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2013年1月の28件の記事

2013年1月31日 (木)

こんなの見つけたヨ!

 ♪あーあー、コシがイターいのよー、ホイール洗いはコシにくるぅー。・・・ちょっとチカれております(笑)。ここのところは、比較的過ごし易い気温の日々が続いておりますので、朝から晩まで接客以外の時間は”肉体労働系”のシゴトに従事しております。コルセットは巻きっぱなしになって、ワタシにとってはもはや標準装備化しておりますけれど。

 ところで、昨日御紹介した”八風不動”をマセラティ”風の名前シリーズ車”に早速見立てた「練馬のH」さん、さすがです。不肖、ワタシなどには思いもよらなかったので、コメント見て「こりゃ一本トラれたわい」と地団駄を踏み(笑)ましたよ。やだねー、8台(8種類)の風の名前のマセラティが全部動けなかったら(笑)・・・って笑いゴトぢゃ無いよな、ホント。

 あと一台の方も、本日ワタシの方で答えてやれ、と思っておりましたが、”シュバスコ(チュバスコ)”が「一松さん」から提示されていてコレまた「やーらーれーたーよー(笑泣)」。くやしいから、思いついたのをとりあえず書いておこ。”メラク””シムーン”このあたりは風系ネーミングではなかったかと思います。

 さてさて、本日の本題は「超小ネタ(笑)」です。相変わらず、ワタシの余暇はネットでユーチューブ検索しまくりつつ、懐かしいCM探しばかりをしているのですが、そのような中で、ちょっと面白い(マセラティでイッてみよう!的にだけど)のを発見いたしましたので、御紹介しておきましょう。

 1977~1990 カー用品CM集(音出ます、ご注意を!)

 何が見てもらいたかったかは、この映像の”9:20”あたりで出てまいります。ワタシも一昨日に眠気マナコで見てたら「ナヌっ?!」って云う感じで、何度も戻って”一時停止”をクリックしては「あ、やっぱり。間違いないわ」と。

 ソレにしても、「事実とものすごく相反するので(大爆笑)」、やっぱJARO(ジャロ)送りの刑に処するべきだよな。とっくに時効だけど。当時はこのメーカーの製品をどちらのクルマも純正採用してないハズ。後付けで付けるってか?無理無理(笑)、そんなの出来るならやってみたいモノです。

 ”ミーちゃん、出てくる→シャワーの水浴びる→唐突にフェラーリ308GTS(白・赤革)右から左へ疾走!→???のシーン。

 全部で11分程の動画ですが、他のもそれぞれに(色んな意味で:笑)味わい深いモノがあります。軽くお楽しみください。風邪を召してらっしゃるお客さんがイジョーに多いので、心配しております。皆さん、今日も暖かくしておやすみくださいね。

 それじゃー、また明日!

2013年1月30日 (水)

前人未到の境地にして、なお・・・

 今日は、「練馬のH」さんの緊急御来店(シャマルのホイールが来ましたよー”Rたろう様”:笑)で景気よくはじまり、月末で人の出入りが激しい中、名古屋から「Hさん」がクアトロエボ8に乗って御子息とともに御来店。ついでに(笑)ギブリの御試乗もして頂きました。夜には文京区の「Dさん」が日常車アルファロメオのスモールランプユニットAssy交換で御来店、即時完遂。こうして毎日次々とお客さんに御来店頂けますのは、有難さの極みであります。

 ところで今朝、N○Kニュースを見ていましたら、スポーツのコーナーで、日本中央競馬会(JRA)の武豊騎手についての話題を取り上げておりました。先だって、前人未到の3500勝に到達したそうです。現在までのJRAでの獲得賞金は708億円以上(!)、そのうち5%程度が騎手の取り分らしいのですが、いずれにしてもモノすごい数字ですね。

 ワタシ、ここ20年くらいはスッカリ競馬方面に目が行っていなかったので、武さん、とっくに引退し、若くして講演活動でもしながら悠々自適の生活をしているものと勝手に思い込んでおりました。自らの不明を恥じ入るばかり。

 若い頃には、なぜかワタシの実家のリビングに、当時出始めだったNTTのキャプテンシステムという双方向データ通信機器の実験的モニター機が設置してあり、家に居ながらにして馬券が買えてしまうという、ステキかつコワい(笑)環境にありましたので、日曜午後の「スーパー競馬」を見ながら、”メジロマックイーン”なんかを応援していたワケです。

 もっとも、若くしてアイドルの佐野量子ちゃん(キャワいい:笑)を嫁にしたので、「うぅー、ズルい!!」と思って、ソコからは東銀座や後楽園の”場外”で、意識的に「武ハズして(笑)」買ってましたけどね、だからいよいよ当たらない(泣笑)と。

 武騎手へのインタビューで、一番感銘を受けたのが、”3500勝してるけど12000敗してる”という厳粛な事実。史上最強レベルの騎手にして、なお勝率は2割というコトで、如何にハードルの高い厳しい世界であるかを窺い知る事が出来ました。野球でも一流選手はムカシから三割打者であるかどうかというのがひとつの目安でありますから。

 単勝のオッズがいつもG1レースで「1.1倍」と云うイメージのある「ド鉄板」なコトでは定評のあった往年の名騎手、岡部幸雄さんですら2943勝で当時までの最多勝記録だったのですが、いつの間にか”あのオカベ”をも遠く越える存在になっていたのですね。

 デビュー仕立ての頃の17才時の映像が出ました。童顔な上に小柄なこともあり、もうほとんど見た目は小学生みたいに可愛らしい。そこから現在インタビューを受ける武騎手の映像に変わりますと、もう、なんと云うかドシっとしている。現在43才と云うことでしたが、やはり圧倒的に風格のある顔立ちになっているのでした。コレには「重厚な年の重ね方をしているなあ」と感銘を受けました。もっともいまや実際に重鎮中の重鎮ですから、当たり前かも知れません。

 最後に額に書かれた文字を掲げながら、座右の銘を示されておりました。”八風不動”という造語で、高名な御僧侶から賜った言葉なのだそうです。「風には追い風もあれば向かい風もある。人生と一緒。四方八方から吹く様々な風に動じずに生きろ、という意味だと教えてもらいました」

 ここ数年は落馬事故による怪我により、必ずしも順調では無かった様子。それでも現役に拘り、従来の名声に甘んじるコトも無く、なお金字塔を打ちたて続けようとする気概。爽やかで柔和な笑顔とともに、ゆっくりと噛み締めるようにお話される様子には、朝から心洗われる気持ちでした。

 それじゃー、また明日!

2013年1月29日 (火)

地を這う様に、歩け!歩け!!

 ダレも指摘してくんないので(笑)ワタシ自身もスッカリ忘れてましたケド、去る1月24日をもちまして、当ブログ「マセラティでイッてみよう:2」の平日連続更新記録が満2年になっておりました(さっき、気が付いた)。ちなみに、その第一日目の記事がコレ

2013012901 そのページの界隈を先ほど久しぶりに見直してみましたが、進歩無いねぇーウチの店(泣笑)。丸二年前とやってるコトがおんなじで我ながらアッパレではあるな。

 ちなみに左の写真が、本日の帰りがけに撮影したデポ場内の図。・・・ねっ?いつもの様に、「マセラティ様」だらけ(笑)。

 何とか全国に遍く散らばる「高品質素体」を発掘しようと、ソレを続けて16年。厳選に厳選を重ねた個体をさらにシバキ倒して(笑)造り上げ、日常使用すら出来る”超絶ビトルボ”の世界。そしてソレを実現する原動力たる「マイクロ・デポ顧客コミュニティー」の心温まる素晴らしいネットワーク。そんな魅力の数々とともにワタシたちの気持ちも伝わるといいなぁーと一生懸命にお話しているのですが、必ずしも新しいお客さんには伝わりきらない様で、新規の御来店者方が多い昨今、毎日の様に”ワタシの表現力の拙さ”には一抹以上の歯がゆさを感じております。一番楽にマセラティを楽しんで頂ける方法論を包み隠さずお話しているだけなんですけどね。さっき「りゅたろう先生」から御電話を頂きましたので、とりあえずは愚痴っときましたけど(笑)。スゴイお声で「どうしちゃったんですか?」と伺ったら、「ゲホゲホ、もう一週間(風邪ひいちゃって)ダメよ」と仰っておりました。皆さんで”りゅうにい”に励ましのコメントをどうぞ。こんなところも、いいトコロなんだと思いますヨ。かと云って決して排他的なモノでも無いし。

 全国の同好の士がリアルタイムで語りあえる環境、なんと素晴らしいコトでしょう。コレを維持出来ているのもまた、得難い事だとつくづく感じ入るモノであります。皆さん、今後とも御贔屓に。ワタシたちは、まだまだこれからも”今まで通りのやり方で”愚直に匍匐前進を続けます。

 それじゃー、また明日!

2013年1月28日 (月)

心無き技術開発にココロをイタめる

 今朝は一瞬雪がうっすらと積もっていたところもあった東京練馬。じきに好天へと好転(笑)し、あっと云う間に溶けて流れてしまったので、まずは、ひと安心いたしました。

 ところで、一昨日は朝から有明埠頭にまいりまして、そこまで船に載ってやってきた”とあるクルマ”を積載車に搭載し、首都高速を走っておりました。やおら後ろからルーフの赤色灯を回した緊急車輌(特に何のマーキングもされてない、極く普通のエコカー)がワタシの乗る積載車に結構な勢いで追いつき、そして追い越していきました。何しろ赤色灯が回ってますから、相手の素性はともかくとしても、何らかの緊急の用事はあるハズ。当然の様に、先へ先へと行くものだと思っておりました。

 ところが、右側車線の先にはクルマがいないにも関わらず、一向に速度をあげて走っていってくれません。運転するローダー屋の社長と顔を見合わせ「ナンかヘンだよね、あれ」「そーですねぇー。どうして先にイカないのかなぁ」と一言二言会話しているうちに、50m程前方にいたその箱バン型エコ車の床下から「ボフっ!」と白煙と黒煙の混じったケムリが噴出し、ソレは一瞬で終わりましたが、その後は色んな物体が、左右後輪の間から「ポロンポロン」と落っこちてきます。「あ、こりゃ近くにいるとヤバそうだから、ハヤく抜いちゃお」「そーですね(引きつり笑)」・・・なんとか危機的状況は脱したものの、ワタシたちのクルマと埠頭からともに走ってきた連れの随走車以外は、その後しばらく後続のクルマたちが来ませんでしたので、どーにかなってはいなかったかと心配ではあります。

 只今、毎日のニュースで国内に就航している新型旅客機の”電池トラブル”のハナシが報じられておりますが、アレもリチウムイオン電池のトラブルみたいなので、究極の原因は分かりませんが、一瞬その報道がワタシの脳裏をよぎり、ビビったモノです。

 新しい技術には、未知の危険は付きものです。先人たちの数多くの犠牲の上に進化して、熟成してきた技術というのも、もちろんありますね。だけど民生品に搭載する場合には、充分な評価期間が、やはり必要ではないかと思うのです。何事につけても、いきなり”コスト優先”では、せっかくの新しい技術が”その失敗”により社会から淘汰されてしまう可能性も否定出来ないと思うのです。

 まず、オーバークオリティなくらいに安全率を見込んで”高く”造り、徐々にコストダウンを目指すくらいでちょうどいいのではなかろうかと思います。近頃はIT産業の悪しき慣習(とりあえず未完成な品物やアプリケーションでも、それを必要悪ととらえ、バグはあとから”アップグレード”などと称して顧客に手間をとらせつつ解決していく方法論)が、スッカリ産業機械や一般電気製品、そして自動車の世界にまでも蔓延しつつあるのが、憂慮されるところです。せっかく熟成されてきた既存技術をバカにしちゃーイケませんよね。

 それじゃー、また明日!

2013年1月26日 (土)

マツケンがやってきた、ヤア・ヤア・ヤア(笑)

 今日は、”超”小ネタ!

2013012601 本日、アパートに帰宅いたしますと、ヨメは懇意にしているクラシックバレエ先生の発表会的なイベントを観覧に出掛けているために留守(泣)。コンビニ弁当を購入して、トボトボと自分の部屋のドアに近づいて行くと、ドアに付いたポストには何やらミョーに厚みがある物体が中途半端に突っこんである。

 ピザ屋の宅配メニューにしては、ずいぶんと質量があるな。

 ”ソレ”が入っているビニール袋には、”クロネコメール便”と書いてある。ワタシ自身にはまったく思い当たるフシも無く、爆発物でも入っていそうなアヤシゲな雰囲気。はて・・・?コレはいったい何物なんだろうか。

2013012602 ・・・”コレ”ですか(笑)。ああ、昨年の暮れに名古屋の「みっち」さんから頂戴したオリエンタルカレーのギフト。その箱の中にあった「アンケート用紙」にうちのヨメが「オリエンタルカレー&ハヤシが如何にウマかったか(イヤ、ホントにウマかった、ウシまけたんですから:笑)」を切々と綴って投函しておった様子でありましたので、どうやらソレが当たった様です。どこまでも吸いつくすたこちゃん夫婦(ボンビーあるからね:笑泣)。

 ビニール袋から出てきた時にはひとりでに爆笑していました。やったよ!ついに、あこがれの「マツケンカレー”レトルト版”」をゲット。そうそう、このわざとらしく古臭いデザインのパッケージ(マースカレーの箱デザイン)にしてある方が欲しかったんだよー(笑)。リンク先の”マツケンカレーPV”に出てくる洗練されたパッケージのモノとは違うところがミソ。もう一品は韓流オモニカレーですって。何だかウレしい週末のプレゼントでした。

 オリエンタルの”回し者(笑)”みたいですが、ホントにウマいので、東京のスーパーにも普通に置いてほしいなぁー。「みっち」さんには、あらためまして「W感謝」です。さっそく喰お(笑)。

 それじゃー、また来週! 皆さん、暖かくしておやすみくださいね。

2013年1月25日 (金)

マセラティクアトロポルテ、リアドア内張りトリムのはずし方講座?

