はい、こんばんは!今週から”春の陽気”が東京にもやって来るらしいです。しもやけと闘う日々とも、もうじきバイバイ出来そうでうれしいな。昨日曜日は、たまったツカれを消すためにホントは”寝貯め”をしたかったのですが・・・のっぴきならない事情があって朝から出掛けるコトになりました。で、ブログの方も先週に引き続いての”たこちゃんの日曜日”になっちゃいました(コレ一番たいへんなネタなんだよな、実は:笑)。

まー、とにかく、伸びていたワケです、ワタシの髪の毛が。
昨年の年末にイキそびれてから二ヶ月以上の間、ほったらかしにしてたら、いよいよ収拾がつかなくなってたので、なんとか早起きして一番乗りを目指したのは、光が丘警察&消防署前に位置する、いつもの”1000円カット屋”さん。土支田のアパートから競歩ばりのスピードで歩き、開店前にはどーにか間に合ったケド、もう先客が一名。あぶないあぶない。ソレでもヨメと二人して本日の”第1ロット”で散髪をしてもらえました。オモテに出てきて時計を見ればAM9:12分。ヨメが終わるまでの間に周囲をプラプラしていると、目の前の消防署でなにやら看板を掲げようとしているので見に行ってみました。

ほー、ひな祭りイベントなのかな、「一般公開」とある。
やおら、「はしご車」も車庫から引っ張り出し、景気の良い掛け声が聞えてまいりました。
何が始まるんだろうとワクワクしながら見ておりましたら、どうも、本日のイベントのリハーサル中であるらしいです。現行型のハシゴ車なんてのも、目の前で見る機会はなかなかありませんので、コイツはいつもの”クソ好奇心(笑)”を発揮して、じっくりと観察してみるコトにいたしましょうね。

おおっ、よく見ればイヴェコ。こりゃイタ車のトラックブランドやんけ!練馬の高層建築災害は大丈夫なのか?と一瞬不安(笑)になりましたが、やはり、カッチョいいですね。
イヴェコも下にマギルスが付きますとドイツの消防車専門メーカーだそうで、はしごユニット部分は少なくともドイツ製なのか、と妙にヒト安心(笑)。いかにも”リアルサンダーバード”っつー感じで好ましいヨーロピアンテイストのデザインです。
どうも、色々と段取りをしているみたいなので、なにやらスゴイ光景を見せてくれそうな予感。レスキュー隊の格好をしたお兄さんがゴンドラ部分に乗り込みますと、こんなスゴイ事をいきなりヤラかしてくれましたので、その眼福の光景はこちらでどうぞ。
マイクロ・デポのマセラティチャンネル IVECO=MAGIRUSの超速はしご車

そんなお祭り気分も、関係なしに、救急車は勢い良く出動いたします。こういった方々がいらっしゃるんで、我々の日常生活も安心して送れると云うものです。本当に有難うと手をあわせます。
ハシゴ車の方は、所定のデモンストレーションを完了し、この後ルーフ上の所定位置にゴンドラを収納するところまでキッチリと見せてくれました。大丈夫だわ、IVECO。ちゃんと動いてたし。あー、朝からいいモン見せてもらったわいな。

・・・そんなネタで引っ張ってる場合ぢゃ無いよな、今日はこのあとホントに色々あるもんで。
”都営まるごときっぷ”を大江戸線光が丘駅にてまずは入手いたします。700円。大江戸線に乗車いたします。
まずは、”豊島園”に行き、駅の近所に住む叔母のマンションを訪ねます。来週検査の結果、そのまま手術になるかも知れないんで、同意書の保証人になってくれとの事で、まずはそれを達成。

今度は”東新宿”とか云う初めて降り立つ駅へ。オモテに出てもここがドコなのか全然分かりません。
ヨメが云うには、歌舞伎町の裏手、所謂泣く子もダマる”職安通り”とのコトですが、キレイになっちゃったんだねぇー。この界隈に来るのはカレコレ25年振りくらいでしょうか。いまや有名な”新大久保韓流街”の裏手と云う位置付けでもある様です。ちょっと早い時間ではありますが、昼食を採ろうと入ったのは、ヨメが行きつけだと云う”水宝館(スイボカン)”。500円のワンコインランチがウリらしいのですが・・・。

