ましてエンジンマウント(ちなみに、ここのところ常時”スーパー狂乱時価”で御馴染のコマったちゃんパーツ:笑)のあたりを打ってるようじゃ、クランクケースがワレます(笑)。

20121030092012103010 左の写真で、「おさらい」をしてみてください。

 ハラ打ちとは無関係ですが、ギブリとガンディーニクアトロポルテ(エボ前V6車)のオートマ車には、ご覧の構成で四個のミッションマウントラバーが使われております。タテ二個、ヨコ二個です。エキゾーストパイプまでをもついでになんとかしようとしているところに相変わらずムリを感じますけどね(笑)。

20121030112012103012 うー、何とかタテ方向のマウントを片側のみ撮影成功しました。使っているマウントパーツはタテヨコ同一のものです。

 オートマ車でリバースギアに入れた時などに蹴っ飛ばされる様な挙動を感じる個体は、このミッションマウントのドレかがズッコケてる状態であるコトが多いです。「ああ、ミッションが逝っちゃったよー」と嘆く前に、ミッションマウントを何時の頃から交換してないかを、まずは思い起こしてください。

 あー、今日も真面目に本ネタ勝負してしまいました。そろそろ脱線してもいい?

 それじゃー、また明日!

2012年10月29日 (月)

マセラティギブリ、天井をハガすと・・・

 あいよー!こんばんは。昨日までのコメント欄を拝見いたしましたら、「練馬のH」さんと、「一松」さんは、「○デイ(って、なんのコトだったかしら・・・:笑)」にイッてこられた御様子で、新旧マセラティの世界を存分に楽しまれたコトと思います。

 ところで、一年半近く前に当ブログで取り上げたネタ「キ○イダーのサイドマシンはカッチョいい(要旨)」において、勝手にリンクを付けさせて頂いていた「ハイナ」さんより、本日になって当該ページにコメントを賜っております(「ハイナ」さん、有難うございました!)。こういう交流が出来るのも、イベント的でヨイですね。もっとも、ワタシはほとんどイベント系行事には参加しないので、ネット上のバーチャル体験と云った感じです。コレを機会に「カワサキマッハ系オートバイ野郎」の方々も「ビトルボマセラティ」に興味を抱いて頂き、一方で「ビトルボ野郎」も「マッハ」に触れる機会を得れれば、より一層モータリング愛好者の輪も相互に拡がろうと云うモノです。

 日々、顔も存じ上げない方々同士、こうしてコメント欄でのやりとりが出来ると云うのも、このブログの存在価値のひとつではあるまいかと思いますので、皆さんも「勝手に(笑)」やってくださいな。ソレにいたしましても、一度秩父まで参上してサイドマシンを拝んで来たいものではありますね。

2012102901_22012102902 今日も、しつこくマセラティギブリねた(本ネタ)でお送りしようと思います。

 ハガしましたよ、天井のアルカンタラを。ホントはこの作業は御注文の段階ではやることにはなってなかった部分なのですが、ワタシの”触感チェック”により、「コレはヤラなきゃダメだ(数か月以内に落ちてくると推論)」と云う結論にいたってしまったモノです。もちろん無償の行為(笑泣)であります。

20121029032012102904 というワケで、詳しくは写真を拡大してご覧になって頂きたいのですが、完全に「イッて」ない状態のモノですので、却ってハガすのが大変なのが、劣化ウレタンフォーム。

 樹脂のヘラを用いて「キコキコ」とひたすらコスります。ビトルボ系マセラティの中でも、ガンディーニクアトロポルテとスパイダーザガート、そして3200GT以外のすべての車種に於いて”持病”とも云える「天井落ち」。ちょっと落ちかけたモノを買ったら最後、数か月以内に「完全に」落ちると断言出来ます。「タルんだところに注射器でピュッと瞬間接着剤イレれば大丈夫です、簡単にナオりますヨ」などと云う輩を絶対に信用してはイケません。本日御披露している状態が、”張替が必要な状態”の中でも最高級(コレがギリギリアウト:笑→一般的世の中では全然セーフ)のモノなのですから。

20121029052012102906 ここには、白くてウスいウレタンフォームしか残っていない様に見えますが、ボディ側天井には厚さ30mm程の黒いウレタンフォームが残り、中途半端に風化しておりました。

 すでに表面が「モロモロ」に崩れかけているウレタンフォームにいくら瞬間接着剤をまぶしても崩れたコナが固まるだけ。むしろアルカンタラ生地にも裏側から接着剤が浸み込んでしまい、「再生不能」な生地と化してしまいます。

2012102907 2012102908

 天井部材はフロント側とリア側に分かれているようにも見えますが、実は裏から見ますとこのようにすべてが一体となっております。

 フロントとリアの中間で天井を横断している「出っ張り」。その中身がこのようになっています。アルカンタラ生地を貼り込む前に、まずはこの樹脂ベース部分をボディ側に装着(樹脂グロメットによる)して固定しておき、前後それぞれの垂れ下がった生地を貼り込んでいくのです。

20121029092012102910 この部分だけでも、手造り感爆発の”メンドくささ”が横溢しております。

 90年代の品物で、こんなに内装を造り上げるのが現物合わせに頼ってるクルマはちょっと他では見当たりません。

 ミシンと接着剤と両面テープがまずは必要ですね。アルカンタラ生地も、ただ漫然とウレタンフォームに貼ってあるだけでは無いのです。

20121029112012102912 このギブリからハガした天井アルカンタラ生地は、禁煙車であったコトもあり、非常に美しい状態を保っております。

 それでも、十数年の年月にはいくばくかのヨゴレもうっすらと付きますよね。

 デポでハズして裏側までキレイにしてきた生地部材を、ワタシのアパートに持ち帰り、本日中に洗うコトにいたしました。と云うワケで、ここからは我がアパートでの撮影画像。トリムの当たりスジにのみ、少々”黒い線状”のヨゴレがありますので念のためにシミ落とし剤を噴霧しておきます。

20121029132012102914 ・・・「はい、コレ洗濯機にブっ込んでネ」「はーい!!」 ここから先は「たこちゃんヨメ」のシゴトです。

 ホントに洗濯機にイレて洗っているところを今日は初公開しちゃいます。

 このブログを書いているうちにスッカリ洗い上がり、今は玄関にさげて「乾燥中」ですヨ(笑)。さっ、ハラ減った。ゴハン食べよ。

 それじゃー、また明日!

2012年10月27日 (土)

黒いビトルボは「夜の御菓子、”うなぎパイ”」である。

 ひょえー、夜になると、結構寒さを感じますね。本日は朝からマセラティスパイダーザガートにETCを取り付けたり、昨日までにダッシュボードハーネス結線作業を完了したマセラティギブリのエンジン再始動に成功したり、2台のマセラティ430在庫車にそれぞれお客さんが御試乗にみえたり(目黒のHさま、静岡県磐田のFさま、有難うございました!)と、充実した土曜日でした。途中でマセラティカリフを御待ちの「埼玉県のOさま(ワタシ自身が他の接客中でほぼ御挨拶で終わってしまい申し訳ありませんでした:ペコリ)」や、「松戸のS」御大(差し入れを有難うございました!)の御両名も久しぶりに訪れてくださり、お子さん連れの方もいらっしゃったのもあって、なんだか大人数でとっても賑やかでしたね。活気があってヨイな。

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 弊社サイト「マセラティに乗りませんかの方にも「フリ」だけ載せていた「430最終型」。商談が無事に済んだ同車を、暗くなってから松戸のS先生と二人でしばし眺めては、「もうこりゃ、夜の御菓子うなぎパイ以外の何物でもないな」「ホント、いいよな・・・もう、クルマ置場がもう一台分あったらすぐに買うんだけどな・・・」で、しばし沈黙。思わず見とれてしまいました。場内には、もう一台の「夜の御菓子」がブレーキローター交換も済んで「黒と銀」のコントラストでこれまたクルマ好きの心をくすぐっています。

20121027032012102704 今となっては、なんでもないベンチレーティッドディスクローターの付いた、”カラード”でも”4ポッド”でも”ドリルド”でもないブレーキシステムですが、整備・清掃して美しく仕上げるといぶし銀の魅力に溢れているとは思いませんでしょうか。

 ロードカーとしてこれ見よがしでは無いところに、却ってワタシの心は惹かれます。なんだか、うなぎパイが無性に喰いたくなった夜(笑)。

 本日は小ネタで失礼しました。それじゃー、また来週!

2012年10月26日 (金)

ある日、突然・・・(ビトルボマセラティ、スターターモーターの話)

 ♪あーるひ、とつぜーん、ふたりダマーるのぉー・・・昨日のコメント欄で「ジゴク」がミョーに盛り上がってて、ソレ見てヘンになってしまい、今日のワタシはアタマの中身がどうしようもなくなぜか「トワ・エ・モワ(音出ます、御注意を)」に(笑)。まっ、いじるのもタイヘンなら、予期せぬ時にクルマがトラブってしまうというのもイヤなものですよね。で、毎回の商談時には各機能部品の予防的部品交換をお奨めしているワケなのですが、そのような品々の中でも比較的上位に挙がるのが、今日のお題、スターターモーターです。

20121026002012102601_2 今さらながら、このネタ、前にもやった様な気がしてきたけど、まっ、いいか(笑)。

 ・・・えー、こちらが先日「突然ダマってしまう日」を迎えてしまったスターターモーターです。本日マセラティスパイダーザガートより取りはずしたモノなんですが、どのようにコワれてしまっているかを分解してご覧にいれるコトにいたしましょう。「バレオ製」のモーターユニットです。

2012102602_22012102603 ケースを分離した段階で、内部から黒々とした粉が出てまいりました。代表的な「逝き方」をしていると、この段階で分かります。

 おそるおそるカバーを取り除くと、ご覧の様にモーターのケース裏に4枚張り付いているはずの磁石のうちのひとつが無くなってコナゴナに粉砕されています。いわゆる「突然の磁石落ち」という症例です。これは本当にほとんど前触れ無く襲ってくるトラブルの代表的なもので、「心配だったらとりあえず新品交換しておきましょうよ」という商談時のワタシのハナシは、決して大げさでは無いのであります。走行距離や交換歴からは、まったく寿命を類推出来ない類のモノなので、始末におえませんね。

20121026042012102605 

 

 

 ドライバーの先をコジ入れて、いまや砂鉄と化した磁石の破片を掻きだしてみました。

 それにしてもスゴイ逝き方だよなぁー。ところで、このバレオ製スターターモーターによるトラブルはひとりビトルボマセラティのものとは限りませんで、天下のBMWあたりでも、同様のトラブルが御約束となっている車種があるようです。そんなわけで、近頃出回ってる正規純正新品では、マセラティ用にもBMW用と同じ対策が施されているよう(磁石を接着剤で貼り付けるだけには留まらず、一応脱落防止金具を付けて補強している→でも、このタイプになっても同様の症状は何時の日か出るんだけど:泣笑)です。ちなみに右の写真はスパイダーザガートのVバンク谷底にその”対策タイプの新品”を取りつけた状態です。

20121026062012102607 組み立て途中を横から覗いたところ。赤いサージタンクの下にスターターが位置しているのがわかります。

 最近は夕暮れがメッキリとハヤいので、エンジン上部のインジェクションユニットを再び搭載し、エンジンの再始動に漕ぎつける頃にはスッカリ暗くなってしまいました。スターターモーターを交換するだけなのに、なんでインジェクションユニットを全バラシなのでしょうか。・・・はい、シンメトリーに拘ったためなんですよね、きっと。バレオモーターユニット搭載のビトルボマセラティに全車共通のこの話題、人ごとではありませんよね、皆さん(笑)。

2012年10月25日 (木)

”脱法”って、やっぱ違法でしょ。

 ・・・いや、「脱法」って、むしろ法の目を掻い潜って(スレスレの)悪いコトをヤルってコトだから、ある意味「閻魔大王」的には、最高刑に相当するものだと思うぞ、ホントーに。

 ここ2~3日のマスコミ報道などで、すでにご存知の方々も多いと思われますが、ワタシが一日中クルマの中で唸っている間に、練馬区内の御近所で、トンデモ無い事件が起こっていたそうですね。

 「脱法ハーブ」の使用により前後不覚の精神状態を現じていたと称する「住所不定・無職・37才の男」が「業務用スーパー」の店内を荒らした上、逃げ際になぜか「焼きイモ」一本をカッパライ(笑)そのまま逃走。スーパーの店員(柔道有段者の19才)が追走し、近くの小学校の塀をよじ登って校庭に逃げた犯人(しかも、女子児童に馬乗りになってたと云う)を取り押さえ、なんとか逮捕したというような事件でありました。

 この地域、ウチの関係者数名の住まいもあるところ。そういった関係者宅の玄関先が逃走ルートだったらしいので、まったく他人事とは思えません。まあ、店内をハチャメチャに荒らされたスーパーの経営者や、校庭で足を擦り剝いた女の子は可哀想でしたけど、大けがしたヒトや命を落とすヒトが出なかったのは本当にサイワイでした。

 そんな事件もあって、本日の夫婦の会話。「例えばさぁー、オレ(たこちゃん)が出身小中学校とか、高校とかに”懐かしーなー”とか云って、無邪気に校庭内や校舎内に入っていったら、完全に”ヘンなおぢさん”扱いだよねぇ(笑)」「まっ、そりゃ間違い無いワネ」「(ちょっと、怒)なんだか、世知辛い世の中になっちゃったモノだよなぁ」

 ・・・ごく一部(と思っているのに実は意外と多かったりする)の”悪人”と”亜悪人(造語デス)”が色んなところで色んなタイプの(従来の法律も想定していなかった)犯罪や犯罪スレスレの悪事を働いてきたせいで、どんどん「柔軟性(法律や社会規範などの解釈をする中での”ゆとり”の部分)」が失せていってるように思います。いつもどこかで「神サマが見てる」と思う気持ちを忘れたくないモノですね。みんなコドモの頃に「まんが日本昔ばなし」とか必死に見てれば、ワルい事してた子は、あの世でエンマ様の御前に引っ立てられ、ジゴク行きの沙汰が下ってしまうと云う「冷厳な事実(ホントか?:笑)」に気付くと思うんですけどね。

 とかなんとかエラそーに云いつつも、今日も一日マセラティギブリのダッシュボード載せとハーネス結線作業の中で、さんざん「マセラティ地獄設計」による”責め苦”を味あわされたワタシは、よほど前世で大悪人だったに違いありません。肩も腕も目も、今日は目一杯ガタガタになって帰って来ました(まったくトシあるね:笑泣)。今生ではワルい事、あんまりしてきてないツモリなんだけどなぁ。

 それじゃー、また明日!