 あちょー!今日は、午前中早くからお二方のマセラティ御試乗希望のお客さんが御来店。ワタシと次男でトクトクと”ビトルボマセラティの素晴らしさ”と”人外魔境の世界”を一生懸命お伝えし、気が付けば、もう午後の2時半。昨日の暖かさとは打ってかわって、午後からは、んもー寒いのなんの。そのような中で、本日夕刻までワタシの行った作業をダシ(笑)にした、現在継続車検でお預かり中「横浜のKさまクアトロポルテ」の一席。

20130125012013012502 車検場から無事にパスしたクアトロポルテが帰ってまいりましたので、「快速でさがるのに、上には手で助けてヤラないとあがってこない」と云う”コマッタちゃん”なリアウインドーレギュレーターを何とかして差し上げようといった試み。

 まずは、ドア内張りトリムをはずします。ビトルボシリーズ中、このクアトロポルテ後期型の”リア”ドアトリムが一番簡単にハズせて戻せるモノだと思いますので、「入門用(笑)」として一連の工程を御紹介しておきましょう。

 ”ドアインナーノブベースカバーを固定するタッピングビスを隠しているカバー(長っ!)”をまずはハズしますが、多くのヒトは大概ここでイヤになります(いきなり笑泣)。当該カバー周囲に切り欠きが無いので、どこにも工具の先を突っ込むコトが出来ないのです(後のエボ系では、一箇所切り欠きがついて改善されましたが、ソレでも経年したものをコワさずに取るのは結構至難です。”ネタネタ病”もあったりするしな。)。

20130125032013012504 隠れていたタッピングビスを抜き取ります。

 樹脂のベースカバーはロックインナーノブの上下に伸びる軸に”パックン”とハメこんでありますので、まずは上、そして下と”逆パックン”します。

 この時、”逆パックン”を注意深くやらなかったクルマは当該部分が欠けてしまいます。時にすでに欠けているモノを見るコトも多い部位です。

20130125052013012506 ああ、初めてみると、コレもどーやって留まっているのだろうと云う、ウインドースイッチ周りの”ウッドパネル(笑)”指で摘めるサイズなのに本当にウッドだからスゴイ。

 写真ははずし方途中の一例ですが、決まったセオリーはありません。個体によって、その密着度合は実に様々(経年といった要素もあります)で、ありとあらゆる先の尖った工具を準備して臨みます。初心者は樹脂ベラで闘うべきですが、それじゃー、ヘラがシナって、全然浮きアガってこないコトもまた多いです。

20130125072013012508 ”ウッドパネル”がキレイに抜けたら、今度はウインドースイッチ自体の取り外しに掛かります。

 コレも前項と”以下同文”。キマりはありませんが、とにかく樹脂のスイッチベース部を割らない様にアチコチ少しずつ浮かせながら徐々にハズしていきます。周囲(相手の四角い穴)はなんと鉄板。ここの穴の開け具合(精度)で、あとから作業する人間の苦楽はキマります。簡単にトレる場合もあれば、一時間掛かってもトレない場合もあり、ソレもまた人生。♪あーあーーーかわのながれのよぉーにーぃー(笑)。

20130125092013012510 で、なんでこんな思いをしながら、スイッチ周りをハズすのかと云えば、ソコに隠しネジがあるからなのです。

 続いて、後部リフレクターをはずします。ヘラや工具の先をイレ、徐々に引き剥がしていきます。コレも、革と樹脂とが密着してしまっているモノもあれば、指先だけで、あっけなくトレちゃうモノもあります。ソレもまた人生。♪あーあーーーかわの・・・(しつこい:笑)。

20130125112013012512 で、色々な人生を噛み締めながらリフレクターをハズしますと、ソコにはまたまた隠しネジがありますので、ソレを抜き取ります。

 この内張りトリムの場合には、合計3本の隠しネジがありますが、通常の車載工具に付いているプラスドライバーよりも一段先端部が太い規格のドライバーを用いるのが(特に取り付け時には)成功のカギです。カタく締まったネジを無理に細いドライバーで緩めようとすると、十字溝をナメてしまうので、充分に注意を払いましょう。

20130125132013012514 ・・・まだ、あるんスから(笑)。今度は普通のプラスドライバーを握ってドア下灯ユニットをはずします。

 左右のネジが完全にハズれても、樹脂が革にハリ付いて、ぜーんぜんビクともしなくなっている場合もよくあります。そんな折には、周囲のスキマに”シリコンオフ”を流しこみながら、樹脂ベラで少しずつ浮かせてまいります。決して癇癪を起こしてはイケません。一気にヒキハガすと皮革表面がベリっとハガれてしまいます。ここは、ただただ”忍”の一字なのです。

20130125152013012516 隠れたネジの最後の一本が、このドア灯の裏にありますので、先ほど同様にソレをはずします。

 で、ここまで、こんなにコンナに苦労して、”ネジを隠す”コトに執心していたにも関わらず、「大ラスの一本」だけは右の写真の様に「アタマ丸出し(笑)」。この”意あって、チカラ足らず”テイストこそが、ビトルボマセラティの真骨頂(笑)なのです。可愛いなぁ。ヤリ抜かないって、ステキなコトね。

20130125172013012518 すべての締結を解いて、一旦ボディ側と皮革トリム部分を分離させる様に、そっと手前に浮かせます。

 そしてそのまま上方にあげれば、ボディパネル上端に嵌っていた水切りモールごとトリムはボディと分離いたします(ぱちぱちぱち)。

 右の写真がトリム分離直後の車輌状態を示すものです。こんな感じでやってるので、サムいのであります。広くて暖かい作業場はワタシの見果てぬユメなのでありましょうか。

20130125192013012520 ドアパネルのインナースキンと、ウインドーレギュレーターの各固定ステーの間には、オリジナルなら、薄いピンク色の防滴用ビニールシートが挟まっています。

 左の写真は固定ネジをすべてはずし、ビニールシートを除去した状態です。作業を円滑に進めるために、ドアのインナーノブを台座ごと一旦はずして、下方にズラしておきます。ここで、窓を締結している二個のハカマ(ガラス屋さん用語)を締め上げているボルトを、それぞれユルめて、窓とレギュレーターを分離出来る様にしておきます。

20130125212013012522 で、その後しばらくの”企業秘密”工程(笑)の後、ウインドーレギュレーターを”ちえの輪”のように、ドア内部から抜き取るワケですが、このシーンはいかにしても写真を撮るコトが出来ません。

 そもそも、このレギュレーター取り出し作業自体、「ホントに足が8本あったらいいのに(たこちゃんなコトだし:笑)」と思わせる作業なので、各自工夫してみてください。この写真にはありませんが、レギュレーターモーターの下部にあるカプラーを抜くだけでも(位置が位置だけに)慣れていないとイヤになると思います。

20130125232013012524 ・・・あちょー!と云うワケで、ここまで寒風の中、散々苦労してまいりましたが、いっけん何でもなさそうなレギュレーターのモーター部分をハズして見れば、ご覧の様に侵入した水分によりサビが進行しており、この後「ジャンボパーツクリーナー」を2本も使って(コレがもう、素手で作業すると気化するときの蒸散効果により、指先の温度が一気に降下するので、体感的には氷点下)、各部を洗浄し再給油の後、単体動作実験にも成功、そして周到に組み直して窓を付けてみたのですが・・・「薬石効無く(笑泣)」生かすコトが叶いませんでした。動作試験を繰り返すうちに、ギアとその勘合部がナメております。錆が見た目以上に深かったのですね。

 闘い済んで、日が暮れて・・・「Kさま」には、「ゴメンなさいねー」と御連絡。もちろん笑ってユルしてくださいましたが。かくて、今後はAssy交換が確定となりました。

 マイクロ・デポにだって敗北の文字はあるんですヨ。いつもいつも成功譚ばかりではありません。ソレもまた人生。「♪あーあぁーーー、かわのながれのよーにーぃー(コレばっか:笑)」

 それじゃー、また明日。

2013年1月24日 (木)

だから、リセット整備は時々やろうネ

 今日は比較的過ごし易い気候であった、東京は練馬。気温は高めなんだけど、風が強く吹き荒れていました。そのような中で、クアトロポルテの修理をお待ちであったお客さんが御来店、無事にお納めいたしましたので、今日は久しぶりにソレをダシにした(笑)本ネタを仕込んでみました(なんか、実車クルマねたの方がコメント盛り上がらない様に思われるのはどーしてなのでしょう:笑泣)。

20130124012013012402 納車して8年を経過したクアトロポルテ。日々の足であるコトはもちろん、四国の御実家への里帰りなどにもたびたび活躍してまいりました。

 しかしながら、いかんせん寄る年並みには勝てず、そろそろガッチリとヤラないと先が無さそう(笑)だったので、ここ数年にまたぐ懸案項目を解決すべく、最小限のコストで最大効果を発揮するように頑張ってみましたヨ。まずは、豪快にフロント足回りをはずしていき、パワーステアリングラックのAssy交換です。コレはスタビライザーとラックAssyがちょうど降りたところの写真。

20130124032013012404 そして、左の写真が左前足のタイロッドとタイロッドエンド(インナー)。

 右の写真は、右前足のタイロッドと2つのエンドがはずれた状態です。もちろんラックAssyも前述の様にすでにここにはありません。走行中や操舵中に、今までと違うガタつきを感じるとの訴えがありましたので、まずは、ガタつきの大きい右足のエンドを交換するコトになりました。ところで、特に左の写真で、バラしていないタイロッドとエンドのねじ込まれ具合を一旦よく注視しておいてください。あとで、このハナシが出てまいりますから。

20130124052013012406 タイロッドエンドの交換が終わりましたら、新品のステアリングラックAssyを搭載いたしましょ。

 コレも”ポンづけ”と云うワケにはいかない、やっかいな工程が色々とあっての上の作業なのですが、ここでは「企業秘密(笑)」とさせて頂きます。最近、この手の技術的相談(だけの電話)がまたまた増えてきておりまして、少々マイっております。近頃、写真解説ネタをちょっと控えておりましたのは、そんなワタシの気持ちが反映しちゃってるのかも知れません(だって、懐かしネタの方が楽しいんだもーん:泣笑)。旧いビトルボマセラティについての技術論議は”分かっている者”同士でないと、現車も見ずにやりとりすることなどは到底出来ないんです。車輌にも部品にもひどく個体差がありますし、経年差や保管方法差でも同じ工程がぜんぜん違ったモノになったりいたします。ケチで云ってるのではありません。

20130124072013012408 タイロッドエンドをはずした状態がコレ。なんか、右のは砕けてますね。

 ここでさっきの結合状態写真を思い出してください。

 タイロッドには丸棒の両端深くそれぞれ正逆のオスネジ山が形成されております。

 この右側で砕けているヤツは、そのネジが焼き付いて、どーにもこーにもはずれなかったのです。こういった場合、とかく”バーナーで赤める”という手法が使われがちですが、足回りの操舵部分を結合する重要部材ですから、高熱による金属の組成変化を考慮いたしますと、マイクロ・デポ的にコレは出来ません。ウチの三男は、いったん高速カッターで”首チョンパ(ドリフ:笑)”した上で、タイロッドのオスネジ山を覆う”嚙み付き部位”を各種サンダーを用いて少しずつ肉を削ぎ取る手法で、タイロッド側のオス山をツブす事無く除去するコトに成功いたしました。たったコレだけのコトで半日以上掛かっております。右写真中央の”バネみたいに見える”物体が、噛み付いていた”メス”の方です。いかにギリギリまで繊細に削ったかがお分かり頂けると思います。

20130124092013012410 そして今日の主役、”ダメダメ”なタイロッドエンドの自在部。劣化したゴムブーツ部分を除去すると、内部のグリスはすっかりトンでおり、振るだけでカクカクと動いてしまうほどにガタが出ておりました。苦労してはずした甲斐もあろうかと云うところです。

 タイミングベルト・ウォーターポンプも納車して初めての交換。タイミングベルトはオートテンショナーが伸びきって、もうコレ以上張れない限界点でした。ウオポンも軸がガラガラで”ロック寸前モード”・・・あー、よかった、この時点で作業を決行して。

 お礼にとたくさんの”たい焼き”と、”萌え萌え絵パッケージ”の日本酒&梅酒を頂戴いたしました。ワタシは梅酒の方をゲット。今晩は早速コレで一杯ヤリますか(喜)。有難うございました!

 それじゃー、また明日。

2013年1月23日 (水)

マイクロ・デポのマセラティチャンネルが Youtube に登場!

 今日は、マセラティキャラミをお待ちの「Uさま」が、いつものように”山のようなお土産”を持って夕方に抜き打ち(笑)来店。顔を合わすなり「へへーっ」と土下座モードになるワタシ。間、髪を容れずに今度は電話が鳴り響き、ソレに出ますと”色んなコトをお待たせしている(笑)”「Dさま」のお声が・・・「へへーっ」ばっかりです(お優しいお二方にはいつも心より感謝いたしております。こういった創業間もない時期からの上顧客様は全国に大勢いらっしゃいまして、もはや足を向けて寝る方向が無くなってるのでコマっております、ワタシ:笑泣)。

 就業時間が終わりましてから、今度は「松戸のAさま」に電話。出るなり「動画、見ましたよ。これスゴクいーですねぇー。」とお褒めの言葉。「まだ、どこにも発表してないのに、さすがにハヤいですね」とワタシ。「いや、ホームページ(マセラティに乗りませんか・・・)の方見たら、バナーあったんで」との事。今朝ワタシがそっと仕込んでおいたトップページをもうご覧になってくださったのですね(感涙)。

 こういったお客様方に支えられて、マイクロ・デポは今日も生きております。有難いコトです。ちなみに本日登場のお三方は、みなさん当ブログの方は「スゴク見てるだけ」の方々で、どんなにワタシが説得(笑)しても、決してコメンテーターにはなってくれません。シャイなんですね(笑)。だけども、書いてるワタシ自身より、よっぽどブログ過去記事に関する記憶が確かだったりするので、コレもまたスゴかったりいたします。

 というワケで、本日より、動画サイト”Youtube”にマイクロ・デポの公式チャンネルを設置いたしましたので、正式に発表いたします。

 取っ掛かりといたしまして、現在マイクロ・デポに入庫中のマセラティギブリ最終型(本日”Goo鑑定”にて、☆☆☆☆☆×2<満点>を獲得)のプロモーションビデオ(笑)をアップロードいたしました。短い方は試作版で、長い方が正規仕様となっております。どうにか、ビトルボマセラティのエキゾーストノートの魅力や、実際に触っているかのような”シズル感”、そして現車の走行シーンのカッチョ良さが伝えられる様にと、動画撮影も編集も初めての”ズブのしろうと”であるワタシが頑張って作ってみました。

 皆さんの御意見をぜひお寄せください。先ほどの「Aさま」からは、「もう少しBGMの音量をシボって、エキゾースト音をクリアーに聞きたい」との御要望がありました。

 また、マイクロ・デポ顧客様の愛車爆走シーンやドライブ記などの”投稿動画”なんてのも面白いと思います。マセラティを初めとしたイタリアン旧車の魅力を、当ブログや本篇ホームページと併せまして、重層的、立体的に御伝え出来るメディアへと育てていこうと考えております。ウチの店では他店の様に”派手なイベント”が出来ませんからね、当面はその代わりにもなればと思います。

 ”投稿動画”はメールに添付してお送り頂けましたら、折を見て編集し、徐々にアップすると云うコトに、とりあえずはいたしましょう。こちらはブログとは違って毎日必ず更新と云うワケにもまいりませんけどね。 

 動画サイトへのアップロードには、数分の時間が掛かりますので、クイックな対応が必ずしも出来るとは限りませんが、皆さんの御希望と御期待に沿えるチャンネルへと徐々に進化させていきたいと考えております。

「初めまして、マイクロ・デポのマセラティチャンネルです」・・・どうぞ、御贔屓に!