うおー、この入り口はハードル高いわー、ワタシは無理。「ぜーんぜん大丈夫だから、ほれほれ」と導かれ、エレベーターに乗って階上にあがると、意外にフツーで安心しました。
時間が早めだったせいもあり、並ぶコト無く座敷に着くコトが出来ました。今日のランチは”スンドゥブ”なる豆腐のスープ。他にもナムルなどは色々な種類が結構な量でオマケについて来るので、その味とともに大満足(コレで掛け値なしの500円ですから)でありました。食べ終わる頃には、”ジジババ団体客”が大挙して押し寄せ、店内は立錐の余地も無くなってましたので、実は大人気店なのであるのを後から知るコトになりました。

その”水宝館”のすぐ隣には、真新しい免税店みたいなのが建っておりました。コレはヨメが前回来た時には無かった物件だそうです。
韓国の食材や化粧品などを売っているお店でしたが・・・化粧品コーナーはスゴイですね。いきなり、カタツムリ!キツネ!ヘビ毒!って、一体何屋なのでしょう(笑)。目じりのシワを取るためには、万難を排する”元オトメ(笑)の乙女心”には狂おしいほどの情熱を感じずにはおれません。まぁ、世の中の”60代オトメ”が全員「由○かおる」化してくれれば、ワタシにも明るい老後が待ってる様な気もいたしますので、ソレはソレでいいか(笑)。

さらに先を急ぎましょう(って、別段急がなきゃならない用事も無いワケなんですが:笑)。
次に降り立ったのは、”牛込神楽坂”駅。なんで降りる予定の無かった神楽坂なんかに来ちゃったのかと云うと、”都営まるごときっぷ”を持ってるからとしか云い様がありません(笑)。こんな時には途中下車自由自在のフリーきっぷはいいですね。学生時代にプラプラしてたあたりを懐かしい気持ちで散策してみようと思います。

街並みも、マンションが立ち並ぶようになって、スッカリ近代化されてます。そのような中に”まるで昭和テイスト”の商店も、ところどころに健在でウレシイ限りです。
上の写真のすし屋さんとか、この写真の靴屋さんとか、思いっきりいい味を醸し出しておりました。売ってる靴がこれまたスゴイ(写真を拡大して見てください)のですが、どういった客層をターゲットにしているのか、マカ不思議な空間です。

おお、”音楽之友社”はこんなところに本社があるんですね。音楽関係の雑誌や楽譜を出版しているところです。ワタシがコドモの頃に持ってた”バイエル”とか”ブルグミューラー”とかもここのだったのかなぁ。
瀟洒な社屋が、いかにも上品な音楽の殿堂と云う感じに見えてました。ショーケースを拝見すると、”ステレオ”とか、”バンドジャーナル”とか、”モーツアルトの楽譜”などが陳列してありました。

そしてちょっと歩くと大きな鳥居がありました。”赤城神社”と云うところです。
もしや、と思って、ロケ地巡りネタのブログを調べてみる(ブログ主の方、有難うございます!)と、ワタシが最近ハマっている懐かしの石立鉄男ドラマ「気まぐれ本格派」に登場している神社そのものの様です。当日の境内ではフリーマーケットが行われており、敷地の隣には大きなマンション。本殿はガラス張りのハイテックな佇まいで、すっかりドラマ収録当時の面影はありません。

そのマンションの一階にはこんなにオシャレなカフェレストランがあり、境内を見ながらお食事が出来る状態です。
ちょうど日曜日の御昼時でしたので、店内も賑わって盛業の様子。
その「気まぐれ本格派」には森川正太さん演じる”神社のドラ息子”と云うキャラクターが出てくるのですが、石立鉄男さんとか、その弟役の秋野大作さんから通称”神社のバカ(これもストレート過ぎるあだ名だけど:笑)”と呼ばれて、次々と想いを寄せるヒロインたちからも軽くアシラワレル様な役柄でした。神主を目指すため大学には6年通っているのですが、卒業試験(しかも追試)をなんとかするために、石立さん他が一致団結して「一週間の詰め込み教育」をするハナシは抱腹絶倒の面白さでした(その甲斐も無く、結局また留年するんだけれども・・・:笑)。

花沢徳衛さん演じる「当代の神主」さんは、跡取りムスコの出来の悪さにアキれつつも、親バカを発揮して結構”大アマ”なお父さん。
「ちゃんと勉強するから」と云うセガレの言葉を信じて、「ポルシェ924」をあてがってやったりしています。ドラマの作られた時代がちょうどスーパーカーブームの真っ只中であったコトもあり、この黄色いポルシェが神楽坂界隈に停車してあると「かっこいい!!」とコドモたちが群がる描写も随所にあったりして、なかなかに微笑ましいモノです。現実の赤城神社は、35年以上経過した現在には御覧の様に隆盛を極めている様なので、本物の跡取りさんはかなり敏腕な方であったのでしょう。ドラマに描かれた有様を見て「なにをー!!」っと奮起なさったのかも知れませんね(笑)。ハイテック(コレも80年代的死語だけど)なマンションのすぐ隣には、いかにも昭和な民家が普通に建っていました。