2012年10月24日 (水)

マセラティギブリ、こんどはダッシュボードの裏側を詳解

 うぅーれしぃな、うーれしいなっと!ようやくマセラティギブリ(福岡のTさま号)のダッシュボードが出来ましたので、嬉しいついでに今日はその裏側をご覧に入れつつ細かく御案内いたしましょうね。

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 さて、マセラティギブリのダッシュボード裏側なんですが、他の多くのビトルボマセラティ達と大きく違う特徴が、メインヒューズボックスや各部のメインハーネスをすべてセットした状態になっているという点にあります。

 この体裁は、95年登録あたりからのギブリABS搭載車以降~最終型と、ガンディーニクアトロポルテの最初期型~前期型だけに採用されています。同じギブリでも94年登録車あたりの非ABS車では、デ・トマソ期各車と同じように、ダッシュボードをはずしてもすべてのハーネスやヒューズボックスがボディ側に残り、その状態でのエンジン始動はおろかエアコンを効かせての走行すらも可能でありました。ところが、今回のギブリの様にダッシュボードがメインハーネスを背負ってるモデルでは、ダッシュボードを載せた上、主要なハーネスの再接続を行なわなければ、エンジンの動作にいたらないのです。もちろん他の動作品も、そのほとんどが動かせません。

 ダッシュボードをこうして裏返した状態で、各部結線のチェック、リード線皮膜の剥けチェック、ダッシュボードの芯となる骨格のサビチェック、その他諸々の「要修正項目」をアタマの中にリストアップしていきつつ作業を進めます。先天的な問題点と後天的問題点(改造や結線のゴマカシ、経年による劣化)をそれぞれ洗い出し、今後数年に亘って種々のトラブルに見舞われるコトの無き様に予防的処置を施す場合もあります。

20121024072012102408 左側写真は、オーディオや、インダッシュナビモニターなどを装着する場合に「フレーム」となる部分です。

 この個体では何の問題もありませんが、奥行きの深いユニットを装着するために一番奥の辺(写真では、一番下の樹脂受け具が付いている部分)がブッた切られてる場合や、微妙に変形させられている場合がよくあります。ここを切ってしまうと、装着するユニット後半部の荷重を受けるものが無くなってしまっているというコトですから、ウッドパネルに切られた開口部には常に偏荷重が掛かってしまい、そのロードはウッドパネルの開口部周辺へのクラック発生という結果を生みます。

20121024092012102410 ダッシュボードに装着されているハーネス先端には様々な種類の樹脂製カプラーが付いています。

 初めてヒト目見て、ああ、ここのツメを押しておくのね、とか、ここを拡げながら抜くのね、など、(プロの世界での)一般的常識通りになっているものではあまり問題が出てまいりませんが、「一体どーなってんの?コレ」といったモノも色々とあります。上の左側写真にあるモノなどは、装着時に三つのカプラーが同じボードに三連で並ぶのですが、固定締結の設計理念が真ん中のひとつだけ違います。アリモノのカプラーの中から「いい感じのサイズとピン(端子)数」だけを勘案してセレクトしてしまっただけなのでしょうけれど、あとでバラす人(そして再度組み立てるヒト)の事などは微塵も考慮に入っていないと思われます。

20121024112012102412  山ほどもあるコードを「なんとなく系統的に束ねる」ためには、粘着テープが使用されておりますが、フィアット期以降のビトルボマセラティにおいては、粘着力が弱い上、経年で粘着剤がカゼをひいてしまう独特の布製テープを採用しており、コレは染料の黒色も色移りしてしまう最悪の品物です。内装色アイボリー革のクアトロポルテなどにはカナリアイエロー色のカーペットが設えられておりますが、経年でダッシュボードの裏から落ちてきたこのテープ片を知らずに踏んづけながら使用を続けますと、どうやっても抜けないシミ汚れとなってしまいます。仕方が無いので、全数を良質なビニールテープに巻き替える対策をしています。ちなみに、今回のギブリは保存状態が抜群の個体でしたので、オリジナル布テープの劣化はほとんど進行しておりませんでしたが、近い将来にいきなり「クル」のが分かっているので放ってはおけませんでした(ちなみに、コレだけで丸半日掛かったんです:泣笑)。

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 続いても、どうせ見えないところの煮詰め(笑)。

 各エアコン吹き出し口の裏側も経年で劣化した諸々や、ホコリなどが入り交じったヨゴレにより”まっ黒け”です。強力な洗剤とシリコンオフを用いてマイクロファイバークロスで落としていきます。指の届かない場所は樹脂ヘラの先や精密ドライバー尖端でツツきます。

 一方で、送風経路に関わる部材と部材の間には、スキマを埋めるための充填材や、ウレタンフォーム類が多用されておりますが、こういったものが経年劣化で千切れ飛び、室内に侵入してまいります。そういった問題を解決するために、各関係部材は一旦分解され、内部のウレタンフォーム張替をも行なっておきます。これで向こう10年は安心してエアコンの風を直接顔にウケられますね。

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 ・・・そんなこんなで大体完成したのがこの写真の状態です。

 10余年の間に堆積したホコリやヨゴレの除去と劣化した諸々の交換作業は完成の暁には見えなくなってしまうコトばかりである上に、「どうせ、また汚れるし劣化もする」というのも一方の現実なだけに、毎度やってて一抹の虚しさは禁じ得ませんね。

 しかしながら、コレこそが「リセット」と云うモノです。”Re”・”Set”なのです。「元に戻して(復元)」「再度組み立てる」というコトですよね。そしてその中に専門店ならではのノウハウとともに、誰にでも出来得る「ひと工夫」とか「ひと手間」とか「ひと捻り」を傾注しながら、新車時を超える”something”を少しでも得ようと日々精進して行こうと思っております。この想いを皆さんと共有出来たなら「旧車道」はもっともっと魅力ある世界として光輝く事となりましょう。

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20121024232012102424 こうして、ダッシュボード裏側から、色んなモノ(ゴミ・チリ・ヨゴレ・カケラ・劣化テープ・サビ粉等々)が落っこちてこないレベルまで造り上げたら、ようやくトレー部分のアルカンタラボードを取りはずし、表皮のアルカンタラを張り替える作業に掛かることが出来ます。

 大量のハーネス、中身は銅線などの金属線で出来ている集合体ですから、その重量は相当なモノなんです。この重たいダッシュボードAssyを裏に表にと作業中にハンドリングするのは結構ホネが折れます。アルカンタラトレーは常に運転者の目の前にあり、マセラティ車内装の見せ場の一つでもありますから、表皮のヨゴレやトレー周辺の造作には細心の注意を払う必要があります。トレー取り付け作業中には全神経を集中してコトに臨みたい。裏側からヨゴレたものがパラパラとしている様では新車時状態の再現は難しいのです。

 ・・・で、ソレが一発で上手くいったと、それが本日冒頭の「うぅーれしぃな、うーれしいなっと!」の気持ちにあらわれていると云うオチで如何でしょう(笑)。

 それじゃー、また明日!

2012年10月23日 (火)

マセラティギブリのドグちゃん(ヒーターケース内)詳解

 わおー!どーしてこーなるの?ってなコトばかりに毎日付き合ってますと、大概の事では驚かなくなるモノですが、ここまで分解して作業する風景を毎日ご覧になって頂いている、このブログ読者の皆さんも最近ではスッカリ慣れてしまったようで、「コレが普通」と思っちゃってる方々もいらっしゃるかも知れませんが、こんなの、断じて普通ぢゃ無いですからね(笑)。今日もマセラティギブリ(福岡のTさま)をネタにして、いつもの「ドグちゃん(ヒーターケース)」バナシをイッてみましょう(”ざんぎょーざんちゃん”で書いております:泣)。

20121023012012102302 「ドグちゃん」ってネーミングは、ワタシの登録商標(笑)だとばかり思っておりましたが、数年前にこんな「グラドル物のテレビ番組(古代少女ドグちゃんと云う)」が存在したそうで、すでに二番煎じであったのがこのたび判明いたしました。大体、ど・ぐ・ちゃんなんて、語呂のよろしくない(発音もし難いし)ネーミング、普通しないよなー、プロは(笑泣)。ともあれ、二日間連続で”露出度の多い女子のネタ”をカマしてみましたが、「オヤヂの皆さん」にはお楽しみ頂けましたでしょうか(笑)。写真の方はつとめて真面目に解説してまいりますよー。

20121023032012102304 まあ、ドグちゃん内部は、前にも御説明したコトがあると思いますので、面白味に欠けるかしれませんけどね。

 

 キャピラリー管と云うのは、ドグちゃんに向かって左側に付いているサーミスタから伸び出ているもので、本来は、エバポレーター内に差し込まれています。冷え過ぎて、エバポレーター内部が凍結するのを防止する装置と御考えください。

20121023052012102306 横から見ると、なんだか「これから深海に潜水するヒト」みたいです。

 なんか、ゴムホースみたいなモノもあれこれと背負ってますし。空圧(負圧)で、様々な動きモノを駆動しているせいですね。一旦完全に洗浄清掃されたのちに、各部のウレタンフォームを新装していますので、非常にキレイになってるドグちゃんではあります。

20121023072012102308 見えない内部フラップに貼られていたウレタンフォームもすべて新装しています。

 このあたりが劣化いたしますと、千切れたウレタン粉がブロアーを動作させる度に常時吹き出して来る様になり、淡い色の室内は、煤けた様にヨゴれてしまいますからね。特にアルカンタラなどを汚したらたいへんタイヘン。そうなる前の予防的作業です。

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 ドグちゃん周辺に組み付けられるヒーターケースの仲間たち。完全分解洗浄の後に、各部のウレタンフォーム張替を施してあります。

 四角いサイコロ状のモノは「ブロアーレジスター」と申しまして、最後は外気導入口からフロントバルクヘッド内に出てきて、そこに締結されるべきものです。ブロアーの3段階風量調整機能はこのレジスターが司どっています。また大きく四角い穴の部分には、内気循環⇔外気導入の切り替えフラップが取り付けられます。これも空圧(負圧)によるダイアフラム駆動です。

20121023132012102314 次は、ヒーターケース下部の云わばメインケース部分です。この四角い大きなスペースにエバポレーターとヒーターコアが抱き合わせられる様にしてスッポリと収まります。

 底面のベース板の下にはさらに水の流れ出る経路があり、一番低いところからドレーンホースが伸びてケース外に水分を排出します。エアコン使用時にエバポレーターが結露し、その時発生する水の量は相当なモノで、真夏の全開使用時などは、ジャージャーと出てまいりますので、ドレーンが詰まったりしたらたいへんなコトになります(・・・のに、ドレーン穴が樹脂成型時のバリにより思いっきり塞がれているという新車時からの不良のために、ヒーターコアもエバポレーターも常時水に浸かっており、当然サビてピンホールが開き、両者ともに使いモノにならなくなってたと云う事例を過去2台見たコトがあります。当然の様にケースから漏れ出た水分はカーペットの下にいつも・・・あな、恐ろしやおそろしや:泣笑→ホントに実話ですから)。

20121023152012102316 ブロアーモーターも新品にしちゃいましょ。で、仮組みをしてみたのですが、毎度おなじみの「まったく合わない」新品でして、今回も閉口いたしました。

 この先付きあってると、ワタシのシゴトが完全停止してしまうので、ここから先はウチの三男と、電気屋さんにお任せし、ワタシは同時並行作業でダッシュボード造りへと旅立たせて頂くのでありました(ソレはソレで、またジゴクなんだけど:笑泣)。

 それじゃー、また明日!