 それじゃー、また明日!

2013年1月22日 (火)

”マッチボックス”知ってるかい(その8)

 まー、毎日毎日飽きずに寒い日々が続いております東京練馬ですが、寒いのもナンなんですが、先週の大雪にはホントまいりましたねー(泣)。この一帯、いまだ根雪がとけ切らない状態でありましたのに、昨夜の予報は”雪かも・・・”であったので、今朝起きておそるおそる窓の外を見ますと「あっ、雨だ(ホッ・・・)」。とりあえずは胸を撫でおろした次第。

 ところで長い余談です。昨日の「練馬のH」さんからのコメントに「昔の記憶を掘り起こすという作業は、脳を再活性化させるような働きでも在るのかな?」とありましたが、ワタシ、近年周囲のちょっとボ○掛かった「ぢぢばば」近親者さんたちと”折衝”しなければならない機会が数多くありますので、そのような中、気が付いたのは、「ムカシ△△って会社に○○さんって居たよねー」など、故郷のローカルな地名や、社名、人名を織り交ぜたハナシにはミョーに食い付きが良い半面、今現在の問題点の解決に関するハナシ(”このクスリは、こういう風に飲むんだよ”とか”何かあった時はこうしてね”みたいな)となりますと「ピーーーーー」という感じで脳波が停止(笑)して会話が続きません。”ムカシ話”と”実践的な今現在のハナシ”は「9:1」のブレンド率くらいでないとハナシが一向に先に進みませんから本当にコマってしまいます。この人こそは論理的なハナシを受け付けてくれるだろう、と、こちらが勝手に期待しているヒトであればあるほど、「えー?」と云う反応になりますから、一層困惑いたします。

 テレビなどで、老人介護施設の取材番組などを見ると、「♪ちーちーぱっぱー、ちーぱっぱー」的な童謡をミンナして合唱している様なシーンがたびたび出てきますが、コレは最大公約数的な同時代体験(しかもツライ事では無くて、楽しかったコト)の再共有を目指すコトにより、なんというかこう、記憶のフックをムリヤリにでも探っているように思えます。

 このハナシに関連して、もう一つ。ワタシたちの年代から見ますと「老人」と云うのは、なんとなく70才以上を一絡げにしてしまいがちですし、実際、現実の介護の現場では多くの場合そうせざるを得ないワケなんですが、当の70才台の方々から云わせますと、「90や100の爺と一緒くたに介護されるのはイヤだ」というコトになります。このハナシをワタシ自身に引き当てて考えれば、現在70代、80代の方々とハナシを合わせなきゃならないと云うコトになるワケで、こりゃ確かに無理があるわいな。

 ここのところ、このブログのコメント欄ですら、ほんの2~3年の年齢差によって、かくも「覚えていること(思い出の中の出来事やモノ、テレビ番組)」に差があるのだなぁーと云うコトが時に話題となりますので、御自身の老後のコトを考えれば、少なくとも「プラスマイナス20才」くらいの方々の話題にはしっかりと付いていける様に、旧い出来事も、新しい出来事もすべからく消化吸収出来る脳みそ造りに日々ハゲまなきゃイケませんね。

 ひょっとすると心身ともに若さを保つには、この新旧のバランス感覚を維持し続けるのが大事なのかも知れません。ワタシも興味をもって書いたり出来るのは、こういった懐かしネタばかりなんですが、余暇にやってるコトはこのブログ書き(半分シゴトですが:笑泣)とネット徘徊だったりするので、結構”電脳生活者”。だから、スッカリ地上波テレビは見なくなったけれど、「A○B」だって、「モ○クロ」だって知っている(笑)モンね。

201301180120130118022013011803201301180420130118052013011806 あー、そんなワケで、一部読者の脳髄を刺激する(笑)このシリーズもとりあえず今日をもちまして最終回とさせて頂きますが、ここで久しぶりにイタ車イッてみましょう。「マッチボックスNo.56 フィアット1500」です。

 先日もそんなハナシが出ておりましたが、イタリア車は何の変哲も無いボクシーなセダンであっても、やはり何かがちょっと違いますよね。

 おそらくムカシのイタリア本国には無数に走り回っていた車種なのだと思いますが、日本ではまずお目に掛かる機会が無いと云うのも、「何の変哲も無いイタリア車」ゆえのコトでありましょう。

 モデルの方は、屋根に荷物を山と積んだ「バカンスでGo、Go!(笑)」仕様となっておりまして、今となってはなかなか楽しませてくれるモノではありますが、コドモにゃ理解出来るハズも無いので、屋根の荷物部分に”歯型”の付いた(何とか噛みちぎれないモノかと:笑)モノが今も全世界に存在するのではないかと容易に想像出来るのであります。いかにもシックスティーズなパステルトーンもこのクルマにはよくお似合いです。

2013011807201301180820130118092013011810 続きましては「マッチボックスNo.45 フォードコルセア」です。

 コレもノーギミックですが、ルーフに乗せたボートが楽しい湖畔でのバカンスを連想させるミニカーです。

 実際に現車を見ますと結構重量感のあるフォルムで、堂々とした佇まいが魅力的なモノです。

 ムカシの日本でも都心の官庁街などでは、外交官ナンバーを付けた同車を目にするコトがありました。コドモのワタシは都電の車窓より、このクルマを見掛けると「スバルだ!」と思っておりました。 コドモの頃は、このミニカーを見て「スバルff-1」に似てると思ってたんですね(”山田模型製”のプラモも持ってたので、当時御贔屓だったのでしょう:笑)。ああ、昨日のワーゲンカブト虫も、当然「スバルのでかいの」と思ってました。

2013011811201301181220130118132013011814 お次は「マッチボックスNo.21 コマーボトルフロート」です。

 このミニカーはコドモのころに遊んだ思い出のあるモノではありません。しっかりオトナになってから、専門店のショーケースで見て、思わず”衝動買い”してしまったモノです。

 なんと申しましょうか、1950年代~60年代のエッセンスが、その形状や、色彩感覚からあふれ出ている様に思われて、一目ぼれしてしまったのです。

 もっとも、”コマー・バン”の実車なんて見たコトもありませんが、なにか郷愁を感じるモデルなんですよねー。ワタシの世代より、もう少し上の世代の方々には、「ロバのパン屋」に代表される宣伝販売車と云うのが馴染み深いモノであったと思われますが、なぜか、そういった空気感までが伝ってまいります。搭載している物品が”瓶詰め牛乳”なのに、冷蔵しなくてもよいのかという素朴かつ重大なギモンも湧きますが、彼の地では、きっと涼しい気候なのでしょう(笑)。

 はい、コレで”マッチボックス”ねたは、一件落着です。それじゃー、また明日!

2013年1月21日 (月)

”マッチボックス”知ってるかい(その7)

 ほいほい、こんばんは。まさに「鬼の霍乱(笑)」、ここ数年風邪をひいたコトが無かったんですけどね、一昨日の夜に罹りまして、昨日一日ウナって寝てたら、今朝には軽快いたしました。あー、日曜日で良かった、良かった。コレでも神経質過ぎるくらいに”うがい””手洗い””消毒”と頑張ってたんですけどねぇー、まっ、ダメな時はダメなのでしょう。閲覧者の皆様、くれぐれも御自愛ください。

 そのような中、昨日も皆様より暖かいコメントの数々を賜りました。ひとこと、ひとことが本当に心に染み入る様で、頑固な風邪も一日でぶっ飛ぶ原動力となりました。あらためまして感謝いたします。

 と云うワケで、今日もいつも通りに張り切ってイッてみましょうね。またまた旧いミニカーのおハナシ。今日は”特装車”篇。

201301170120130117022013011703201301170420130117052013011706 まずはじめは「マッチボックスNo.54 S&Sキャデラックアンビュランス」であります。

 あ、コレはウチに来たマッチボックスの中では三台目のヤツですね。

 特にコレと云ったギミックも無い特装車モデルですが、コドモ心にも「アチラのきゅぅきゅーぅしゃはハイカラどすなぁー(舞妓さん風に読んでください:笑)」と感心するほどカッチョいいと思っておりました。

 でもコレ、よく考えると、”キャデラック”なんですよね。きっと現車は、かなーりドデカイ物だと思われますので日本の道路事情にはマッチしないコトでしょう。

 ベンツ300SEとオペルディプロマットがカーチェイスすると、結局最後はいつもディプロマットが崖下に転落すると云うのがお約束(なんでぢゃー:笑泣)のストーリー展開となるのですが、そんな時はコイツが「ぱ~ぷ~、ぱ~ぷ~」と駆けつけて人命救助に励むと云った役回りのミニカーでした。あらためて現在の目で見ると、ラップアラウンドフロントウインドーやリアエンドのビミョーなテールフィン造形など古色蒼然たる雰囲気で、なかなかいい味が出ております。フロントグリルの複雑さはまさにキャデラックのソレですよね。

201301170720130117082013011709201301171020130117112013011712 続きましては「マッチボックスNo.59 ファイヤーチーフカー」です。調査しましたところ、同時期の品番55は同じ車種のポリスカーだった様です。

 このモデルの裏板の彫刻を見ますと「フォードギャラクシー」となっておりますね。

 なんだか、No.刻印部分の周囲が不自然に肉盛りしてあって、金型(鋳型)を”入れ子”にして、同型裏板シャーシ部材の使い回しをしている形跡があるので、ギャラクシーのノーマル仕様が別番であるのかなと思い調べてみましたが、残念ながら普段使いのギャラクシーは存在しなかった模様です。単に前述のポリスカーとの使い回しに留まっていたのでしょう。

 大体、この”ファイヤーチーフカー”と云うカテゴリーがコドモには今ひとつピンと来なかった様に思います。日本語に訳せば”災害現場指揮者搭乗車”と云ったモノなのでしょうけれど。やっぱ、派手なハシゴ車や化学消防車なんかが特装車ミニカーの世界では”花”ですよね。

201301171320130117142013011715201301171620130117172013011718 本日は丸っこいのでシメ。「マッチボックスNo.15 フォルクスワーゲン1500サルーン」と称するクルマ。

 モンテカルロラリー出場車を模したプレートが付いているのが面白いところです。

 リアウインドーの形状やテールランプの大きさ、後部エンジンフードにルーバーが入っていないことから、1960年代半ばの車型をモデル化したものと思われます。

 タイプⅠVWビートルの中でも1500ccは当時の最強チューン(笑)。坂道も一生懸命登ります。

 意外に思うかも知れませんが、ワタシ、若い頃”ビートル乗り”もやってた(3台乗った)モンで、このモデルを見ると、懐かしくもホッコリした心持ちになります。

 マッチボックスにしては珍しく(失礼!)、現在の目で見ても的確なフォルムで、しげしげと見飽きるコトがありません。「ぱた・ぱた・ぱた・・・」と独特の排気音が、いまにも聞えてくる様です。

 それじゃー、また明日!

2013年1月19日 (土)

匍匐の歩みで16年、そして感謝の日

 全国的に毎日が厳しい寒さに見舞われておりますが、当方では皆さんのお体を案じて憚りません。愛車も勿論ですが御自身の体調の方にも、時節柄、充分にお気を付けてくださいます様、心からお願い申し上げます。

 明日、平成25年1月20日でマイクロ・デポ株式会社は創業満16年を迎えます。

 想えば、全国の顧客様方より物心両面に亘り支えられての16年間です。私自身をはじめとする岡本三兄弟とその家族一同を代表いたしまして、厚く感謝の意と御礼を申しあげます。

 昨年のご挨拶では、「15才はいまだ中学生」と表現させて頂きましたが、16才では高校一年生という事になろうかと思います。会社の方は高校生ですが、私自身は本年”齢50”になってしまう予定です。「五十にして天命を知る」とは孔子の論でありますが、どのような定めを知る事になりますやら。”不惑”のあとの十年は、ただただ一心不乱に生きただけでしたが。

 ここ数年、人間の命の不思議さや、生まれてきた使命、老いると云う事、真実を追究する難しさ、等々と云う様な事を、それとなくボンヤリ想う機会が増えてきた様に感じています。たまたま今日、1月19日は、亡き実母の誕生日でもありましたが、昭和14年生まれですから、仮に存命ならば幾つと云う事になりましょうか。前にも書きましたが、もしも我が母が50代で早世しなければ、きっと現在の私達は無かったであろうと思われますし、マイクロ・デポの現在の有様もかなり違っていたものになったと思われます。

 人間として生まれ、また人間らしく生きられる期間と云うのは、私たちそれぞれが考えているよりも、ずっとずっと短いのかも知れません。所詮、体と頭が正常なうちは、世の中がどのように動いていこうとも、個々の家庭生活を防衛しつつ、その中に楽しみや潤いを見つけては、日々社会において励む以外の道は無いと思うのです。

 「出来る時には、最大限出来る事をする」

 私達マイクロ・デポに出来る事と云えば、相変わらず「微妙に旧いクルマをなんとかする」といったところで情けない限りですが、このニッチなテーマを如何にして深く掘り下げていけるかが今後も不器用な私達にとっての大きな課題です。

