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2012年10月 5日 (金)

マセラティ430、シリンダーヘッド周辺の話

 はい、こんばんは!今日は一日穏やかで爽やかな陽気でしたね。久しぶりに「本ネタ」でまいりましょう。・・・これは昨日午後の作業風景です。

20121005012012100502 とにかく、御来店頂いたコトのある皆さんは、すでに御存じの様に、狭い場内を縦横に工夫してエンジンの分解もやるハメになります(笑泣)。

 クルマを上げた状態で、その下に作業台を置いて作業を行なったりもいたします。こうして、マセラティ430のエンジンシリンダーヘッド整備と、マセラティスパイダーザガートのルームクリーニング作業は並行して行なわれます。右の写真では、シリンダーヘッドを搭載し、規定の方法で締結する工程を行なっております。

20121005032012100504 ここで、搭載直前のシリンダーヘッドを御披露いたしましょう。

 写真でご覧の様に、燃焼室内部頭頂部にあたる、吸排気バルブやスパークプラグ先端が並ぶ部分まで積年の汚れはことごとく落とされます。線径が細く、サビによる腐食や、長い年月に亘る振動、底突きによる衝撃などで、簡単に折損してしまうエキゾーストマニフォールドのスタッドボルトはすべて新品に打ち替えます。このボルトが折れているケースは、ままありますが、「パサパサ」と乾いた排気漏れ音が一定条件のもとで出てまいりますので、気にし出すと結構耳障りなモノです。マセラティ430本来の重低音エキゾーストサウンドを再現しようと、ここ3週間あまりの期間、岡本次男・三男の両名で頑張ってまいりました。作業開始当初は正味10日間でのエンジン再始動を期しておりましたが、22年間の歳月は、やはり今回も様々な壁として立ちはだかりました、ひとつひとつ厚き岩盤を突き破る様に進むしかありませんね。

20121005052012100506 続いては、シリンダーヘッド上部に重ねるように搭載するカムシャフトケースです。

 一旦カムシャフトプーリーをはずし、ケースフロント部を分解。カムシャフトフロントシールを交換したのちに、再度組み立てていきます。各作業工程中にも、内部の油膜が切れてしまわぬ様、一定量のエンジンオイルを塗布、注油しながら進めます。

 シリンダーヘッドを締結した後に、再度車体をリフトアップし、底部下方からの組み立て作業に入ります。各部締結ボルト、マニフォールド類の表面サビなどはワイヤーブラシやリューター等で丁寧にそぎ落としておき、その準備といたします。

 この右側写真では、すでにシリンダーヘッド⇔エキゾーストマニフォールド⇔ターボチャージャー本体ユニット⇔エキゾースト締結フランジと、前方から後方下部に向けて組み立てを進めていった状態です。エンジン右バンクを底面から覗くとこのような光景となっているワケです。カメラのレンズ部分は強引に入りますが、このスペース内で色々と”勝負(笑)”を賭けなきゃならない場合は周囲が様々に干渉いたしますので、その作業は困難をキワめます。こうして深く分解した”ついで”にやっておくべき仕事は、手間も時間も余計に掛かり、いっけん大きい遠回りの様ではありますが、後々のためには大切な工程なのでありますヨ。

 それじゃー、また明日!

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コメント

おお本当に久しぶりの「本ネタ」。きれいなシリンダーヘッドですねえ。
それにしても上(下はなし)左右をビトゥルボに囲まれてエンジン整備、花畑の真ん中の花屋のようなものでしょうか。(ちょっとちがうか)

「ケース表面は手磨き」に敬服、分解しても磨かないでしょ普通。

あーそういえば、私のクルマ、前回オイル交換時、漏れ止めを添加していただいたようですが、まだポタポタと。
漏れ自体はそう気にもしないのですが、パワステのブーツを伝ってくるのでゴムの劣化が心配、また車検時にでも相談させて下さい。

去年の今頃、ブログで愛車の進捗状況を追っていたっけ。きっとこの430のオーナーさんもブログに釘付けでしょう。

泥沼の戦いの末、ビシッとした仕上がりに至る素晴しい作品です。
こうやって、写真に残るとオーナー様も嬉しいですね。

一方で、またまた業務連絡(たこちゃんすみません!)

練馬のHさま:
例の駐車場、二宮から小田原に向かう国1沿いにあります。
3兄弟さまからの熱い(ん?)要請もあり、いつか”変な車”でデポ社出陣予定。
その際はブログネタに登場すると思います。お楽しみに。

↑「Wさま」の、このおクルマがまたスゴいんですよ、コレが(笑)。ご来店頂いたら、当然ブログねた(笑)ですね。

メカ音痴の私にも、すごく丁寧に手間暇掛っていることが良く分かります。
これがマイクロデポの真骨頂なんですね!

 ビトルボネタに戻ってきました。ばらばらにして、綺麗に磨いていただけるなんてオーナーさん涙チョチョ切れ(古い)ですね。スパイダーザガートもピカピカですね。
 Wさま、有難うございます。早朝コッソリ箱根に走りに行く途中に覗きにいくかもです。変な車ですか??なんだろ。その貴重な変な車で是非デポ詣でして頂き、晴れてブログネタを提供してください。

美しいですね。
精巧に造られた機械は何故、こんなにも美しいのですか。
不思議です。

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