2012年10月22日 (月)

練馬でサンバ!!

 ヒョイっとな!・・・ってな具合に毎日の作業がホイホイと進めば、ワタシの白髪も減ろうと云うモノですが、今日も一日、ワタシはマセラティギブリのヒーターケース造り、弟たちは、同車ブレーキローター(4枚)に装着前のサビ止め塗装・・・まったく「匍匐」の歩みではありました。こういった作業は車体に取り付けてようやく結果を出せた様な気分を味わえる類のモノですから、「はい、これで乾燥待ち」って云うのでは、なんとも達成感が無い。

2012102201_32012102202_4 で、いきなり昨日の日曜日のハナシ。「何だ、オメー遊んでるぢゃんか!」と云う勿れ(笑泣)。

 午前中に実母の墓参りのため練馬駅までバスで行ったら、北口駅前の「平成つつじ公園」内からその先ずぅーっと、お墓の近所まで仮設テントの波と、人だかりが。なんと、昨日は「第35回 練馬まつり」が絶賛開催中であったのです。人ごみをかき分けると、向こうの方から「ド派手」な扮装をした集団が「こんこん・きんき、ここんこ・きんき」とパーカッションの音も勇ましく練り歩いてまいりました。明らかに「サンバ隊(どーも、このヒトたちは大学生さんのサークルらしい)」のようです。

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 そうこうしているうちに隊列は迫り、そのうちワタシたちの目の前を「半裸のキレイどころ(皆さんで一斉に:喜)」が次々と通過してまいりました。

 まぁー、ワタシも練馬界隈にはずいぶん長いコト居りましたが、区内の路上で白昼堂々「半ケ○の出た、ちゃんねー」に遭遇したのは生まれてこのカタ初めてであります。ああ、沿道を埋めている人々・・・「バズーカ砲のようなレンズ」を装着したデジカメ一眼レフを抱えた「じじい」ばかりですよー(笑)。天文学的な確率で、この沿道に写りこんだ「じじいども」の素行が、コワい奥方様がたまたま(間違えて:笑)目にしたこのブログによって白日の下に晒され、思わぬ家庭争議の元になってしまってはコマりますので、画像にいちいちモザイク処理しておきましたが、そりゃもーメンドくさかったです。

2012102207_22012102208_2 舞い踊る”半裸ちゃんねー軍団”が目の前をかぶりつきで通り過ぎてくれるシアワセな時間はアッと云う間に彼方へと・・・今度はサンバの「音源」が目の前にやってまいりました。「どんすこ・どん、どんすこ・どん」「きゅこ、きゅこ、きゅこ、きゅこ・・・」耳もツンザける大音量(しかもナマ)で、動悸がおかしくなりそう・・・ちょっと逃げましょ。駅から10分程も歩いたその先にも大会場がある様子です。

20121022092012102210 ワタシが子供の頃には「中大グランド(おそらく、かつては中央大学のグランドだったのでしょう)」と地元民が呼んでいた広々とした競技場。懐かしいなぁー。現在は「練馬区総合運動場」となっている模様です。

 会場内には幾つのブースが存在するのか俄かには分からぬほどのテント小屋が立ち並び、大概「焼そば」と「フランクフルト」、そして「お好み焼き」を売るばかり。大規模な割には、気の効いた高校の文化祭より内容がないよう(笑)。

20121022112012102212 そのような中で目を引いたのが、「練馬交響楽団」のブース。普段触れる機会がなかなか無い楽器を色々と触らせてくれるコーナー。

 間抜けなバイオリニストの一丁上がりです(笑)。まあ、このまま呆けていられるのなら、ある意味シアワセなのですが・・・ホントはこのグラウンドの隣にあるデイサービスセンターで、一人暮らしの「叔母(亡母の妹なんです)」のため「介護保険を使った支援計画」を練り直すミッションがありまして、朝の墓参りのあとは叔母の家で必要書類造りに励んでおったというワケでした。想えば、ワタシの身の回りには介護やら支援やらが必要な人々がやたらと居るよなぁ(で、そのヒトたちがちっともコッチの云うコト聞いてくれんのよ:泣笑)。ホント、トシはとりたく無いあるね。・・・でも、このトシまでどーにか生きてきたもんで、練馬で「白昼堂々の半○ツ」も見られたんだから、イイ時代になったモンです(って、どっちなんだ:笑泣)。

 それじゃー、また明日!

2012年10月20日 (土)

マセラティギブリのラゲッジルーム、そのさらに奥を見る

 はい、こんばんは!今日も一日スカッと晴れた東京練馬でありました。今週フロントウインドーを交換したマセラティクアトロポルテ(横浜のAさま号)も昨日までに各部の組み立てが完了し、準備万端で無事納車。JR線の湘南新宿ラインでは550円のグリーン券を購入して乗車してお見えになったとのこと。たった550円で「秋の小旅行気分」をスッカリ堪能された様で御満悦でいらっしゃいました。今度ワタシもマネてみようーっと(笑)。

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2012102012 ところで、成増駅から同じ路線バスに仲良く乗車して、御二人が同時に到着してしまったのは、当方のダブルブッキングミスによるもので失礼いたしました(笑)。

 その、もう一方のおヒト方「つくばのKさま」のローバーミニクーパーも、これまた無事に納車いたしました。御帰りは早速外環道、常磐道と高速走行を堪能された御様子で、こちらもなによりでした。何にしても、天候、気温、湿度と三拍子揃うコトがなかなか難しいこの日本。今日は絶好の○○日和でしたね。

20121020012012102002 はい、休んでないで次々と作業を進めないとイケませんね。マセラティギブリ(福岡のTさま号)、トランクラゲッジスペース奥のカーペットが取り除かれまして、現れ出でたるはフューエルタンクです。

 確か以前にも、シャマルやギブリでこのネタやりましたよね。ブログも回数を重ねてまいりますと、重複する内容が増えてくるので、毎回”似てるけど違う”と思って頂けます様に記述するのは、ホネが折れます(泣笑)。フューエルタンク本体は、二本の鉄板バンドで車体側に固定されています。ボルトをはずして、まずはバンドを解き、給油口導入路の「ブッとい」ゴムホースを半分抜きつつ手前に引き出しています。

20121020032012102004 さあ、毎度御馴染の”イタい”風景です。

 これだけ涼しい時期になっても、デポ周辺には「蚊の大群」を飼ってる家があるようで、夕方になると、顔の周りをキーン、キーンと旋回飛行しております。このシゴトやりながら蚊に襲われると、相当キツイのですが、じたばたしていると、タンク内に突っ込んだ手が「あちょー」ってなコトになりますので、「心頭滅却すれば、蚊もまたカユくない」と心に刻みつけつつ作業に邁進いたします・・・が、やっぱ、カユいもんはカユい(ちくしょーめ、コノヤロー:泣笑)!!

20121020052012102006 さらに余談ですみませんけどね、蚊って、ガソリン臭にミョーに喰いついて来るような気もいたしております。昆虫学者の方、そこら辺はどうなのでしょうか。

 イタいわ、カユいわを潜り抜け、ようやく取りだしたポンプユニットを一旦分解してすべて洗浄の上、各部を新品に交換していきます。この写真は交換完了状態のものです。

20121020072012102008 フューエルタンクが手前に出ているついでに、フューエルポンプ以外に見えている諸々を御紹介しておきましょう。

 フューエルタンク上部には、二つの穴が開いており、その一方は先ほど御紹介したフューエルポンプユニット用なのですが、その右側にもう一つちょっと小さめな穴があります。そこに取りつけられているのが、フューエルゲージのフロートユニットです。燃料計の針が「ウソついてる(満タンに入れたハズなのに、半分以下に減ってる様な場合)」症状のモノは、このフロートに小さなピンホールが開いて、その中にガソリンを吸い込んでしまい「ウキ」の役割りを果さなくなっています。当然新品Assy交換となりますが、その場合の工程は本日御紹介のポンプ交換と7割方同じです。

 続いては向かって右側。バッテリーの前方の諸々を御紹介した写真です。「フューエルカットオフスイッチ」は衝突などで右リアフェンダーに直接的な衝撃が加わった時や、車体全体が極端に急激な減速度を感知した時に自動的にフューエルポンプの電源をカットする装置です。・・・と申しますとモノすごく「高度なメカ」を想像されちゃいそうですが、実は「えぇーっ?こんなのでいいの?」みたいな原理なんです。いつか、内部を分解したヤツをご覧に入れるコトもありましょう。

20121020092012102010 今度は左側の御紹介。ボディアースのハーネスが見えています。キャニスター経路(タンク内から気化したガソリンをそのまま排出することなく、活性炭でろ過して放出するための経路です)のワンウェイチェックバルブも普段あまり見るコトが無いものでしょうね。あーあ、こんなにバラシちゃうと、元通りに戻すのがコレまたヒト苦労。フューエルタンクの固定バンドはオニの様に届きません。が、ウチの三男はオニより強い「驚異のゴリラパワー(ゴリぢから)」を発揮して、今回もねじ伏せましたとさ(笑)。

 それじゃー、また来週!!

2012年10月19日 (金)

マセラティギブリのエンジンルームを上から見る(その2)

 あー、今日の朝は結構ハダ寒かったですね。でも昨日の祈りが通じたか、爽やかな晴れ空でした。毎日忙しくさせて頂いているうちに気がつけばもう10月も半ばを過ぎて後半に突入といったところです。納車御待ちのお客さんにも、整備を待たれているお客さんにも、種々お待たせして申し訳ありません(ホントに申し訳なくて、今もパソコンに向かって頭を垂れております)が、日々寸暇を惜しんでの「匍匐前進」により、どの一台も手を抜くことなく「じりじりと」進めておりますので、”期待に胸を膨らませて”どうかご容赦くださいませ。

20121018092012101810 今日も昨日の続き、マセラティギブリ(福岡のTさま号)のエンジンルーム内に「顔を突っ込んだ」写真(笑)ばかりをお届けいたしましょう。

 正面からエンジンルームに向かって左側を覗きこんだのが、左の写真です。比較的大きなプーリーが三つ見えています。一番上がパワーステアリングポンプのプーリー、その下がエアコンコンプレッサーのプーリー、手前がクランクシャフトのプーリーです。Vベルトはクランクプーリーからエアコンプーリーにエンジンの回転動力を伝達し、エアコンプーリーのもう一つのV溝に掛けたVベルトからパワステプーリーに伝達する構造になっています。よってエアコンプーリーには、エアコンOFF時の空転状態でも二本のVベルトの引っ張りと回転の負荷が常時掛かっておりますので、コンプレッサー内の軸受は結構頑張らなきゃいけません。もちろん、エアコンON時に電磁クラッチが繋がり、コンプレッサー内部までもを駆動させる状態では、そのロードは最大となります。1○0Km/h以上などの高速走行時にいきなりエアコンをONにするという使い方は、電磁クラッチ、コンプレッサー軸受、そしてエアコンオイル(ガス)シールなどに重大なダメージを毎回与えますので、出来るだけ避けるようにして頂ければと思います。

 クランクプーリーに付いているダボ状の突起は、TDCセンサー(クランク角センサー)が信号をひろうためのものです。決してこの尖端を削ったりキズを付けてはいけません。また、相手となるセンサー自体も、適宜シックネスゲージで測りながら、非常に薄い金属製のシムを挟んで締結するようになっているくらいに、ここのクリアランス寸法の調整は繊細なものです。

 次に上の右写真。エンジンルームの向かって右側を覗きこんだ状態の画像です。ここにはオルタネーターが配置されています。回転動力は、やはりクランクシャフトプーリーからVベルトによって伝達されます。エンジンオイルのディップスティックは、いまだVベルトや各部配管が装着されていないこの写真の状態においては「サワヤカ」に手が入りますが、すべてが組まれた状態ですと、とっても「うー(特にエンジンが暖まっちゃってると→大泣)」です。

20121018112012101812 今度は向かって右側のフェンダー内側に沿って、目を移して頂きます。

 樹脂製の「クネっ」とした配管が目を引きますが、これがウインドーウォッシャー液の注入口です。フェンダーボディスキンのアウターとインナーの間に、洗浄液タンクがありまして、そこを目掛けてザバザバと入れるのですが、まあ、たいがいこの注入口の基部からほとんど漏れ出てきてしまいます。この構造は「ムリ(笑)」。

 その注入口の奥には、ボッシュの誇るABSユニットが鎮座いたします。まあ、コレが壊れたコトは今までに一度もありません(運がいいだけか:笑)。センサーの汚れによる警告ランプ点灯の方はマレにありますけどね。

20121018132012101814 そのままその奥へと進んでまいりますと、ブレーキシステムの大元たるマスターシリンダーと、倍力装置たるマスターバッグがフロントバルクヘッドにメリ込む様に配置されております。

 ここで、右の写真を拡大してみてください。エンジンシリンダーヘッドカムカバーの後端部分がほとんどマスターバッグにメリ込んでいる様に見えると思います。このマセラティギブリや、ガンディーニクアトロポルテで初めて商談させて頂く方に、予定整備項目のお話をさせて頂く中、「左バンクのカムカバーパッキンの交換は、キチンとゴマかさずにやろうとすると、ホンットたいへんなんすから」と云ってるのがこういった部分のコトです。ブレーキマスターバッグとABSユニットを丸ごとはずすか、エンジン本体をミッションごと前方にずらすか、下方に落とすか、・・・まっ、御想像の様にどの選択肢をとっても「究極の選択(笑)」になってしまうと云うワケです。ところで、”ウチの子”の場合はみんな漏ってないでしょ。大概泣きながらカムカバーパッキン交換を施してお納めしていますから(たとえ何日掛かっていても、作業明細書には「カムカバーパッキン交換一式」とたった一行だけしか載りませんけどね:笑泣)。

2012101815 本日の最後は、ラジエターの裏側を覗きこんだ視点です。写真の上が車体の前方、下がエンジン先頭部です。

 ラジエターはコアを交換し、ファンシュラウドAssyを組み付けて搭載しました。「命の」電動ファンははずされた状態で、各部のチェックと清掃作業を受けます。自動で電動ファンを動作させるサーモスイッチも新品に交換しています。

 そのラジエターの下方に見えているのが、エンジンオイルクーラーです。非常に低い位置に付いているので、ここも代表的な”底打ち”ポイントです。弊社でのエンジンオイルフィルター交換時には、エンジンオイルの全量交換を推奨しておりますが、その場合には、このオイルクーラー内に残留したオイルもホースをはずして出していきます。ちなみにこのオイルクーラーホース(デリバリー&リターン)の”時価”はいつでも「トンデモ万円(泣)」です。とにかくもメンテナンスは大事。

 それじゃー、また明日!