 日々お忙しく立ち振舞われる、お一人お一人の顧客様の生活。そのモチベーションのひとつとして、旧いクルマたちから得られる”楽しみや潤い”をいつも気持ちよく御活用頂けます事を念じております。

 今後とも、全国の顧客様と歩みを揃えてまいりますので、引き続き御愛顧の程、よろしくお願い申し上げます。有難うございました。

 平成25年1月19日(明日の創業満16年を控えて)

 マイクロ・デポ株式会社 代表取締役 岡本和久 

2013年1月18日 (金)

コドモの頃の懐かしモノを広告やテレビCMで見る(昨日の続き:笑)

 はい、こんばんは!・・・ヒィー!サムいよぅ、がたがたがた。最高気温5℃。オモテでマセラティギブリの内装バラシをヤッてたら、カラダがバキンバキンになりました。と云うワケで、今日は”ちょっと手抜き(笑泣)”でお送りいたします。

20130118022013011801_2「女性は私のことを“貧弱な坊や”と馬鹿にした」(右上)
「私はブルワーカーを始めることにした」(右下)
「効果は短期間で現れ、満足できるものであった」(左上)
「今ではだれでもが私を立派なたくましい男性としてみてくれる」 (左下)・・・あー、懐かし、あー、懐かし(笑)。

 ワタシが昨日のコメント欄にて「練馬のH」さんへのアンサーとして書いた”ブルワーカーの広告マンガ”と云うのが、コレ。いや、コレの現物を中学生当時に持ってたヤツがいて、三か月本気でやってたら、ギスギスの男に腹筋が付いた。

 写真で見るだけだといっけんくだらなそう(失礼)なんだけど、実際に触って動かしてみると、結構バネが強ーいので、「大リーグボール養成ギプス世代」には、コイツは効きそうだぁー、と思わせるに充分な商品。これが”週刊少年マガジン”あたりの後ろの方のページに載ってたりするモンだから、飛雄馬の活躍に感涙したあとに、この広告がチラチラ見えたりすると、つい間違えて”オーダー”してしまう逸品。

2013011803_22013011804_4

 続いてコチラが”中山式快癒器”最初のモデルはものすごく立派なケースに入っていたのですね。

 最近のモノをネットで見ましたら、オール樹脂製でスッカリ安っぽい雰囲気になっちゃって、全盛期のオーラがありませんのが残念であります。

 ワタシの家にあるヤツは70年代中頃に我が親父がゴルフコンペの賞品か何かで貰ってきたモノ。なんか、”ダッサイ”ボール箱に入っていて、その当時流行りの”ナウ(笑)な感覚”から見ると、戦後まもなくのデザインそのままなのではないか、と思わせるシロモノでした。押入れの中に直行して、しばらくの間は惰眠を貪らせていたのですが、ワタシが中学生の時にコシをイタめ(そん時からずーぅっとナンですから腰痛持ちの歴史は:泣笑)、「たしか、押し入れにあったよな、コレ」とばかりに発掘。爾来30余年、いまだに手元で活躍しております。「たこちゃん夫婦独特のキャノンボールラン自動車旅行」の際にも必ず持って行き、運転しながらコシのあたりに置いて、気持ち良がりながら(笑)走行していたりするのです。コブの部分が”挽きモノ(旋盤で切削して製造したモノ)”になっており、非常にコストと手間が掛かっているのが分かります。東京駅で八重洲口から外に出ますと、目の前にこの会社がありますよね。

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 昨日、ワタシが拾ったレシーブを「松戸のS」先生がトスしてくれて、「ひこうき班長」さんがスパイク決めてくれました。

 ”ミーバ”でしたね。やっぱ、トミー製。コレたぶん当時我が家にもありました。友達の家で見せてもらって、マンガ週刊誌などを写し取る芸に感動し、「ちょーだい?チョーダイ!」とクレクレタコラと化したワタシに仕方無く”おふる”で真っ黒になり果てたブツをくれました(そいつは新品も持ってたでやんの)。

 この手のモノには類似品が付きもの。「あ・みーば」ですからね(笑)。パチモン屋さんは、シャレが効いてるよな。駄菓子屋で売ってたり、ガチャガチャで出したりするモンなんだろうと思います。

2013011805 ”バンバンボール”はワタシの弟世代のモノ。当時のコマーシャルは「Ryo」さんがコメントされていました様に”田辺昭知とザ・スパイダース”の「バンバンバン」の替え歌(歌うはムッシュかまやつ御大:♪バンバンボーォルでバンバンバンバーン)であったと記憶しているのですが、テレビCMは見つけられなかったのよねー(泣)。「まおぴー」さんが仰るように、直んねんだ、ゴムひもが切れると。ワタシも弟に乞われて修理をしようとチャレンジしましたケドね。

・・・以下CM、すべて音出ますから御注意を。

モーラ(マスダヤ):コレ見ておもちゃ屋に直行した当時のワタシ。買ってビックリ、毛虫にテグスが付いてるダケ(笑泣)。

スタイリー<類似品に困ってるオジサン編>:珍しいキャンペーンCMの方。長ゼリフに御注目!

スライム<みみず仕様:笑>(ツクダオリジナル):初代のプレーンタイプ(緑のヤツ)は、すぐ買った。シリーズ化されるにつれ、だんだん”グロさ”を増していったおもちゃ。

地球ゴマ(タイガー商会)モノクロ版:正規品。ワタシも”パチもん”しか持ってなかった。

地球ゴマ(タイガー商会)カラー版:コレも正規品。夕方のアニメ再放送枠でよく流れてた。

ゲイラカイト:ああ、コレは”東京12チャンネル”でよくやってたなぁー。懐かし。

シーモンキー(ツクダオリジナル):コレはメジャーメーカー品だけど、我々世代は、通販のアヤシゲ広告(マツミ商会とかの:笑→ロケット型ゲルマニュームラジオとか、”歯を白くするドイツから来たナントカ”とかと一緒に載ってる)で買うのが御約束なモノでした。ブライン・シュリンプって云うのが本名らしいです。

ラッセルヨーヨー(コカコーラ)→バンバンボールの代わり(泣)に。

 今日は”花金”ですから、ごゆっくりお楽しみくださいね。それじゃー、また明日!

2013年1月17日 (木)

たかが、コマとは云うけれど・・・

 今週、東京に降り積もった雪は、スッカリ各所で根雪化してしまい、まだ、道路上や歩道には、朝晩の最低気温時ですとアイスバーンになりそうな部分が多く残っております。ワタシなども、”トシあるね”のために足腰が弱っているせいか、いつもは3分で歩けるところが10分掛かる様なありさまです。クルマを運転する皆さんも油断は禁物、ここはアセらずに匍匐前進で(でも、ホントに歩道を這ってたら、<色々な種類の>救急車呼ばれそうだけど:笑)まいりましょうね。

 さてさて、本日は、もう正月気分もスッキリと抜け掛けたところで今更ナンなんですが、ワタシがここ数年の間、気になって仕方が無かった、風変わりな「コマ」のハナシでもしてみようと思っております。

 コレはワタシが小学校の1年生から2年生になる頃だったと薄っすら記憶しているのですが、まぁ、そのスジの懐かし物フリークにはつとに知られた”アメリカンクラッカー(カチカチ)”という玩具が本邦を席巻した直後か同時くらいに、「ソレなら、コレもイッてみよー!」とばかりに(たぶん)アメリカからヤッてきたのが・・・

Mattel_hottop ・・・コレなんですけどね、御同輩の皆さん、ご存知ありませんでしょうか。実は二年くらい前から、このコマがヒジョーに懐かしく思い出されて、色々とネット検索を掛けては情報を得ようと試みていたのですが、なかなか当該コマの実態に迫るコトが叶わないでいたのです。

 ワタシが当時、どーしてコレのひとつを持っていたのか、その来歴はスッカリ忘れちゃっておりますが、当時のワタシの消費慣習(月に一回100円もらって、100円プラモを買って、ソレでおしまい:笑)から考えますと、おこずかいを以って自力で購入したとは考え難いのだよなー。何でこんなの持ってたんダロ。

 おそらくはテレビCMがジャンジャン流され、当時ワタシが通いつめていた練馬区春日町の「丸興ショッピングセンター」内玩具店(”富久屋”と云う屋号の、自転車屋さんを本業とするお店だった)でも、イチ押しで売っていたのに違いありません。で、なければ、プラモ以外のおもちゃを買うコトは考えられない時分でしたから。誕生日プレゼントにネダったのかも知れませんね。

 かつて所有していたのは、このシリーズの中でも頭部回転体部分の上半身がブルーで下の半分はイエロー(逆だったかも)、形状は”丸型”のモノだったと記憶しており、製造メーカーは、間違いなく”マテル”であったと強く信じておりました。買うときに散々色カタチをドレにしようか何時間も悩んでようやく決めたという記憶も、なぜか鮮明に。

 コマのくせに(笑)結構値段が高かった様にも思いますが、300円~500円くらいだったかなぁー。コイツは基本的に”様々な曲芸をする”コマ。伝統的なベーゴマや、近年のコドモに流行った”ベイブレード”などの様に誰かとコマ同士を闘わせる「バトル系モノ」ではありませんでした。しかも、当時の(今もあるらしいケド)本邦には、曲芸ゴマと云えば「地球ゴマ」と云う強力なライバル商品(コレはオトコの子がいる家にはたいがいあった)も存在したので、なかなかに手強い市場性。

 そんなワケで、ワタシの周囲にコレ持ってるヤツがぜんぜんいなかったので、誰か友達とともに遊んだ記憶の方はぜんぜん無かったよな。中学生の頃に、友達になったヤツの家に上がりこんで「何か、面白いモンないのー?」なんて失礼ブッこきながら、おもちゃ箱をゴソゴソとヤッてたら、上の画像左上部の「赤/黄:丸型タイプ」が出てきて、「オレ以外にも、持ってたヤツがこんなところにいたヨー」と感嘆の声をアゲたところ、相手も同様の感慨を口にして「懐かしー!!」とか云いつつ、ミョーな連帯感すら生まれましたから、当時の様々なプロモーションの甲斐も無く、やっぱり日本市場には根付いてなかったみたいです。

 コレを書くにあたって、試みに”ヤ○オク”の検索窓に「マテル ホットトップ」ってイレてみましたが、一個も出てまいりません。もしかして、実は非常にレアなのか(あったらあったで安そうだけど:笑)?

 回し方は、頭部回転体部分を、その頭頂部からボールを握るように掴み、接地軸となる円錐形の軟質樹脂部分を床に何度もコスりつけて回転を増していくと云う”フリクション動力”に準拠したモノですが、長時間の安定した回転走行のためには、ブリキのクルマ玩具用の”はずみ車機構”よりも精度が一層要求されていたコトでしょう。

 冒頭には”アメリカからヤッてきた”と書きましたけど、意外や日本の下町職人製だったのかも知れませんね。コマ内部の機構部はだいたい真芯になるように設計されているんだろうけど、なんとかソレが見てみたくて、その後何度も分解にチャレンジしました(高校生の頃まで持ってた:笑)が、コレすんごく丈夫で、何やってもコワれてくれなかったんです。まさに良心的な玩具のカガミと云えましょう。

 ヒモや専用射出具などが一切必要無いので、初めてニギったダレでもが、とりあえず上手に回すコトが出来ると云うところがいかにもアメリカンで、お気楽な感覚です。一方で”技術を磨いて勝負”すると云った、ベーゴマ的向上心(いかにも日本的な:笑)は生まれるスベも無く、遊びとしての深みに欠けるのがアキる原因のひとつであるように思います。でも、”幾ら飽きても壊れない”から、何年経ってもおもちゃ箱の隅には必ず居る。で、時々思い出した様に取り出してみては、おそるおそる回してみる。そして必ず元気に回る。

 コレだけ色々な想いを持ち続けた「マテルの曲芸ゴマ」、肝心の商品名の方がなかなか出てこなかったんで気持ち悪かったんですよねー、アレは”夢”だったのか、と。ずーっと、「マテルの○○スピン」みたいな名前だと思ってググッておりましたので、分からなかったのですね。「マテル ホットトップ」って云うんだー、コレ。ベンキョーになりました(画像引用リンク先の方には御礼申しあげます。貴重な資料を有難うございました。このリンク先サイトの方がよっぽどワタシにとっては面白いかも:笑泣)。

 ここのところの”マッチボックスねた”を書くために、対抗馬のホットホイール事情を調べるのに「マテル ホットホイール」とかイレて検索してたら、「マテル ホットトップ」の方も”ついでに”引っかかってきたと云う次第。こういった、「なんだか、ずーっと無意識下に手元にあったモノ」って、いざ無くなってみると無性に恋しくなったりするものですね。現在の、身の回りのヒトやモノも大事にしたいもんです。皆さんにもそんなコトってありませんか。・・・あー、スッキリした。

 それじゃー、また明日!