飯田橋の駅方面を目指して、さらに歩みを進めます。
ああ、このパチンコ屋さんと並びの和菓子店もドラマ内には”甘味処”としてたびたび出てくるお店でした。
さすがにパチンコ屋の方は、外装が変わっておりますが、和菓子屋さんは往時の画面に出てくるモノと寸分も違わぬ外観です。コレはスゴい発見でしたので、思わず飛び上がって喜んでしまいました(ワタシ、やっぱアホ?)。

ちょっと路地に目を遣りますと、なにやら行列が出来ております。「コレなに?」とワタシが尋ねますと、「ああ、ちょっと有名なクレープ&ガレット屋さんらしいわよ」とのコト。
その行列の対面には、いかにも敷居の高そうな居酒屋が。ヨメによれば、ここも有名なお店だそうです。立派な縄のれんと看板が、お店の歴史を偲ばせます。こんなところでカッチョよく御銚子でも傾けてみたいモノではありますが、財布に紙のお金がいつもほとんど入って無い有様ではとてもコワくてこんなところにゃ入れません(カードも使えなさそうだしな:泣)。

さらにさらに坂を降りると終点に神楽坂の由来書きがありました。
学生時代には、あんまり真剣にこの界隈を探索したコトが無かったので、30年振りに色々とベンキョーさせて頂きました。だけど、ずいぶんと変わっちゃったよな、このあたり。飯田橋の駅の方を眺めても、なんとなく面影こそあるのですが、こんなだったけかなぁーと云う感想しか出てまいりませんでした。

地下鉄の入り口、その対面には何気なく”モスバーガー”があるのですが、ここが石立さん達主人公の経営する”清水貸衣装店”の現在の姿だそうです。
元々はホントに貸衣装屋を営む店舗を借りてのロケだったらしいのですが、同店は九段下に移転盛業中だそうで、建物の方はスッカリ模様替えされてしまいました。そりゃ、40年近くも経過すれば、街もヒトもスッカリ変わってしまうよな。

”外堀通り”に出て、市ヶ谷方向に目を遣りますと、これまた御立派に変わり果てた(笑)母校が見えます。ゲバ棒持った学生が闊歩していた時代も遠くになってしまいましたね。まあ、いっか。
飯田橋の駅周辺は、いまだに再開発の真っ最中と云った感じで、次々と旧い建物が失われていってる様子です。ああ、この旧いMGをディスプレイしたカフェはムカシのままだ。懐かしいなぁー。

はい、神楽坂ストリートと並行する様なカタチで走る路地の入り口にあります「ギンレイホール」はいわゆる”名画座”で、コレはムカシの場所にそのままあるけどこんなにキレイぢゃ無かったよな。
そのまたさらに横の路地を入りますと、同じ建物にはもう一つの”入口”がございますが・・・えー、こちらは”次週上映のポスター”にモザイク処理が必要なタイプの”迷画座(笑)”でございます。はい、ワタシ学生時代にお世話になりました(キッパリ!)。当時は3本立で学割300円くらいだった様な気がいたしますが、この写真を撮ってる間にオモテに出てきた人々の平均年齢は75才(笑)といったところ。学生の需要はほとんどゼロでありましょう。まだ営業してたのか、当時でもちょっと入れない雰囲気だったけど。中のポスターには「山○ルシア」などの懐かしい名前(もはや、ワタシの背中には”りゅたろう先生”しか着いてきてないと思うけど:笑泣)が・・・。
コホン!当ブログは”かくちょーの高さ”が売り物でありますので、お遊びはコレくらいにして・・・大江戸線の飯田橋駅で電車を待ちます。この段階でPM1:30くらいかな。
午前中だけでも、ここまでで結構ハラいっぱいの行程をこなして来たワケなんですが、果たして夕方に向けてはどうなってしまうのでありましょうか。
なーんにもキメて無い様でいて、そんな中にもボンヤリとはやってみたいコトがある。そんな時のための”フリーきっぷ”です。日頃から好奇心のアンテナを全開にしておかないと、ものすごくつまんないコトにもなってしまう危険性がありますよね。でもね、「行き当たりバッタリはホントに面白いですよー」とワタシは思う。
それじゃー、また明日!