2012年10月18日 (木)

マセラティギブリのエンジンルームを上から見る(その1)

 あうー!今日も一日、雨にはじまり雨に終わった東京は練馬であります。今度の日曜日はいくら降ってもいいから(それじゃ、コマるヒトもいるかな:笑)、明日とあさってはなんとか晴れてほしいなぁー。

20121018012012101802 リフトアップ中のマセラティギブリ(福岡のTさま号)、エンジンの整備もようやく完遂に近づいておりますよ。

 タイミングベルトを張り終わり、ベルトカバーを装着いたしましたので、ようやく三男よりクルマに近づくことをユルされました。まずは正面からご覧になってみてください。今日と明日は、以下各部をクローズアップして解説いたしますので、まずはエンジン全体の概観をなんとなくアタマの中に入れておいてくださいな。

20121018032012101804 続いて左側面からと、右側面からの画像です。

 いまだ、エンジン前方の配管や、各Vベルト類が装着されておりませんので、普段は覗き込んでもなかなか見ることが出来ない部分がスッキリと見えておりますね。左フェンダー側にはABSユニット、ウインドーウォッシャータンク、ブレーキマスターバッグ&マスターシリンダー等。一方の右フェンダー側には(フェンダー内部も含めて)パワステフルードタンク、ラジエターサブタンク、リレー&ヒューズボックス、エアホーンコンプレッサー&鳴動ラッパ部等々が配置され、それぞれにそれなりの重量があると考えられる品々をソレとなく右と左に振り分けてあり、左右の重量バランスにとことんこだわる姿勢をみせております。この件には先日もちょっと触れましたケドね。

20121018052012101806 右バンクと左バンクの最前部です。回転するカムシャフト(の各カムの向き)の現在位置をリアルタイムに検知するカムシャフトセンサーが顔を覗かせております。

 左の写真で一番下に表示してあるセンサーは油圧計の表示に関わるプレッシャーセンサーで、油圧計がプルプルと落ち着かないモノや、時にストンと針が落ちてしまう様なモノは、このセンサーの不良による事が多いです。この状態では比較的簡単に交換出来そうですが、配管やVベルト等、周囲のすべてが組まれた状態においては「海に向ってバ○やろー!」な気持ちになります。

20121018072012101808 今度は、インジェクション・サージタンク後方の”カオス空間(笑)”をご案内いたしましょう。

 フロントバルクヘッドにメリ込む様に取り付けられているのが「イグナイター」たちです。上段3個、下段3個の合計6個がすべてのスパークプラグ(6気筒だから6本)とダイレクトイグニッションコイル(これも計6個)用に独立して装備されています。イグナイターは裏側に放熱フィンの付いたブロック体にネジ留めしてあり、本来は手前の臓物をすべてどけてから、バルクヘッド上部の3本のボルトを緩めてブロックごと取り出した後にそれぞれを交換するようになっています。ですから、イグナイター単品を周囲をバラさずにそれぞれ交換する手抜き作業は、構造的に困難となっています。フューエルプレッシャーレギュレーターは、フューエルポンプから圧送されてくるガソリンの燃圧をインジェクタに送る直前に規定値へと整える装置です(付いている位置はインジェクタ上方までのデリバリー経路を通り過ぎたところ、つまりリターン経路の始まりの部分なんですが)。バキュームセンサーの交換はご覧の様に「ご想像通り(笑)」の超やっかいな場所に付けられてしまっております。シングルカム車は楽だったのになあ。ここまでシンメトリーにコダわらんでもいいのに・・・(泣)。

 ・・・ホントは一気に終わらせる予定でしたが、ヒジョーにツカれた(目も指も→トシあるから:笑泣)ので、続きは明日にしましょうね。

 それじゃー、また明日!

2012年10月17日 (水)

マセラティクアトロポルテとミニクーパー、手間はここまで違う

 あいよー!おばんです。今日も早朝より行った、昨日のマセラティクアトロポルテのフロントウインドーシールド交換の続きと、昨日予定していたけれど、クアトロポルテが難儀であったので今日の作業になっちゃったローバーミニクーパーのウインドーゴムストリップ交換を”おまけ”に付けてお送りする「本ネタの小ネタ(笑)」でイッてみましょう。

 ところで、ガンディーニクアトロポルテのフロントウインドーシールドは現在のところ国内ラスト一枚ではありましたが、決して「No Longer」とは云われておりませんので、本国メーカー在庫の受注は受けています。というわけで、オーナー諸氏、当面はご安心あれ。但し価格は例によって「鬼」且つ「時価」です(泣笑)。

20121017012012101702 昨夕にウインドーの貼りつけ作業が済んだクアトロポルテ。一夜明けましたので、一旦デポ前まで回送し、室内やフロントバルクヘッド内に真空掃除機を掛けて清掃します。

 昨日ハズしたウインドーには、ルームミラーの取り付け台座が残っておりますので、それを剥がして裏の接着面を磨きだしておきます。こんなの新品ウインドーにあらかじめセットしてくれても良いのに・・・といつも思う作業です。ガラスの接着面と、この金具の接着面には薄くプライマーを引き、乾いたらシリコンシーラーを塗って、所定の位置にピタっと貼り付けます。この時期の気候下ですと、まるまる2昼夜程度の硬化時間をみたいので、ルームミラーの装着は、あさって金曜日ですね。

20121017032012101704 続いては、新しく貼り付けたウインドー周囲を、見た目上「馴染ませる」ための作業です。同時にウインドーのウラオモテをよくチェックし、スキマなどが出ていないかを確認する作業でもあります。

 このガンディーニ期クアトロポルテやフェラーリ各車では、ウインドーシールドの周囲にあらかじめウインドーモールが接着された状態で新品供給されます。して、この貼り付けてくれているモールの工作精度がヒドくて、”ナリ”でウインドーをボディに付けても決してキチンとした見栄えにはなってくれません。とにかく各部の寸法バランスや見た目の整合性をとるのは毎度のコトながら大変な労力です。

20121017052012101706 で、色んなコトをやって、ようやく各部の「ツジツマ」がなんとなく合っているように整えました。

 この状態で、一旦水に晒して最終的な雨漏りの有無チェックといたします。

 やはり数日後になって、昨日分解していた内外装の各艤装品を組み付けて、もう一度念入りにルームクリーニングをして、ようやく「完全なる完成」を見るワケです。よって、一旦この作業に取り掛かると、結局は足掛け何日も掛ってしまうのですね。

20121017072012101708 一方、こちらはローバーミニクーパー。実は今朝の約束時間になってもガラス屋さんが現れなかったため、30分ほどして電話を掛けてみますと「実は、もう来てるんよ」との答え。

 さっそく現場に行ってみますと、開いた口が塞がりません。リアウインドーは一旦はずされた上で、新しいストリップも装着され、ほとんど完成間近の状態に。「先に、クアトロポルテからヤルって云ってたぢゃんよー」と笑いながら申しますと、「さっきデポの前通ったら、クアトロは”しゃちょー”が何やら作業してたんで悪りいなぁーと思ってコッチ先にやってたんよ」だって。

 とにかく、まずはクアトロポルテの方を先に済まさねばと、前述の作業に戻ってやってたところに、当件の保険会社アジャスター氏もたまたま近場まで来たとのコトで作業場に来訪。昨日の作業工程もすべて写真でお見せして、今日の作業現場も直に見学(これは極めて異例の事です)。「こりゃ、確かに大変な作業ですねぇー」とあっけにとられてました(もちろん保険協定は一発OKでした:笑)。

 ・・・同じウインドー脱着でも、車種が違うとここまで造りも手間も工程も違うと云うコトがお分かり頂けると思います。マセラティはつくづく難儀なクルマなんですね(笑泣)。窓の純正新品価格も脱着工賃もそれぞれ”15倍(!)”。皆さん、だから車両保険にだけは入りましょう(願)。

 クアトロポルテの作業が一段落し、ホッとしていたら、なにやら雨雲が覆い始めました。今日は午後から降雨の予報であったのです。「ソレいけー!!」ミニのフロントウインドーをガラス屋さんは”秒殺”で取り付け完了しました。なんとか雨にも降られずにすべての屋外作業を完遂し、八百萬の神様に感謝、感謝です。→その後夕方にはドバドバ降りましたけどね(笑)。

 ちなみに、当店でも、もっと「ミニ」やらせてくださいよー。何をするにもこんなに「ラク」なんだから、この際何でもしてあげる♡っつーの!「マセラティ」のセカンドカーにお探ししますよ。シャレで一台如何ですか?ゴーカートみたいで楽しいですよ!眺めても可愛いし。

 それじゃー、また明日!

2012年10月16日 (火)

マセラティクアトロポルテのフロントウインドーを交換する

 はい、こんばんは!・・・ここのところは、結構真面目に「本ネタ」でイッてみているのですが、コメント欄を拝見しますと、なんだか「ハンノーがウスい(泣)」のが如実に分かるので、当ブログの常連さん方には、「すずらん通り(笑)」とか「スナッキーで踊ろう(大笑)」とかの”はずしネタ”の方がウケているような気がして、そんなコトならしばらくそういったヤツばっかしヒト月続けてみてやろうかと思ったりもしている秋の夜長ではありますが、皆さん如何お過ごしでしょう(笑)。

20121016012012101602 でもね、本日仕込んでしまったのも、皆さんの御期待には背いてしまう「超ド級の本ネタ(笑泣)」。

 「横浜のAさま」のマセラティクアトロポルテがフロントウインドーシールドに飛び石を喰らってしまいましたので、今日はソレを交換している風景を、工程を追いつつご覧に入れようというワケです。ガラス屋さんが来る前に下準備の作業を進めておきましょう。まずは、左右のウェザーストリップ(アウター)を引き剥がします。

20121016032012101604 引き続き、なぜか内装の分解もはじまってしまいます。

 運転席と助手席のルーフサイドトリムに付いているアシストグリップと、オーバーヘッドコンソールに付くサンバイザーをすべてはずしていきます。

 結局、ウインドーシールドの周囲にあるものは、一旦すべて取り外してしまう必要があるというワケですね。

20121016052012101606 こういった感じで、内装のトリムにはあちこち”隠しネジ”がとまっています。

 このあたりの段取りはダッシュボード降ろし工程の途中までとほとんど同じようなものです。

 ガンディーニクアトロポルテの場合、左右のAピラーをはずしていく工程はこのようなコトになっています。

20121016072012101608 その左右Aピラーがはずれた状態がこの写真です。

 固定ネジがはずれていても、Aピラーを引き抜くには若干のコツがあります。

 各部をキズ付けぬ様に丁寧かつ大胆に作業を進めます。ああ、そろそろ、ガラス屋さんが来る約束の時間が迫ってきました。先を急ぎましょう。最近はメッキリ日が短いからなぁ。

20121016092012101610 オーバーヘッドコンソールボードには、室内灯ユニットと、助手席サンバイザーのメイクアップミラーに繋がるハーネスがありますので、それをはずしつつ、ボードを慎重に降ろします。

 上下二つ割りの樹脂カバーをまずははずしておいてから、ルームミラー本体を上方にスライドさせつつ引き抜きます。ガラスに残った金具の方は、新しい窓に移植するためにあとでハガシ取らなければいけません。ETCのアンテナも剥がします。

20121016112012101612 今度は車外に出て、フロントバルクヘッド周りを分解してまいります。

 バルクヘッドカバーは、三本のタッピングビスで留っているだけですが、クアトロポルテ初期型までのこのカバーはワイパーアームをはずしてからでないとはずすコトが出来ません。あらかじめウェザーストリップの方も取り除いておきましょう。