2013年1月16日 (水)

”マッチボックス”知ってるかい(その6)

 はい、こんばんは!ここのところ、三連休やら、東京では珍しい、時ならぬ大雪やらで、作業段取りの方もグチャグチャ(笑泣)になっておりましたが、ようやく、今日から一気にマクる体勢に入っております。

20130115012013011502201301150320130115042013011505201301150620130115072013011508 懐かしいミニカーネタは、まだ続いておりまして、本日は”なんだか四角いの”ばっかり特集。

 まずは「マッチボックスNo.31リンカーンコンチネンタル」であります。云うまでもなく米国フォードの最高級車。

 威風堂々のアメリカ最高級車も、パステルカラー仕立てでキュートに纏められております。

 どでかいトランクがカパッと開くアクションは、”ホテルのボーイさんごっこ”をするためでしょうか。コレで4枚のドアが開くギミックでも付いてたら、歴史に残る名ミニカーになってたコトでしょう。

 だけどやっぱり、黒塗りで、クロームメッキがビシバシ光ってないと、今ひとつ何のクルマだか分かりにくいですね。

 トミカ外国車シリーズの初期番手には、キャデラックフリートウッドブローアムがありますので、二台を並べて覇を競わせると云うのも一興かも知れません。

 ああ、”四角いクルマ”と云えば、先だっての土曜日、ワタシが出張で不在中に「ひこうき班長」さんが、御来店くださり、「ミニチャンプス1/43 マセラティキャラミ」を置いていったそうです。何もお構い出来ずに申し訳ありませんでした。やっぱキャラミはカッチョいいね(笑)。同じ四角でもイタリアンはどーしてこう、違うんだろーなぁー。

201301150920130115102013011511201301151220130115132013011514 続いては「マッチボックスNo.53フォードゾディアック」です。ワタシもこの間、コレを久しぶりに見た時は「モスクビッチ(旧ソ連のクルマ)なんて持ってたかなぁー」と思ったくらいですから。英国製なのに、東欧テイストが満点です。

 はっきり申しあげて、本邦では相当のカーマニアでも、その車名を聞いて「ああ、アレね」と分かるヒトは少ないクルマだと思います。

 ミニカーのサイズで見ると、いっけん何の変哲も無い、面白みに欠けるファミリーカー然としたクルマですが、このゾディアックMkⅣ(だと思う)、実物は当時英国フォードのフラッグシップモデルだから結構それなりにデカい。

 仔細に良く見ると、ロングノーズショートデッキのサイド、二階建てのフロントマスク、特異なテールランプ造形などなど、結構引っ掛かり感の残るヘンなクルマです。私見ですが、側面の感じは初代ス○ルレオーネにパクられてるっぽいですネ。知られざるカオス車という感じでしょうか。

 モデルの方はボンネットを開けると、スペアタイヤまで別パーツで搭載され、素晴らしく造りこまれたV6エンジンが姿を現します。1960年代当時は日本でも姿を見るコトが出来たんだろうケド、コレをわざわざ好んで買った日本人は(現車もミニカーも)極々少数だったのではないかと想像しています。

201301151520130115162013011517201301151820130115192013011520 続いては「マッチボックスNo.25フォードコルチナ」です。

 コレは、どーせモデル化するなら、アイボリーホワイト塗色にブリティッシュグリーンのサイドストライプをイレて、「コルチナ・ロータスMkⅡ」仕立てにしてくれれば良かったのになー。

 まあ、英国のコロナか、カリーナみたいなクルマですから、ワタシなどには全然ササリません(お好きな方にはすみません!)。

 現在では「コーティナ」って云うのかな。

 モデルの方からも、”何の変哲も無さ”溢れる、引っ掛かりの無さが滲み出てしまっております。せめて塗色がもうちょっと何とかなっていれば良かったのにな。

 ”GT40”を除いた、英国フォード車は、ワタシちょっと苦手かも。その分、当時のロータスなんかは大好きなんですけどね(笑)。あ、でも初代カプリなんかは、今現車を目の前にするとカッチョいいと思うのかも知れません。

20130115212013011522 本日のおまけ。ガソリンスタンドアクセサリーセットに入っていた”リフト”にフェラーリベルリネッタを載せてみました(”ダメ男夜会”時の、世田谷のYさんの助言に基づく:笑)。

 そして”英国”の誇る大型輸送ジェット機のコックピット(笑)。・・・もっとも、物語の設定では、コノ御家族は「米国人の富豪が南洋の無人島を買い取って基地にしてる」というコトになってます。でも、エンジンは”ホーカーシドレー(英国)製”らしいです。細かいところにはミョーにコダわっております、英国のクリエーターは。写真のパイロットが「バージル・トレーシーさん」であるコトは論を待ちませんね(笑)。今度、CS放送でまた全話を流してくれるみたいです。未見の方は、この機会にハマってくださいね。

 それじゃー、また明日!

2013年1月15日 (火)

”マッチボックス”知ってるかい(その5)

 あー、本日は皆さんの御想像通りに朝から雪掻きばかり(泣)。本来なら昨日までの世の中は三連休で、昨日はそのラストデーだったのですね。皆さんもいきなり連休明けの朝の通勤にはご苦労されたコトと拝察いたします。ワタシも土曜日の朝から目まぐるしく動いていたので、ちょっとアタマがボーっとしておりますが、この”ド根性”ブログをお休みするワケにはまいりませんので、本日も懐かしいところでイッてみましょう。

20130114012013011402201301140320130114042013011405201301140620130114072013011408 今日のはじめはスペシャリティーカーから。まずは「マッチボックスNo.8ムスタング」であります。

 現在で云うところの「初代フォード”ま”スタング」ですね。

 このモデルも幼少時に散々遊び倒した、思い出多きクルマです。”マッチボックス”的にも当時の意欲作であったらしく、なんと前輪操舵機構と云うあんまり有難くない新機軸を取り入れております。

 正月の”ダメ男大会夜の部”の時にも、参加者各位が一番盛り上がったのが、このギミックでした。「意味無ぇー!」「左サイドにレバー穴が開いているのがイヤ!」「でも、超かっけぇー!!」「25,000円だけど、買う?」「あっ、いやちょっと・・・でも欲しい!」等々心温まるやりとり(笑)が繰り広げられておりました。ちなみに実際の国際的現況プレミア流通価格は”ミントボックス(箱付き完全品)”であっても、7000円からせいぜい1万円程度だと思います。

 当時のワタシにとっては、「”ホットホイール”のレール上を如何にカッチョ良く走るか」と云うのが、最大テーマでありましたので、コイツはいつも最低評価のおミソ扱い。だって、ハシんないんだもーん、勝手に前輪が曲がっちゃうから、コレ。ドアも開かないし。肝心の前輪操舵も写真でご覧の様にフルに切ってもスケールが小さすぎるので、なんだかよくわかりませんでショ。なぜかいつもカラの牛乳瓶にイレられて、”カラカラ”と振られ、拷問されていたと云う悲劇のマシンです。・・・でも、今見ると、全体的なフォルムと云い、フロントグリル周りの彫りの深いシャープなモールドといい、かなりいい線行ってるモデルだったんですね。結構カッチョいいわ、横に穴とレバーさえ無ければ(クドい:笑)。

201301140920130114102013011411201301141220130114132013011414 続いてドイツのスペシャリティー、「マッチボックスNo.27メルセデス230SL」です。

 まぁー、そもそもコドモにはこのクルマの渋さは理解出来ないでしょうけれど、小スケールミニカーとしてあれこれと省略デフォルメを受けますと、さらに一層魅力が薄れてしまっているのが残念です。本物は結構イケてるマシンなんですけどねぇー。

 ミニカーになっても、やっぱりカッチョ良かった、先日の”イソ・グリフォ”などを見ますと、当時イタリア車デザインのオブジェとしての造形力の高さには、はやり学ぶべきモノが多いのではないかと思います。フォルムだけで、もうカッチョいい。

 その一方で、往年のドイツ車のカッチョ良さはクロームのモール類やグリル、エンブレムなど”光りモノ”に相当多くの部分を頼っていたのだなと、このミニカーを眺めていて思い至りました。ベンツSL系はその後もマッチボックスで種々モデル化されています。しかしながら、誠実にフォルムを追求した製品は、この1970年代初頭あたりまでのモノに限ります。

 1970年代初頭からのマッチボックスは、新たな宿敵であるマテル社の”ホットホイール”に急追され、そしてアッと云う間に追い抜かれてしまいます。まず”ホットホイール”シリーズの各車は、アメリカンらしく何しろド派手、と云うか、お下品(笑)。ブッといタイヤとチョロQに肉迫する”キッツイ”デフォルメ、どピンク、どクローム、お下劣なデザインのステッカーや印刷を多用し無骨で頑丈な外装・・・等々の特徴がある上に、「なにせかにせ、”超”良く走る」のです。で、これは明らかに幼児~小学校低学年向けの商品群なんですが、ミニカーの主要ターゲットがそのあたりの年齢層にあると見た、マッチボックス製造元の英国レズニー社は、仕方が無いので急遽”アリモノ”のマッチボックス1~75シリーズの中から、”イケてるデザイン”の2ドアクーペ車型モデルを抽出し、当時流行のサイケ調原色塗色に塗り替え、しばらくは様子見しておりましたが、そのうちボディからハミ出るほどの極太タイヤと、さらにオゲレツなデフォルメデザイン、目がトレそーなボディ色と色付きのウインドーを纏わせた「ストリーカーズ」シリーズというのを開発。従来からの心ある”マッチボックスコレクター”がそっぽを向いてしまうほどの酷いシリーズになってしまいました。マセラティボーラやランボルギーニカウンタックが、ちょうどこの端境期のモデル化となってしまいましたので、フォルムがまぁまぁのカウンタックは、貴重な「プロトタイプLP500(”ウォルターウルフの羽根の付いたヤツ”ぢゃないよ)」のモデル化でもあるコトだし、まぁいいとして、ボーラの方はスゴイコトになっております(期待するとガックリきます:笑)。

2013011415201301141620130114172013011418 本日は、スペシャリティーとは打って変わって、ちょっと庶民的なクルマでシメ。「マッチボックスNo.64M.G.1100」です。

 庶民的、とは申しましても、一応MGを名乗ってますから、ADO16シリーズの中では”幾らかスポーティーな味付け”担当と云うコトになりましょうか。上の230SL同様、底板とフロントグリル周り・目ん玉関係が一体化された構造になってしまっているので、簡単に”モーリス化”や”バンプラ化”など、他の兄弟車がつくれなかったコトに悔いを残します。特にバンプラ版は造っておいて欲しかったなぁ。ヘソ曲がりなワタシ的には”ライレーケストレル”も好みです。

 さらに可愛そうなコトに、このモデルには後部に牽引ヒッチを持つ以外、一切のギミックがありません。その代わりといってはなんですが、ドライバーのフィギュアと”いぬ(笑)”が窓から顔を出す内装がポイントとなっています。あちこちと色を差してチューンナップすれば、いい感じのモノに持ってイケそうですが、ほんのちょっとだけプレミアが付いてるので、ワタシにその勇気はとてもありません。ジャンクなら100円で買えそうだけど(笑)。

 それじゃー、また明日!

2013年1月14日 (月)

”九州行”電光石火

 いやいやいや、一昨日に”サムーイねた(笑)”をお送りいたしましたら、ソレに感化されたか・・・

20120118082012011807 あー、もう今日の東京練馬は夜半からの雨が早朝には雪に変更(笑)されまして、午前中いっぱいで一面の雪景色。デポ周辺では傘などまったく役にたたない”猛吹雪”状態となっております。

 ウチの次男だけがマイカー用のスタッドレスセットを持っているので、当座のアシグルマとするためにと、さっそくタイヤ屋さんに持っていって装備いたしましたが、今日はよく考えたら「成人式」の日でもありますので、きっと晴れ着のイベント参加者方は皆さんがクルマでの移動を余儀なくされているのでしょう、練馬周辺各所にもノーマルタイヤでスタックしている「ア○」がいっぱい出没しているためにズドド渋滞を呈し、クルマはぜーんぜん進みません。とりあえずデポには”全員集合”いたしましたが、0.2秒で「ダメだ、こりゃ(”全員集合”は長さんダケに:笑)」という結論に達し、本日は開店休業状態になってしまいました(ワタシだけが電話番:泣)。

 そのような中、「練馬のH」さんが善意でご来店になって頂けるとの御予定を延期させて頂きました(ホントにどーも、すみません。お風邪の方も如何ですか?)。また、「Ryo」さんからは、年始恒例の「とり味噌」を頂戴いたしました(”宅急便”は、かような雪の中でも予定通りでエライですね。「Ryo」さん有難うございました→ヨメも昨日”喜びの舞”を踊っておりました:笑)。

20120116012012011602 で、一昨日の土曜日。ワタシは”とある重要人物”に謁見するために、朝から新幹線に乗り込みました。

 品川発7:37の博多行は定刻通りにホームにスベり込んでまいります。「ああ、またいつものN700系か・・・」いつも、シート座面の按配が良くないイメージのある車輌ですので、今から腰の具合が心配です。カッチョはいいケドな。

20120116032012011604 三連休の初日の朝便ですから、想像通りにシートはそれなりに埋まっておりました。

 いつもですと、長距離旅行でも”出たとこ勝負”でチケットをブッツケでとるコトが多いワタシも、今回は往復ともに事前の予約をイレておきましたので、とりあえずは安心です。ふと車窓に目を遣れば、絵に描いた様な美しい富士山が裾野までキッチリと見えておりました。なんか、イイ事ありそうな予感(喜)。

20120116052012011606 いやいや、ハヤいな、新幹線!のぞみエラし。品川→小倉が4時間49分ですぜ(って、今どきこんなので感動してるのはオレだけか?)。

 ワタシがコドモの頃には東京→新大阪が3時間10分で「ひかり、スゲー!」だったんですけどね。確か最初の頃の山陽新幹線でも東京→博多は6時間半くらいってコトになってた様な気がいたしますが、35年間の間にジリジリと速くなってるのですね。重厚長大技術の進歩はこのように匍匐ですが、真面目で確実です。感謝!

20120116072012011608 で、小倉の駅弁”かしわめし”を買い込み、続いて”特急ソニック”のホームへ。

 JR九州の車輌お得意のフォトジェニックなグッドデザインが彼方からやってまいりました。コレもいつ見てもカッチョいいなー。・・・ま、しかし、混んでるコト。真冬で皆さんが厚着で荷物もフル装備の上、当日が結構暖かかったのもあって、脱いだコートを手に手に持っておりますので、発車のベルが鳴り響いていても、なかなか中へは入れません。

20120116092012011610 本革の高級シートがウリのソニックですが、この着座感がもう最低(泣)。

 直立状態では狭すぎるし、かと云ってリクライニングすると座面の前方が低いので、前へ前へとお尻が逃げていってしまうのです。常に足をフンばって余計な力がカラダに掛かり、ものすご疲れました。今日はN700系のシートの方は以前のモノよりマシだっただけに余計点がカラくなっちゃいましたけどね。80分の間、アブラ汗を流しながら、どうにか到着したのは、このブログでお馴染みのココ。なんか雰囲気が違いますが・・・。

20120116112012011612 外に出てみると「おわー、立て替わってるわー。」駅前の再開発も絶賛進行中で、まさに「槌音が聞こえる」状態です。コレはいつもの出口と反対側の方らしいけど、メインエントランス側も現在大改築中らしい。

 そんな、軽い驚きをおぼえながら、キョロキョロと改札から出てくるワタシをにこやかに出迎えてくださいましたのは・・・

20120116132012011614 「えっ?コノ人が”重要人物”ですかぁー」と、一部当ブログ読者からは怨嗟の声(笑)もあがってしまいそうな御方、はい、ファンの皆さんお待たせいたしました「りゅうにぃ(りゅたろう先生)」さんデスよー!

