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2013年2月18日 (月)

マセラティクアトロポルテのフューエルポンプ交換など

 はい、こんばんは!まぁ、ここんところは本当に寒い毎日が続いております。東京練馬もパラパラシトシトと雪や雨が降るような天候か、晴れても超突北風が(ホントに文字通りに)吹き荒れるので、”桜咲く春”を心から待ち侘びておりますヨ。皆さんも、それぞれにお仕事がお忙しいとは思いますが、どうぞ御自愛くださいませ。

20130218012013021802_2 さてさて、トランク内側のカーペットをすべて剥がされているのは、先日エアコン修理を実況いたしました、Oさまのマセラティクアトロポルテ後期型V6。

 メーカー無償修理が終わって土曜日に帰ってきたナビ本体の再取り付け(それに伴う内装の組み立て)と、インタンク型フューエルポンプに取り付けられたフューエルホースとフューエルストレーナーの交換を、朝から同時上映(笑)にて行っております。ポリシートで養生して作業開始です。

20130218032013021804_2 まぁ、このブログでは、この一連の風景もスッカリお馴染みとなっておりますが、ビトルボマセラティは御覧の様にトランクルームの最奥部にフューエルタンクが位置しております。

 二本の強靭な金属バンドで、写真の様に取り付けられています。二本のボルトをまずははずして、固定バンドを解放いたします。

2013021805_22013021806 それと同時にガソリン給油口とフューエルタンクを繋ぐホースもバンドをゆるめて抜ける様にしておきます。

 フューエルタンク上方を手前に(後方に)引き出しますと、フューエルポンプユニットとフューエルゲージのフロートユニット、それぞれの頭部がようやく顔を覗かせます。まずは、分解する前に各部を目視でチェックいたします。

20130218072013021808 本当は予定に入ってなかったフューエルゲージパッキンの交換が必要な事も判明いたしましたので、先にコレを作業するコトといたしました。

 厳冬である今の時期では、あまり臭いませんが、もう少し暖かい時候ともなりますと、こういったガソリンの滲みは「ツイキーなオイニー(きつい臭いですヨ:笑)」となってしまいますので、この段階で気がついてよかったです。

2013021809_22013021810 はずしたパッキンは、やはり経年により、膨潤してフヨフヨになっておりました。そもそも耐ガソリンの物性を持たせたゴム部材も、永遠の命ではありません。まぁ、かれこれ15年です。ここは、”よし”といたしましょう。

 それでも新品のパッキンを組み付けるとともに、シリコンガスケットを各部に注入・塗布して今後の万全を期しておきました。

2013021811_22013021812 ちょっと閑話休題なんですが、左の写真をちょっと御覧ください。

 普段はカーペットの裏にかくされた、トランク左側奥には、御覧の様に気化ガソリンの濾過経路にチェックバルブが装備されております。コレが詰まると、どこか別のピンホールから気化ガソリンが漏れ出し、なんとは無しに「ツイキーなオイニー」が出てきてしまうコトがあります。もう一つ、フューエルカットオフスイッチと云うのも憶えておいて良いと思います。本来は衝突時など、瞬間的な急減速度を与えるとフューエルポンプを瞬間的に停止させる装置なのですが、リアフェンダーの板金や、デント作業などの時に、ボディを叩いたり、強く揺すったりいたしますとマレにこの安全装置が作動して、エンジンが掛からなくなってしまうコトがあります。ちなみにこの形状のカットオフスイッチがトランク左側についているタイプは、後期型以降のガンディーニクアトロポルテ(エボも含む)と3200GTです。デ・トマソ期ビトルボと、ギブリⅡ、ガンディーニクアトロポルテ前期型ではトランク右側のオートアンテナユニット裏あたりに装備されており、形状、理念ともに違います(端境期のモデルでは必ずしもこうでは無い場合もあり得ますので、参考程度のハナシだと思ってください)。

20130218132013021814 はい、ここからは、いつもの「痛ーい(泣)」工程になってまいります。

 本来の真冬の寒さ+ガソリンで手が濡れ、ソレが気化するコトにより指先の熱が奪われる現象により、その体感的なツメたさは氷点下です。例によって、この作業を遂行中の”ウチの三男さん”はオニの様な形相をしておりますので、半径3メートル以内にはとても近づけません(笑泣)。だから、このあとの写真、今日は撮ってませんので(笑)。