20121016132012101614 左右のワイパーアームをはずします。固定ナットを隠している樹脂キャップをはずし、13mmのボックスレンチで固定ナットをはずします。

 13mmナットとスプリングワッシャーは失くさぬ様に保管しておきましょう。スプラインに噛みこんだワイパーアームは、折り曲げて「キコキコ」と振るコトにより、そのうちはずれてきます。

20121016152012101616 で、先ほどのハナシの様に、ワイパーアームがとれますと、ようやくバルクヘッドカバーを引き抜くコトが出来るようになります。

 カバーに貫通しているワイパーウォッシャーホースを引き抜きながら、カバーを徐々にはずしていきます。続いては、ワイパーAssyも丸ごとはずします。10mmのボックスレンチで四か所の固定ボルトを除去します。

20121016172012101618 さあ、ガラス屋さんがおみえになりました。ここからはワタシからバトンタッチ。

 ガッチリとボディに接着されたフロントウインドーを、割らずに剥がしていく「職人芸」をタップリ見せて頂きましょう。

 とにかく、まずは一か所に文字通りの”突破口”を開けます。そこから、糸通しの役割をする特殊工具の先端を貫通させ、ソレをガイドにしてピアノ線を通します。この写真では一本のピアノ線が車外から一旦室内に貫通され、そのまま30センチほど離れた場所からUターンして別の穴から貫通して戻ってきています。ピアノ線の各先端をバイスプライヤーでそれぞれ摘まみ、ソレをグリップにして「ひーかー、ひーかー」と往復させます。

20121016192012101620 ・・・しかしながら、今日のウインドーにはシリコンシーラーがゴッテリと入っており、厚さ4センチもある”岩盤”を切りつつ進んでいくのは、ホントに容易ではありませんでした。

 特殊なカッターナイフや、シーラー切り工具を部位によって使い分け、少しずつ切り進みます。ピアノ線はシーラーとの間の摩擦熱により、非常な高温となります。その高温は、ピアノ線の金属的性質を瞬時にして変えてしまうほどで、ホンの数回の往復で焼きなまってしまうために時折パチンっとキレてしまいます。

20121016212012101622 切れてはまたピアノ線を差し入れ、バイスプライヤーを装着し直して、さらに先へと進みます。

 写真ではどうやっても写らなかったのですが、切断部分からは、常時白い煙が立ち上っているのです。

 一旦途中で作業を中断して暫くすると、ピアノ線と再硬化したシーラーが固着してしまい、ピアノ線が自由に引けなくなってしまいますので、どの工程も手早く行う必要があります。

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 ・・・あー、ソレにしてもゴツイな。

 右の写真は上辺と左右の辺が概略切断完了された状態でちょっとウインドーを浮かせた風景です。

 ここまで浮いていると云うのにまだまだウインドーとボディはいまだガッチリと貼り付いております。そうこうしているうちに段々と夕暮れが近付いてまいりました。気が付けば、和光市・練馬区とそれぞれの「夕焼け小焼け放送」が順次聞えてくる時間にまでなってしまいました。今日は、過去二番目くらい(笑泣)に難儀しております。

20121016272012101628 ようやく、最後の10センチを残すのみとなりました。最後は意外とあっけないモノです。

 ウインドーシールド全周のシリコンシーラーが切断出来たところで、二つの「吸盤付きグリップ」をウインドー外側表面に吸着させます。ガラス屋さんとワタシで車体の左右からグリップを握り、上方に引き上げる様にウインドーを浮かせて取りはずします。

20121016292012101630 左の写真が、ウインドー接着面の様子です。「ダメだぁー、こんなシーラーの入れ方してちゃネ」とガラス屋さん。

 このようにヘビがのたくった様なシーラーの塗り方をすると、ウインドー圧着時にエアが噛んでしまい、雨漏りの原因となるそうです。

 室内からウインドーのはずれた状態で前方を眺めます。コレはちょっと”見もの”でシュールな空間ですね。いっそこのままで「シューティングブレーク」に、なんちて(笑)。

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 接着面にへばり着いた元のシーラーをカッターナイフで掻き落していきます。ところどころに出たサビには転換剤を塗布してその進行をとめます。

 しばし乾燥の後、プライマーを全周にまんべんなく塗布しておき、その上にシーラーを直線的に、また複列で乗せてまいります。ガラス屋さんの”コーキングガン捌き”は目を見張る鮮やかさです。

20121016332012101634 養生を解いて、準備しておいた新品のウインドーシールド、ようやくコレの出番なんですが・・・

 ・・・あちょー!急に日が一気にオチてきたよー。

 「えっさ、エッサ、うーん、パックン」新しいウインドーは無事に載りました。まさに日没ギリギリセーフでした。明日は朝から水を掛けてのリーク試験です。ウインドー交換一式とは斯くの如き段取りです。何度見てもスゴイ作業だと思います。

 それじゃー、また明日!!

2012年10月15日 (月)

マセラティギブリのエンジンやら、ヒーターケースやらのハナシ

 あー、やれやれ・・・。今日のワタシは朝一番には、以下の「マセラティギブリ、ヒーターケースの諸々洗い」をやってたかと思えば、保険会社のアジャスターさんが来て、マセラティクアトロポルテのフロントウインドーシールド交換修理についての協定作業。その後、埼玉某所へとあるミッションのために行き、そこから赤羽経由で王子までなぜか電車で。そこで積載車と落ち合い、今度は秋葉原へ。ちょっと早く着き過ぎたので、タバコでも買おうと街の中を8分間程歩き廻りましたが、タバコは買えずにアタマがイタくなりました(なんか、大音量で”アニメ声で歌う音曲”の数々が流れているモンで)。ああ、モノホンの「イタ(痛)車」も見ましたし、メイドさんやら、なにやらよく分からないコスプレをしている人々もウロウロとしてました。

 もっとも、その前哨戦として、JR王子駅を出てローダー車の停車している場所まで歩く途中に「メイドの格好をした(どこからみても)40過ぎのおぢさん」とすれ違っておりましたので、秋葉原では○スでも性別が合ってるだけでもマシだなとは思いましたが(笑)。

20121015012012101502 それでは、朝の風景からまいりましょう。今日は「福岡のTさま」マセラティギブリのヒーターケース内部の諸々を洗浄するところからです。

 まずは、ヒーターコアにタップリの洗浄液を掛けて置き、しばらくして「ジェット水流」によりススギ作業をいたします。そもそも、このギブリは車輌の保管状態が良かったためかコア自体にはそれほど酷いヨゴレが付着しておりませんでしたので、主にススギの方を徹底的に行いました。

20121015032012101504 続いては、ヒーターコアと抱き合せるようにケース内に納めるエバポレーターです。

 通常、ヒーターコアと一体化するように、簡単な金具で締結されているモノも多いのですが、この個体ではすでに金具が付いておらず、ヒーターコアとエバポレーターが分離出来るので、ススグのが楽でした。前にも書きましたが、エバボレーター内部配管には、絶対に水分を入れてはいけませんので、エキスパンションバルブの装着口には防水の養生をしっかりと行います。

20121015052012101506 ・・・そして、はい「ドグちゃん」ですよ(久しぶりの登場:笑)。

 ゴハンを食べながらご覧いただけます様に(笑)、今回は「グログロ写真」はあえて省略いたしまして、さっぱりとドライな作業風景のみをお届けいたしましょう。

 でも、決してキレイなものじゃありませんけどね。匍匐前進としか云い様がありません。

20121015072012101508 そんなワタシの作業と並行して、場内リフトの方ではオートマフルードの全量交換作業が行われております。

 オイルパンまでオトコらしくはずしてしまいます。内部をキレイに洗浄し、スラッジなどを落としてから再度組みあげていきます。

 ビトルボマセラティのオートマでは、オイルフィルターとオイルパンガスケットがセットになっており、通常は同時交換としております。

20121015092012101510 インジェクション上部のサージタンクをはずしてのスターターモーター交換を終えて、そのサージタンクを元のところに再搭載する作業風景です。ホントに腕が10本欲しいように思う工程です。

 この作業をやってるときの「ウチの三男」は口をきいてくれないので、気の弱いワタシはハナシ掛けるコトが出来ません(泣)。

20121015112012101512 続いてこちらは、エンジン前方でタイミングベルトを掛ける前の状態です。すでに新品のウォーターポンプに換装されています。

 そのエンジンの後方にある、フロントバルクヘッドには、ヒーターケースをはずしたために生まれた「大穴」が開いています。この部分が、最終的に「外気導入口」となる部分です。葉っぱが舞い落ちる木々の下にクルマを置いておきますと、このバルクヘッドに落葉などが堆積してしまい、「グログロ」なコトになってしまうというワケです。まっ、長年使ってりゃ、しょーが無いコトですけどね。

20121015132012101514 左の写真は、本日現在の室内。右のは一昨日までの写真。ヒーターケースユニット(ドグちゃん)が搭載されているか否かで、ずいぶんと室内のスッキリ感が違うのがお分かり頂けると思います。

 オートエアコン(クライメートコントロール)って、それを実現するのは結構たいへんで、色々と面倒くさい補器が必要なんですよね。マニュアルのヒーターとクーラーが別々に着いてた時代が懐かしい(し、アレで全然不自由無かったのに・・・)。

 それじゃー、また明日!

2012年10月13日 (土)

”謎の車”、ついに降臨

 ああー、カユい。10月も半ばだと云うのに、”蚊”の野郎(と女郎:笑)は、最後のチャンスとばかりに栄養の補給に励んでいるらしく、夕方には気がつくと全身が刺されております。ひょえー!

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 ところで、本日は、「横浜のAさん」や「山梨のOさん」など、結構遠くからの管理ユーザーさん方がお越しになったのですが(御二方とも無事に御帰りになったでありましょうか、いつも有難うございます。)、ここのところ、当ブログのコメント欄を賑わせていた”謎の車(笑)”の方も、ついに本日その全貌を現してくれました(というか、やってきてしまいました:笑)。

 オーナーさんは、”コメント大鉄人”として、当ブログ読者の方々にはスッカリ御馴染の「Wさま」さんであります。日々御忙しい中を縫って(実は明日の日曜日も”臨出”だそうです:泣)、当ブログ愛読者の皆さんにコレをご披露するお約束を果すべく、わざわざ”相模の国”からもちろんフル自走で御来店くださいました(コイケヤの数々&ビールを有難うございました!)。

 さあ、まずは皆さん、このクルマを御存じでしょうか・・・。1984年登録(28年落ち)です。

20121013052012101306 答えは「ルノーフェゴGTXオートマティック」でありました。

 先日までのコメント欄にもありますように、このクルマはマイクロ・デポが納めたクルマではありません(泣笑)。

 まあ、ソレにしてもワタシたちソコソコのクルマ好きたちが「ボー」っとしている間に、このルノーフェゴと云うクルマ、スッカリ「絶滅危惧種」どころか、ハッキリ「絶滅種」扱いの銘柄になってしまったモノなんですね。正式なコトは分かりませんが、本日現在、日本国内で”動態保存”状態の個体はおそらくコレ一台であろう(他に現在も長期入院中のもう一台があるとのことですが)と云われている”超珍車(笑)”であります。動物なら、なんとか交配などで命脈を保つコトが出来るかも知れませんが、こういったクルマこそ却って難しそうだよなぁ。

20121013072012101308 ウインカーサイドマーカーは、ルノーエンブレムを象った小洒落たモノです。

 ボディ中央部をぐるっと包むルーバー(?)状のガーニッシュが、コレまた洗車を拒む様でステキ(笑)です。

 エンブレムにも、高々とオートマであるコトを謳っているのが、70年代~80年代のテイストに満ち溢れていていいですね。

20121013092012101310 ホイールの意匠は、80年代のイタリアンテイスト。

 「Wさま」さんのお話から、全体的なデザインテイストに「アルファ75」あたりに通じるモノを感じさせられました。

 確かに、ボディ各部に配置されたガーニッシュの使い方や、各部の”破綻(笑)”した”ツジツマ無縁のフィニッシュ”には近似性を感じますね。「(Wさまさん)”チリ”なんて、初めからひとつも(合わすも合わさないも:笑)無いですよね」・・・バンパー回りのチリなどは、ビトルボマセラティ達以上にテキトー(というか、初めからその”チリ”という概念を放棄してる)です。漢のクルマそのものです(笑)。

20121013112012101312 エンジンルームを開けば、そのバルクヘッド内には、当時のディーラー「日英自動車」のプラークを発見。

 「こんなモノも付いてきてるんですよー」と「Wさま」さん、手には「Nichiei」と筆記体も懐かしい車検証入れが。中からは、正規取り扱い説明書もキチンと出てまいりました。このあたりが、ヒストリーのしっかりした個体の面目と云えるところでしょう。

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 時に、このエンジンルーム内の設計と取り回しは「ヒドい(もちろんホメ言葉です:笑)」ですね。なんつーか、まさにカオス。

 先日ここで話題にいたしました、マセラティの「徹底的にシンメトリーに拘った」エンジンルームとは対極をなす「アンシンメトリー」なモノ。

 「Wさま」さんとお話をしながら、「いやー、ワタシ(たこちゃん)、さっきから云いようの無い”落ちつきの無さ”というか、圧倒的な”不安感(笑)”というか、このエンジンルームを眺めていて、実は、そういったモノを感じておったのですが、その原因がついにわかりました!エンジンが傾いてるからだよ、コレ」「(Wさまさん:大爆笑しながら)ホントですねー、コレ、考えたらスゴイですねぇー」・・・想えば、コレってただの「直4」エンジンだもんなー。ソレをここまで”エゲツなく(笑)”見せるのは、このパッケージングにあったのですね、ロベール・オプロン先生ったら、もう天才(バカボンだけど:笑)!