 ミニクーパーに乗り込むと、「ねぇねぇ、ソレ取って」と助手席ドアポケットの缶を指差しては「あっ、ソレねー”ザ・ピース”って云うんよ。ヒト缶1000円もするんよ、だから一本50円。岡本さんも一本どう?」とさっそく「りゅたろう節」が全開です。お元気そうで何より、ウレシイな。

20120116152012011616 早速大分自動車道に入ります。料金所を抜けて本線へのランプウェイに入りますと、いきなりアクセル全開でのコーナーリングを開始いたします。

 強い横Gに身をくねらせながら「あー、ヤメてー!ヤメてー!!ぜーんぜん懲りてないぢゃん」と叫ぶワタシ。りゅたろう先生はテキトーなステアリング捌きをしながら、「まだまだ、ポールフレールへの道は遠いな」と嘯きつつ、”ニコニコ”ゴキゲンです。

2012011617_22012011618_2 ・・・待ち受けるのは、お馴染みの”りゅたろうシャマル”君。大晦日の雨の午後に「”おイタ”をしでかして(笑)」から、年始にコチラの工場に入場。現車を10日ぶりに目の当たりにした先生は、「あー、シャマルには、ホント可愛そうなコトをしたなぁー。」と急にシオらしい態度を見せて、今さらながらにワタシの同情を買おうとしております(笑)が、現地で先生と懇意にされているディーラー工場の工場長さんとワタシは二人して「はい、ここがダメー」と”指摘マン”役の冷たいセリフを吐くばかり。りゅたろう先生は「このオニぃー、アクマぁー」といつもの様に内心では罵倒していたコトでしょう(笑)。現地での車輌状態確認は工場長さんの絶大なる御協力の賜物で、工法の打ち合わせなども滞りなく行うコトが出来ました。本当に感謝、感謝です。

2012011619_22012011620_2 「夜の席まで、時間があるのでちょっとウチにお立ち寄り頂けませんか?」との先生のお言葉にアマえまして、大分市内の御自宅にお邪魔いたしました。

 もう何度目かの訪問ですので、周囲の風景もワタシの目にスッカリ馴染んでおり、九州第二のふるさとの様です。いつもはシャマルがあるはずのカーポートには奥様のルノールーテシアが鎮座し、ダレのウチかもわからない表札はいつも通り(ああ、”Y下”の上にガムテープが貼ってあった:笑)です。昨夏の訪問時にフェリー乗り場までお見送りくださった御家族も皆さんお元気でいらっしゃいました(このへんのハナシはこちらで)。

201201162120120116222012011623201201162420120116252012011626 ビジホへのチェックインを済ませますと、夜の8時からは、りゅたろう先生がおじい様の代より三代に亘って贔屓にしていると云う「ふぐ料理」のお店に、先ほどの工場長さんとともにお招き頂きました。

 大分でしか味わえないという、初めて食する旨いふぐ料理の数々に舌鼓を打ちながら、工場長さんとも御趣味の海釣りバナシや、お若い頃の旧いオートバイでの武勇伝に花が咲き、とても楽しいひとときを過ごさせて頂きました。

 ホントはこの宴の間に、シャッターを押したつもりが、間違えて”動画”撮影になっていたので、りゅたろう先生とウチの(たこちゃん)ヨメが携帯で会話している秘蔵映像が出来ちゃっていた(笑)のですが、ここでご披露する技術が無いので残念です。

 心根の通うクルマ好き同士での宴は本当に楽しく愉快なモノですが、りゅたろう先生も「東京に住んでたら”ダメ男”にイキたいんだけどなぁー」としみじみおっしゃっておられました。

20120116272012011628 宿泊先と定めた「大分アリストンホテル」は、大分の繁華街を背景に建っておりますので、駅にも飲み食いにも近く便利な立地。以前もここに泊ったな、確か。

 三連休初日のハイシーズン料金でも、和・洋・中のすべてが思いっきり楽しめる朝食バイキングが付いて¥6,000と破格のプライスで、ワタシの様なボンビー人には有難いホテルです。明朝の再会を約して、りゅたろう先生との宴はおひらきに。

2012011801_22012011802_2 ・・・で、翌朝。「じゃ、7時半にロビーでね」との約束も空しく(笑)、8時にホテル前にあらわれたミニクーパー。

 せっかくの朝食バイキングもそこそこに切り上げてオモテに出て待っていたのですが、電話をしてみると「今出ますから」だって(笑)。こんなコトならコーヒーでも啜ってりゃよかったとも思いましたが、今日は”コチラのミッション”にお付き合い頂く身ですから、文句は云えません。

20120118032012011804 失われた30分を取り返すべく、りゅたろう先生は爆走します。ワタシはコワいので、時々絶叫します。

 さいわいなコトに渋滞も無く、周囲の絶景を楽しみつつワタシたちはミッション現地にほぼ予定通りに到着。

 クルマの査定が終わると、博多まで送ってくださると云うお言葉にまたまたアマえまして、さらに爆走するコト小一時間。

20120118052012011806 電車の定刻を二時間も前倒しするコトに成功したので、先生に昼食をご馳走になり(も、ホントに毎度毎度有難うございます)つつの懇談。

 最後には、わざわざ入場券を買ってまで、ホームにて発車までお見送り頂きました。なんとか、二日間で九州での二つの「”シャマル絡み”ミッション」を無事遂行するコトが出来ましたのも、すべてはりゅたろう先生のおかげ。「有難う!りゅたろう先生。世界の平和のために、今日も”闘え、何を?人生を!”」デス。ワタシは本当に上顧客に恵まれた果報者です。”りゅたろうファン”の皆様、本日のネタ、御堪能頂けましたか(笑)。

 それじゃー、また明日!

2013年1月12日 (土)

マセラティクアトロポルテを超極寒地で乗る猛者

 ひょぇーーー!東京練馬でも今朝早起きをして出掛けた5時台には、かなーり”超寒む”でした。ところが、”豪の者(笑)”と称するに足るヒトビトは日本全国の津々浦々にいらっしゃるモノで、超極寒地帯の真冬でも、ガンディーニ・ルックのクアトロポルテを日常の足にしてらっしゃる方から、年始のご挨拶とともに”写メ”が届きましたので、御本人の快諾を得て、ここに御紹介いたしましょう。

2013011201 ここは、北海道最東部に位置する中標津町。すぐ近くにいわゆる北方四島を臨む地域です。当然、そもそも寒さにヨワい”チキン野郎(笑泣)”であるワタシなど、真冬に近付こうとはユメにもウツツにも思わないエリアであります。さしものワタシも、その半生において北海道は札幌までのドライブが精一杯。

 車窓眼前に広がる青い空と白い凍結路が美しいコントラストですね、・・・って、このアルカンタラ装メータークラスターは、まさにマセラティクアトロポルテのモノではありませんか。あのマシンの良く見慣れた底部最低地上高を考えますと、背筋の寒さもより一層強く感じられようと云うものです(笑)。この写真をくださった、中標津町在住の「Iさん」は、昨秋わざわざ当店までご夫婦でお越しくださり、その時には現地の真冬の行状(笑)について様々な呆気に取られるお話をしてくださったのですが、こうして写真で拝見すると、やはり迫力が違いますね。

2013011202_2 メーター内の外気温度計は「-13℃」。当然インジケーターランプは点灯しっぱなしのコトでしょう。今週9日(水)に「Iさん」より頂戴したメールによれば、前日の8日(火)が最低気温「-20℃」、翌9日は「ー19℃」であったそうです。どうせなら「-20℃」表示の画像を送りたかったと仰っていらっしゃいました。

 「Iさん」のクアトロポルテは10万キロ超えの前期型だそうで、現地で手に入れてから、ショックアブソーバー折損のトラブルに見舞われたものの、以後はこうして日々活躍しているとのコトです。

 オーナーのヤル気と、愛車に対する愛情の注ぎ方次第では、いっけん旧いマセラティにとって過酷な状況下においても日常の足にし得るひとつの可能性(事例)として、御紹介いたしました。但し、それぞれ皆さんが努力や試行錯誤を繰り返し、自己責任に基づいてお楽しみくださいね。

 実は本日のワタシ、北海道とは対極みたいな場所におります(ワイハーやグァムぢゃないヨ:笑)。このハナシは、また別の機会のお楽しみと云うコトで。

 それじゃー、また来週!

2013年1月11日 (金)

”マッチボックス”知ってるかい(その4)

 はい、こんばんは。東京練馬でも、毎日寒い日が続いております。しかしながら、明日はもっともっと”サムーイねた”をお送りいたしますからね(笑:次回予告)。

 あー、もうイイ加減にシロ、とのお声もそろそろ届いてきそうではありますが、本日もまた、懲りずに旧いミニカーのおハナシでご機嫌を伺います(このシリーズは、あと少し断続的に続きます)。

201301110120130111022013011103201301110420130111052013011106 本日は、またまた趣向を変えて、重厚系の英国車ばかりをお届けいたしましょう。

 まずは「マッチボックスNo.44ロールスロイスファントムⅤ(ファイブ)」です。

 こういった、マッチボックスやトミカ、はたまたホットホイール(今じゃ、”ホットウィール”っつーらしいが、ワタシの世代にとってはどこまでも”ほっと・ほいーる”なのです)等々の、玩具店向け小スケールミニカーと云うのは、一応最近でこそ縮尺表示があったりいたしますが、基本的には”箱スケール”とも云うべきモノで、実車サイズの大小にはお構いなく、「あくまでも定尺の箱に入る様」設計されます。

 ご覧のファントムも、現物は悲しいくらいに小さくモールドされております。

 おそらくは、1950年代後半から60年代初頭あたりの製品だと思われますので、その時期のマッチボックス製品の箱が後のモノより一回り小さかったコトに起因すると思われます。然れども、立派にそびえるパルテノングリルや、流麗なサイドフォルムなど”アリさん(笑)”から見れば威風堂々とした偉容でありましょう。

 ところで、一昨日のコメント欄で「練馬のH」さんから、「マッチボックスという名前は、やはりマッチ箱に入るサイズのミニカーだからついた商標なんですかね」と疑問のご提示がありましたように、そもそもはマッチ箱を模した箱に入っていたと云うのが真相であります。そこらあたりのハナシをそれはもう、イヤと云う程懇切丁寧に解説してくださっているサイトを発見いたしましたので、ご覧になってみてください。そして”ミニカーコレクター道”の病膏肓的な深さにアキれてあげてください(笑)。

 

201301110720130111082013011109_2201301111020130111112013011112 続いてもロールス、「マッチボックスNo.24ロールスロイスシルバーシャドー」であります。

 廉価版とは云いましてもロールスはロールスですから、やはり押し出しの強いモノです。

 ルビーレッドの塗色も華麗で、組み合わされたマグノリア内装(あっ、まっ、単に樹脂成型色が白いダケなんですけどね)もお洒落ですね。

 コドモの時分は、まさか世の中に白い内装のクルマなんてモノは存在しないと信じておりましたので、生意気にも「なんだかチャッチィ」などと思っておりましたが、気がついたら周囲の実車がいつもそんなのばっかし(笑)の環境に自ら身を置くハメになってました。

 上のファントム同様に、安全性の見地からか、グリル上の「スピリット・オブ・エクスタシー」ちゃんが省かれちゃっておりますのが、ロールスのモデルとした場合には、大いなる物足りなさを感じさせます。いっそ、ベントレー役にしてしまえば良かったのかも知れませんが、それじゃ、売れませんからね、きっと。サイドから眺めると、お尻が大きくボトムしています。シルバーシャドーⅠではお約束のハイドロサス不良が疑われますね(笑)。

20130111132013011114201301111520130111162013011117201301111820130111192013011120 ロールスが続きましたが、お次はジャガーです。「マッチボックスNo.65ジャガー3.4リッター」と称するクルマ。まぁ、いわゆる「マークⅡ」と云うヤツですね。

 1959年に造られた金型と申しますから半世紀以上を経過したモデルです。

 コレは、ホイールの色がグレーであることや、後のモノよりふた周り小粒な外形を持つこと、いまだ板バネ式サスペンション機構を持たない等と云う特徴で旧い時代の製品であるコトがわかります。

 当時の塗料の顔料のせいなのでしょう、現代ではなかなかお目に掛かれない微妙な臙脂色が渋い風格を漂わせております。

 ボンネットを開くと、それなりにキチンとモールドされた”ジャガーツインカム直6ユニット”が顔を出します。

 現車の持つ、「戦前のデザインテイスト引きずり感」を、そのまま豆粒の様なサイズ内で見事に再現しておりますね。

 上の二台のロールスには、さすがに付いていなかった、牽引用ヒッチが、同じ高級車でもジャガーになると付いてくる(あんまりウレしくない:笑)。このあたり、英国特有のヒエラルキー感覚が生み出す無意識の所作なのか。

201301112120130111222013011123_220130111242013011125201301112620130111272013011128 本日の掉尾を飾るのは「マッチボックスNo.28ジャガーマークⅩ(テン)」です。

 このクルマは、後にベストセラー作となり、現在も営々とシリーズが続いている「XJサルーン」の原型とも云える、当時期を画したジャガーです。上のマークⅡにいまだ残されていた戦前的デザインテイストを完全に払拭し、近代的な成り立ちをようやく得たと云う感じでした。

 実はワタシ、コレの”いぶし銀”塗色実車を眼前にしたコトがあるのですが、後のXJと似てはいるんだけども、当時のボディ製造技術の限界か、各部をシボりこめていないところが、却ってこの世のモノとは思えぬ典雅さを醸し出しており、”カッチョいい”なぁーとしみじみ思ったものです。特に、XJサルーンを見慣れた目には、大げさに云って二回りデカク見える(し、実際幅広い)ところも素敵でした。マイナーチェンジ後に車名まで変更して”420G”となりましたが、それを合わせても日本国内での残存生息数は極めて少ないモノと思われます。

 実際、丸っこくてキュート、そしてコンパクトに品良くまとめられたジャガーマークⅡには、世界的にも一定のマニアックなファンがおりますが、ソレと比べると、ジャガー社の暗黒迷走時代を象徴するかの様なこのマークⅩの方は(特に本邦で)マニア人気も今ひとつ獲得出来ていない様な気がいたします。この”マッチボックス”モデルの方も真面目には造られているのですが、実車を目の前にした時の、”あの高揚感”が今ひとつ伝わってこないのが残念です(小さすぎるから)。アノ、フェンダーアーチの中にタイヤがスッこんじゃってる船みたいなところがいいんだけどなぁー。あっ、コレも”カオス車”かも、正統派の(笑)。

 それじゃー、また明日!