20130218152013021816 と云うワケで、ワタシの方はナビの再取り付け作業を行う電気屋さんのお手伝いです。

 同じクアトロポルテでも、前期型と後期型・エボ系では、1DINユニットの取り付け理念も、ウッドパネルなど内装各部の組み立て順もまったく異なるものです。こちらのタイプ(後期型)では、先にすべての位置関係や配線取り回しをキメてから、最後にウッドパネルを装着するものです。

20130218172013021818 仮に固定して、電源を入れてみました。おお、無事にモニターが顔を出してくれましたね。

 このあとは、ウッドパネルを仮組みしては取り外すの繰り返しで、モニター動作時の周囲への干渉度合(ウッドパネルやエアコンコントローラー・各コンビネーションスイッチ、オートマセレクターレバーとの距離)を最適化してようやく”本付け”となります。・・・と云うワケで、本日この後の写真も撮ってませんので(コレばっか:笑)。

 闘い済んで(日は暮れてない→コレ全部”昼メシ前”なので)・・・あとにはガソリンが沁み沁みのウエスと、交換されたゴムホース・ストレーナー、そして無数のディスポ手袋が散乱しております。午後は、排気漏れマフラーを溶接修理完了し、とりあえず”無罪放免”と云うコトに(笑)。明日もこの調子で頑張らないとね。

 それじゃー、また明日!

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コメント

ここのところ本当に寒さがこたえます。
目、指先、腕、腰、膝等あらゆるところに負担がかかり悲鳴を上げかねないですが
どうぞ無理せず匍匐でお願いいたします。
うまいもん食べて、明日も元気に行きましょう。

 寒いですね。ここのところ連日夜遅いわ、朝早いわで、さらに東北出張し、本日帰還。明日も帰れないわで、今週後半も毎日遅くなるわで。。。わでわで病です。
 ガソリン入ったまま作業なんですね。引火したら大変だから気を遣いますが。そうでなくても触れて痛くなるものがタンク内に仕込まれていますから、機嫌悪くなりますな。かといって、分厚い手袋にビニル手袋では作業し難いし。デポ企業秘密で良い策はないのか。
 最近、西方面にマセラティの中古扱うお店を新しく発見しました(店の文言が凄い)。まだまだビトルボ人気は、陰ながら強いんですね。
 そういえば、Fの308GTB、GTB turbo、Dino308gt4、208gt4が気になります。円安になって、価格が上がって来ていますが。。。

燃料タンク周りは毎度のことながら、拝見しているだけでももう大変痛そうでああもう痛そうです。
タンクの中のガソリンがまるで血の汗滲んでいるように見えます。どうぞ養生して下さい…。

あの穏和な工場長のオニの形相が想像出来ません。よほど過酷(苛酷?)な作業なのでしょう。
ナビの組み付けはややこしそうですね。でも、マセラティの御洒落な内装には違和感の無いインパネ一体型にしたいものです。
うまいもん食いすぎると尿酸値が上がるので大好きなビールもほどほどに糖質とプリン体カットしたヤツを飲んでます。
飲まなきゃもっと健康なのでしょうが。
あ、この前の日曜日にようやくビトルボを洗車しましたよ。
近所のコイン洗車場がやたらと混んでいる上に、コイン洗車機の洗剤が切れておりました。しょうが無いから高圧水洗してクロス拭き。
それでもだいぶ綺麗になりました。そして、秘密の駐車場へビトルボを隠し帰宅。夕食はたこちゃんを真似して鶏つみれ入り味噌鍋にしました。
・・・ワタシの日曜日の過ごし方など、どうでもいい事ではありますが。

あーこりゃ仕事の大トラブルだぁー。まずいぞ。
こんな時間にやっとメール対応終了。
とりあえずクアトロの画像で癒されようっと。

まさに「ツイキーなオイニー」ですね。
私のエボ車も昨年チェックバルブを交換しました。(欠品だったのでユー○スペ○ーズにて購入)
カットオフスイッチ、左にあるんですね…じゃあメーカー発行のマニュアルは記載ミス(右と記載、写真付き)なんですね~

↑マニュアルの記載ミスと言うよりはアドリブ的なノリで頻発する車体の仕様変更にマニュアルの改訂が追いついていないのでは。
そこの点は実際にマセラティの開腹数をこなしているお店(すなわちマイクロ・デポ)のノウハウに負うところであります。

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