 対照的に、インテリアは上品かつエクストラモダーンな雰囲気で、コレまた天才的に良い!。やっぱり、サンセーのハンタイなのだ!・・・これで、いいのか?→ダメだと思う(笑)。

20121013172012101318 正面から迫ってまいりますと、このクルマってこんなにカッチョ良かったかなと思うくらいに異国の風を送ってきてくれます。現役当時には、それほど強い”ガイシャ感”を感じなかったモノですけどね。

 後ろ姿こそ、このクルマの最高の見せ場でありましょう。シトロエンSMを初めとする、GS、CXなど70年代シトロエン軍団との近似性は創作者が同じだからというコトで納得です。

20121013192012101320 独特の”宙に浮いたような”サイドフォルム。ホイールベースの短さが際立つカットです。

 同時代の懐かし国産旧車にも通じる”不安定感”こそがキモ。変に太いタイヤなどを履かせる必要はありません。

 申し訳なく思うのは、どのように撮影してもこのボディカラーが単なるガンメタリックに写ってしまうコトです。現車は自然光下で「ガンメタ95%+4%パープル+その他よくわからないモノ1%(笑)」みたいな色調に見える不思議極まるモノ。「Wさま」さんも「この色でなかったら、きっと買わなかったでしょう」と仰っておりました。未知の天体からの飛来物のイメージは、まさにこんな感じかと。

20121013212012101322 最後に、Wさまさん御本人が納車を御待ちになっている「ナイトブルーメタ」マセラティクアトロポルテと並べての記念撮影です。

 微妙な色調のトンデモな造形物を二台並べて見ますと面白いモノですね。ちなみに、夕暮れ迫る時刻の自然光下ではナイトブルーメタの方も、その本来の深みが写真に写ってくれないので、ネット上でのビミョーな色の表現にはコマったものです。「Wさま」さん、いつもお待たせして本当に申し訳ありません。クアトロポルテも徹底的にお仕上げいたしますからね。

 それじゃー、また来週!

2012年10月12日 (金)

マセラティギブリの内装を集中分解(笑)

 ほぐほぐ・・・んっ、ああ、噛める噛めるよ(只今コイケヤ”のり塩”試食のひと時:喜)サクサクと。いやー、7月のはじめくらいから、左上顎の奥歯に掛かる「ブリッジ3本セット」が”パフパフ”と動いてしまうようになり、かといって、人為的にハズそうとすると一番奥で隣接している歯がうまい具合に引っ掛かり、ビミョーにトレない。で、トレないのをいいことに、「まっ、いっかー」でこれまで過ごしていたのですが、昨日の夜、発泡酒飲みながら「コイケヤ”のり塩”」喰ってたら、「はぽっ」っと完全にトレちゃいました。・・・コレにはまいった。もう、こうなると咀嚼はほとんど不可能であります。右上顎の犬歯も一週間くらいまえに、スパゲッティを食しておりましたら、あっけなく崩壊してしまっていたモノですから(泣)。

20121012012012101202 朝の7時半に近所の笹目通りに出て”西武バス”に乗り、一路練馬駅周辺を目指します。”練馬区役所前入り口”というビミョーな名前の停留所で降りまして、豊島園方面に歩いて行きました。

 勢い余り、早く着き過ぎちゃって(泣)、歯医者さんの周辺をしばらく散策いたしました。前々から気になっていたスポット「十一ヶ寺」というのがありまして、その界隈を歩き廻ると結構イイ気分になってまいりました。歯の方もとりあえずは無事に治りまして、意気揚々と出勤するコトが出来ました。「さあ、今日は徹底的にヤルぞー!」

20121012032012101204 昼食を摂り、午後になると、奥歯にもようやくチカラが入れられるようになったので、気合いを入れて作業に邁進いたしましょう。

 お待たせしております「福岡のTさま」のマセラティギブリ 、今日は内装を一気に降ろして、リフトに乗せるまでの工程を夕方までに完遂していきたいと思います。ヒーターケースのリビルド作業と、エンジン整備を明日より同時上映(笑)で行なうために、このような段取りにいたしました。フロントバルクヘッド内にあるワイパーユニット等々の御馴染の面々を次々とはずしてまいります。右の写真に映る室内側からの4本のボルト(ダッシュボード裏側から出ている)に掛かったロックナットをはずすためです。この写真ではすでにロックナットがはずれている状態です。

20121012052012101206 左右のシートやドア内張りトリムは取り外し、カーペットや、フロアインシュレーター等の床材までも降ろしました。

 相変わらず、マセラティギブリのダッシュボード降ろし作業は工程数が多い上に、エンジン側やボディ側からめぐってきている複雑なワイヤリングハーネスがダッシュボード裏にそのまま付いてくるハーネスと特殊なカプラーで締結されており、ソレらひとつひとつをチェックしながら分離していく作業を長時間寝っ転がりながらヤリますので、気が遠くなってまいります。帰宅すると(今現在のコト:笑)さすがに目は”しばしば”、腕も指先も”プルプル”、腰は”ヘコヘコ”としております。それでも「明日も頑張ろう!おー!!」の気慨ダケはあるんですけどねー(気持ちだけは若いつもりなんだけど・・・イヤもう、ホントに老眼にはマイる:笑泣)。拳を上げて、前進、前進、また前進だぁ!

 それじゃー、また明日。

2012年10月11日 (木)

漢の”底擦り”(笑)

 あー、ビトルボマセラティの”底擦り”が上手なたこちゃんですヨ。全国の”底擦りフリーク”の皆様こんばんは(笑)。まぁ、近頃では、フェラーリなどですら「最低地上高が高くなったので”底擦り”を御心配の方でも安心」といったクルマをリリース(カリフォルニアスパイダー)しているわけですから、なんつーかこう、嘆かわしいモノではありますが、ある意味「デ・トマソ」さんは、重心位置という部分に非常にこだわったマセラティ造りをしていたとも、今にして思えてきますよね。

 フルタイム四駆でも、ミッドシップでもない。ましてやトラクションコントロールなんてものも付いてない。そんなFRでホイールベースの短い細いタイヤのクルマに”ロケットエンジン(笑)”積んで走らせようというワケですから、「低重心」と「シンメトリカルな重量物配置」にはとことんこだわったのではあるまいかと思います。そもそもターボチャージャーを左右エキゾーストの出口に各一個ずつ、合計二個付けた(しかも出来るだけ低い位置に)のだって、その一環ではなかろうかと思えてきます。

 いずれにしても、色々な部品が低いところに付いてますよね(笑)。ギブリⅡやクアトロポルテⅣでは、フロントバンパーのすぐ後ろにエンジンオイルクーラー。ビトルボ2.5のインジェクション車では、エアコンのサブコンデンサ。エボ系クアトロポルテでは、樹脂製のシュラウド(ほぼ全数の個体で欠けてる:笑)。

 ビトルボ系パワステ装備車に全車共通のステアリングラックのコラム基部の出っ張り。昨日の写真の様にボディ底面中心部には前後に長いキャタライザーケース。非エボのクアトロポルテやギブリⅡではそれが左右に広く前後に長い(擦って無い個体を見たこと無し:笑泣)。

 そして、シャマルなどに装備されているデファレンシャルギアボックスのクーラー。コレなどは、新品発注しても「あらかじめ変形したのが」やってくる(泣)。コレなども「どうせ打つんでしょ」と云わんばかり。で、実際無事なのは、やはり見たコト無し。

 皆さん、コインパーキングへの出入りや、縁石への乗り上げ、”クルマ止め”への注意は怠りなく。それでも、高速走行中やコーナーリング時にいきなりバンプに遭遇したら、「がしゅ」っと音がしたりしますけどね、ドンマイドンマイ。みんなオトコの子ですから、いつも笑顔(ちょっと引きつってるけど:笑)です。あー、路面を引きずって火花を飛ばすフォーミュラーカー、その後ろ姿のカッチョいいことと云ったら・・・。

 それじゃー、また明日。

2012年10月10日 (水)

マセラティ430、下回りの話

 おわー、スッカリひんやりした空気になってまいりましたね。今日の午前中には冷たく感じるほどの風が吹いていた東京練馬であります。日向が恋しいなんて感覚は、夏の間についぞ忘れていたものですが。

 今日は「本ネタ」をコンパクトにイキましょう。マセラティ430(Yさま号)のエンジン、足回り整備が完成いたしましたので、その下回りを撮影した写真を使って、皆さんにも各部の構成をご案内いたしましょうね。

20121010012012101002 こちらの二枚の写真は、車体後方から撮影したものです。

 リアバンパーの直下、左右に振り分けられたエキゾーストサイレンサー(いわゆるタイコ)が見えます。その中央には、ケージで吊られてスペアタイヤ&ホイールが配置されています。デ・トマソ期のビトルボマセラティのスペアタイヤ装備車はすべて同じ機構のケージを備えています。スペアタイヤの左側奥、左ドライブシャフトの上あたりにフューエルストレーナーが見えていますが、そのさらに前方にフューエルポンプが吊られています。

 フロア中央部にはキャタライザー(触媒)ボックスが配置されています。このクルマの最低地上高を低める要因のひとつです。

20121010032012101004 さらに前方に進みますと、オートマのオイルパンが金色に輝いております。その前方にはエンジンのクランクに締結されているフライホイールがチラっと見えています。

 右の写真は前方から撮影したフロント周りのものです。写真上部のライフルグレー色の部分がフロントバンパーです。狭いところに様々な構造部材が詰め込まれているさまが分かります。この時代のマセラティでは、エンジン底部を覆うカバーなどの類は一切ありません。これが完成体の状態です。おとこらしい設計(笑)と云えましょう。全部が丸だしなので、エンジンオイルパンは磨き上げ、取り付けボルト類も新品に交換してあります。

20121010052012101006 エンジンとミッションの整備が完了した後、パワステフルード交換、ブレーキフルード交換、デフオイル交換、フューエルホース交換など下回りの整備交換を一気に進め、最後の最後にキレイに洗いあげたホイールに新品タイヤを履かせます。

 これで、着地をさせて今度はエアコンの真空引きやガスチャージ・ガスサーチの工程を進めましたが、エアコンリキッドタンクの継ぎ手部分の開口形状がしっくりとせず、Oリングによる密着がうまくいってないことが判明いたしましたので、明日もう一度エアコン回りのバラシが決定してしまいました(あーあ!)。

 スッカリ日も暮れました。同じく這うように歩む「フェラーリモンディアルtカブリオレ」とともに二段ベッドでおやすみなさいです。明日も匍匐前進あるのみであります。

 それじゃー、また明日!