2013年1月10日 (木)

”マッチボックス”知ってるかい(その3)

 あ、いや、このシリーズ始めちゃったのはいいんですけどね、たくさん写真を撮り過ぎてきてしまったので、いったい何時になったらヤメられるのかちょっと心配です(まぁ、ブログねた稼ぎのための企画ですから、所期の目論見は充分に達成しているワケですが:笑)。

 ところで、昨日のコメント欄では、懐かしの幼児番組”ピンポンパン”が盛り上がってる様子ですが、ワタシもあの番組のエンディング「おもちゃに、行こー!!」にはアコガレておりました。いつも”レーシングサーキットセット”の大きな箱が映っていて、「オマエら、どーしてソレにイカないんだぁー、取らないならオレが欲しーぞ!!」とテレビ画面に突っ込みを入れていたモノです。ちなみに”しんぺいちゃん”役の俳優、故坂本新兵さんは、東京杉並のたこちゃんヨメ実家の近所にかつての自宅があり、「ここが、しんぺいちゃんのウチよぉー」と案内されたコトがあります。

201301100120130110022013011003201301100420130110052013011006 さっ、本題にまいりましょ。今日は、極くストレートに”カッチョいいマシン”ばかりをお届けしてみようと思います。

 まずは、「マッチボックスNo.75フェラーリベルリネッタ」と称するクルマです。単に”フェラーリベルリネッタ”とありますが、かの名優”スティーヴ・マックイーン”さんが生前お持ちであった「フェラーリ250GTルッソ」のモデルなのだろうと思っています。一切の開閉ギミックが無い上に後部の牽引ヒッチが無粋ではありますが、全体的には流麗で微妙なフォルムの特徴をよく捉えています。格子型グリルとプランシングホースもしっかり克明にモールドされているところにメーカーの意気込みを感じさせます。

 末番のNo.75が出ましたところで、マッチボックスの小スケールシリーズの型番表記について、今さらながら補足説明をしておきましょう。

 基本的にはNo.1~No.75までの連番になっており、その車種が旧くなりアキられて売れ行き不振になってきたとか、金型が荒れすぎ、もはや製造続行困難になった様な場合に、例えばNo.50ならNo.50のそれまでの製品を一旦廃盤(ミニカー界では絶版と云います)とし、まったく別の車種・製品を同じNo.50として差し替えていく方法で血を入れ替えていきます。よって後の”コレクター分類”においては、「No.50-1」「No.50-4」などの様に枝番を附番して類別されています。さらにややこしいコトに、同一モデル内においてもボディ色や内装色の違いにはじまり、ホイールの時代変遷に伴う変更、底板(シャーシ)の色、カシメ方法の違い等々にいたるまで、重箱の隅を突くようにバリエーションが発見されますので、「No.50-3-D」などと云うように枝番の裾がどんどん広がって際限がありません。ここでは、枝番までのマニアックな表記は避けておりますが、御興味のある方はネット検索などで調査するのも面白いモノです(この附番方法をそのまま取り入れた、本邦の”トミカ”では、もっともっと複雑怪奇な分類が必要になってしまっており、コンプリートするには10万台くらい買わなきゃならないのではないでしょうか:笑)。

 と、云うワケで、同時に1~75までを”総取っ替え”するのではありませんので、当時玩具店の店頭にあったディスプレイスタンドの中身は必ずしも全国的に共通では無いと云う現象もよく見られました。ちなみに、このフェラーリは1966年版のメーカーカタログでは表紙絵の中央でメインを張っております。

201301100720130110082013011009201301101020130110112013011012 続きましては、「マッチボックスNo.14イソ・グリフォ」であります。当時でも決して全世界的見地に照らしてメジャーとは云い難かったマシンをよくぞモデル化したものと思いますが、意外にもこのグリフォは世界のミニカーメーカーの創作意欲を喚起するモノだったらしく、実に結構な数のミニカーが世に存在いたします。

 この個体自体は太い”スーパーファストホイール”が履かされておりますので、英本国版の最終期バージョンでありましょう。

 昨日御紹介した、No.33ランボルギーニミウラとともに、スーパーカーブーム時には日本限定再販(”ジョリー・シリーズ”と呼称)もされました。その日本仕様は水色の色調がより薄かったと記憶しております。

 このイソ・グリフォ、ワタシが小学生の頃にはまったく知らなかったクルマですが、このトシになりましてもいまだ現車にお目に掛かっておりません。こうして小さなスケールになっても伸び伸びと流麗かつ猛々しく獰猛な雰囲気が良く伝わってまいります。げに”カッチョいい”マシンでありますコトよ。

201301101320130110142013011015201301101620130110172013011018 本日のシメは、「マッチボックスNo.41フォードGT」です。言わずもがなの、いわゆるGT40(たぶんマーク1)ですね。

 英米合作のこのマシンは、当時アングロサクソン民族にル・マンでの栄光をもたらしました。

 モデルには、コレと云ったギミックはありませんが、ミッドに積まれた大排気量V8エンジンを覗き見るコトが出来るというところがミソです。

 惜しまれるのは、目ん玉を別パーツ化しておいて欲しかったという部分ですね。

 純白のボディにブルーのゼッケンストライプがサーキットの興奮を伝えます。黄色いホイールもお洒落だけど、このモデルにこそ、もう少し太いタイヤを履かせてヤレば良かったのにと思わずにはおれません。後年発売されたコレの”スーパーファストホイール”付きのヤツは、”ホットホイール”のレール(当時コレそのものを親戚のオジサンがくれた時は、そりゃーもう毎日クルった様に・・・)の上を本当に良く走ってくれたものです。軽くて低重心なところがまさにレーシーな感覚でした。なつかすいなぁー。

 それじゃー、また明日!

2013年1月 9日 (水)

”マッチボックス”知ってるかい(その2)

 正月が明けてから、いまだ日が浅いですが、こうして日常業務に戻ると大晦日あたりのコトですら、いまや遠い遠いムカシと化しておりますヨ。しかしながら、まだ平成25年はこの先に356日も残っております(笑)ので、皆さんも息切れせぬ様、お体だけは無理せずに御自愛くださいね。

 と、云うワケで、正月明けにトバし過ぎたアナタを癒す魅惑のひととき(笑)。今日もホッコリ懐かしネタを引き続きお送りいたしましょう。

201301090120130109022013010903201301090420130109052013010906 本日は、ちょっと趣向を変えて懐かしのフォーミュラーカー特集。

 このブログが「マセラティでイッてみよう!」と云う表題であるコトを、今さらながら皆さんに思い起こして頂くため、先頭バッターには「マッチボックスNo.52マセラティ4CLT」をたててみようと思います。

 そもそもこのミニカー自体、非常に旧い時代の金型により製造された当時モノではありますが、さすがに現車が活躍した1948年あたりに生まれた製品ではありません。装着されているホイールの芸風などから、旧くとも1950年代後半から1960年代前半までのモノであろうと考えられます。

 おそらく、当時”ロッソ”塗色やゼッケンNo違いのバリエーションも種々存在したものだと思われます。実機で見慣れぬジアッラは、本来”タルボ・ラーゴ”あたりのフォーミュラーカーに似合いそうですが、マセラティに塗ってもなかなか可愛いモノです。”マセラティ4CLTは”フロントエンジンF1の傑作と誉れも高い”マセラティ250F”の礎となったマシンとして知られております。ノーズの伝統グリルと、微妙にモールドされたナツメ型エンブレムの再現が、マセラティ好きにはこの上なくウレしい逸品です。

201301090720130109082013010909201301091020130109112013010912 続いては、「マッチボックスNo.19アストンマーチンDBR5」です。

 こちらもフロントエンジンF1なのですが、上のマセラティ4CLTとは異なり、実車が出走していた1960年と大きく変わらない時期にモデル化されたモノと思われます。

 マッチボックスを製造していたレズニー社は不思議なメーカーでして、英国に本拠地があるにも関わらず、アストンマーティン車のモデル化には非常に消極的で、このモデルのあとは40年近くも途絶えました(しかもそれは、レズニーからマテルへと”マッチボックス”ブランドが譲渡されたあとのコトです)。

 云わば、ロクな戦績も無い”失敗作”だけをモデル化していたと云う皮肉な結果だけが残ってしまったモノですが、製造された実機2台が2台ともアクシデントにより消失してしまったマシンなので、今となっては当時の面影を今に伝える貴重な存在とも云える逸品です。ちなみに、同じ英国のライバルであったコーギー社からは、007系ボンドカーを初めとする、魅力的な数々のアストンマーティン小スケールミニカーが出ていました(当時も、そして現代のモノも)。

201301091320130109142013010915201301091620130109172013010918 さらに御紹介するのが、「マッチボックスNo.52 BRMレーシングカー」と称するフォーミュラーカーです。

 すでに、ファンネルのモールド数より8気筒と推測されるエンジンがミッドシップされた時代のマシンですから、1960年代中盤あたりのモデルを再現したものであることが伺われます。

 BRMと云うコンストラクターは、市販ロードカーを持たなかったため、同じ英国の”ローラ社”ともども、サーキットレースの世界に興味の無い方々には馴染みが薄いと思われますが、我がマセラティにも所縁ある”スターリング・モス先生”が一瞬同社製F1で参戦したのをはじめ、後には”グラハム・ヒル先生”、”ジャッキー・スチュアート先生”、”ニキ・ラウダ先生”等々「F1殿堂入り人物」たる綺羅星の如きメンバーが在籍していたコトもあるという名門レーシングカーメーカーであり、チームでした。

 フロントサスペンションアームや左右に振り分けられたタコ足エキゾーストも、小スケールながら雰囲気良く再現され、ボディとホイールのエモイワレヌ微妙な色調も相まって、60年代テイストがほのぼのと立ち上る名作モデルと申せましょう。ともあれ、F1なのか、はたまたインディーカーなのか、あまりにもテキトー稚拙な(笑)ボディモールドのために車種の特定が困難であるのが唯一最大の泣き所です。V8ミッドシップ1500ccF1の”モデルP57”かその派生車種であると推測されますが、如何。

20130109192013010920 本日の”おまけ”。F1サーカスを観戦するには、ご覧の様なキャラバンと云いましょうか、モーターハウスが現在でも重用されておりますが、多くは辺鄙なところに点在するサーキット周辺で寝泊りするために不可欠な装備と云えましょう。

 こんな遊び心のある楽しいモデルも、往年のマッチボックスらしいと思います。サーモンピンクのボディに白いルーフ、うぐいす色内装の組み合わせは、1950~60年代のインダストリアルデザインが醸し出す造形美と相まって実にいい味をしみ出させておりますね。ワタシも思わず後部のバルコニーでお茶が飲んでみたくなりましたヨ。

 それじゃー、また明日!

2013年1月 8日 (火)

”マッチボックス”知ってるかい(その1:たぶん:笑)

 いやいや、正月明け二日目でした本日も年末に積み残したお話やら、商談のお話、修理・レストア依頼のお話など、景気よく引っ切り無しに電話が掛かってくる一日を過ごしました。年始早々、本当に有難いコトでございます。

 今日は、いきなり変化球ネタをお送りしようと思いますが・・・「(いきなり歌いだしてる)♪ボクのクルマはー”マッチボックスゥ”ちっちゃーな、ちっちゃなぁー、たからぁーモノ・・・(”ママと遊ぼうピンポンパン”を見てると、このCMがヘビーローテーション)」当時のコマソンも思わず口をついて出る、小スケールミニカー(ミニチュアカーという語感では、この品物の雰囲気が出ない)の西の王者、英国レズニー社(当時)製造の”マッチボックス”シリーズについてのおハナシ(で、たぶんシリーズ化決定:笑)。

 先日の「ダメ男の集い」にて、ワタシの所持する拙いミニカー群を(夜の最終部までお残り頂いた)ダメ男メンバーの方々に恥ずかしながらご披露したところ、意外なコトに大きく盛り上がりまして、それならばと意を強くしたワタシは、煤けていた(何しろ、結婚する前の20代の頃までに買い求めていた品々ですから)ミニカーをシコシコと磨いた上で、写真に収めてまいりましたのでご覧ください。

2013010801201301080220130108032013010804 まぁーとりあえず「ベンツ」であります。なんでこんなのが一番初めに出てくるのかと申しますと、ワタシが6才の誕生日のプレゼントとして我が親父から初めて与えられた”ミニカー”がコレであったからです(もちろん、ソレそのものではありません:笑)。

 全長10センチにも満たない小さなスケールであるにも関わらず、左右のドアとトランクに開閉機構を持った素晴らしい逸品です。渋いラピスブルーもベンツらしい良い雰囲気を醸し出しております。

 この「マッチボックスNo.46メルセデスベンツ300SE」は、左右ドア開閉機構の省略と、後述する”スーパーファストホイール”への変更といった”改悪(笑)”とともに、ヘンテコなオレンジメタに塗色変更され、この後も長く製造が続けられました(途中で品番変更があったかも知れません)。

2013010805201301080720130108062013010808 お次は、「なんじゃコリャ」と云った感じの、面白みのカケラも感じられない(失礼)クルマ、「マッチボックスNo.36オペルディプロマット」であります。上のベンツと同時にコレも我が家にやってまいりました。

 今にして思えば、ボンネットが開閉し、そのエンジンルーム内も拝めると云う凝った造りのモノですが、当時のワタシは「ドアが開かないミニカーは遊びが広がらない」と生意気にも思っておりましたので、こいつはいつも悪役(大概ギャング団のクルマの役:笑)扱い、”いいもん(ヒーロー)”は上のベンツが乗る設定でストーリー構築をしつつ遊んでおったモノです。当時ガソリンスタンドの情景おもちゃでも持ってれば(オトナになってから実現:笑)、整備中のクルマ役などが与えられていたコトでしょうに。ちなみにこのディプロマットと云うクルマ、現車はウスラでかい、当時のオペル車ではフラッグシップ扱いの代物でした。リアオーバーハングの異常な長さが、ソレをさりげなく表現しております。小スケールだと、セド・グロやクラウンにも見えちゃいますけどね。