2012年10月 9日 (火)

フェラーリモンディアルtカブリオレのあれこれを・・・(その2)

 はい、こんばんは!ここのところ季節の替わり目で、つとに朝晩の寒さが増してまいりました。段々とカラダ全体が固くなってまいりますね。ワタシもすでにカキンカキンになっております(笑泣)が、皆さんもご自愛くださいね。ギックリ腰などには御注意を。

 昨日のコメント欄では「Wさま」さんの”国道沿いに置いてある謎のマシン(笑)”について、なんだか色々と盛り上がっている様子です。しかし「練馬のH」さんの行動力には脱帽でありますよ。

 ・・・ああ、たった今、シリンダーヘッドを降ろしてのエンジン整備をしていた「マセラティ430(Yさま号)」の再始動に成功した模様です。”軽やかな重低音”(って、どっちなんじゃー:笑)が階下で響き渡っておりますヨ。一方、当ブログの方は”フェラーリねた”の続きであります。

20121009012012100902 先日は、モンディアルtカブリオレのドア内張りトリムを全部はずした状態まで御紹介していたんでしたね。

 中でも、これから調整が必要なのは、パワーウインドーレギュレーターです。

 このフェラーリに使われているレギュレーターユニット、基本原理はビトルボマセラティ用と軌を一にするものであります。但し、ドアがでかいので、窓もレギュレーターも前後にでかいです。見るからに”知恵の輪感”を醸し出しております。

20121009032012100904 ついでながら、ドア内部の「脇役陣」にも目を向けておきましょう。

 ドア内部前方にはドアストッパーが見えますが、マセラティ222系とかのモノに造りがそっくりです。

 一方、ドア後方を見ますと電動ロックユニットの姿が目をヒキます。この時期のフェラーリに装備されている集中ロックは「すこん・すこん」とキビキビ連動するコトは無く、なんとなく「おずおず」と穏やかに動作するところがジェントルな趣きで、かえって高級感があります。まっ、云い方を変えれば「コレ、ホントにちゃんと動くのか?」といった不安感もそこはかとなくヨギる(笑)雰囲気なんですけどね。

20121009052012100906 ビトルボマセラティでは、ドアの最上部から降りてくるように配置されている”毛虫バネのガイドレールが、このフェラーリではご覧の様にドアの下側から立ちあがってモーターへと繋がっています。

 ドアウインドーが一番下の位置まで降りてきた時に、その衝撃を受けるストッパーゴムがマセラティのものに比べて遥かにリッパであり、しかもコレを前後二箇所に配置しているところなどは、”さすがはフェラーリ感”に溢れております。その反面、各部のハーネスをなんとなく固定するための”鉄板製留め具”は各部に溶接配置されていて便利なのですが、ドアの内部に腕を突っ込んで作業する場合には「怪我製造マシーン」と化すので、とてもイタいです。留め具鉄板のいちいちに絶縁がなされていないところも、ハーネスの皮膜が劣化した場合の想定が入っていないので、将来的には予期せぬ電気的トラブルの原因となり得ましょう。このあたりは70年代の”ダメダメ”イタ車風ですね。

20121009072012100908 文字通り「たこちゃん、腕が8本あったらいいのに・・・」と思うくらいにややこしいレギュレーターの”知恵の輪風抜き取り作業”は、全部の手足が塞がってるので、当然の如くに撮影不能でした(笑泣)。

 どうにかこうにか取りだしたパワーウインドーユニット全景を見てみましょう。窓が最下段まで降りた状態では毛虫バネの端部が赤いビニールホースの中まで顔を出してくるワケなんですが、この取り回しなら雨水や洗車水の侵入を許しにくいので好ましいですね。ビトルボさんたちのは、モーターに毛虫バネの向かう経路が”上から下へ”である上にビニールホース端部がドア床に這わせてありますので、そりゃもー水は入り放題。だからサビて使いモノにならなくなってるのが多いのですね。こちらのフェラーリでは、はずしてみたらドピンシャン。内部構造にはサビが見受けられませんので、給油してすぐさま動作チェックすることにいたしましょう。

20121009092012100910 せっかくはずした小部品も洗浄しておきましょう。

 このウインドーランチャンネルにも長年のヨゴレが入り込みフェルトの毛足が固まってしまっておりましたが、キレイに洗って良く拭き取り、充分に乾燥させます。

 乾燥させたらシリコン系の滑り剤を塗布して、少しでも摩擦抵抗を軽減させる努力をします。新品時の理想的状態でのみ動作を約束しているかのような造りのイタリア車の装備品類は、こうしてひとつひとつ”ツメて”いくことにより、新品以上の動作感を得るコトが出来るようになります。そもそもダメだと思っていたものが「つー・つー」と動くさまを見るのは堪えられない快感です(ザ・変態:笑)。

20121009112012100912 だいぶん日も暮れてまいりました。とっとと窓を装着し直さないとね。

 ウインドーレギュレーターにイキの良いバッテリーを直結して、数回往復動作をさせてみます。このように無負荷の直結状態で遅いモノや、動きになめらかさを欠くモノでは、ドア内部の定位置に取りつけ、さらに重たい窓を付け、摩擦抵抗因子たる「ランチャンネル」や「水切りモール」まで組み上げたらほとんど動かないパワーウインドーになってしまいます。よって、ここでの「スーパースピード」確認が非常に重要なのです。とりあえず、レギュレーターユニットを”知恵の輪装着”して窓を取りつけるところまで完了し、日が暮れてタイムアップです。

 それじゃー、また明日!

2012年10月 8日 (月)

弊社メールアドレスを騙った偽メールに御注意を(重要)

 三連休も今日まででしたが、当店はいつもと変わらず朝から普通に作業を行なってまいりました。ところが全然普通じゃ無かったのが、パソコンの電子メールの方。開いてみたら来るわ来るわ・・・1300通あまりのほとんどが「MAILER-DAEMON」という、”メール未達”などの通知をしてくれるところからのメール。当方からはもちろんそのようにたくさんのメールを送ったりはしていないので、初めて遭遇する”怪異な”現象にただ驚くばかり。どうも弊社のメールアドレスを騙って、あちこちに自動的なスパムメール送信作業が行なわれている模様です。

 現在はとりあえず、メールアカウントのパスワード変更など当面の対処法を弄し、弊社のメールにはこれらのスパムが入らない様に対策が出来ましたが、これまでの間に弊社とメールでやりとりをさせて頂いた方々に万一の影響が出ていないものかと心配です。もしも問題がございましたらすぐに御指摘ください。というわけで、本日5名の方(Tさん、Iさん、Eさん、Kさん、Uさん)から頂戴しているメールへの返信は、一夜明けて様子を見てから行なおうと思っておりますので、御諒承ください。

 そもそも弊社では、「KDDIホスティングサービス」という、法人用サーバーをプロバイダとしておりまして、そこでのウイルス対策と、ノートンインターネットセキュリティとの併用でパソコン内へのウイルスの侵入はまず考えられませんが、一応チェッカーに掛けてみましたところまったく問題はありませんでしたので、添付ファイルによるウイルスの二次感染の心配は無いと考えております。

 どうも、色々と調べていきますと、この現象は10年も前から時に起こるらしく、様々な方法を駆使して、ランダムにメールアカウントのパスワードを盗み出しては「いたずら目的」で悪さをし掛けている輩が世界中にいる模様です。このいたずらの狡猾なところは、決して本体にウイルスが混入してはいないので、ウイルスセキュリティの網は潜ってしまうというところです。今回のトラブルの場合も、IPアドレスなどから調べるとターゲットになっているプロバイダが”中○人○共○国”のものであるらしく、「いい加減にシロ!」といった気持です。

 皆さんも、時々メールアカウントのメンテナンスはやってみた方がよろしいかと思います。今日はなんだかツマらないハナシで失礼いたしました。

 それじゃー、また明日!

2012年10月 6日 (土)

フェラーリモンディアルtカブリオレのあれこれを・・・(その1)

 おおっ!なんと世の中は「三連休」の初日だったのですね。自分に関係ないからスッカリ忘れてた(笑)。まぁ、明日の日曜日はお休みを頂こうと思っておりますが、日曜に出勤の方々も、一方にはいらっしゃるのでしょうね。皆さんも御苦労さまです。せめてもの罪滅ぼし、当ブログの更新は頑張ってヤリましょう!

20121006012012100602 今日は、いつもと趣向を変えまして(といっても、マセラティがフェラーリになったダケだけど:笑)、フェラーリのドア内張りを分解してみましょう。

 患者さんは、只今納車準備中の「フェラーリモンディアルtカブリオレ(京都のFさん号)」であります。症状はパワーウインドの上げ方向が著しく遅いという問題。根治解決を目指します。奥のピットの方では三男がマセラティ430(Yさん号)の組み立てに勤しんでおります。ワタシも頑張ろー!おー!

20121006032012100604 大概、このあたりの時期のフェラーリはこんな感じですね。同時期のマセラティと比べますと、スッキリとシンプルに見えます。

 左の写真では、実は四分割になっているドアトリム部材の分解順序を示しております。フェラーリの内装部材はこのようにパズルですから、構造の概略を分かって作業にあたらないと、強引にあちらこちらをブッ壊す事にもなりかねません。まずはインナーノブの樹脂枠を後方にスライドさせてはずします。

20121006052012100606 続いて①部材の後部に留るタッピングビスと座金を抜き取ります。

 次に②④トリム下方に見えているタッピングビスたちも片っ端から抜き取ってまいります。

 コレは皆プラス頭のビスですが、先端が細い規格のプラスドライバーを用います。皮革部分にキズを付けぬ様、慎重に作業を進めます。

20121006072012100608 見えている様で見えてこない”保護色(笑)”で隠れたビスもあります。このあたりはイタリア人の芸風が分かってないと見抜きにくいところでしょう。

 ②④トリム下方がバフバフと動く様になりましたら、なぜかソレとはまったく関係の無い①のトリムを後方にスライドさせてはずします。②④トリムをあらかじめ”バフバフ”させるコトにより、①トリムとの密着が解かれ、①をスライドさせ易くなるのです。20年間一度もはずしたコトが無いような個体では、まず簡単にはスライドしてくれません。革と革との表面が張り付いてしまっているためです。そのような場合にはスキマよりシリコンオフなどを流し込む必要があります。このあたりには、”マセラティばらし数百台(笑)”のノウハウが生きてまいります。

20121006092012100610 ①トリムの裏は左写真の様になっています。前後二か所の金属製スライダー(フック)が、ドア側に溶接された受け具にキッチリと嵌るように出来ているのでありました。

 結局つまるところ、①トリムの固定は、最初に抜き取った、細い細いタッピングビス一本の締結によるのみであるコトが御理解頂けると思います。右の写真が①トリムを除去した状態です。②④トリムの上部に隠れていた固定ビス(これはタッピングビスではありません)が姿をあらわしました。

20121006112012100612 次に②トリムの上部固定ビスをはずします。ここはドアポケットの造作をしてある部材ですね。

 ①②トリムをはずした状態が右の写真です。ドア灯の電球交換や、ドアラッチ内部への給油くらいでしたら、ここまでの分解で済むようになっています(ネラってこうなってるとは限りませんが:笑)。マセラティですと、このように合理的にはまいりませんので、このあたりはさすがフェラーリと一応ホメておきましょう。ただし、マセラティスパイダーザガートと、このフェラーリモンディアルtカブリオレ、本邦での新車時価格は三倍強の違いがあったというコトだけはアタマに置いていてもよろしいかと思います。

20121006132012100614 続いて③トリムをはずしましょう。トリム下方の固定ビスをすべてはずします。

 そして、ここがフェラーリの場合のキモなのですが、③トリムの上部後方に位置するインナーロックノブをリンクごとジョイントから分離してとりはずすというところがポイントとなります。得てしてこの手のノブは、ノブ先端の樹脂部をグルグルとネジを回すように取りはずすのが通例なのですが、フェラーリの場合は、そこをはずさずにリンクからはずすのです。

20121006152012100616 ドアインナーパネル(ボディドア内側パネルのこと)上端部に引っ掛けられるように取り付けられている③トリムを上方に引き上げて除去します。

 右の写真が③トリムまでをはずした状態です。このように意外にも結構システマティックですよね。構造さえ理解していれば、ビトルボマセラティのような”職人芸的分解法(および組み立て法)→分かってても出来ない:泣笑”を要求してくる部分は少なく、その意味でフェラーリの職人さんは恵まれていたと云えましょう。マセラティの場合には、奥まったところに位置する見えない穴に向って斜め上方目がけて(しかも)タッピングビスを打ちこむといった無理難題がごく普通に出てまいります。現場の職人さんはたまったモノではありません。

20121006172012100618 ④トリムの上部固定ビスをことごとくはずしていきます。すでに下方のタッピングビスは初めの方の工程に於いてはずしてありますので、いとも簡単に落っこちてきます。よって、最後のビスを抜き取る際にはあらかじめ手で支える必要があります。

 裏を見ますと、スピーカーのハーネスと、パワーウインドースイッチのハーネスが繋がっていますので、まずはスピーカーハーネスを抜き取ります。

20121006192012100620 そして、パワーウインドースイッチに繋がるカプラーをはずせば、④トリムが除去出来、コレで①②③④すべてのトリムがキレイにはずれました。

 全部を取り除いてしまうと、天下のフェラーリと云えども、”なんだかなぁー”といった印象を持たれるコトとは思いますが、世の中の「裏側」というモンは得てしてこのようなモノでありますよ(笑)。この続きはドアの内部バナシです。

 それじゃー、また来週!よい連休をお過ごしください。

2012年10月 5日 (金)

マセラティ430、シリンダーヘッド周辺の話

 はい、こんばんは!今日は一日穏やかで爽やかな陽気でしたね。久しぶりに「本ネタ」でまいりましょう。・・・これは昨日午後の作業風景です。

20121005012012100502 とにかく、御来店頂いたコトのある皆さんは、すでに御存じの様に、狭い場内を縦横に工夫してエンジンの分解もやるハメになります(笑泣)。

 クルマを上げた状態で、その下に作業台を置いて作業を行なったりもいたします。こうして、マセラティ430のエンジンシリンダーヘッド整備と、マセラティスパイダーザガートのルームクリーニング作業は並行して行なわれます。右の写真では、シリンダーヘッドを搭載し、規定の方法で締結する工程を行なっております。

20121005032012100504 ここで、搭載直前のシリンダーヘッドを御披露いたしましょう。

 写真でご覧の様に、燃焼室内部頭頂部にあたる、吸排気バルブやスパークプラグ先端が並ぶ部分まで積年の汚れはことごとく落とされます。線径が細く、サビによる腐食や、長い年月に亘る振動、底突きによる衝撃などで、簡単に折損してしまうエキゾーストマニフォールドのスタッドボルトはすべて新品に打ち替えます。このボルトが折れているケースは、ままありますが、「パサパサ」と乾いた排気漏れ音が一定条件のもとで出てまいりますので、気にし出すと結構耳障りなモノです。マセラティ430本来の重低音エキゾーストサウンドを再現しようと、ここ3週間あまりの期間、岡本次男・三男の両名で頑張ってまいりました。作業開始当初は正味10日間でのエンジン再始動を期しておりましたが、22年間の歳月は、やはり今回も様々な壁として立ちはだかりました、ひとつひとつ厚き岩盤を突き破る様に進むしかありませんね。

20121005052012100506 続いては、シリンダーヘッド上部に重ねるように搭載するカムシャフトケースです。

 一旦カムシャフトプーリーをはずし、ケースフロント部を分解。カムシャフトフロントシールを交換したのちに、再度組み立てていきます。各作業工程中にも、内部の油膜が切れてしまわぬ様、一定量のエンジンオイルを塗布、注油しながら進めます。

 シリンダーヘッドを締結した後に、再度車体をリフトアップし、底部下方からの組み立て作業に入ります。各部締結ボルト、マニフォールド類の表面サビなどはワイヤーブラシやリューター等で丁寧にそぎ落としておき、その準備といたします。

 この右側写真では、すでにシリンダーヘッド⇔エキゾーストマニフォールド⇔ターボチャージャー本体ユニット⇔エキゾースト締結フランジと、前方から後方下部に向けて組み立てを進めていった状態です。エンジン右バンクを底面から覗くとこのような光景となっているワケです。カメラのレンズ部分は強引に入りますが、このスペース内で色々と”勝負(笑)”を賭けなきゃならない場合は周囲が様々に干渉いたしますので、その作業は困難をキワめます。こうして深く分解した”ついで”にやっておくべき仕事は、手間も時間も余計に掛かり、いっけん大きい遠回りの様ではありますが、後々のためには大切な工程なのでありますヨ。

 それじゃー、また明日!

2012年10月 4日 (木)

甘い囁き

 ほげほげ・・・。もー今日は、ホントに一日中ソンキョの姿勢での”肉体労働”に従事してしまい、腰は立たないし、指先もほとんど云う事を聞かなくなってしまいましたので7時にあがって帰宅いたしました(あー、トシはホントいやあるね:笑)。

 ・・・というわけで、本日は「超小ネタ」で失礼させて頂きます。

 どういったワケか、先週より急に”たこちゃん家”で流行っているのが本日の表題の曲、「甘い囁き(パローレ・パローレ)」というモノで、女性ボーカルの歌声の合間に、”あいの手”よろしく男性の”ベルベットボイス”がカブるという、斬新な(もちろん当時は、というハナシ:笑)ボサノバであります。

 調べるのが面倒(笑)なので、突っこんでみたい方はネット検索でもしてみて頂きコメント欄で助けて頂きたいのですが、ワタシの記憶が確かであれば、原語(フランス語)バージョンは、かの二枚目俳優”アラン・ドロン”さんが、「だーばん(笑)」とか、「ぼんじゅーる(実際はどちらも云って無い:笑)」とか、なんかフランス語でぐちょぐちょと囁くものであったように思いまして、音源を探ったらやっぱりありました。おそらくはドロンさんの主演映画の主題歌なのではないかと思います。以下のリンクはそれぞれ音が出ますんで御注意ください。

 歌:ダリダさん 囁き手:アラン・ドロンさん(おそらくは、オリジナルバージョン)

 そもそもは、なんで今さらこんなムカシの曲が我が家で話題になっているのかと云えば、日曜日に往年のラジオ深夜番組検索をしてたら「ナッチャコパック(野沢那智さんと白石冬美さん(巨人の星の明子ねーちゃんで、初代怪物くんで、パタリロのヒト)のパック・イン・ミュージック→通称:金曜パック、略して”金パ”)」という、大昔にTBSラジオで夜中の1時からやってた番組が引っ掛かり、ヨメが「何なの?コレ」と怪訝そうに聞きますので、「ムカシ、たこちゃんが受験勉強(のフリ:笑)をしながら聞いてたんだよ、この番組。なーつかしーぃーなー」と答えました。懐かしついでに思い出したのが、「確か、この番組で”野沢那智がボソボソ呟く”ヘンな曲が良く掛ってたんだよなー、歌は”金井克子”で」。・・・で検索してみたら日本語で以下二つのバージョンがあることが分かりました。世界各国語の仕様(笑)があるみたいですので、色々と聞き比べるのも一興かと思います。

 歌:中村晃子(虹色のぉーみずうみぃー)さん 囁き手:細川俊之さん

 歌:金井克子さん 囁き手:野沢那智さん(このサイトの1:15:19から→ついでに”他人の関係→ぱっぱっぱやっぱー”とかも懐かしい:笑)

 想えば、今は亡き野沢那智さんは、日本に於ける「アラン・ドロン」の翻訳版アテ師としても、著名なんでしたよね、コレはある意味王道の「翻訳版」というワケでした。

 皆さんも、囁きを聞きながらごゆっくりお休みください(コレであなたも、明日はアタマの中が”パローレ、パロレパローレ”でグルグルしちゃうコトでしょう:笑)。でも、ワタシは勝手ながらマセラティでのドライブにはマイナー調のボサノバが良く似合うと思ってたりしますので、グルグルしててもいいや。→夢にも出てきそう(笑)。

 あっ、その後の調査により(結局調べちゃってる:笑)、そもそものこの曲はイタリア語なのだそうで、歌:ミーナさん 囁き手:アルベルト・ルーポさんというのがオリジナルらしいです。失礼いたしました(PM21:00追加記述:ちなみに”パローレ”は伊語で”言葉”と云う意味だそうです)。どうりで、マセラティに合うお味なワケだよなぁー(納得)。

 それじゃー、また明日!

2012年10月 3日 (水)

マセラティ発掘作戦への御協力お願い

 今日も朝から、いつ降り出してもおかしくない「超曇天」の天候で、午後にはわざわざ名古屋からお見えになるというお客さんがいらっしゃる予定でしたので、準備作業をしながらハラハラいたしましたが、本格的に雨が降り出す前に御試乗が間に合い、昨日ご案内した「マセラティスパイダーザガート」が早速の御売約となりました(”名古屋”のWさま、遠方よりわざわざの御来店&早速の御売約、誠に有難うございました!)。

 近ごろは良質のビトルボマセラティがなかなか発掘できなくて、色々と努力はしておりますが、皆さんの御期待に添えずに申し訳ありません。コレも一重にワタシたち、「マセラティ専門店」として恥ずかしくない個体を常に厳選してリサーチしておりますゆえでありまして、様々な車種においてバックオーダーを御下命くださっているお客さん方の御期待に沿う個体に巡り合うまでネバってまいろうと思っております。・・・商売ベタですね(泣笑)。 

 で、”ネタ”としては、「1オーナー 3,500Kmのマセラティスパイダーザガート前期型AT車・黒/タン革」とか、「28,000Kmのマセラティスパイダーザガート後期型MT車・赤/黒革」とか、面白いのがあるのですが、いずれも種々の事情により、ハナシ自体を保留しております。まっ、一口で申しあげますと、商品化までの時間が掛かり過ぎると云う部分と、徹底的に造り込んだ場合の設定価格がきっと通りにくいだろうと判断しての保留というワケです。こういった物件にも、お声が掛かる様であれば、一気に前進させるコトが可能なのですが、かかる”ウルトラ物件”こそ目先の絶対価格にしか目がいかない生半可な御気持ちのお客さんには却ってお奨めしにくいモノですよね。

 ”商品化”といい、”納車までの整備・仕上げ”といい、幾重にも手間が掛かるのが「ビトルボマセラティ」というクルマです。また、後々の部品調達にも心を砕きつつ、新品部品の在庫確保や、ドナー車の長期保管なども弊社の基礎コストには掛っているのです。そのあたりを皆さん御理解くださればと思っております。

 シャマル、ギブリカップ、クアトロポルテエボ前V8、ギブリGT(6MT)など、今なら買う気まんまんで(笑)買取に臨みます。部品の調達不能や、ご家庭の都合、コレクションの整理など、種々の事情でお手放しを考えていらっしゃる方がこのブログの閲覧者の中にいらっしゃれば、ぜひマイクロ・デポに一声お掛け頂きたいと思っております。低走行距離車やワンオーナー車には特に高い査定を考慮いたしますので、お困りの方は御一報頂ければとお願いするものであります。ワタシがピンとくる物件でしたら、全国どこにでも査定に参上いたしますので、お気軽にご相談ください。

 それでは、また明日!

2012年10月 2日 (火)

マセラティスパイダーザガート、超絶なり。

 ほいほーい!(・・・って、アラレちゃんか?オレは:笑:しかも旧っ!)毎日毎日指の先がとろけるような仕事ばかりを、”三兄弟”それぞれがしている今日この頃、「皆さん、お元気ですかぁー」。

 先日ご紹介した、例の「ローバーミニクーパー」は、当ブログにおいても、ご来店のお客さん方にも駅までの送迎などに使うと大評判でありましたが、本日無事にヨメ入り先が決まり(「つくばのKさま」、毎度毎度有難うございます!)ました。4速マニュアルミッションを駆使して走る喜びに満ちておりますヨ。

20121002012012100202 ところで、「マセラティに乗りませんか・・・」のトップページで”フリ”だけしていた「超絶マセラティスパイダーザガート」が入荷いたしました。マセラティクアトロポルテの下取りとしての入荷です。前オーナーさんは当店の創業直後からのお客さん。スパイダーザガート→クアトロポルテセイチリンドリ(エボ前後期型)→スパイダーザガート(ソレがこのクルマ)→クアトロポルテ(今度は前期型)と変遷されている「生粋のビトルボ乗り」でいらっしゃいます。ですから、その扱いは常に正しく、丁寧に”慣熟”していったという状態。云わば、今が最高のコンディションと云えるかも知れません。 

 ”1.6万キロ”とご案内しておりましたが、オーナーさんの”お別れドライブ”のため、”1.7万キロ半ば”までオドメーターの数字は増えております。まっ、そりゃ日常的に乗れてしまう証拠と捉えて頂ければ有難いです。一日の作業を終え、リフトアップした「Yさま430(絶賛、エンジン組み立て中)」の下にとりあえず収納したところが本日の画像です。

 「はい、いいですかぁー、皆さん!(金八先生風:笑)」・・・本日現在、国内のネット情報を拝見しますと、世の中には、様々なマセラティスパイダーザガートが色々とある様ですけれども、迷わずコレにしてください(というか、一度ホンモノのバリモンを見てよぅー:笑)。存分にマセラティの真髄をお楽しみ頂けます。「店はバッチイけど、クルマはキレイ」、それがマイクロ・デポというお店です。そのうち店の方ももキレイにしたいですけどね(店をキレイにするよりも、目の前のクルマの方をを磨いちゃうんだよなぁー、つい:泣笑)。

 それじゃー、また明日!

2012年10月 1日 (月)

”台風一過”の様にスガスガしいクルマ

 今日の朝、目覚めてカーテンを開けると、一面の青空。昨日東京にも強風をもたらした台風は北上したらしい。沖縄と本州中部、そして北海道と”17号”のヤツは抜けていった模様です。

 すべてのクルマ置き場をチェックして回り無事を確認。今日も、静岡県浜松より「ビトルボマセラティ」のハナシが聞きたいと仰るお客さんがご来店。マセラティ430が御希望との事でしたので、さっそく在庫にあります、台風一過の青空様な「ブルー革」をご覧に入れたのですが、色目に今一つピンと来ていない御様子でした(残念!)。ついでに申しあげますと、この内装色とは対照的に曇天の空の様な外装色(笑泣)ソフトグレーメタのマセラティ430前期型、先日第三者機関による判定を旨とする「Goo鑑定」にも供しまして、外装「☆☆☆☆(4つ)」、内装「☆☆☆☆(4つ)」、修復歴無しとの鑑定結果を得ました。20年落ちのビトルボマセラティといたしましては、やはり最高レベルの評価だとは思いますが、現状で左リアドア上部に凹みが一個、右リアドアエッジ部に隣のクルマから「ゴツン」とやられた微小なキズを見つけられまして(笑泣)、惜しくも”星五つ”を逃しました(無念→御売約しましたら、納車時には直しますから:笑)。

 鑑定士さんにも色々と細かい評価基準について根掘り葉掘り伺いましたが、そもそも鑑定の在り方自体、低年式車にはとても不利なモノであるのはワタシも承知しておりましたので、率直に云って、現在のところまで、さして広告としての実効性が出ていない「Goo」のためにわざわざ時間と手間を割かねばならないのは大いに不満なのですが、前向きに考えれば、鬼の様な旧車にあえて鑑定をつけていくというのも、自らの実力を知る上ではいいのかも知れません。

 ともあれ、数多のトラブルを克服した「ビトルボマセラティ」は、「こりゃ、ホントにスッキリしていていいですね」と、確かにプロの鑑定士を唸らせてヤリましたヨ(笑)。ダレか早くお嫁にもらってくんないかなー。

 それじゃー、また明日。

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