2013010809201301081020130108122013010811 続いては、「マッチボックスNo.33ランボルギーニミウラ」です。当時のマッチボックス輸入元であった朝日通商がこしらえた日本語版のカタログには「ランブロギニィーミューラー」と書いてあり、大爆笑です。

 ちなみに、ここでは登場いたしませんが、のちにNo.27として「ランボルギーニカウンタック(モデルは左右にエアスクープを持たないプロトタイプLP500をモールド)」が出ましたが、こちらは確か「ランボルギニークンタッチ(まぁ、”カウンタック”っつーのも現地人に云わせれば大笑いなのでしょうケド:笑)」の表記であったように記憶しております。現車とは似ても似つかない後部”コーダトロンカ”の重ったるい造形が、思わずナミダを誘います。

 このモデルに付いているホイールが”スーパーファストホイール”とメーカーが呼称していたモノで、従来の鉄軸を細いピアノ線に変更した車軸とし、「勢いよく走らせる」コトだけに主眼を置いた、走行性能の向上をもたらす仕様です。その後、このホイールはさらにブッとくなり、シリーズ全車がおもちゃっぽく幼児向けに改変されていきます。ここにご紹介のミウラはスーパーファスト時代のものとしては最初期のモノだろうと思いますが、さらに旧い(上記ベンツやオペル同様の)”レギュラーホイール”時代の製品も存在し、塗色はジアッラ(黄色です:笑)であったと思います。一度1975年くらいに絶版となり製造中止されておりましたが、77年か78年頃に日本のスーパーカーブームを見て、日本向けパッケージをわざわざ作って限定再生産もされました。塗色も同様にゴールドですが、時代が下るに従って、その色調が薄くなっていくのも特徴的です。

2013010813201301081420130108152013010816 本日ご紹介する最後のモデルは「マッチボックスNo.5ロータスヨーロッパ」です。

 このモデルは、スーパーカーブームの端緒時期直前の1975年あたりまで製造輸入されておりましたので、”サーキットの娘(笑)”を読んで「すわ、ロータスヨーロッパ、買わなきゃ(って、大体ガキが”すわ”って云うか?ギャフン:笑)」と速攻でおもちゃ屋に行ったヒトだけが”売れ残り品”をギリギリで手に出来たという、当時幻の逸品でした。

 当時、現実的にガ・・・あっ、いや、お子様が手に入れるコトが出来た小スケールミニカーのロータスヨーロッパは、このマッチボックスのモノと、同じく英国コーギー社製”コーギージュニア”シリーズNo.32のみ(こちらは77年まで専門店でならなんとか定価で買えた)であったので、遅れてきた”スーパーカーブーマー・キッズ”は若干の絶版プレミア価格を積んででも、こぞって手に入れようとしたモノ(上のミウラは日本仕様が出るまで、もっとケタはずれに入手が困難だった)です。

 ここでご紹介するモデルは、初期のスーパーファストホイールを履いた”超前期型”で、艶やかなダークブルーメタがお洒落です。後には、マセラティで云う”ロッソマデラ”の様な、ピンクともパープルともつかないヘンテコな(あっ、いや、もっとお洒落な:笑)色に塗られて、いっけん何のクルマだか分からなくなってしまいましたが、ブーム時の思い出に残るのはむしろ後期型パープルメタの方かも知れませんね。(このたび引用のリンク先の方々には、それぞれ失礼いたしております。どうか、ウチの皆さんにも貴重な画像を見せてやってください。有難うございました。)

 シリーズ1ヨーロッパをモールドしたこのモデルを、なんとか”すぺしゃる化”しなければと、金工用ヤスリを片手にクォーター部分を”ぎーこー、ぎーこー”と削っていた(意味分かりますよね?)中学一年生時分のワタシに、タイムマシンで戻っては頬ずりをしてやりたくなります(笑)。ちなみに、その後に長く販売予定とされてカタログに載り、”お預け状態”のまま首を長ーくして待っていた「トミカ外国車シリーズ」のミウラSVとヨーロッパスペシャルの出来具合が、いざ出てみると期待に大きく背く”あんまりな”モノであった(トミカは当時、小スケールミニカーでは抜群の表現力と云われていたのです)ため、現在でもワタシにとっては、マッチボックスの方が思い入れの深い重要な存在です。 

 あー、なんだか懐かしいネタを書いてたら気持ちもホッコリとしてまいりました。

 それじゃー、また明日!

2013年1月 7日 (月)

新春早々のマセラティビトルボ

 はい、こんばんは!本日よりマイクロ・デポは早速の新春全開営業を開始いたしました。

 で、折角の新春一番の営業日でしたので、初めてこのブログをご覧になる閲覧者の方々に向けて、その”来歴”をかなーり久しぶりに書いておかなければなりませんね。

 このブログはマセラティ専門店のマイクロ・デポ(東京練馬在)がお送りしています。旧いマセラティやフェラーリをはじめとする「イタ旧車」をネタに、日々色々とおハナシするコトに”原則的には(笑)”なっているサイトなんですが、その実、「ぜーんぜん関係ないぢゃん」なハナシにも平日のほぼ毎日お付き合い頂くといった趣向のモノでもあったりします。頼むからワタシ(たこちゃん)を見捨てずに、今年も皆さんには付いて来てほしぃーの(笑)と熱望しておりますです、ハイ。

 と云うワケで、今日のネタはいきなり本ネタにして、ビトルボ系マセラティの原点、毎度お馴染みの「マセラティビトルボE(「Ryo」さんこと仙台のMさん号)」なんですが、昨年末に間に合わなかった諸々を半日でシュートし、何とかすると云った、いわば”完結篇(笑)”であります。さてさて・・・

20130107012013010702 朝一番に補修塗装が完成したドア内張りトリムがやってまいりましたので、早速、左右ともに組み上げてみました。

 全体的に経年による変退色が広がっておりましたが、ご覧の様に何とかバランスよく仕上げるコトが出来ました。補修業者さんも年末年始返上で、アニリン風仕上げを「3トライ」してくれたそうで、ここでも職人の意地を発揮しております。このような感じで勘弁して(笑)ください。

20130107032013010704 年末ギリギリに「伸びたまんま」で縮まなくなってしまった、オートアンテナは、ヒューズホルダー内でヒューズと接点が接触不良を起こしていたためと判明し、今様のブレードヒューズが使えるようにホルダーごと交換といたしました。

 年末には、ワタシとウチの電気屋さんとの電話によるシュート打ち合わせ中に、一旦は「本体のモーターがダメかも知れないよ」になり掛けていたのですが、本日中に軽微な原因を発見出来てよかったです。

20130107052013010706 というワケで、左がラジオをONにした時、自動的に最上段まで伸びきったアンテナロッドの状態。右はラジオOFFでロッドが縮みきった状態です。

 あー、まずはアンテナが引っ込んでくれてホッといたしました。なんとか間に合った。続いてオーディオには、まだもう一つの問題が発生していたので、そちらもシュートします。

20130107072013010708 経年でオーディオ本体裏側にある各コードの皮膜が硬化しており、取り外しはともかく、取り付けには難儀いたします。

 アレコレとシュートして、ヒューズ等々を交換し、選局不能トラブルの方も完治いたしました。サワヤカにニッポン放送が受信出来ました(ああ、TBSで大沢悠里も聞けたよ。相変わらず”毒蝮”ヤッてた。:笑)。

20130107092013010710 あー、やれやれと思いきや、今度は灰皿のスライド蓋部分が経年による風化で完膚無きまでにバラバラになっているのを今さら発見(大泣)。

 ついこの間まで、使用感もまったく無い様な好コンディションだったハズなんですけどね。こちらは同色の中古灰皿に”丸どっかえ”して何とか乗り越えました。

20130107112013010712 年末に配線まで終わっていたETCも、オーディオの諸問題が解決したので本取り付け完了。

 最後にすべての電気周り装備の動作チェックを行い、完全動作を確認いたしました。

 陸送業者に託すための、「キャブビトルボエンジン始動法マニュアル」を記述して印刷、車内に貼り付けておきました。明後日1月9日(水)に、仙台に向けて旅立ちます。お待たせいたしました!

 今年も毎日がこんな感じで、ひとつひとつ目前に立ち塞がる岩盤を打ち砕きながら、確実に匍匐で進みます。皆さん、本年も引き続きよろしくお願い申し上げます!

 それじゃー、また明日!

2013年1月 6日 (日)

「さぁ、ヤルぞ!」

 ・・・考えてみたら、今日は日曜日。当ブログ的には、お休み可な日なのではありますが、年末年始の休暇最終日でありますので、シメのご挨拶をば。
 今回のお休みには、いつもの「たこちゃん旅行」も返上して、ただダラダラと過ごさせて頂きましたので、心身ともにゆったりと出来ました。
 明日からは、通常業務に戻ります。正月ボケなどしている暇はありませんね。
 今月20日は、マイクロ・デポ創業記念日です。また、月末には、このブログの連続更新も満2年となります。今年も御一人でも多くのお客様の笑顔にあいまみえます様、マンネリ気分を排し初心に戻って、「旧車の感動」をお伝えすべく頑張って参ろうと思っております。
 皆様方、よろしくお願い申し上げますね。
 それじゃー、また明日!

2013年1月 5日 (土)

「まだやってるのか、ダメ男(笑)」

 はい、こんばんは。本日朝から開催中のダメ男大会、午後10時を過ぎましたが、最後まで「残留(笑)」するコトが出来たメンバーの方々は、只今上映中の「サンダーバードの第三話」を食い入る様に御覧になっております。
 まさに、ワタシを含めて正真正銘のダメ男様たちと云えましょう(笑)。
 本日、ご参加頂いた皆さん、却ってお疲れになったかも知れませんが、コレに懲りずに、次の機会にも皆さんの元気な姿にお目にかかるのを楽しみにしておりますので、お気軽にお越しくださいね。
 過去最高の参加者に恵まれた今回のダメ男大会、盛りたててくださった皆さんには本当に感謝しております。
 スッカリ元気を頂いたワタシも、明後日から本年の始動開始です。張り切ってまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
 それじゃー、また明日!

2013年1月 4日 (金)

「ダメ男前夜」

 正月三が日も明けて、いよいよ明日は「ダメ男の集い2013正月」を開催する運びとなっております。
 不肖、たこちゃんヨメ(笑)は、朝からその準備のために走り回っておりますが、たこちゃんご本人様は、ただダラダラとプラモ作りにハゲんでいると云う有様です。
 明日の天気予報が「午後から雪かも」だったりするので、ソコだけがチト心配です。ムリにクルマで無くてもよろしいんですからね(笑)、意外にも電車と路線バスで充分お越しになれるところですから。
 ともあれ、なんとか天気がフンばってくれないかなぁ、と祈っております。
 皆さん、お気をつけてお越しくださいね。お待ちしておりまーす!!
 それじゃー、また明日!

2013年1月 3日 (木)

「年始の挨拶回り」

 まぁ、正月も三日ともなりますと、お節料理にも、テレビの正月番組にもそろそろ飽きて、ちょっとオモテに出てみようか、といった気分になるものですね。
 もっとも、ワタシの場合は大晦日の紅白以外、1960年代・1970年代のテレビドラマをDVDに録りだめていたモノを片っ端から流しつつ、それを横目に視ながらのプラモ作り一筋(笑)。
 さすがに、三が日すべてがソレぢゃーマズかろうと、今日は朝から房総半島の南端にある館山で隠居中の我が親父のところに、新年の挨拶をするため、イッてまいりました。
 ソコには、実のばーちゃんも95才で存命なのですが、顔を見せに行ったら「アンタ、誰?」だって(笑泣)。新年を迎えて、いよいよボケたおしておりました。
 人間は、なーんにも知らないし、自立歩行出来ない無垢な状態で生まれて、ぜーんぶ忘れて、歩けなくなって、この世とおサラバしていくのだな、と、この頃つとに思うのです。
 ワタシも五体満足な状態があと何年なんだろうと思う様なトシあるねになってしまいましたが、とにかく、悔いを残さぬ生き方を志向していこうと思っておりますです、ハイ。・・・年頭の抱負がコレぢゃーね(まっこと、トシあるね・笑)。
 それじゃー、また明日!

2013年1月 2日 (水)

「ほげほげと正月を」

 まー、今日は大したコト書きませんから(笑)。昨日は初コメ(「かねやん」さん、有難うございました!)の方、常連の方と、大勢の皆さんから、新春の祝辞やら、それぞれの元旦の御様子やら、たくさんのコメントを頂戴いたしました。本当に新年早々ありがたいコトではあります。
 昨日の元旦には、初詣も軽い買い出しも済ませ、あとの時間はただダラダラとプラモ作りに励んでおりました(今日も引き続き・・・)。大晦日に紅白見ながら作ってたモノも、ようやく昨日までに一応の形に出来ました(笑)。さあ、今日も頑張るぞー!・・・頑張りどころが違うよーな気もいたしますが、まっ、いっか正月だし。
 それじゃー、また明日!

2013年1月 1日 (火)

「2013年、皆さんにアケオメ!!」

・・・(スゥー・息を思いっきり吸い込む音)あけましておめでとうございます!!
 皆様方のおかげさまをもちまして、新しい飛躍の年、2013年をたこちゃん夫婦も自宅で無事に迎えるコトが出来ました。
 いやー、ソレにしても「紅白歌合戦」先ほどまでフル見してしまいましたが、一発目の「H崎なんとか」が第一声の「あー」でいきなり調子っぱずれな音程を披露するので、一瞬見る気力を削がれそうになったり、番組直前の7時のニュースと前半と後半の幕間にちょっとだけ流れるニュースのアナウンサーはどーして毎年「T田アナ」なんだろう(気付いてるヒトいるかなぁ)か、とか、余計なコトが気になってしょーがない性分は年が明けても健在です。痴的好奇心(笑)全開でイッてみよー!
 ともあれ、本年もまた、明けても暮れてもマセラティをはじめとする旧車三昧の日々とはなりそうです。皆さんの歓びは、そのまま私達マイクロ・デポの歓び。皆さんが愛車に抱える問題は、そのまま私達マイクロ・デポの解決すべき課題です。
 新しい年。お一人でも多くのお客様に「本当に気軽なイタ旧車道」の楽しさと素晴らしさをお届け出来ます様、一層の精進をしてまいる所存です。皆様方には引き続き御教導の程、心よりお願い申し上げます。
 本年もよろしく!
 それじゃー、また明日!

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